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はてなキーワード: ベンダとは

2011-05-08

http://anond.hatelabo.jp/20110508220817

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http://anond.hatelabo.jp/20110508211402

http://anond.hatelabo.jp/20110508211038

原子力ネタを振った方の増田です。反応ありがとう

クルマを使った例えを、僕も書こうか迷っていたところです

あと、情報-SE系なら、東証での誤発注事故責任東証証券会社ベンダ?議論なんかも。)

つの事故を取っても、その本質的な原因が、

・所有者・使用者側の問題なのか、

・製造者・設計者側の問題なのか、

・第3者的な問題なのか(含 天災要因・法令要因)、

によって、追求する矛先や程度は変わってくると思います。

その辺がクリアにならないま東電けが徹底的に叩かれてることに疑問を感じつつ、いつ自分会社がそうなるかに恐々としています。

2010-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20100908021539

逆に聞くが、『今住んでいる家が狭くてかなわん。広くしてくれ。』って言われたらどうするよ?

土地も増やさず引越しもせず増築もせず、リフォームだけで広くしろって言っても無理があるだろうに。

素直に増築すりゃあいいんだよそんなもんはよ。

開発会社オリジナリティを求めてるんならそれはお門違い。

別の言い方をすると、「他社にない独自の要素を盛り込むことで、機能追加時や保守時にベンダを簡単に替えられないリスクを伴う」ってことも分かって欲しい。

そんな開発先と一蓮托生になるようなシステム、俺は作ってもらいたくはないね。

誰でも分かって誰でも保守できるシステムのほうが、結果的に運用コストは下がると思わないのかね。

2010-08-12

http://anond.hatelabo.jp/20100812102040

確かに俺はベンダ提供する環境じゃなくて、広範に規定された標準仕様で開発する事が多いから各OSの詳しい中身はあんまり見ないけど

わざわざ派手に見た目も変える必要なんてないだろ。アホ臭いわ。

2009-12-13

人生がまたひとつオワタようです

※酔っぱらった勢いでてきとーに書く

俺の人生またオワタな予感!

わーわー、このまま行くと彼女と近いうち別れるんじゃね?

ぶっちゃげこのまま継続したいし年内に一回は会いたい。

けど会えね。

彼女には「シューカツしてるから!もう27だし今年いっぱいシューカツ頑張ってみたいから!」って言って数ヶ月あってない。

けど、あえない理由はびみょーに違う。

いや就活してるのは事実なんだけど、俺の意志で彼女と会うのを断ってるのではなくて、

ぶっちゃげ俺の親の意志wwwww

まぁあんまりにもフリーターのままいすぎた&これまでシューカツ頑張ってなかったから親にゴルァされて

デートする暇あるなら就活死にものぐるいでやれやゴルァ!」って言われたわけw

で、彼女には会ってないけどシューカツもノンベンダラリの亀亀モードでやってるわけwwwwww

当然彼女には親のことは言わずに単純に「俺www就活してwww職が見つかったらwww彼女と会うんだwww(死亡フラグ)」とだけ言ってるんだwwww

そして亀で見つかるわけも無く、あえないまま今に至るとwwww

あははー、どこかの鳩ぽっぽを見てるとこう思うよwww

「あwwwなんか俺っぽいのがいるwwww」

頑張る→頑張りません→いろんな人に色々言われる→やっぱり頑張る→頑張りません→オワタ

うわぁ俺のドッペルゲンガーが総理になってるwww日本凄いwwww

いや総理とフリーターランクも中身も違い過ぎるwww

彼女待ちすぎて不穏な空気になってるwwwフイタwww

てかこのまま降られるねwww

はー、きっと俺は自分趣味だの楽しみだのにしか頑張れないダメ人間なんだよwww

勉強だの就活だのは恐怖で動作が硬直したり、楽しい方に動いちゃったりで何も出来ないwww

そのくせ世渡りは下手っぴwww

きっとこのまま人生わっちゃうwww

何もできねぇしwww親の意志がでかすぎてアウトローにもなれないしwww

自殺?www無理だろwww出来るならもうここにいないしwwww

きっといろんな物を呪いながら生き続けてゴミ屋敷を作って奇声ををあげてまき散らす老後か、

痛い痛いと良いながらのたうち回って死ぬこともフツーに生きることもできないまま底辺(わら)であり続けるんだ

毎日時間構わずネットをねっとりブラウジングして時間つぶして穀潰し

パチ狂いと似たよーなもん。成長も生産も何もない。衰退と消費のエヴリデー★

豆腐を食べたいなぁ。

2009-11-28

HTMLを体系的に理解するための7仕様

はじめに

最近マークアップエンジニア志望の若者と話す機会が多いのだけれど、そこで気づかされるのは、彼らの中に過去HTML(特に90年代以前の仕様)を読んだことのあるという人が、驚くほど少ないことだ。

例えば「マーク・アンドリーセンをどう思う?」と聞くと、「アンドリーセンって誰ですか?」という答えが返ってくる。「ヨスケの独自要素で何が一番好き?」と聞くと、「見たことがありません」と言われてしまう。「ではきみは、昔のHTMLを見たことがあるの?」と聞くと、たいていが「とほほでやっていたものくらいなら……」という答えしか返ってこない。

今の若い人の間では、HTMLを体系的にとらえようという人は少ないようだ。見るのは専ら近年の話題仕様ばかりで、歴史を辿ってみたり、系譜をひもといて標準化団体ごと理解しようとする人はほとんどいない。

これは、ちょっと由々しき問題だと思わされた。HTMLは、もう長いこと(90年代の早い時期から)インターネット王者としてあらゆるWeb関連技術の上に君臨してきた。だから、Webを作ることを仕事にしたいなら、何をするにせよ避けて通ることはできない。

HTMLは、表・画像・フォーム・音楽デザインフレーム動画など、さまざまな分野においてその時代々々に達成された最新の成果を持ち寄るようにして作られてきたところがある。だから、HTMLを読まずして現代のインターネットは語れないと言ってもいいくらいだ。

もし何かクリエイティブなことをしたいのなら、HTMLを読むことは欠かせない。また、単に読むだけではなく、それを包括的・体系的にとらえることも必要だ。なぜなら、HTML包括的・体系的にとらえることによって、現代のインターネットそのものを、包括的・体系的にとらえられるようになるからだ。そしてそうなれば、Webを作ることの道理や筋道が理解でき、何かクリエイティブなことをする上で、大きな助けとなるからである。

そこでここでは、昔のHTMLをほとんど見たことがないという人や、あるいはHTMLそのものもあまり見ないという人のために、これを見ればHTMLを体系的に理解でき、現代インターネットの成り立ちや実相までをも包括的にとらえることができるようになる、7本の仕様を紹介する。

ここで紹介するHTMLは、いずれも後のWeb業界に決定的な影響を与えたものばかりだ。これらが、HTMLという標準のありようや方向性を決定づけた。この7本を見れば、HTMLというのはどのようなきっかけで生まれ、どのような変遷を辿って、どのような足跡を残してきたかというのが、体系的に理解できるようになる。そしてそれが、世界インターネット利用シーンにどのような影響を及ぼしてきたかということも、知ることができるようになるのだ。

HTMLを体系的に理解するための7本の仕様

1本目『HTML 3.0』(1995年

まず最初は、ちょっと強引かも知れないけれど、第一次ブラウザ戦争前のHTMLをひとまとめにするところから始める。

80年代末にティムバナーズ=リーの発明したHTMLというメディアは、その後『HTML 1.0』(1993年)『HTML+』(1994年)『HTML 2.0』(1995年)などの仕様で次第にそのスタイル確立していき、マーク・アンドリーセンが一大産業として発展させた後、『HTML 3.0』に行き着く。そして幸運なことに、ここに集大成されるのだ。

ブラウザ戦争前のHTMLは、これ1本だけ読めば良い。このHTMLに、戦前HTMLの全ての要素(属性)が詰まっている。このHTMLを見れば、HTMLインターネット王者としての風格、スターという存在の大きさ、作者以上にブラウザが重視される「産業」としての側面、お尻Pから終了タグ省略可へ・文字情報から画像付きへと移り変わった技術革新の変遷など、戦前HTML史やWeb業界のありようが全て分かるのだ。

このHTMLの魅力は、説明し始めるといくら紙幅があっても足りないので、ここではその一端を紹介するにとどめておく……といっても、気の利いたことを言えるわけではない。『HTML 3.0』の魅力を知るには、まずは読んでもらうこと――これに尽きるからだ。そして、もし一度でも読めば、その魅力はたちどころに理解できるだろう。

HTML 3.0』を見て驚かされるのは、現在HTMLと比べても全く遜色ないところである。破棄されてから14年の時が経過しているが、現代人の読解にも当たり前のように堪えうるのだ。それは、逆にいえばHTMLというものは、今から14年前、つまりこの『HTML 3.0』が作られた時点で、様式として一つの完成を見たということでもある。

HTML 3.0』は、HTMLという標準が到達しようとした一つの極みである。それゆえ、HTML史というものは、『HTML 3.0』以前と以降とで分けられるようになった。これ以降に作られたHTMLで、『HTML 3.0』の影響を免れたものはないからである。

2本目『Compact HTML』(1998年

iモード世界HTML史に与えた影響というのは、一般に理解されているよりもはるかに小さなものである。日本人というのは、「日本技術世界に影響を与えた」というと、なぜか鼻高々と聞いてしまうところがある。「日本ガラパゴス」という言葉は聞いたことがあっても、「それって日本人過小評価しているだけじゃないの?」と、眉に唾をしてとらえるところがある。

しかしiモードは、真に日本HTML史を塗り替えたサービスの一つである。特に、このサービスの後世に与えた影響には、本当に計り知れない大きさがある。

iモードは、ドコモメインストリームだったポケットベルが、それまでの栄華の反動で深刻な低迷期に陥っていたPHS流行後すぐの時期、そんなポケットベルに取って代わって、日本で最も輝いていた携帯サービスであった。それゆえ、広末に見蕩れ世界HTMLファンたちは、iモードWebサイトを見ることによって、失われかけていたWeb制作の魅力を再発見することにもなったのである。

iモードは、没落したHDMLに変わってモバイルWebの命脈をつなぎ止めた、言うならば救世主のような存在であった。海外モバイル陣営が営々と築きあげてきたそれまでの栄光を切り捨て、日本の後代へと引き継いだ重要リレー第一走者としての役割を、HTML史において担ったのである。

そして、そのバトンを受け取った日本の若きWebデザイナーたちが、2000年代に入って雨後の竹の子のように現れたことで、モバイルWebは鮮やかな発展を遂げる。だから、もしiモードが存在しなければ、HTMLの様相は今とは違ったものになっていたかもしれないのだ。

そんなiモードHTMLバージョンはいくつもあるのだが、中でも特に多くのHTMLファンを――取り分け日本の若きWebデザイナーたちを魅了したのが、この『Compact HTML』である。この仕様の一番の魅力は、なんといってもその大胆に構築されたW3C Noteであろう。HTML史において、これほど拡張多く適当ディテールで構成されたNoteは他にない。そのためこのNoteは、これ以降無数に手本とされ、真似され、拡張されることとなるのである。

3本目『HTML 4.0』(1997年

正字仮名の影響を受けた日本の若き日記書きたち――言うなれば「CSSコミュニティ」――が頭角を現す直前のW3Cで、HTML史に乾坤一擲の巨大な爪痕を残した1本の仕様誕生する。

この時期、情報技術進歩によって、HTMLにもさまざまな新しいテクノロジーがもらたされていたのだが、それらを十全に取り入れたばかりではなく、縦横に駆使することによって、これまでとは全く違った国際化、全く違ったアクセシビリティ体験を生み出すことに成功したのが、この仕様HTML 4.0』を勧告したWorld Wide Web Consortiumである。

HTML 4.0』は、HTML史において最も革新的な仕様の一つとなった。この仕様に初めて触れた当時のWebデザイナーたちは、そのあまりの目新しさに度肝を抜かれた。そこでは、これまで全く見たことのないマークアップがくり広げられていた。そのため、これまで想像さえしたことのなかった全く新しいHTML体験を、そこで味わうことになったからである。

W3Cの果たした一番の功績は、テクノロジーHTMLを見事な調和をもって融合させたことだろう。例えばそこでは、「スタイルシート」という新しい技術デザインと、それでレイアウトされたページが閲覧者に与える独特の感覚というものを、双方ともに熟知していた。だから、それらを効果的に融合させることによって、全く新しいHTML体験を生み出すことができたのである。

この仕様HTML 4.0』には、そうしたテクノロジーHTMLとの融合が、至るところに散見できる。その数の多さとクオリティの高さによって、HTMLはここに、新しい時代の幕開けを迎えるに至ったのである。

4本目『ISO/IEC 15445:2000』(2000年

先に述べた「CSSコミュニティ」がWeb日記業界に論争をもたらすのは、2000年代に入ってからのことである。そして、そのきっかけとなったできごとの一つが、1947年生まれの非政府組織で、IECとも協力した生粋工業標準化団体であった国際標準化機構が、この仕様ISO/IEC 15445:2000 (ISO-HTML)』によって成功を収めたことである。

このHTMLは、単にJIS的に標準化しただけではなく、文化的な意味においても、フラットリニア構造の力を広く世界に知らしめることとなった。この仕様の成功によって、世界の人々は、レベル付けされた見出しの魅力の大きさを知る。そしてそれが、やがて見出しレベル分けが世界スタンダードとなり、誰もが当たり前のように使う状況を育んでいくのである。

またこの仕様は、CSSコミュニティそのものにも大きな影響を与えた。この仕様の成功に刺激を受けた才能ある若きコミュニティ住人たちが、その後立て続けに台頭し、いくつもの名サイトを生み出していくからである。

それらが相まって、やがてCSSコミュニティは空前の黄金時代を迎えることになる。その端緒となり、道筋を切り開いたのが、他ならぬこの『ISO-HTML』なのだ。

5本目『XHTML 1.0』(2000年

HTML 4.0』で繁栄の足がかりを築いたW3Cは、この仕様XHTML 1.0』によって、ついにその栄華の頂点に達する。そして、それを成し遂げたメタ言語も、W3C勧告のの一つであり、また『HTML 4.0』を作ったSGMLの改良でもあった、Extensible Markup Languageであった。

この勧告は、史上最も商業的に成功した仕様となる。そのためこれ以降、この勧告にならって商業バズワードを盛り込んだ仕様が数多く作られるようになり、しかもそれらが、実際に大きな商業的話題を集めていくのだ。すると、そこで生み出された多くの意見は、やがて再びW3C還元され、さらなる発展をもたらすことにもつながった。

そんなふうに、この仕様がきっかけとなってW3Cにもたらされた意見は、HTMLという言語を変革させていくことになるのだが、それに伴って、HTMLそのものにも大きな革新をもたらすことになる。

その変革も、他ならぬW3Cの手によってなされた。ここで『XHTML 1.0』の成功によって手にしたメンバーをもとに創設した文書マークアップの開発集団「HTML Working Group」が、より魅力的な拡張性を追求していく中で、やがてM12n(モジュール化)という技術の開発に至るのである。するとそれが、これまでのHTMLを一変させたのだ。

M12nは、HTMLに魅力的かつ効果的な特殊語彙を、DTDでしかも複雑怪奇にもたらすことに成功した。おかげでそれは、あっという間に世界から見捨てられていった。そのため今では、M12nの使われているHTMLを探す方が難しくなったくらいだ。それくらい、この『XHTML 1.0』がWeb業界にもたらした変革には、大きなものがあったのである。

6本目『XHTML 2.0』(2009年

2000年代以降、繁栄を謳歌したW3Cは、しかしその栄華の大きさゆえ、00年代中盤に入るとそれを存続させることに力をそがれてしまい、革新的な仕様はなかなか生まれてこなくなった。

しかし、そんな時代が5年は続いた00年代の後半になって、今度はその栄華のただ中で育った新しい世代のHTML WGメンバーたちが台頭してくることにより、再び変革の時を迎えることとなる。

その新しい世代のHTML WGメンバーとは、マイクロソフトモジラファンデーションオペラらに代表される「ブラウザベンダ」と、無関係な編集者たちであった。

彼らに共通するのは、文書構造に不必要なものなら全て――とるに足らないガジェット的なものまで含めて――残らず切り離そうとする「オタク的な性質」を持っていたことだ。

彼らは、それまで見過ごされがちだったHTMLの些末な要素にスポットを当て、それを別仕様に押し出すことで、従前とは一風変わった、新たな魅力を持った草案を生み出していった。そして、その真打ち的な存在として00年代の後半に登場したのが、XHTML2 Working Groupだ。

XHTML2 WGは、特に99年に最後の草案が作られたこの仕様XHTML 2.0』によって、オタク的なHTMLの楽しみ方が、一部のマニアだけにとどまり、それ以外の多くの人たちには受け入れられないことを証明してみせた。この失敗が、デ・ファクト的な新生HTML WGにさらなる脚光を浴びせることになったのはもちろん、それに影響を受けたWeb WorkersやDOM Level 3 Eventsといった、次世代のWeb標準たちの誕生にもつながっていったのである。

7本目『HTML5』(2022年?)

最後は、第二次ブラウザ戦争集大成ともいえるこの仕様である。

HTML5』は、HTML史においては『HTML 3.0』と同じような意味を持つ。つまり、それまでのHTMLの要素が全て詰まっているのだ。この仕様を見れば、それ以前のHTML歴史というものが全部分かる。

HTML5』には、HTMLのあらゆる要素が詰まっている。ここには、『HTML 3.0』のような歴史的な仕様としての「総合性」があり、『Compact HTML』のような「実装の実在さ」がある。『HTML 4.0』のような「マルチメディアアクセシビリティの融合」があり、『ISO-HTML』のように「セクション構造の魅力を全世界に知らしめ」た。また、『XHTML 1.0』のように「バズワード的に成功」したのはもちろん、『XHTML 2.0』が別仕様押し出した「オタクガジェット」にも満ちている。

全て詰まっているのだ。なんでもあるのである。つまりこのHTMLは、『HTML 3.0』と全く同じ意味合いを持っているのだ。HTML史というものは、『HTML5』以前と以降とで分けられる。これ以降に作られるHTMLで、『HTML5』の影響を免れるものはないであろうからである。

まとめ

以上、これさえ読めばHTML包括的・体系的にとらえることができる7本の仕様を、制作された年代順に紹介した。

こうして見ると面白いのは、歴史的に重要仕様は、必ずしも定期的に現れるのではなく、あるところでは連続しているし、あるところでは長らくなかったりすることだ。それはまるで「素数分布」のようだ。一見規則性はないように見えるものの、何かしらの法則が隠されているようでもあり、興味深い。

それから、ここに挙げた仕様は、いずれも「読むことによって他の仕様にも興味が移行する」ということを念頭に選んだ。

例えば、『HTML 3.0』を読んだならば、ブラウザ戦争前夜の独自HTML拡張自然と興味がいくだろうし、『Compact HTML』を読んだなら、iモードのそれ以外のバージョンHTMLも見たくなるだろう。CSSコミュニティについてもそれは言えるし、『ISO-HTML』を読んだなら、このHTML流行らす土壌ともなった「フラットリニア構造」というムーブメントにも自然と興味がわくはずだ。さらには、『XHTML 1.0』はXMLオタクになるきっかけになるだろうし、『XHTML 2.0』はその他の「オタク的なXML EventsやXForms」の仕様も見たくなるという効果を持っている。

ただし、最後に選んだ『HTML5』だけは、こうした例とは別に考えなければならないかも知れない。なぜならこのHTMLは、完成度があまりにも高いために、これを見た後に他のHTMLを読むと、どうしても物足りなく感じてしまうからだ。

しかしいずれにしろ、これらの仕様を読むことによって、HTMLをさらに愛さずにいられなくなるのは疑いない。そしてまた、これらの仕様を読むことによって、HTML包括的・体系的に見る目を養ってもらえれば、その後のクリエィティブな活動にも、大きな助けとなるはずだ。

おまけ(参考文献)

上に挙げた仕様への理解は、以下に紹介する著作を読むことによって、さらに深まる。これらを読むことによって、ぼくは「HTMLを体系的に見るとはどういうことか」を学んできた。

高校時代に読んだこのサイトによって、「リソースとは何か」ということを、ぼくはを知った。

HTMLSGMLの応用だ」ということが、このサイトを読むことでよく分かる。何気なく見ていた省略記法でも、その裏には、実にさまざまな技術や、それを開発してきた歴史というものが隠されていた。

世界CSSコミュニティの何に驚かされたかといえば、それはやっぱり精緻に書き込まれた正字仮名にだ。ノジタン日記には、HTML本質が詰まっている。だからこそ、あれだけ多くの日記で多くのコミュニティ住人に、言及されたり模倣されたりしたのだ。

ここでは取りあげられなかったのだが、とほほ氏がHTMLというジャンルに及ぼした影響にも、本当に大きなものがある。そして、ぼくが上に挙げた感想のいくつかは、このサイトに書かれていたばけらさんとの「スタイルシート論争」を参考にしたものなのだ。

これらのサイトを読めば、どんなHTMLが素晴らしく、どんなHTMLがそうではないというのが、よく分かる。その判定基準を知ることができ、審美眼を養うことができるのだ。なにしろ、あのCSSコミュニティ住人の言うことなのだ。これにまさる教科書は、他にはない。


元ネタ

2009-05-10

クラウド不動産

クラウドコンピューティングがいかに素晴らしいか、的な話を各所で見かけるけど、騒ぐほど凄いことなのかと疑問が。

末端の一エンジニアとしては、技術的にそんな凄いことないんじゃね?程度にしか思えないのです。

導入企業にとってはシステム導入に伴う費用会計上のメリットがあることは認識してますが。

で、タイトルのとおり、クラウド産業不動産業って実は似てるんじゃないかと。

自前でサーバ持つか持たないか、それって持ち家か賃貸かってことと同じなんじゃないの?

カスタムアプリ作るか、パッケージで済ますかも、注文住宅なのか分譲住宅なのかと同様に。

等等。

結局、どちらもメリットデメリットがあるんだから、何でもかんでもクラウドクラウド言うの辞めればいいのに。

で、この視点に立つと不動産業の場合、家主や建築業者や内装業者より仲介業者が一番おいしいと思ってます。

不動産業の実態は知らないのであくまでも個人的な想像ですが。)

ということは、データセンタハードウェアベンダソフトウェアベンダなど広義のSIerよりも、仲介業者的コンサルが一番おいしいのだろうなと。

結局、クラウドビジネスが伸びようが伸びまいが、コンサル様は安泰なのですな、なんて思ってみたり。

2009-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20090310132956

別にブラウザ単体では儲からないだろ。SSL とか RSS みたいに,ブラウザベンダが実装したことで企業仕様が普及して,その後のライセンスフィーがっぽりにつながるケースを期待したから参入したんじゃねーの。あとはアクセス制御か。MSN がこれまで存続してこれたのは IEデフォルトホームだから以外の理由はないだろうし。追随した AOL は読み違えて沈んだけど。

2009-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20090303173237

ようはマジコンプロテクト破り機能を付けたものが販売されなければ合法だ

もちろんアマチュア自分用にプロテクトを破るのも合法だ

うん、そこんとこはいいと思うよ。

プロテクト破りのない(法令の範囲内の)自作 or 3rd-partyのハードソフト

認められてしかるべきだと思うよ。

・・・って、追記で訂正!

もちろんアマチュア自分用にプロテクトを破るのも合法だ

ここってどうなん!?そりゃイカンでしょ。。。


さっきの車の件の増田ですが、言いたかったのはそこんところ。

「『アマチュアで遊ぶ』という主張なら、法令の範囲内で遊べばいいじゃない。」

増田に書いてる一部の熱心な人の意見を見ていると、

法令を逸脱している部分(不正競争防止法)と、法令的にグレー~シロの部分(自作ソフト著作権)を

ごっちゃにしてゴネてる気がしたから書いてみた。

車だって、法令による車検制度・安全基準はあるけれど、その範囲内であれば改造・自主制作パーツも許されている。

マジコンだって、法令で許されている範囲内で制作するならば、マジコンベンダマジコン利用者も許されていいと思うのだが。

(が、今回の不正競争防止法の観点で、プロテクト逃れファームを造ってたりするのは、アカンと思う。)

2008-10-29

ヨドバシ・ドット・コム」がリニューアル後おかしくなってるそうな

どうしたんかいな、とネットワークトレースをとってみた。そしたら、トップ画面の要求に対してこんな応答が返っていた。

GET / HTTP/1.1
Host: www.yodobashi.com
Accept: text/html,application/xhtml+xml,application/xml;q=0.9,*/*;q=0.8
Accept-Language: ja,en-us;q=0.7,en;q=0.3
Accept-Encoding: gzip,deflate
Accept-Charset: Shift_JIS,utf-8;q=0.7,*;q=0.7
Keep-Alive: 300
Connection: keep-alive

HTTP/1.1 200 OK
Date: Wed, 29 Oct 2008 02:02:31 GMT
Server: Apache
Pragma: no-cache
Cache-Control: private
Expires: -1
Set-Cookie: JSESSIONID=FAE13F42154EB566479E047B57CBF2EA; Path=/cs
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Set-Cookie: SS_X_JSESSIONID=AFA6E52B61BCC8A2C2704B1F60B98B6A; Path=/
Set-Cookie: SS_X_JSESSIONID=AFA6E52B61BCC8A2C2704B1F60B98B6A; Path=/
Set-Cookie: SS_X_JSESSIONID=AFA6E52B61BCC8A2C2704B1F60B98B6A; Path=/
Set-Cookie: SS_X_JSESSIONID=AFA6E52B61BCC8A2C2704B1F60B98B6A; Path=/
Set-Cookie: SS_X_JSESSIONID=AFA6E52B61BCC8A2C2704B1F60B98B6A; Path=/
Set-Cookie: BIGipServerPool_www_yodobashi_com_cms=1258399936.20480.0000; path=/
Content-Length: 83878
Keep-Alive: timeout=15, max=100
Connection: Keep-Alive
Content-Type: text/html;charset=Windows-31J

えーと。どこから突っ込んでいいのやら。

ベンダ変えた方がよくないですか?>ヨドバシ

2008-10-23

プロジェクト停止―マネージャにもっと連携

 大都会システム開発に、ぽっかりと大きな穴が開いているようだ。

 東京都内で、バグの多すぎる納期間近の360人月プロジェクトが七つの外注候補に緊急要請を断られた。約1時間15分後に官公庁に運ばれてサービスインしたものの、3日後にデータベースまわりのバグで動作停止となった。

 同じようなことが一昨年、奈良県でもあった。バージョンアップ中のバックエンドシステムが動作不良になり、デバッグが必要になったが、隣の大阪府も含めて19の外注に受け入れを断られ、やはりDBバグで動作停止なった。

 背景には、全国的なプログラマ不足がある。急な開発を受け入れる余力が、ITベンダに乏しくなっているのだ。

 それにしても、ITベンダがたくさんあるはずの東京で、と驚いた人も多かったのではないか。厳しい条件の中でも、なんとか開発をやり遂げる態勢をつくるにはどうすればいいのか。今回起きたことを点検し、今後のために生かさなければならない。

 動作停止したプロジェクト仕様上の曖昧な部分や契約面での不透明な箇所があった。元請けベンダの手に負えないことから、下流工程での受け入れ先を探した。

 最初に連絡したのは、危険の大きい開発案件に24時間対応するために都内に9カ所あると言われているベンチャー系開発企業の一つ、○○だ。

 ところが、○○では中堅社員の過労による退職のため、7月からは週末や休日の開発要員は1人になり、急な開発の受け入れが原則としてできなくなっていた。

 この日は土曜日だった。1人だけのプログラマは受け入れを断り、他の開発企業を紹介したという。紹介した企業にも「COBOLを書ける人間がいない」などの理由で次々に断られ、○○は2度目の依頼で退職者を呼び出して対応した。

 ベンチャー系開発企業は最後のとりでだ。そこが役割を果たせないようでは心もとない。プログラマ不足という事情があるにしても、東京都には急な仕様変更に備える態勢づくりにさらに努力してもらいたい。

 いくつもの企業で受け入れを断られた背景には、都市圏ならではの要因もある。地方と違って開発企業が多いため、ほかで受け入れてくれると考えがちなのだ。

 そうした考えが、危険プロジェクトに備えるSI業界ネットワークが必ずしも十分には機能しないことにつながる。マネージャ同士でもっと緊密に連絡を取り合うことに加え、ネットワークの中で使い勝手の良い外注先を探す司令塔のような存在をつくることも考えたい。

 もう一つ大切なことは、全く別々に運用されている元請けと下請けの連携を強めることだ。元請けで開発が進まないときは、とりあえず下請けを投入する。そうした柔軟な発想が必要だ。

 プログラマ不足を解消する努力はむろん大切だが、SI業界マネージャの間で連携知恵を絞ることはすぐにでもできる。

http://www.asahi.com/paper/editorial20081023.html#Edit1

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081023/1224721241

2008-09-28

東大卒駅弁卒の差は7年半でここまで付いた。

とある大手ITベンダ新卒で入って7年半の俺。

学歴駅弁修士卒。同期の東大修士卒の奴とはこれだけ差が付いた。

デスマ放り込まれ2回。パワハラ経験2回。

休職3回(内、精神病院入院1回)。勿論未婚独身

入社2年目に成果主義が導入されて、降格されて、税込年収380万。

配属先の同期の女と結婚。噂では東大卒結婚相手として嫁候補を同期として配属するらしい。

デスマにも放り込まれず、着々と昇進。

今、課長。税込年収1000万。

死にたい

2008-08-24

ネットで見かけるIT系職種の話って

ほとんど開発系ばかりだよね

あまり私のようなインフラ系の人の話は見かけない気がするが単に比べ物にならないくらい少数ってだけだろうか。

確かに開発系のように新しい言語技術だなんだってのが頻繁に飛び交うような世界じゃないし、激務薄給が多数を占める業界じゃないからなのかな。

インフラ系は各ベンダプロダクトにべったり紐づくものばかりだから表に出しにくいってのもあるかとは思うけど…

1:コンサルタント

2:設計(プリセールエンジニア含む)

3:インフラ構築(サーバストレージネットワークミドルウェアの一部)

4:アプリケーション設計

5:アプリケーション開発

6:運用

7:保守

1はほぼ独立、2と3は兼ねている場合有り、3と4は兼ねている場合あり、4と5は兼ねている場合あり、て感じかな。

当然2と4でも繋がってたりするわけだけど。

ネット上での話題はほぼ4と5なので少し寂しいと感じたり感じなかったり。一緒にワイワイ盛り上がりたいよ(笑)

あ、フリーでどうこうできる環境インフラ系にはあまり無いってのもその理由のひとつか。

2008-07-21

Re: 日立製作所はまともな会社になるべき

日立コンサルティングという会社がある。日立製作所100%出資戦略子会社という位置づけだ。戦略子会社定義は、しかしながら、おそらく一般化できる類のものではないと思う。日立コンサルティングのそれは、投資案件も積極的にこなすという意味である。投資案件なので、今後の継続案件獲得を目指した赤字受注もいとわない、と言えばわかりやすいだろうか。

かつて、IT系公共事業の「1円入札」が問題になった。日立製作所も、他ならぬそのプレイヤー重要一角を占めていた。1円入札とは、言うまでもなく、今後の継続取引を確保するための戦略だ。いったんシステムを構築した上で自社仕様に「ロックイン」してしまえば、あとは保守運用などの要件を別口で、かつ随意契約で獲得し続けることができるという、ベンダにとっては実にありがたいエコシステムがあった。

そうした投資案件は、日立製作所をはじめとする巨大コングロマリットにとってはまさに「お家芸」であった。そのお家芸の矢面にいきなり立たされることになったのが日立コンサルティングである。

日立コンサルティング設立にあたっては、現・製作社長古川氏が直々に音頭を取ったことがよく知られている。元ベリングポイント会長ポール与那嶺氏を招聘、トップに据えた。この時点で、日立製作所ベリングポイントの間に過去どういうビジネス関係があったかを推し量ることは可能かもしれない。とはいえ、それは皆さんにお任せする。

日立コンサルティングは、国内に拠点を置く数々のファームから熟練コンサルタントを呼び集め、人員規模的には順調な成長を見せた。しかしながら、与那嶺氏が籍を置いていたベリングポイントのような、熾烈な市場競争をくぐり抜いてきたプロフェッショナルファーム文化と、日立製作所ロックイン式お家芸のそれとは、そもそも相容れるものではなかった。

そんなとき、日立コンサルティングという組織の中でどういう化学反応が起きたか。それはいわば「易きに流れる」というものであった。元エントリに触れられているように、本来顧客に対する十分な説明(情報開示)を、しっかりとしたドキュメントプレゼンテーションをもち行うというコンサルタントの強みは損なわれ、日立製作所式の高コストソリューションの提案作業に明け暮れる日々が続くこととなった。

コンサルタントの中には、そうした流れに異を唱える者ももちろんいた。自分日立グループ豊富リソースを自在に組み合わせた業界最強のソリューション提供できるという期待を持ちここに入ってきたのに、ソリューションコンサルティング部隊をそれぞれ抱える日立製作所をはじめとするグループ企業各社との調整に常に腐心せねばならない不経済はどうにかならないものかと疑問を持つ者もいた。

しかしながら、日立ブランドという、日本有数のコングロマリット代弁者へと既に身をやつしていた上級コンサルタントは、もはやグループの、あるいは自己の地位を守るための理想をぶつ存在でしかなかった。

こうして日立コンサルティングという会社は、良くも悪くも、日立というブランドを背負う御用聞き役を担い、そしてその役割に失望したコンサルタントたちは、続々とそこを離れることとなった。

http://anond.hatelabo.jp/20080721034021

えっと、これ、ネタですか?

SLAは文字の通りAgreementなんで、契約ですよ?非常に高い?それは具体的に何ですか?

内容の無い契約なんか出来るわけ無いじゃないですか、Availabilityがですか?年間何分のダウンまで許容できますか?

そこら辺をきちっと説明してもらわないと見積もりなんてやりようありません

機械は壊れるものですし、プログラムバグがあるものです、もちろん、そういうのが全く許容できない用途だって言うのなら

そう言ってくれれば済む話ですし、そういう場合は、一年分程度の全入力を機器に流してみたりもします

具体的に、このシステムの停止時間で許容できるのは年間何分の停止である、ついては見積もりだしなさいと言えば済む話でして

それはやりたくない、という話なら、今のままの契約と機器しか無いと思います

しかし、それって言ってしまえば、ダウンは全く許容できない、遅延も許容できない、って言ってるのと同じ事で

ベンダに対してそれを言うと

例えば、壊れない車をよこせって言ってるのと同じ事で、そう言われてしまうと、専門のエンジニアを常時待機させた上で

代替車を全国に10台常に確保し、ヘリで故障地点まで運ぶ体制を作りますみたいな案が出てきて当然なんです

もちろんそういう用途はありますし、そういう体制が必要かどうかはユーザーが判断することです

他にSLAと言うと、応答遅延時間系ですか

こっちは、言ってしまえば、地震がおきても通話に制限が無い携帯電話網を作れと言ってるようなもんで

どの程度の負荷を想定して、想定した負荷の場合の応答時間は何秒だ、それを守れって言われないと

際限なく金をかける結果になります

まぁ、言っちゃえば、世界のどこで何があるか分からないから

日本人の脱出用の航空機世界の全空港に手配する必要があると思います?

そんな話なんですよ

http://anond.hatelabo.jp/20080721034820

SWとHWを一元的に見られるメーカサービスプロバイダって、少ないからねー。

サードベンダに任せれば、上ものは安くできるかもしれないけど、その下のOSハードウェアは、BIOSとかマイクロとかいって、メーカじゃないと責任持てなくて、ミッションクリティカルシステムの場合は、HA機能のソフトウェアが、下層のOSサーバに密結合してるから、手が出せない。

ちなみに、メインフレーム、悪くないよ。というか、むしろ技術的には、UNIX/Linuxよりも優位性があると思う。

詳しくは、"Principles of Operation"でも読め。今でも、たいして変わってないと思う。最新の事情は、各社のドキュメントを読め。

http://anond.hatelabo.jp/20080721023302

擁護したいわけじゃないのだが。

契約した当時、HP-UXAIXを除いてミッションクリティカルシステムOSサポートしてるとこあったのかなぁ?

数年前のLinuxでは、とてもじゃないけどこれに耐えうるシステムは作れなかったし、ベンダサポートすら存在しなかった。ミドルウェアの対応も不十分だったと思うんだけど。

ソフトウェアの問題だから理解し辛いのかもしれないけど、

ハードウェア側で同じレベルリスクをとるってことは、「サーバなんて不要。パソコンで十分で組み立てた方が安いからパーツ買ってきて自分で組み立ててサーバ立てたよ。壊れても自分でパーツ買ってきて直すから問題ないよ」と同じようなものなのだと思うとわかりやすいかなと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20080720184208

元増田は判っているかも知れないけど、誤解されていそうな所について。

メインフレーム馬鹿高いのですが、UNIXベースサーバもやたら高いのです。耐用年数が到来して、買いなおしとなるとハード代だけでなく、OS、ミドルウェア等々も全部買いなおしになってしまいます。

http://anond.hatelabo.jp/20080720205422より

それは、ベンダお任せで安定な(HAな)システム更新を行うときには、常識です。「何を言っているんだ、この化石反動め!」という声も聞こえてきそうですが、まあ落ち着いて読んでください。

そのように、上から下まで1社で揃えるのは、垂直統合と言われます。そのメリットは、あらゆるトラブルについて、そのベンダワンストップでクレームを入れて調査対応させる事が出来る事です。コンシューマでは考えられないかも知れませんが、何らかの原因でシステムが動かないときに、「ありゃ、ダメだ」では済まないシステムでは、トラブルを迅速に解決できることが極めて重要であり、重要性に応じて必要なコストは払わねばならないものなのです。安定性の重要性を無視して目先のコストに囚われても、利益機会損失などで安物買いの銭失いと言う事になります。

この垂直統合メリットですが、その中にサポート期間か切れてしまう物や組み合わせが((OSの対応ハードとか、ミドルウェアの対応OSバージョンとか))サポート外の物があると半減してしまいます。ベンダ側も、保守コスト抑制しなければ商売出来ませんから、サポート期間も組み合わせも有限に設定せざるを得ないのです。

ですから、そのような一斉リプレースは常識と言えます。

その一方で、そこまでの安定性(可用性)が求められない場合、安い物を組み合わせた方が、コストダウン出来るのは当然です。また、トラブルが起きても、ベンダ任せではなく、自力でトラブルシュート出来る場合も、勿体ない出費といえます。しかし、自前でそんな高スキルエンジニアを抱えていなければ、適切なトラブルシュートは出来ません。さらに、OSミドルウェアソースで確認しなければ((OSSを使っていてもちゃんと自前ビルドして自前でソース管理していなければなりません。単純にバージョンアップすると非互換によりシステムが動かなくなる場合があります))、そのトラブルシュートが正しい保証がありません。目の前の問題は回避出来ても、実は不十分だったり、下手したらもっと深刻な問題を発生させてるかも知れません。

垂直統合はやはり高コストになりやすいので随分割合が少なくなってはいるのは確かだと思いますが、それは、トラブルリスクを負う事でコストダウンを図っていると言う事なのです。

■内容不明なシステム保守

プログラム使用

http://anond.hatelabo.jp/20080721002901より

確かに、これらはメインフレームの特徴であり、オープン系からすると奇妙であり、そしてオープン系に比べてベンダ側の利益率が高い(それでも、世の中もっとボッタクリ商売はいくらでもあるけどね)もの。

この辺は、実際の所、明確な根拠は存在し得ないはず。というのは、「なんかあったら何でもやります」という料金だから。何でもやります、というのは大袈裟に聞こえるかも知れないけど、オープン系なら諦めるような事まで徹底してやるのは事実。そして、その作業の安定性への拘りも、オープンより明らかに饑えだし、安売り専PCサーバ屋とは桁が違う。そこまで出来るのは、やはり沢山お金を貰ってるから。コストストップ掛けずに徹底してやれる。とはいえ、今のITの世界の中では、ボッタクリと言われるような利益率なのはその通り(繰り返すけど、IT業界の中では)。

以上、元増田は判ってるかも知れないけど、万一のためと、読者の誤解を招かぬよう。戦った結果「こんなはずじゃ」というオチにならないように。

若い役人が、こう頑張るのは素晴らしい。ぜひ、その心を終生忘れずにいて頂きたい。

2008-04-17

パソコン好きなIT企業新入社員(男)にありがちな

1.データセンターに行く事が楽しくて仕方が無い

2.セキュリティゲートにカードを通すのが嬉しい

3.業務用の機器を個人で入手する(サーバCISCO製品等)

4.友人から「自宅のルーター新しくしたいんだけどお勧めある?」と聞かれるとCISCO製品を推す

5.サーバを自宅に置いてもせいぜいLinuxインストールする程度で終わる

6.エンタープライズ系のソフトウェアの評価版などを個人的にインストールしたりする(入れるだけ)

7.有名ベンダノベルティグッズを集める

全部自分が新卒だった頃のことですけどね

2007-12-08

地域格差とSIとエンジニアと・・・・

SIの仕事東京にほぼ集中している。

お金必然的に物が集まりやすい東京に集中する。

地方のSIベンダ東京仕事をもらいにいく。

しかし、地方SIは自前で受けられない。理由はスキル不足、人手不足、経験不足、体力不足

結局、お客さんもコストの問題で東京に作るものを地方の会社を使って人件費を減らし、

SIベンダ人件費を下げるのに地方に立地する。東京会社を作るより、地方の人件費出張費を出しても

まだ東京人件費より大分安い。

一例を挙げれば

東京で経験4年のWEBエンジニアが88万。

福岡で経験5年のWEBエンジニア(oracleSilver9i)が58万。

東京の1ルームのマンスリーが15万、出張手当が5万としても10万浮く。

お客さんは地方にはいない。

だって地方の企業はそんなに大きなシステムを作成する必要が無い。

結局、人が集まるのが先か、経済が集中するのが先か。

鶏と卵のようになったが、お互いがお互いを循環しているのだから

東京仕事が集まり、経済が集中するのは当たり前。

ってことは恐らく、今この状況こそが不自然に見えて自然な状態なのだ。

成熟した森なのだ。確かに、不整然としてごちゃごちゃで火事場や泥沼のPJTしか見ないけれども

それこそが雑木林。

ITバブルという陽樹林から、少ない日光で最大の生物を養える陰樹林が現在のIT業界なんだ。

次に訪れるものは、小さな進化ではなく大きな変化だと思う。小手先の流行など、エンドユーザーに対してもなんの感動も与えないし、エンジニア@ITに踊らされはしない。

まずは環境の変化・・・ホワイトカラーエグゼンプションか、海外へのオフショアか。

地方SIベンダで比較的安定しているのは、大手SIの地方分社と取引をしているところ。

FとかCとかNとか。

こういうところは安定している。

エンドユーザーの要件定義は大手SIの本社が行い、サブシステムについて大手SIの地方分社が行う。

そこに更に細かく切り分けた部分を、地方SIベンダが受ける。

ただし、これだと孫受けで良いほう。ひ孫、玄孫、も当たり前。

永遠に自社のオリジナリティを出す機会は無い。まして況や受託など、受けれたとしても採算ベースに乗せるのは難しい。

マネジメント力、コスト管理、、、、地方が受ける受託費用が上がるよりも早く、人件費が上がる。

結局のところ、地方SIが完全自立する可能性は、ほぼない。

大手のように、本社東京、そして地方分社化というのが一番正しいのだろう。

でも、それは本当に地方を盛り上げていくことになるのか。

先は見えない。

2007-03-18

エロくないよ!エロくないんだからねっ!!

http://anond.hatelabo.jp/20070317225847

ちなみに、クッキーモンスターの話は直接関係しません。それも(好まれない)技の一つとして使えるという事ではありますが。

たとえば、ここ匿名ダイアリをみると、www.google-analytics.com にリファラ付きでアクセスし、そこからクッキーが飛んでくる。これは、今、私が書いているページでも同様だ。ということは、クッキーの値と、私のIDが関連付けできる、ということでもある。そして、私があんなブログやこんなブログを見に行った時、そこにも google analytics が設置してあれば、はてなと同様に、www.google-analytics.com にリファラ付きでアクセスし、そこへクッキーを飛ばす。

つまりそれは、

と、www.google-analytics.com にはわかってしまう、ということでもある。もちろん、www.google-analytics.com の所有者である google は、analytics のアカウント毎のアクセスしかユーザには教えないし、内部でも個人単位アクセス動向を調べるようなことはしていない、と信じている。

私には、それを確かめるすべはないが。

analyticsは、文字通りアクセス解析の仕組みなのだが、同様の事を行なっているのは、そういうサービス以外に広告サービスがある。doubleclick.net などが有名だ。彼らは、自社のサービスである広告効果アクセス動向を知るための、アクセス解析を行なう目的で使っている、はずだ。それ以外では使っていないと信じたい。しかし、あまたある広告サービスアクセス解析サービスが、

  • 本当にサイト間にまたがる動向を出していないのか?

とか

という話はある。

とか売ってるかも知れない。それを肯定する材料も否定する材料も、私はもっていない。

こういうのは tracking って呼ばれてるんだっけか。下はIPアドレスリファラの関連付けからはじまり、このクッキーで精度を高める方法、さらに JavaScript で滞在時間等も出すとかある。たしか。

で、これらは実施者からみれば、アクセス動向を正確に知りたいだけなんだよ、ブラウザの標準機能を使ってるだけなんだよ、って話だけど、アクセス側からみると、本来関連付けられる事のない、別サイトアクセスが関連付けられるのはどよ、ってなるわけだ。私がサイトAとサイトBをみていた事を、なんであんたが知ってるんだと。A店とB店で価格を見比べていた、なんて事があんたに知られるのはキモイんだよと。それってストーカーじゃないのかと。

とは言え、私の1クリックは、何千何万何百万のうちの1つだし、実名や住所と紐付いているわけでもないし、クッキーなくてもIPアドレスリファラはあるわけだし、ユーザ動向の調査が目的倫理に反するような事には使わないっていってるし、そんな悪い事をするなんて、ごく一部だろう。そもそも、そんなにうまくいくほどのものではないだろう、気にするほどの事じゃない。ともいえる。

ちなみに、この時クッキーモンスターを使うと、情報収集している主体をわかりずらくする事ができる。*.ne.jpクッキーを送ると、そのクッキーを送ってくるアクセスを逃すと、どこが送ったのかわからない。foo.ne.jp bar.ne.jp hoge.ne.jp ほかさまざまなドメインをとっておけば、関連しないと思ったアクセス間でも関連付けられる。そういう意味で、トラッキング目的クッキーである可能性は高いし、隠蔽工作を行なっているならば、ろくなものではないだろう、とはいえる。単に、CGIなどのバグの可能性もあるけれど。

ここらあたりは、論理的にできる事、技術的に妥当な所、倫理的にあるべき所、一般ユーザとして当然と思える事、行なう側が当然であるべき事が、まだまだ一致しきれていないから、良い悪いが揺らいでいて、個別事例を、一般解として、これはNG、これはOKと判断するのが難しくて、スパイウェア検知ソフトベンダ各社は、そういう部分は人それぞれですので、低いラインに併せて検知するようにしているんです、判断は自社基準です、実施側の理解不足や基準見直しなどで、随時変更します、という。クッキーは「ウェア」なのか?という事は抜きにして。

2007-02-16

ゴム草履と蝶ネクタイ

今日社長のお供で某新春の会に。

まぁその、そこの名物社長さんの講演を聞いて懇親会って内容で、正直あんま期待しないで行った。

会場につくと結構な数の参加者が。見たところ200人くらい?多分ほとんどがITベンダの部課長か企業のIT戦略部とか、いくらか偉いさん。平均年齢45オーバーな感じ。

で、まぁ講演。チキュウオンダンカとかキッコウ異常とか、アルゴアさんとか、あー、はい。とか思って聞いてたんだけど、途中からヒートアップしてきていろんなものをdisり始めたあたりから俄然面白くなってきた。

大企業とかマスコミとかアメリカとか税制とか、特に大口お客さんであるはずの業界人とかそのIT担当エネルギー電気の使いすぎヨクナイ!って、あんたが言うかよ!って感じで会場からも笑いが漏れてた。

なんか微笑ましい人であることはよく分かった。なんか部下は大変そうであるが。

その後立食の懇親会はビール水割りソフトドリンク、もち無料

料理もさすが明治記念館なお味で、からあげうまー。

名物社長がテーブル回ってきたので名刺交換させてもらって頭下げたら、ゴム草履履いててた!靴下のうえに!

もう、食ったばっかのからあげ吹いた。いやギリギリ止まったが。

今日の時間を作るためデブサミ行けず残念だった気分がふっ飛びましたとさ。

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