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2021-08-01

マンガ「この巻がすごい!」大賞

思いついたから書いてみました。記憶をもとに書いているので間違いがあるかもしれない。

1巻 テルマエロマエヤマザキマリ

2巻 ヘルシング平野耕太

3巻 僕といっしょ古谷実

4巻 ジャイアント山田芳裕

5巻 デビルマン永井豪

6巻 チェンソーマン藤本タツキ

7巻 名探偵コナン青山剛昌

8巻 鬼滅の刃吾峠呼世晴

9巻 チェンソーマン藤本タツキ

10巻 ナニワトモアレ南勝久


解説増田さん、お願いします」

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1巻 テルマエロマエヤマザキマリ

その他のノミネート作…岳(石塚真一)、大奥よしながふみ)、ママはテンパリスト東村アキコ)、ハイスコアガール押切蓮介)、童夢大友克洋

「全てのマンガに1巻はあるわけですから、当然のことながら最激戦区。中でも『面白い1巻』というのは、どうしてもインパクト勝負になります。その中でも『テルマエ・ロマエ』の衝撃は群を抜いていました」

「1冊の短編として完成度の高い『大奥』や『ハイスコアガール』、ギャグ漫画としてのインパクトの高い『ママはテンパリスト』等、ノミネート作品を見ると、マンガ大賞候補作が圧倒的に強いという結果になりましたね。『岳』は全巻面白いです」

良識ある大人は『童夢』か『AKIRA』を選ぶと思います。もちろんどちらも最高に面白い

ノミネートはしてないけど個人的には『黒執事』1巻の出オチ感めちゃくちゃ好き」

2巻 ヘルシング平野耕太

その他のノミネート作…三月ライオン羽海野チカ)、プラネテス幸村誠

「『ヘルシング』2巻はバレンタイン兄弟編です」

「これはもう、世代ですよね。キン肉マン世代聖闘士星矢世代ドラゴンボール世代スラムダンク世代。色々ありますけど増田ヘルシング世代なんです」

「一度でいいから言ってみたい、『小便は済ませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?』」

「『三月ライオン』と『プラネテス』の2巻は魂が震えます主人公が悪役みたいなことを言うところって燃えますよね」

3巻 僕といっしょ古谷実

その他のノミネート作…なし

「『稲中』の古谷実ギャグ漫画から離れはじめた巻です。この巻のギャグシリアスの混ざり具合が一番好きです。もちろん地獄の4巻も最高」

「他のノミネート作はなし。正直圧倒的じゃないですか?世界のポンジュノが『映画化したい』って言ってるんすよ」

4巻 ジャイアント山田芳裕

その他のノミネート作…団地ともお小田扉)、花田少年史一色まこと

「とにかく『ジャイアント』4巻に収録されている『第35撃 野球が好きでよかった。』は全人類に《紙で》読んでいただきたい。見開きという快感。ページをめくるという快感。誇張された表現マンガを読んで得られる快感が全て詰まっています

「『団地ともお』4巻は傑作揃い。人気エピソードが異常な密度で詰まっています。『花田少年史』4巻で涙ぐまない奴は人間じゃない」

5巻 デビルマン永井豪

その他のノミネート作…僕のヒーローアカデミア堀越耕平)、バキ(板垣恵介

「《デビルマン 5巻》は全マンガ中で一番面白い巻です。先の展開を何も知らずに読んだ過去自分を褒めてやりたい」

「どうやら少年マンガは5巻で一度最初ピークがくるらしく、特にジャンプの人気作はだいたい面白いです。中でも『僕のヒーローアカデミア 』の『轟焦凍オリジン』の盛り上がりはすごい」

『バキ』の5巻は花山スペック戦の決着巻。はたして《バキ 5巻》とカウントしていいものか?という当然の疑問をねじ伏せる面白さがあります

6巻 チェンソーマン藤本タツキ

その他のノミネート作…なし

「屈指の名エピソード《レゼ編》収録。リアルタイムで読めたことに感謝していますアニメ期待してます

7巻 名探偵コナン青山剛昌

その他のノミネート作…なし

「屈指の名エピソードピアノソナタ『月光』殺人事件》収録巻です。この巻がなければ『名探偵コナン』は国民アニメになっていないのではないかと思います

8巻 鬼滅の刃吾峠呼世晴

その他のノミネート作…ワンピース尾田栄一郎)、カイジ福本伸行

少年マンガ最初ピークが5巻とすると、二度目のピークは8巻にあるらしく、どの作品も盛り上がりがすごい。中でも『鬼滅の刃』8巻は《無限列車編》クライマックス煉獄さん…!」

「なお『ワンピース』は《海上レストラン編》クライマックス。『カイジ』は《鉄骨渡りクライマックス。連載1周年を迎え、安定した人気を得たあとに描かれる気合の入った長編クライマックスが8巻にまとまっている気がします」

「6巻7巻の『その他のノミネート作…なし』はその皺寄せのような気もする」

9巻 チェンソーマン藤本タツキ

その他のノミネート寄生獣岩明均)、へうげもの山田芳裕

「『チェンソーマン 』9巻は《銃の悪魔編》」

「この手の記事暗黙の了解として『同じマンガ・同じ作者はなるべく避ける』とか『最近作品は避ける」ってあるじゃないですか。ミーハーみえるし、馬鹿みえから

「でもねえ、仕方ないよねえ」

「『寄生獣』9巻は実質的な最終エピソード(9巻はエピローグだと思っています)もちろんめちゃくちゃ面白いです」

「『へうげもの』は利休の死が描かれる巻。『ジャイアント』4巻同様、マンガにおける快楽が詰まっています

10巻 ナニワトモアレ南勝久

その他のノミネート…なし

「『ナニワトモアレ』は走り屋『環状族』を描いたマンガです。《ザ・ヤンマガ》的なクルマケンカとオンナと下品冗談を経てこの10巻では丸々1巻かけて引退パレード中に起きた交通事故とその顛末が描かれる」

「実際に環状族だった作者の経験が下敷きにされていると思われます。この巻にだけ《作者によるあとがき》があります

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疲れてきたのでこのへんで。

以降は

11巻 喧嘩家業(金隆山)

12巻 ダイの大冒険(ポップのメガンテ

13巻 ベルセルク(蝕)

と続きます

こちらからは以上です

2014-09-08

ヤンマガは不良漫画を減らすのか?

ナニワトモアレが終わった。女神の鬼も終わった。

新しくセブンスターが始まったりしたが、アレはヤンキー漫画仮面をかぶったモラトリアム漫画だ。

田中宏はキッポの本格連載でヤングキングに帰って行ったが、南勝久は次もヤンマガだろ。他の雑誌に似合わない気がする。

で、南勝久は次に何を書くのだろうか。

不良漫画以外の引き出しがあるのか。

新宿スワンの作者が、まさかファンタジーを書くとは思わなかった。

ヤンキー漫画を減らすヤンマガは、南にもファンタジーをかかせるのだろうか。

 
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