シャドウバースっていうのは、エロメンコだとか、コイントスだとか言われているCygames産の本格スマホカードバトルだ。(注意 DTCGではない)
このシャドウバースは同社の神撃のバハムートというよくあるポチポチゲーの世界観をカードバトル(注意 カードゲームではない)に落とし込んだハースストーンライクだ。
私はあまりBlizzardのゲームが好きではない。(オーバーウォッチはすき) なぜかというと、やはりアメコミ強さがあるからだ。アメコミが嫌いなわけではなくいちいちキャラクターが濃いのが苦手で特に、オーバーウォッチは大好きなんだけど、ソルジャー76もリーパーも大好きで、「やめて!争わないで!」という平和ボケ思考の俺には刺激が強く、そういうのがあたりまえにあるのでBlizzardのキャラクターは苦手なのである。
でも、神撃のバハムートは昔、アイドルマスターシンデレラガールズのコラボから触っており、スライムを重ねてエロいスライムを作ったりした程度には思い入れもあるのですんなりとシャドウバースは受け入れることができた。
システムとしてはほとんどハースストーンのパクリなので面白くないはずがない。コインとヒーローパワーが無いだけで大きくシステムは変わらず、進化という神撃のバハムート特有のシステムもしっかり引き継いでいる。
冥府エルフが流行る前までは、ビショップがパワーが無いかな?ってぐらいで大体のリーダーでバランスが取れていて「これは流行るぞ」と感じ取り、即座に課金しデッキをたくさん作って遊んだ。
新パックの「ダークネス・エヴォルブ」が実装されて、冥府エルフ以外はほとんどバランスが取れていた。まぁ、その時は天敵のビショップがかなり強くなり自分がよく使うネクロマンサーは長きに渡り不遇を迎えることになるのだが。
ここまではいい。ここまでは素晴らしかった。1枚1枚のカードが価値があったように思えるし、極端につよいカードはもちろん会ったにはあったがカードゲーム(注意 カードバトルではない)の基本の「アドバンテージ」や「バリュー」の概念があった。ひっくり返せない盤面になることも当然あるが、そうなるのも基本的に7ターン目以降だった。そして、流行るデッキが変わるたびに採用カードも変わっていってデッキをいじる楽しさがあった。メタが回っていた。
まず第一に上げられるのが「ドロシー」だ。このカードはすごい。どの角度からみても、どういう視点から見ても「強すぎる」と感じるカードなため、このカードは次弾パックがでるまで大した弱体化もされずに猛威を振るうことになる。
そして、「バハムート」や「サラマンダー・ブレス」といった全体効果もこの時に出てきて、「アドバンテージ」や「バリュー」の概念はなくなり、バリューを意識し猛威をふるった乙姫ロイヤルはこの頃から完全に姿を消す。この時から「エロメンコ」と呼ばれだす。ハースストーン信者が流行らせようとした「ヘンタイストーン」は全く呼ばれなくなる。
「今回のパック担当がちょっとカードゲームわからなかった人間なのかもしれない」
「遊戯王だって、2チームあって片方が悪行を繰り返すけどもう片方は楽しいカードを出している」
今となってはそんなことはなかったが、ディレクターがシャドウバース初期に「勝率からしっかりカード調整をする」「極端に強いカードはださない」「CPUの思考はプレイヤーのカードプレイの質を高めるためのものにする」などを豪語していたので期待していたのである。
そして、「神々の騒乱」によって「ネクロ・ドラゴンの2強環境」が出来上がり、調整能力のなさを露呈してしまう。
不遇だったネクロマンサー使いの俺は狂喜乱舞し、果ての果てまでBPを貯めてこの時にマスターランクに昇格する。でも周りの人からの評価は散々であった。
「軽くて強いフォロワーを横に並べて戦うロイヤル」の特性をネクロマンサーは奪い、横に並べるのはネクロマンサーの十八番になる。
ドラゴンはもともとマナアップの特性を持っていたのだが、そこにさらにビショップの「回復してしぶとく生き残る」を奪う。
迷走。
そして1枚のカードに強い効果を入れたがためにどんだけ「バリュー」や「アドバンテージ」はどんだけ積み重ねいようが返されるようになる。安定した爆発力。エロメンコに拍車をかける。
今回実装された「ワンダーランド・ドリームズ」。まさかの「ヴァンパイア1強環境」である。
しかしその蓋を開けてみればヴァンパイア1強の下には「不思議の探求者・アリス」の存在があった。
このカードはすべてのデッキに入れることの出来る「ニュートラル」で、このカードのせいで、ほとんどのリーダーの序盤の動きは「123アリス」といわれる動きになる。
この動きをしないリーダーも居るにはいるが、先行をとった「123アリス」はもともと「先行有利は後攻のほうが進化を一回多く使えることで打ち消せる」といったゲーム展開を完全にぶち壊す。
詳しくは各自でググって動画とか見てもらえばわかると思うが、このカードのせいで「後攻はプレイミス」と言われるほどになった。これが今の状況でまさに「コイントス」と呼ばれ「じゃんけんのほうがまだ駆け引きができるので難しい」と言われる。
私はシャドウバースが好きだ。大好きだ。神撃のバハムートが好きだし、アニメの神撃のバハムートなんかみてるとやっぱりケル子が可愛いって思うし、ルシフェルが出てきてテンションがあがったりする。
でも、残念なことに、その神撃のバハムートの生み出したCygames、シャドウバースを生み出したCygamesが、シャドウバースを殺しているのだ。
7/30にカード調整の詳細が発表される。しかし、その知らせは滑稽なもので「レジェンドを含めた5枚以上」とのことだ。
そもそも壊れたカードがあるならそれのレアリティが何であっても調整をするのが当たり前なのに「レジェンドを含めた」とかわざわざいっているのが不安にさせる。
そして今の状況はどれだけ好意的に見ても「バハムート降臨」から壊れているのに「5枚以上」という宣言。少なすぎる。残念だが、最初のパックも含めて調整が必要なの状況なのだがどうやら理解ができてないように思える。
なので、今回の調整は間違いなく「ワンダーランド・ドリームズ」で実装された5~8枚ぐらいを調整するぐらいだろう。
もう一度いう。
そして、今声を上げて「今のシャドウバース」を批判している人間も「シャドウバースが大好き」だろう。
大好き故に、楽しく遊びたいのだ。私たちはシャドウバースを批判する。批判するがそれはゲームの批判ではない。シャドウバースというコンテンツの批判でひいてはCygamesへの恨みの声なのだ。
シャドウバースみたいなクソゲーに熱心なだけはある糞文章だな 全然面白くない