2023-02-27

母親研究

中学生の時からなんとなく感じていたけど、年々母親と会話が成功する確率が減ってきている。

両親にはとても感謝しているし、恵まれ生活をさせてもらって自分幸せ者だと感じているが、どうしても母親をひとりの人間として見たときに好きになれない。相性の悪い相手だと感じる。

現在も1日を振り返ってイライラが止まらず眠れないので、日々母を観察し、ようやくそ発言や行動の分析が進んできたことを、ここに書き出そうと思う。

母とは時たま会話が成立しないときがあり、これには母がそもそもこちらの話を聞いていないパターンと、母の発言の中には実際の言葉とは違う意味が多分に含まれていて、こちらが全てを汲み取って理解しないと言葉キャッチボールが成立しないパターンがあると考えられる。

前者の例

「お母さん、この日ってなんか予定あったっけ?」

「……(スマホに夢中で聞いていない、もしくは聞こえていない)」

歯医者行ったら駐車場でぶつけられそうになったよ。飛び出してきたくせに睨んできて、すごく感じ悪い人だった。」

ドラマ予約したっけ?(テレビをつける)」

最近は他にも、いきやりTikTokTwitterの画面を見せて「見て!誰々さんがどこどこ行ったって!」も頻発

後者の例

「このお酒リキュールだけど成分表に清酒って書いてあるね。だから日本酒匂いがするんだ。」

「えっ?だってリキュールでしょ?」

「うん。リキュールと言ってもいろんな種類があるんだなって。」

「いや……だってリキュールだもん。」

「だから簡単に言えば香りをつけたお酒リキュールでしょ?その材料になるお酒にも色々種類があるんだねって今知ったの。」

「そりゃそうでしょ。」

前者のパターンは、そもそも母はその場の思いつきや目の前のことに集中してしまうことが多いので避けることは不可能日常で最も頻発するが、昔からこうなのでどうしようもない。

後者パターンは、会話の中で年々登場回数が増えている上にあたかこちらだけが理解不足であるかのように扱われるので大変頭にくる。

はいわゆる主語がない人だ。いきなり突拍子もなく「何日だっけ?」なんてのは当たり前で、こちらが主語を探す会話スタイルが基本。

さらに、おそらくだが、母は「家族相手なら多少適当に喋っても話が通じる」と思っている。

この2つが組み合わさった結果、「母の中ではごく普通言葉だが、出力結果が主語も述語もめちゃくちゃで何を指しているかからないため会話にならない」からの「こちらは困惑、母も『なんでこいつにはこの程度のこともわからないんだ?』と困惑」という状況になる。

前者はスルーするなりあとから同じことをもう一度話すなりすればいいものの、後者をぶちかまされたときはこみ上げる苛立ちを抑え込むので精一杯だ。

後者パターンで例に挙げた会話では、こちらは途中まで母の「だってリキュールでしょ?」という発言は「リキュールなんだから日本酒ってのはおかしくない?」という意味だと捉えて会話していたつもりだったが、どうやら違うようだというのがわかる。ここまではいいのだがじゃあ本当は何が言いたかったの?というのがわからない。「リキュールというお酒はいろんな材料をもとに作られるのだから日本酒でできたリキュールもあるだろう?」ということならば二度目の否定意味が通らなくなる。

しかしここで「つまり何が言いたいの?」は禁句だ。毎回黙りこみ、結局言葉真意を聞き出せたことはなかった。

長年この謎と向き合い続け、こちらの理解不足がいけないのだろうと様々な思考対策を行ってきたが、今はもうこのモードに入った母の言葉真意理解することは不可能だと諦め、「あーそうだね」で会話を強制終了させることにしている。

この方法メリットこちらの神経のすり減り方ががいくらかマシになることで、デメリットは母が不機嫌になることだ。おそらく母は母でこちらの「オメーの言ってること意味不明だからもう話すのやめるわ」という空気を感じ取っている。

ここまではこちらの言葉に対する母の返し方という内容だったが、では母から言葉はどうなのかというと、ハッキリ言って母の話はクソつまらない。

から振ってくる雑談の内容は、ここ半年程は、親戚の非常識夫婦に対する愚痴仕事に対する愚痴、大好きなアイドル話題のうちどれかだ。

前者2つはこちらもストレス発散になるならばとできるだけ聞く。個人的にこの非常識夫婦が大嫌いなのであまり聞きたくない。

問題なのはアイドルの話で、これが「テレビに出ていたのがカッコよかった」とか「今度発売されるCDが楽しみ」とかだったら話の広げ方、返し方も色々ある。「何の番組に出てたの?」とか「もう予約したの?」とか。

しかし実際は「誰々さんが今生配信してる!」だ。あっそ。

私はそのアイドルに全く興味がないし、そんな話をされても「見れば?」くらいしか返す言葉がない。

ここで、普段から母の方も私の話を聞いてくれて、会話を弾ませることができるのであればまた違うのだろうが、こちから言葉にはわざとかどうかは知らないが無視か会話ブッタ切り、会話が成り立ったかと思えば主語も述語もめちゃくちゃで、挙句の果てにこちらが悪いかのように決めつけてきて不機嫌になる。

とはいえ、そんな相手のしてくる、興味もないどうでもいい話を積極的に聞けるのはもはや仏かなんかだろう。

こういった日常の積み重ねに加え、母のクソでかい独り言足音や物音を聞いているだけで頭がおかしくなりそうなくらいイライラする。

可能な限り常にヘッドホンイヤホンをして過ごし、可能な限り自然に母の声を無視して会話の発生を避けている。

仕事の都合上、母は私よりもかなり早く起きて出社していくのだが、聞くだけで今家の中のどのあたりにいるのか特定できるくらいデカ足音で歩き回るため、必ず起こされる。

母はかかと歩きだ。ドカドカとかダカダカという走り回るような足音ではなく、ドンドンッという重く響く足音

また、母の独り言に対し、話しかけられているのかと思って返事したら無視されたのでもう一度返事をしたら、「えっ?別にしかけてないけど」ということがあったので、明確な呼びかけ以外は聞こえないふりをすることにした。

両親が建てた家に住み、両親の稼いだ金で飯を食う被扶養者の分際だが、両親が仕事に出かけて不在の時間が何よりも安らぎだ。

あと数ヶ月で実家を出るのでもう少しの辛抱である

ここまで母を悪く書いておいてアレだが、一応母の名誉を守るために、今まで毎日私を見守り、何不自由ない生活提供してくれた人だということは書き加えておく。

また、母から私に対しても「こいつのこういうところマジでムカつくわ」という点はたくさんあると思うので、別にイラっとするからと言って母を糾弾したり矯正させたりしようなんて考えはない。

ただ、こちから理解しようという気持ちがことごとく無駄になっているのに疲れてきているというだけ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん