はてなキーワード: ちもととは
お友だちに誘われて、前日まで行く予定にしていなかったのに急遽行くことになった。
こちらオリコンチャートにのるような音楽には全く詳しくない宝塚オタク。音楽番組は紅白を家族が観ていたら観る程度。Perfumeはもちろん知っている。好きな曲もある。だから、物は試しにと行ってみた。
ちなみにコンサートなるものに行くのは高校生の時親に連れられて以来という、まぁ、なんていうか、私の人生から縁遠いものだ。
「どんな服でいったらいい?」「動きやすい服でいいよ」
そうか、コンサートとは動くのか。普段は宝塚しかみない私はその時点で新鮮だった。私たちはお芝居の間中背もたれから背を浮かすことすら禁止されている。後ろの人もちゃんと楽しく観劇するための当然のマナーである。
何を持っていけばよく分からないからとりあえず、普段宝塚を観劇するために持っている倍率10倍のオペラグラスを持っていく。
京セラドームでたった倍率10倍がどこまでの効果を発揮するとか、私は知らない。そもそも京セラドームの広さを私は知らない。
貰ったチケットには@塁と書かれていてそれに驚く。塁!そうだ!!ここは野球場だったのだ!!!という新鮮な驚き。
上手下手ではないらしい。一つ賢くなった。
そして席に着く。なんとか手持ちの10倍オペラが有効に使えそうな距離だった。近い。と思った。ちなみに宝塚なら劇場からはみ出てる程度の距離感ではある。それでも、なんだか近かった。
コンサートの前にチョコラBBのCMが画面に流れそれに手拍子で応える観客。私はこんなに熱いCM鑑賞を初めて見た。私も手拍子しておく。
コンサートの内容についてはどこまで話していいか全くわからないし、曲名も知らないままのものが多かったので割愛。
3人しかいないのにお衣装チェンジとかどうするんだろう、宝塚みたいに着替えている間に違う人が場を埋めてくれるとかできないよな、とか真剣に悩んでいたけど、すごくうまいことなってた。凄い!!っていうかなんでも宝塚基準で考えるのやめよう自分。それ、狭い世界の話だから。
良く知らないけれど、それでもその場の空気に適当に乗ることにためらいがない私はずっと手拍子したり手を振ったりキャーって言ってみたりして、凄く楽しかった。同じアホなら踊らにゃ損損。
楽しかった!!かしゆかもあーちゃんものっちもみんな可愛かった!!本当にお人形さんが動いている。
この会場の大きさに対しあーちゃんもかしゆかものっちもとにかく小さいなと思った。別に本人が無力とかそういうことじゃない。本当なら一人5メートルくらい必要だと思う。それでも足りないかもしれない。
3人だけの力じゃなくて、映像や音響の力もあっただろうけど、たった3人でこのおっきな会場を埋めて、満たしていたPerfumeは本当に凄い。
大きなスクリーンでは踊る3人の表情が観れる。それでも、表情も確認できない、オペラをつかってなおバービー人形のようにしか見えない3人を観ている時間が長かった。必死に踊っている3人はとても近くて、遠かった。
凄いなって思った。
そして、何よりこの3人はとてもファンのことを思ってくれてるなと凄く感じた。
宝塚の舞台でもジェンヌさんはよく「ファンが大事」と言ってくれる。でも、ファンとして信じきれない時がある。
だけど、3人のコンサートは、私が本当のファンではないちょっと離れた距離から観てたからかもしれないけれど「こんな大きなドームをたった3人で埋めてしまえるほど凄い子たちにとっても、ファン一人一人は大事な存在なんだな」と本当に随所から伝わってきた。
もうちょっと、自分の大好きな宝塚のジェンヌさんたちの「ファンが大事」という言葉を「はいはい、社交辞令ですね」とか思わずに受け止めようってちょっと反省した。
ライブ、凄く楽しかったのです。言いたいことはいっぱいあって、連れて行ってくれた友人にもありがとうって凄く言いたいし、他にも書きたいことはたくさんあるけれどどこまで書いていいのか分からないからこんな適当な感想になってしまった。でも、面白かったことを誰かに伝えたいからここに書いておきます。
こんなにも反響があると思っていなくて少し驚いています。読んでくださってありがとう。そしてPerfume愛されてるなぁ!!!
一応言い訳なんだけど、ジェンヌさんたちの「ファンが大事」という言葉が本心でないとは思ってないよ。みなさん、心底言ってくれていることは本当は知っていて。
ただ、中にいすぎて外からその姿がどう見えてるかわからなくて、(すでにのめりこんでいるというのに)のめりこむのも怖くて「はいはい、社交辞令ですね」と受け流してしまうのだと思う。もちろん、Perfumeの3人とタカラジェンヌではファンとの距離とか思いの返し方は全く違うので比べるだけ無駄なのかもしれないけど。
タカラジェンヌだっていろんな人がいて、いろんな返し方をしてくれているし。
でも、そういう物事をベタに受け止められなくなっている自分に気付かされたライブでもあったのです。もうちょっと、ベタに受け取った方がいいなという反省。
宝塚も独特だけどとても面白い世界なので興味を持ったらお近くのヅカヲタまで声をかけてみて下さい。すごい勢いで宝塚の世界に案内してくれると思います(笑)
なんか連絡とれねーなと思って、友達の彼女にメールしたらそういうわけだった。
クスリをやってることは知っていた。
でもそれが彼の生き方ならしょうがないだろうと、特に強くは止めてこなかった。
彼が、ある年齢に達したら死のうと決めていることを、知っていたのもある。
悪いことをしたのは彼だけれど、知っていたなら、どうしてあなたも止めてくれなかったのかと思ってしまう、と。
彼女の怒りももっともだと思うし、責められる前から自然と謝っていた。
面会に行くか、迷っている。
怒って、踏み込んでいいのかわからない。
彼のことはとても好きだし、助けてもらってきた。
仲良くしてきたけれど止めなかった自分を、薄情と罵る気持ちもとてもわかる。
やっぱり、面会に行こう。
謝って、そして怒ろうと思う。
妊娠したと聞いて僕は
「おーそうか」
なんて冷静に言おうとしたけどすぐに涙がでたんだ。
決して口には出さなかったけど、なかなか子供を授からないことでママは自分を責めていた。
僕はそれには気がついていないふりをしてきたから泣いたらダメだったんだけど我慢できなかったんだ。
君は生まれる前から、ただママのお腹にいただけで僕達二人を幸せにしてくれたんだよ。
それからの十月十日は毎日パパとママは君のことを考えていたんだ。
そして君の服を買ったり、家を清潔にしたり、
すべてが君を中心に動き始めたんだ。
トイレに行っても手を洗わないような僕が
毎日うがいと手洗いをしたのもママに風邪を移さないためだったんだよ。
僕は誰にでも早期流産の割合が15%もあるなんて知らなかったんだ。
病院で検査があって、ママからの報告メールがあるたびに本当にビクビクしながら開封していた。
心臓の音なんかも聞かせてもらったし、
まだ数cmの君が手を上下させる映像は最高のアクション超大作だったよ。
つわりで体中に湿疹ができたこともあった。
ママの腕や腿は正常な皮膚が見えなくなるぐらいひどい状態にまでなったけど
刺激の強い薬が使えないから痒くて眠れない夜もあった。
「大丈夫、絶対に良くなるよ」
と初めて根拠のないウソをついたんだよ。
あの時は僕はこんな日が半年以上も続くなら無理だと思ったけど
そんな辛いこともあったけど、君がお腹にいることで、
僕はもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんたちもとても幸せだった。
僕らは顔を合わせるたびに君の話をしたんだ。
君の体重がどうなったとか、性別はわかったのか、名前を決めたのかとかね。
君の体重が1g増えるだけで幸せだったんだ。信じられないだろう?
そして君の家族はみんな君が生まれることを1年近くも心の底から願っていた。
僕たちは君に会えるのを本当に楽しみにしていた。
ついに君が生まれた瞬間はもちろんみんな泣いた。
うれしくて。うれしくて。
生まれてきたことがうれしくて、僕もママも、おじいちゃん、おばあちゃん、ひいおばあちゃんまでが泣いたんだ。
これはあまり伝えたくないけど、僕は君の出産中あまりに懸かっているものが大きすぎてうろたえていた。
院長先生に「パパしっかり」といわれてやっとか細く2回だけ「がんばれ」ってママにいったんだよ。
こんなことを綴って結局何がいいたいかっていうと
要は君はなにかを成したりしなくても、なにか努力しなくても意味がある存在だってことだ。
君が生まれるだけで神に感謝して涙を流した人を少なくとも僕は8人も知ってる。
そして実は君が生まれることを通じて僕自身も生まれて初めて自分は生きていていいんだと感じることができた。
もし君が自信をなくしてたり、不安を感じることがあったらこのお話を思い出してほしい。
本当にうまれてきてくれてありがとう。