お客様から、「官製はがきってありますか?」と聞かれた女子フリーターアルバイトさんが、私に「官製はがきって何ですか?」と聞いてきたので、「官製はがきとはこれです」と、普通はがきを出して見せたら、
「それが官製はがき……!? 普通はがきって書いてあるのになぜ!?」
と、女子フリーターアルバイトさんは驚愕していた。あ、そうか。郵便局はとっくの昔に官から民になってる訳だから、郵便局が売り出しているはがきを今となっては「官製」とは言わないんだな。
お客様が欲しかったのは「普通はがきのインクジェット用のやつ」だったのだが、残念ながら当店では取扱いしていなかった。インクジェットは年賀はがきしか置いてないのだ。
先週、インクジェット用年賀はがきを一度に60枚お買い求めのお客様がいた。女子フリーターアルバイトさんが応対していたのだが、ハガキの数え方がぶきっちょ過ぎてお客様が困惑していた。
数え切れなくなり、「数えるのちょっと手伝ってください!」と女子フリーターアルバイトさんが助けを求めて来たので、「こうやってやるんだよ」と年賀はがきの束をクネクネして扇型に開いてから数えて見せた。それを横で見ていたシフトリーダーが、
と本気で驚いていた。ていうか、お前もか……。
お客様の中には、店員の仕事のやり方をむやみやたらと厳しい目で見ている嫌な人がしばしばいる。はがきやお札やチケットなどをお客様の前で数える作業は、出来れば半ばパフォーマンスのようにスマートにこなせた方が、無駄に怒鳴られたりしなくて自分の精神衛生によい。私も過去にはがきの数え方がなってないせいでお客様から叱られた上に、意地悪な先輩パート従業員から追加で怒鳴られた経験があって、泣きながら覚えた。と、女子フリーターアルバイトさんとシフトリーダーに話した。
で、昨日、Aさんがお客様から年賀はがき40枚を頼まれて、すごくぶきっちょに数えていてお客様に眉をひそめられていた。もしかして、はがきの数え方が下手なくらいで死にたくなるほど怒鳴られた私のような人間こそ珍しいのでは? という気がしつつ、Aさんにもはがきのスマートな数え方を教えた。
まあ、無駄っちゃ無駄だけど、せっかく仕事をするならスマートに美しく……バーテンダーとかみたいに、と思うのだけど、時給の安いコンビニバイトでそこまでしても? とも思い、だがしかし、バーテンダーって高級なバーならともかく、そこらのお店に勤めてる人だと案外お給料高くないのでは? とも思ったり、増田心は複雑に揺れた。
「僕はN-BOXに乗っている」「私はセレナ」みたいに社名でなく車名で呼ぶのが一般的。
なのに何故新型コロナのワクチンは、「僕はファイザー打った」「私はモデルナ」みたく社名呼びなのか?
でも風邪薬の場合、「パブロン飲んできた」「家にあるコンタック飲んでおこう」みたいに薬剤名呼び。
「大正製薬飲んできた」「家にあるグラクソ・スミスクライン飲んでおこう」みたいに社名呼びしない。
米国では、「僕はトヨタに乗っている」「私はホンダ」みたな社名呼びが一般的。
これなら、「僕はファイザー打った」「私はモデルナ」の社名呼びも自然。
日本における新型コロナのワクチンの社名呼び、恐らく米国の社名呼びする報道をそのまま翻訳した結果ではなかろうか?
でも、どうにも引っ掛かる。違和感を拭えない。
例えるなら日本のオフィスで社員同士がファーストネームで呼び合うのを目にするような。
「僕はファイザー打った」ではなく、「僕はコミナティ筋注打った」に。
「私はアストラゼネカ打った」ではなく、「私はバキスゼブリア筋注打った」に。
Honestly
お前みたいなマジレスする奴が一番危ねーんだわ