「和解契約」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 和解契約とは

2016-12-08

[] H26民訴コメント(アンサー)

H26

加藤いわく、この年の問題は、現場志向要素が過去問の中で最も強いので、あんまり復習する意味は乏しいらしい・・・

設問1

・この問題は、①取引行為訴訟手続きの違い、②手続き不安定を招く、③司法上の契約とそれを裁判所に陳述するという側面があること、の誘導がなされている。問題文に3つ以上誘導がある場合は、誘導グルーピングするといいらしい。本件でいえば、①②が、判例についての消極的理由付け、③が積極的理由付けとなるようです。

③については、訴訟上の和解につき表見法理の適用否定した場合訴訟行為としては無効である一方、私法上の和解契約としては表見法理の適用により有効となる。そして、和解互譲訴訟上の和解の効力も踏まえて決定される。その結果、原告和解契約上の義務の履行を確保するために再訴提起の負担を強いられる一方で、被告和解契約上の義務の履行を先延ばしにすることができることになり(執行力ないので)、互譲をした前提が大きく崩れてしまう。これが不合理な事態であり、こういうのを具体的に書けると点数が跳ねるみたい。答案だと1(2)(ウ)の部分の複雑な法律関係を生じさせてしまう、っていう部分、ここを具体的にできたらもっとよかったかも、という感じです。そこまでかけなくても合格点は超えると思うけども。

・あと、(ウ)の部分は、①の誘導とは別の誘導記述なので、別個の項目で書いた方がよいと思います

設問2

1(1)イ、のあてはめ部分の道徳的合理性、というのは少し苦しいような印象を受けます加藤は、和解が対価性を有する互譲であればOKという規範立てて、謝罪は死傷良心の自由に反する内容のものではないから、減額と対価性あり、と書いてました。

単に合理性があれば~という感じだと、何をあてはめているのかわかりずらいし、採点実感もあんまり合理性、という規範はよくない、みたいなこといっていたようだから可能であれば、抽象度を下げた規範を定立してあげたほうがいいかもしれないです。

設問3

・1の部分の既判力によって遮断される、っていう原則は、こういう風に既判力が作用するから遮断されるよという風に説明してあげた方がいいと思う。

現場思考問題として2以降の論述は十分三段論法になっていて読みやすかったです。ただ、現場思考問題で1ついうことがあるとすれば、既判力の問題原則に反することを論じさせる場合には、既判力の正当化根拠からも、こういう例外を認めていいんだよ、っていうのを書いてあげた方がよりよくなると思います

2011-08-17

続々・不正コピー内部告発した(完結)

うっす。

http://anond.hatelabo.jp/20100210073719

http://anond.hatelabo.jp/20101008170501

と、アドビソフト不正コピー疑惑内部告発のてんまつを記した増田だ。


今回は皆に、その後の報告をしたいので、記事を書く事にした。


あれからずいぶんと時間が空いたけど、先月ごろにふと、ケータイメールが来た。

身内以外からメールが来た時の着メロが鳴ったので、ふと何事!?と身構えたけど、メールアドレス

BSAの字が含まれてたので、『ああ、例のアレね』と納得した。


ちなみに、グーグル検索でひっかからないように、文面の表現微妙に変えてある。そこは察してくれ。

××様

先日はBSAへの情報提供まことありがとうございます

先の件ですが、(株)●●社とBSA会員企業間におきまして、和解契約の締結が

完了いたしましたので、お知らせします。


なお、ご希望場合は、僅かではありますが謝礼を用意させていただきますので

こちらのメールアドレスにお振込先の銀行口座・名義などをご連絡いただければ幸いです。


また、BSAでは啓発活動を兼ねて、ノベルティグッズの配布も行なっております

こちらの受領をご希望場合は、その旨・ならびにご住所もお知らせ下さい。


(以下、委託を受けた法律事務所の住所など)

ということだ。


謝礼額は、3万円だった。

多いか少ないかは判断割れるところだけど、自分としてはべつに、報酬狙いで告発をしたわけでもないので。


あと、ノベルティだけど、BSAロゴが入ったキーホルダー名刺入れ(アルミ製)だった。

どうでもいい事だけど、さすがにこういうのは、人前じゃ使えないぞ、BSA…。


最後になりましたが、長々と続いた話も、これで本当にお終いです。

読んでくれたみんな、ありがとう


《追記》

http://anond.hatelabo.jp/20110823150638

こういった形で、あとに続いてくれる人が居るのは心強いです。

いざとなればOpenOffice.org(あ、いまはLibre Officeか)などがあるんだし、MSオフィスを買うのが惜しいならそれを使うように

上司に勧めるのも、不正コピーをやめさせる一つの方法かもしれないので。

《2015.Apr.14th》

さて、このタイミング告白させていただいてよろしいでしょうかね。この『増田』も、id:guldeen でございました。

2010-07-19

生まれて初めて父の死因を知った。

 なんか色々と混乱してて何から整理していいのかわからないから、書き出してみることにした。

私は1992年生まれの17歳(大学受験生)で、父が死んだのが1996年で3歳の時。今は2010年だから、14年経ってる。

父に関する記憶は、ほとんど無い。あるとしても、棺が焼却炉に入っていく場面しかもう覚えていない。

17年間生きてきて、母から父については何も教えてくれなかった。「3歳の時に事故で死んだ」くらい。

だから私は周囲の人が「父はこういう人だったんだよ」と言ってくれるのを頼りに、自分なりの父親像を描いていた。

きっと父がいたら、こうしているだろうな、とか。父さえいれば、とか思ってた。

 そんなこんなで今日2010年7月、私が家の掃除をしていたら、いつも閉まっているはずの金庫が開いていた。

母が書類を持ってどこかへ急ぎ足へ行ったことから、急いでいて鍵を閉めるのを忘れていたんだと思う。

私は興味本位でその金庫を覗いた。するとそこには、家の契約書?とか保険?の書類とか、そういうのがいっぱいあった。

なんだつまんないと思いながら見ていくと、埃がかぶっている分厚い真っ黒のファイルを見つけた。

すると、父に関する書類がたくさん出てきた。遺産相続和解契約書、戸籍新聞の切り抜き、資格の何か免許書?、献血賞状、弔辞…

見るのが怖いと思いつつ、開けちゃったから見ちゃおうという好奇心から、全部読んだ。

それが間違いだったのかもしれないと今思ってる。

 父は××運輸で働いていたらしい。色々な資格証明書があった。どんだけだよ。

父の昔の写真も出てきた。女装とかどんだけだよ。

父は献血が好きだったようだった。表彰状があった。126回ってどんだけだよ。

父は学生時代から行動派だったようだ。毎週キャンプとかどんだけだよ。

そこには私が教えてもらった父と、知らない父とがいて、とても面白かった。

生きていればよかったのにって思った。

 父の死因が明確に記載されていた書類を見つけた。

平成8年×月×日、××町にて、ブームを倒して駐車中の40tクローラークレーンオペレーターが、10tトラックで入荷してきた止水矢板を卸すため、ブームを約33度に上げたうえで、40tクローラークレーンを約7m前進し停車したところ、その反動で主巻ボットブロックフットピン部に固定してあった台付ワイヤーが切断し、ボットブロックが前方にふられて、荷姿の写真撮影中の故 父の名前 氏に当たり、同氏は午前8時10分頃死亡した。」

はっきり言って、これの意味が全く理解できなかった。でも、次の新聞記事で少し理解した。

「作業を始める前に、クレーンの重さ約三百五十㌔のフックが、近くにいた父の後頭部を直撃、父は脳挫傷即死した。警察の調べによると、クレーンの運転手が、フックを固定していたワイヤを外さずにアームを上げようとしたため、ワイヤが切れ、反動でフックが振り子のように動いて、約五㍍離れたところで作業報告用の写真撮影をしていた父に当たった。父はヘルメットを着用していたが、フックがぶつかった際、はね飛ばされたという。」

この時昔の記憶が一気に戻ってきた。そういえば小さい頃おばさんが、

病院に運ばれたけど、目が開いたままで植物状態だったんだって。もう植物状態でもいいから生きてほしいってあの時は思ったよ。朝の5時に出勤して8時に死んだんだって、気の毒にね。」

みたいなことを私に話してくれたのを思い出した。

なんかもう、今まで父のことをそんなに考えていなかったのに、これ読んだ瞬間涙が止まらなかった。よくわからない感情が頭の中を動き回ってた。

少しだけ、クレーンの運転手を憎んだ。あんたさえいなければ父は生きていたのにって、その時は思った。今は思わないようにしてるけど。

 戸籍を見つけた。父のものだった。私の名前、母の名前が載っていた。でもそれとは別に、違う人の名前も載っていた。

戸籍によれば、父はバツイチだった。しかも私の5歳年上の長男もいるようだ。

私が想像している父と違って、本当すごくがっかりした。

自業自得自分勝手だと言われれば否定はできないけれど、小さいころから信じていたものが一気に崩れていった気がした。

しかも、年金手帳を見ると、母の名字も今と旧姓とは異なるものが書かれてあった。母の戸籍はなかったけれど、母もバツイチなのかもしれない。

遺産相続の書類には、私の名前と母の名前、長男の名前とその母の名前、そして住所が書かれてあった。

父が働いていた会社のお偉いさんの名前も沢山書いてあった。住所も。

 金庫の隅にA4の黄色い紙が、綺麗に折られてた。開いてみたら、赤いペンで絵が描いてあった。

私はすぐにわかった。これは3歳だった私が、人から「父は頭を怪我して死んだんだよ」と伝えられた言葉を頼りに描いた父の絵だった。

あの頃の私は、何を思ってこれを描いたんだろう。

頭から血が流れている父の姿は、どうやって想像したのだろう。

 なんかもう、よくわからなくなった。

何をしていいのかわからなくなった。

何をすればいいのかわからなくなった。

私はこれから、どうすればいいですか。


7月21日トラバ

 この記事を書いた増田です。

いきなりですが長文すみません

 この間吐き出すだけ吐き出してからずっと椅子に座って、ぼーっとしてました。

ブクマ見たら凄いことなってて驚きました。ありがとうございます

色々なことを考えました。殺した相手を復讐するか、血のつながる兄に会いにいくか、もっとたくさんの情報を仕入れるか、

家族とは何か、父とは何か、一番良い死に方とは何か、片親であることは悪いことか、などなど。

自分の中で答えが見えないものを、ただひたすら探し回ってました。答えなんか出る訳なく、殆ど眠らぬまま今を迎えました。

でもブコメを見て考えていくうちに、ほんの少しだけ理解できるようになりました。

一方的に受け取るのは申し訳ないと思ったので、少しですが答えさせて下さい。

■何で増田に書いたのか■

 恋人や友達にいきなりこんな話したってどうしていいのかわからなくなるだろうし、

母や親族に直接聞ける話題でも無いし、そうなると人間で話を聞いてくれる人は私の周囲にいません。

Twitterだと連投は嫌がられるし、元々そのようなツールではないし、ブログなんて持ってないし、mixiやってないし、

一番の理由は、身元を知られずに誰かに聞いてほしかったからです。匿名性があるから、私が誰かわからないと思います、多分。

■「普通に」生きればいい■

 逆に普通って何ですか?

だってごく一般的な、両親が揃った家庭を普通とするならば、私は3歳から異常なわけで、

異常な私がすることって普通とは言い難いのではないかと思います。

今回の件を水に流して忘れて生きるというのが普通ならば、そもそも水に流そうと思っている時点で人とは違います。

普通に生きることって簡単なようですごく難しいです、今の私にはさっぱりわからない。

多分、世の中から父の存在を消せば、普通になるのかもしれませんが、それは無理なので一生普通には生きられません。

■何故父に不満を持つのかわからない■

 私は小さい頃から父の人柄や評判を積み上げてきました。

それはみんないいことばかりだったので、私にとって完璧な父が頭の中にいました。

だから今回離婚歴があると知って、ショックでした。

私の思っていた父とは違う、と思いました。まあ、私が勝手妄想していただけの自業自得ですが。

 そして、家族についても考えました。家族って何だろうと。

街中で父母子が手を繋いで歩いているのを見て、ああいうのが本来の家族であって、父さえいれば私もああだったと思ったこともありました。

でも今回の件で気づいたことは、愛が移動することで、笑顔の場所が変わるということです。

だって離婚する前は、違う人たちにその笑顔を振りまいていた訳です。

そう考えると、なんか、納得いかないというか、すみません上手く表現できないです。

母親相談するor仲良くすべき■

 母とはあまり話しません。性格が180度違うのに自己主張が強い為、話す度にぶつかり合います。

私が遅れてきた反抗期というのも少し関係しているかもしれませんが。母の口から父の話を聞いたことはありません。

母は父が死んでから高血圧になり、ちょっとしたことで倒れるようになったそうです。

だからもし私が父の話をしたら、母は具合を悪くするかもしれません。

もうこの話題はタブーなのかなと思って、父に関することは他の人に聞くようになりました。

これ以上仲良くしようとも思わないし、仲悪くしようとも思いません。

■また悩んだら増田に書けばよい■

 もう増田に書きません。なぜならここは悩み相談をする場所では無いからです。

なので今回私が一方的に思ったことを吐き出したことに罪悪感を感じています。

不快に感じられた方もいるようで、本当にごめんなさい。

ですがブコメを読んでいくにあたり、少しずつ整理していこうと思うようになりました。

おそらく多くの人はこれを見ないと思いますが、私はどうしてもお礼を伝えたかったのです。

こんな風にしか伝えられませんがお許し下さい。

 本当にありがとうございました

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん