はてなキーワード: FreeNetとは
まずこれ。一次放流って言葉を知って下さい。最初に吸い出して流す「神」が匿名性(今はもうないが)を信頼してWinnyに流す。
次に主に無職とか学生とかアジア人とかいわゆる無敵の人がアホでも手に入るWebに流したり、あるいは善良なアホが身近な人間に手渡ししたりする。
別にWinnyが使えなくてもWinnyで流されたものを落とすことはできるんですよ。
Shareは開発の経緯から言ってWinnyが存在しなければ開発すらされなかったことは明らか。Torrentに流れるものはWinnyやShareに最初に流れたものの横流しがほとんど。
そーかもね。でも現状Winnyと、(それに影響を受けて造られた)ShareやPerfectdarkといった既に逮捕者が出てる不完全なソフトが相変わらず使い続けられてることを考えれば、「金子氏より上の能力を持っていて同じ事をやろうとする人間」はいないとみなして良いのでは。
歴史のifなんかいくらでも考えられるし、これだけだと根拠薄弱だから海外の話もしておくと、FreenetやStealthnetやTorなどといった海外産ネットワークはあるけど、いずれも速度や匿名性の面で難があり「そういう用途」にはほとんど使われていない。
要するにWinnyが出てから10年、世界中見渡してみてもWinnyに匹敵するソフトはWinnyの影響を受けた日本のソフトしかなく、Winnyを超えるソフトは存在していない(ShareもPDも現状では匿名性にWinnyと大きな差異はない)。
そらまーね。でも例えば大手TorrentトラッカーでPSPのゲームのDL数見てみて下さい。1万越えはざら。10万を越えてるものすらある。
一応言っとくとトラッカーひとつでのDL数だけでそれだ。他にもTorrentばらまいてるサイトは山のようにあるし、それと同じかあるいはそれ以上にShereやWebでも拡散されている。
匿名掲示板に巣食う割れ厨と一言一句同じ言葉をHNとはいえ名前晒して公言できることに尊敬の念すら覚えます。ぜひゲーム以外にもその思考を広げ実行に移してみてはいかがでしょうか。
俺は2chDownload板に47氏として金子さんが登場した時から知っている。
WinMXというサーバーを介したP2Pファイル交換ソフトが当時は全盛だったが、サーバーを止められたらファイル交換出来なくなるという致命的な問題があった。
そして実際にサーバーは止められ、有志のサーバーに頼るか他のソフトを探すしかなくなった。
ちょうどそんな時期に
と颯爽と登場したのがスレッド内コメント№47、通称47氏と名乗ることになった金子氏だった。
同様にサーバーを介さないGnutellaというピュアP2Pがあるのは知っていたが、FreeNetは知らなかった。
ははぁ、なるほどもしそれが実現したら結構やばいことになりはしないか?とすぐに思った。
しかも分散アップロードされ、キャッシュという形でノードのどこかに保存され、アップロード元も特定できないシステム。
やばいことになる、と思ったのは違法ファイルが蔓延ることではなく、ネットの負荷が半端なく増大するって事だった。
WinMXの様にアップ側とダウン側が1対1ではなく、キャッシュ分散とノード多点経由でやり取りされるWinnyではパケット量は膨大に増えてしまうのだ。
当時まだADSLが全盛だった時代、それは実際そうなったのだが、そうなるとWinny自体の転送速度も落ちるので、Winnyは驚くべき対策を打ち出した。
P2Pソフト自体でネットを適切に自動制御する、クラスタ化というものであった。
検索キーワードを使って、同じか似た検索キーワード同士を発するノード同士を近付けて、異なるキーワードのノードは遠ざける。
目的のファイルを交換しやすくして、かつ、ネットの負荷も劇的に下げるという、
しかも個々のノード、すなわちユーザーに成績を付けて、たくさんキャッシュを持っていたり速度の速いノードはより上流にして交換しやすくする、などといった対策も取った。
Winnyの優れた点はP2Pというシステムをネット上で如何に最適化していくかというところにあった。
そしてそれはほぼ目論見通り成功しWinnyは大ヒットしたわけだ。
その後の問題については別に書くこともない。
違法なファイルやり取りの温床となったり、ウィルスが蔓延する事は当初から予想されていたことだったし。
そして俺は多分、金子氏は捕まるだろうと思ってた。
ユーザーを特定できるサイトをソフト配布拠点にしていたからだ。
そしてその通り逮捕された。
日本の司法は多分有罪にするだろうと思ってたら結果無罪となった事だけが予想を外した。
俺としては金子さんはまた再び世間を騒然とさせるソフトを作るに違いないと思ってた。
そういう期待をせざるを得ない人材だったと思う。
こうして訃報に接してそれがもうないという厳然たる事実に非常に残念に思う。
気になったエントリをいくつかクリップしてみる。47氏やジーン・カン氏はどんな未来を想像していたのかが知りたい。
楽曲対価を支払うたったひとつ(ではないかもしれない)の冴えたやり方
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著作物に対する権利の主張と確保、という点からのみ語られがちな一連の問題を、著作物に対する対価の支払いを進んで積極的にしたいと思ってる側から考えてみる。
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むしろ、そういうJASRACが噛まない料金徴収システム(送金システム)を、ユーザーのフェアユーズ&シェアユーズを満たす形で整備したほうが、事業者にとってもユーザーにとっても原曲作者にとってもプラスなんじゃないの? と思ったりはする。
さぼり記 2007-12-20 http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/20071220/1198121928
コンテンツは何のために必要なのか
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私的録音録画小委員会: 反対意見多数でも「ダウンロード違法化」のなぜ (1/2)
この内容は流石に怒っても良いよね?
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そういった、今のお金を大切に思うが余り施行した法により、未来のこれから出てきたかもしれない革新的な文化活動の発展を萎縮させ、クリエイターの卵となるべき人たちの芽をたたきつぶしたといったことの大きさを憂える。ひたすらに。
rerofumiのつぶやき 2007/12/19 http://www.fumi2kick.com/rrtalk/archives/932
誰が音楽文化を支えるのか
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音楽の世界だって書籍と同じように、オリコンチャートを意識して売り捌きようのない枚数のCDをプレスするという時代錯誤で不毛なチキンレースは遠からず終わり、いくつダウンロードされたか、総額いくら寄付を受けたか、世界中でノベ何時間再生されたか、そこからどういった二次著作物が生まれたか、誰をどう触発したか、何にマッシュアップされたかといった、もっと本質的な尺度で測られるようになるだろう。
雑種路線でいこう 2007-12-04 http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20071204/music
音楽そのものについての考察がおきざりにされた著作権議論の不毛
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音楽著作権というのは無前提に音楽の創造者にある権利だとして、そこの検証が全くされないままそれが前提に議論がされているが、音楽著作権という考え方そのものがそもそもイリュージョンだったのではないかという検証は本当に必要ではないのだろうか?
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「グヌーテラは音楽著作権を侵害しているがどう思うのか?」という質問が次々投げられた。この質問に対してジーン・カンは実に冷静に答えていた。
「グヌーテラを停止させることはもはや私にもできないのだ。
いわゆる『音楽著作権』の侵害はあるかと聞かれれば『その通りだ』と答えざるをないが、もはや『覆水盆に返らず』だということを認識した方が良い。
それよりもこの状況に合わせた新しい権利の設定を考えた方が遥かに現実的だ。
現在の音楽の著作権は太古の昔から存在しているようにみんな勘違いしているが、音楽家とは本来その演奏に対する対価として報酬を受け取っていたので、著作権という抽象的な録音定着、複写の制限を定めた権利はつい最近生まれたものだ。
まずそのことを勘違いしない方が良い。
MacOSXの新着アプリテスト記録とトラブルシューティング http://nmuta.fri.macserver.jp/unei0712.html#musiquecultual
47氏が見たラジカルな世界
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まず、言えることは、47氏は現状のWinny自体にはそれほど関心を持っているわけでもないということだ。問題は次だ。
4. コンテンツ提供者側の集金問題
話変わりますが、最近私の方ではコンテンツ流通側とは逆側のコンテンツ提供者側に関するシステムについて考えてることが多いです(コンテンツ提供者向けのシステムであって、よくあるようなコンテンツの保護技術に興味があるわけではないので注意)
そもそも私がファイル共有ソフトに興味を持ったのは、当時ファイル共有ソフト使用ユーザーから逮捕者が出たということ(これは明らかに変だと思った)というのもありましたが、どうやったらコンテンツ作成側にちゃんとお金が集まるのか?ということに、もともと興味があったからです。
インターネットの一般への普及の結果、従来のパッケージベースのデジタルコンテンツビジネスモデルはすでに時代遅れであって、インターネットそのものを使用禁止にでもしない限りユーザー間の自由な情報のやりとりを保護する技術の方が最終的に勝利してしまうだろうと前々から思ってました。そして Freenetを知って、もはやこの流れは止められないだろうと。
極東ブログ 2004.05.11 http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/05/47.html