2022-04-04

フリーランスとして生きて。

確定申告を始めて15年ほどたった。

業種はまぁデジタル土方(リアル労働メイン)と言った所だろうか。

華やかに見えるが実態は泥臭く、いつも同じような違うような作業を繰り返している。

ようやく今年開業届けを提出したが、劇的に変わったことは何もない。

主な業種を始めた20年前の収入は1件3,000円。

実働は5時間~6時間

時給にすると600円以下である

当時の求人情報紙の平均時給は750円ぐらいだった。

よく辞めなかったと我ながら思う。

所謂キナイ子で、仕事終わりに一時間説教タイムなんて事も度々あった。

それまで最大半年程度で、様々な職場渡り歩いていた自分としては、なぜ時給600円で働き続けられたのか、未だに理由はわからない。

一年経って、さすがに可哀想と思われたのか職場内の試験を受けることなランクが上がり、1件4,500円に報酬が増えた。

一気に1.5倍である

時給換算900円ほど。

責任ある持ち場を任され、またそれが性に合っていたので仕事のものは楽しかった。

仕事のない日あるいは休みを取った日には、都会のクラブイベント等に行くために高速バスに乗り0泊3日遠征をしてそのまま仕事に行ったりしていた。

土日メインのその仕事だけでは食っていけず、他のバイトも掛け持ちで糊口を凌いでいたが、繋ぎ仕事も当時のバイト相応の時給800円程度。

平均月給10~15万程度で親の脛をかじりまくって、好き勝手生きていた。

当時車の整備不良で警察に止められた時に職業を聞かれてフリーターです、と言い

「あぁ、無職ね」

と返されたのを強く覚えている。

10年近くそ生活を続けると1件6,000円に給料は上がっていた。

そして私は35歳になろうとしていた。

求人募集を見るのが趣味の一つだったのだが、35歳を過ぎると途端に正社員募集が減るのだ。

焦っていた。

このまま一生を生きていけるのか。

人生墓場と言われる結婚をするつもりはなかったが、天涯孤独が予想されていたこの身を養っていけるのか。

その時、同じ業種の人から正社員にならないかと声をかけられた。

少し悩んだが、手取り17万円もらえるなら、とその会社に入ることにした。

社員自分を含めて5人。

社長専務、他二人と私。

社長社長愛人社長奥さん、平社員

なんて布陣だった事は入社して一か月で初めて知った。

社員の人以外は入社から面識があったのに気づかなかったのが敗因だ、特に奥さん。全く気づかなかった。

使用期間の3ヶ月で辞めたが、主な理由関係性の複雑さより、確かに手取り17万円もらえたが、社会保険諸々はもちろん雇用保険すら入れてもらえなかったかである

これまでと同じように報酬支給してもらえるなら何とかやりようがあったが、交渉してもダメだった。

その後はその会社からフリーランスとして仕事をもらうことになった。

1件1万円。

時給換算2,000円。

ジャンプアップ。

出世である

しかしそこは社員として入っていたからわかる。

会社は私を派遣することで22,000円もらっている。

3ヶ月で辞めた恩返しにと3年そのまま働いた。

その間会社のもらう金額は25,000に増えたらしいが、私への報酬は変わらなかった。

他にも諸々嫌になって辞めることにしたが、ありがたいことに会社仕事を振っていた上の会社から(孫請であったのだ)直接仕事を依頼したいと言ってもらえた。

しか社長が糞だったので難航して一年ほど仕事のない状態になった。

たまたま疎遠だった実親が亡くなり、遺産はなかったが500万円ほどの生命保険が転がり込む事になったので、カードローンを返した残りと仕事のない時期にしていた時給900円5時間バイトを週4日に増やしてどうにか生きていけた。

ゴタゴタも収まり仕事にありつけそうになって少し。

コロナがきた。

イベント業に隣接した我が業種は大打撃。

仕事は軒並みキャンセルが続き、持続化給付金を満額もらいようやく生き延びた。

そして、オンライン化に関した勉強を繰り返し、何とか仕事が安定してきた去年。

未だに仕事が入っては無くなりまた入ると慌ただしいが収入は増えた。

年収の推移は節目毎に130万→180万→350万円程度。

経費をきちんと計算し、確定申告二年目からずっと住民税課税世帯でございます

仕事で使う範囲より少しだけ多めに家事案分を分けたり、少しの節税はしている。

今となっては実入りはそこそこあるけれど、社会保障ある会社員の額面年収には程遠く、ローンすら組めないこの身体

あ、ちなみに中卒です。

いじめを受けたり睡眠相後退症候群と思われる症状が出たりで学校生活をまともに送れませんでした。

多分ADHDも持ってる。

生きていくために何とか何とかズル賢く立ち回ってきました。

そんなタイミングでやってきたインボイス制度

煩雑になろうが去年から や◯いの青色申告

を使っていて非課税自分にはさほど影響はないぜ!

とは思いつつ、選挙の参加や反対の署名など少しだけ動いてはいます

多分売上に消費税は足してもらえないので、変わらず節税を続けて生き抜くしかないです。

仕事仕入れによく使う業者さんがインボイスを導入してもらえるよう願って、この酔っ払い駄文ピリオドを打ちます

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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