はてなキーワード: 人魚姫とは
今更ながらアナと雪の女王について。
『FROZEN』は好きな部分もあるけれど、それでもやはりアンデルセンの雪の女王の映画化としてはとても残念と言わざるを得ない。作品としては好きですよ、でも残念。
タイトルが『雪の女王』ではない、オリジナルな『アナとエルサ』ならまだよかったのに。ポニョと人魚姫以上に掛け離れているんですから。
人魚姫がハッピーエンドになったくらいの改変ならいいけれど、これはそれとは違って話の設定から何から違うもの。ラプンツェルも設定改変はあったけれど「高い塔に閉じ込められた長い髪の少女」という根本は変わらない。
雪の女王という作品の根本は何かというと「幼なじみの少年を探して旅する少女」の構図なんですよ。男の子を助ける女の子の話。よくある物語の逆パターンです。これはフェミニズム視点で見ても意味あるものだと思うだけに、どうしてそのまま使ってくれなかったのかと思うと残念。異性愛中心だからだめなの?でも革新的な設定だと思うんだけどなー。
そしてタイトルである雪の女王はけして悪役ではない。厳しくも美しい冬の象徴であり、カイを見守る女神とも言える存在。ありがちな、ヒステリックで意地悪な女ではないのです。少女と大人の女は異なる存在ではないと示す意味で、ゲルダと雪の女王のオリジナルなやり取りを入れてくれたりしたら、フェミニズム的にも面白いと思います。ゲルダと雪の女王は一人の女性の二面性と見る事もできますしね。
・萌える
眠り姫
親指姫
・萌えない
要するにアレだ。自分が姫を助けられる位置に来られるかどうかって話だろう。
人魚姫は「たまたま惚れたのが一般人だった」とか、眠り姫や白雪姫は「たまたま一般人が助けてもOKな呪いだった」とかいう改変も容易だけど、
有名どころをざっと並べると
フェミに嫌われていると言う事は男にとっては都合のいい女の筈
しかし男に惚れ相手に気がつかれないまま泡になって死んで行く人魚姫は、まどマギのさやかがモチーフにしたキャラだ、そしてさやかは男に圧倒的不人気
それに下半身が魚or言葉が話せないのではエロ妄想しにくかろう、一方的に惚れられ勝手に命をかけられ口もきけないのに近づかれ、思い人とくっつかない場合は男を殺さないと死んでしまうのは男には重すぎるのかもしれん、人魚姫は多分不人気属性だろう
眠り姫
考えてみたら主に眠っていてキャラがあまり立ってない、却下かな
狩人に森に連れて行かれたり、勝手に小人の食事を食ってベッドで眠った後に7人の小人と暮らしたり、死んでる姿に惚れた王子にキスされたり、いつでもエロシチュに持ち込めそうな隙だらけだ
苛められ耐える姿はそそるかも?
何したか知らんけど月の世界の罪人が罰として地上に落とされ、自分に惚れた男に無理難題を吹っ掛け命がけで貢がせ、結局一番身分の高い天皇とラブるが捨てて故郷に帰る。
小悪魔系行動と相反する日本美人な外見&清純派な性格はギャップ萌えあるか?
親指姫
不細工に気に入られたりエロシチュにも困らない、南君の恋人みたいなエロ妄想もできそうだし、普通に受けそうだ
関係ないけど知名度のわりにはディズニープリンセスに入ってないのが不思議。
と言う事で親指姫かなと結論が出たけど、実際のところどうなのだろう。
「入るよ」
「どうぞ」
いつもとは違うくぐもった声。
彼女は部屋の奥、ベッドの隅でまるで凍えた旅人のようにタオルケットをかぶっていた。
人体のかたちの丘に、夏の日差しがコントラストの高い印影を作る。
「晩飯の買い出しに行くんだけど、何か食べたいものある?」
「食べたくない」
語尾がかすれて消える。
「体調悪いの?」
額に触れようとして手首をはたかれた。
「違う」
「てって…」
僕はそのままベッドに腰を下ろし、窓ガラス越しの海辺を眺める。
「違う」
タオルケットを引っ張ってみる。無反応。
「ドラマ」
「ああ、さっき見てたやつ。コテコテのメロドラマだったねえ。あんまりコテコテだったからリサ先読みあてて大笑いしてたねえ。君は真剣だったけど」
「笑えない」
「ん?」
「とてもじゃないけど、笑えなかった!」
枕が顔に飛んできた。
安定の悪いベッドの上に、彼女が立ち上がる気配がする。
「気づいちゃったもの!私、私、ずっと、あんなこと、」
僕は首をかしげる。顔に張り付いた枕が床に落ちる。
「やーまー僕らもたいがいベタな生活をしてきたけどもね端から見て冷やかされる理由をやっと自覚しま」
「違う!」
僕はあごに手を当ててじっと見上げる。
「あの…不倫した部長の恋人役の人。包丁もって、『奥さんと別れてくれなきゃ死んでやる』って。笑えない」
「まああまりそこ笑うとこじゃないけどね。リサは笑ってたけど」
「私…、ずっとあなたにあれやってたことになる」
「違うよ」
「違わないよ!私のこと嫌いになったら泡になって死んでやるってずっと脅迫してるのと同」
僕は彼女がそれ以上喋れないようにした。迅速に。
「落ち着いた?」
「10年」
「ん?」
「もうすぐ10年」
「ああ、そうだね。再来週。」
彼女が手のひらを日に透かす。