日米50レシピ近くを見比べつつ、友達のアドバイスをもらいつつ、
楽な方法とメンドクサイ方法の両方あったら、すべてメンドクサイ方法で行うという、
とにかく時間と手間をかけることに快感(エクスタシー)を感じるドM仕様。
ちなみに仕上がりは、自画自賛だけど人生で食ったターキー(累計10回くらい)の中では
おそらくマネする人いないと思うけどね。
【考え方】
・米やパンなどの定番スタッフィングは詰めて焼くと肉汁を吸ってパサパサになりやすいし、
焼きが難しくなる(生米になりやすかったりお腹の肉の火の入りが甘くなりやすかったり)ということなので、
・焼きは低温で長時間。最後にパリッとさせるために高温で表面を焼き上げる。
【大まかな当日までの流れ】
・食べる4時間前 焼き始める
・焼きあがったら ソースを作り始める
・盛り付けて完成
【準備する機材】
・漬け込み用の寸胴20リットルサイズ(無い場合はバケツでも可)
・おなかを縫い付けるためのタコ糸と針
・肉の温度を測る温度計
デロンギの20Lサイズのコンベクションオーブンが3万円以下で買えるので
家にオーブン欲しい人は、それ買っても良いかも。
【お買い物】
それ以外の時期に焼きたい時はネットで購入するのが良いかな。
【4日~3日前】
カチンコチンの冷凍ターキーを冷蔵室に移して、48時間かけてゆっくりと解凍。
ざっくりの目安としては1キロあたり5時間というのが相場らしいけど、
こないだ作った4.5キロ玉は1日(24時間)で解凍しなかった。
ちなみに、常温解凍は絶対にNG。中まで解凍する間に外側が菌の繁殖適温になり、
【2日~当日朝】
さっそく取り出してところだけど、
・ブライン液の作り方
ブライン液は3.8%の塩分濃度になるように作成(5%の塩分濃度のレシピ多いけど、
漬け込み時間を長めに想定しているため、薄めのブライン液にする。)
濃いめで調整する場合も5%を超えないように作ったほうがいい。
○分量
・水:8リットル
・塩:300g
・月桂樹の葉:3枚
・粒コショウ:30粒
・オレンジ:1個分輪切り
・レモン:1個分輪切り
・リンゴ:1個分薄切り
首の所にレバーと砂肝が入ったビニールが付いてるので取り出す。、
また、おなかの中に首の肉が入ってるので、こちらも取り出す。
ターキーのお腹に血の氷とかができてたりするので、きれいに洗う。
完全に肉が被るようにするのでターキーが入る大きなバケツなり寸胴があると便利。
ターキーはこの後、漬け込んだ状態で冷蔵庫に入れるのでゴミ袋を予め寸胴やバケツにかぶせておき、
相当重いので破れないようゴミ袋は2重~3重にしておくと良いと思う。
外+氷で温度が4度以下になるようにして保存する。
【前日夜】
当日だとバタバタするので、スープ取り~お米炊きまでは前日のうちにやっておこう。
○分量
・水:3リットル
・ターキーの首肉:1個
・ターキーの砂肝:1個
・セロリの葉:1本分
・にんじん乱切り:1本分
・生姜乱切り:1パック
・ニンニク(潰す):4~5個
・鶏がら:1羽分
・インディカ米:300g
・玉ねぎ荒みじん切り:1/2個
・ニンニクみじん切り;2個分
・カシューナッツ:適量
・レーズン:適量
・バター:50g
・クミン:小さじ1
・カルダモン:5個
・クローブ:5個
・塩:適量
・白胡椒:適量
<前日仕込み>
1)鍋に水をはり、ターキーの首肉、レバー、砂肝、鶏がら、セロリの葉、にんじん、
生姜、ニンニクを入れて、強火。序盤のどす黒い灰汁を取りながら煮込む。
水かさが減ってきたら、水を追加。そのまま4~5時間煮込んでいく。
その間に出汁をザルを使って濾す。(キッチンペーパーで濾すと油まで取れてしまうのでザルでOK)
3)ターキーが冷めたら首肉を手でほぐす。中に骨が入ってるので、それは捨てる。
4)2)で取ったスープを沸騰させ、インディカ米をその中に入れ、
少し芯が残るぐらいまで7~8分茹でる。
5)茹であがったらざるにお米をあけ、もう一度鍋に移して弱火で水分を飛ばす。
なべ底がパチパチ言い始めたら火を止めて蓋をして15分蒸らす。
※首肉と内臓は合わせてオリーブオイルかけて乾燥しないようにして冷蔵庫に。
茹であがったインディカ米もタッパに移して冷蔵庫に入れておく。
6)にんにく、玉ねぎをみじん切りに。パプリカ、セロリは賽の目に切る。
7)フライパンにバターとクミン、カルダモン、クローブを入れて弱火で熱し、
8)スパイスの香りが立ってきたら、ニンニク、玉ねぎを入れて弱火のまま炒める。
9)玉ねぎが透き通ってきたらセロリ、パプリカと前日仕込んだターキーの首肉のほぐし身と
レバーと砂肝の賽の目切りを入れて、軽く塩を振り中火で炒めます。
10)野菜がしんなりしてきたら、お米、レーズン、カシューナッツを入れて、さらに中火で炒める。
【当日】
いよいよ当日。遅くともパーティの5時間前くらいには準備に取り掛かろう。
<Point3>ターキーのお腹につめる果物&香草の作り方
○分量
・たまねぎ1/2個
・りんご1個
・ローズマリー4本
・セージ4本
・タイム2本
・パセリ4本
・お湯240ml
上記の材料を耐熱ボウルに入れてラップをはり、電子レンジで5分加熱。
(ターキーのお腹の中にこれを詰めるのですが、お湯ごと詰めることでオーブン内の水分が保たれてやわらかく焼きあがるそうです)
■ターキーに詰めよう!焼こう!
○分量
・バター:150g
・オレンジ串切り:1個分
・リンゴ串切り:1個分
・レモン串切り:1個分
・玉ねぎ串切り:1個分
<グレイビーソース>
・肉汁:適量
・醤油:適量
・水溶きコーンスターチ:適量
キッチンペーパーで水分を良く拭き取る。
2)バターを4~5枚5ミリの厚さにスライスし板状に。残りをとかしバターにする。
3)ターキーの胸側の皮と身の間に手を突っ込み、板状のバターを挟み込む。
4)とかしたバターを刷毛で表面に塗る(ターキーが冷たいので垂れずに固まると思います)
5)おなかの中に<point3>で作った果物と香草を詰めて、お湯も一緒に詰める。
7)ターキーの足が離れないようにタコ糸で縛る。手羽も同じように縛る。
8)天板にクッキングシートを敷いて、ターキーの胸肉が下になるようにセット。
9)ターキーの周りに串切りにしたオレンジ、リンゴ、レモン、玉ねぎをちらす
10)オーブンを170度に温め、ターキーの乗った天板を入れる。
11)100分焼いたところで一度、様子を見る。
ももの一番分厚いところの中心にめがけて温度計を刺して65度を超えていたらOK。
まだまだだったら、さらに20分ずつ様子をみながら焼いて65度を超えるまで焼く。
※ちなみに、このターキーを焼いている間に、付け合わせのライススタッフィングの仕上げをしてください。
オーブンから取り出して、ターキーをひっくり返し胸肉が上になるようにし、
とかしバターを上に塗る。
13)オーブンの温度を245度に上げてターキーを再び入れて10分~20分焼く。
表面がぱりぱりになったら焼き上がり。
14)オーブンからターキーを取り出しお皿に盛り付けてアルミホイルを被せて、
17)1/2くらいまで煮詰めたら、醤油を入れる。
味を見ながらポン酢よりちょっとしょっぱいかなくらいまで醤油入れます。
18)水溶きコーンスターチを入れてとろみをつけたら
【盛り付け】
笑った。その方法もひとつだけど、他にも色々方法はある。 そう遠くない未来に分かる日が来ると思う。