2020-09-22

トランスジェンダーは考え方を変えるべき

J.K.ローリング出版した本が物議を醸して、あちらでは大炎上だそうであるが、この記事ではローリング自身の主張をどうにかして正当化しようとして失敗しているということが書いてあるようだ。しかし、私はこの混乱の方がトランスジェンダーを認めるより遥かに理解できる。

“ジェンダー移行を後悔する人が増えている”発言が与える大きな誤解 - フロントロウ -海外セレブ情報を発信

 

トランスジェンダーという概念はあまりにも不可解である

最近ではGID、要するに性同一性障害」という言い方は不適当だそうだ。障害じゃなくて、トランスジェンダー自身が主張する通りの性別なのだという。でも、正直、何を言っているのか私には理解出来ない。英国ではセルフID法と言って、性別移行要件としては一応は色々取り決めはあるものの、原則として本人がそう申請すれば、公的にその性別となる。日本では戸籍変更における性別変更では、まだ手術要件撤廃になっていない。でもそのうち撤廃になるだろうことは間違いはないだろう。だから世界的流れはもはやトランスジェンダーを認めるという流れでしかなく、疑問を述べたところで何も変わりはしないだろう。

でも、どう考えても納得できない。性別とは、生物学的に定まるものしかなく、自己主張で変更できるものであるはずがない。例えば、私は国籍を変更できても人種を変えることは絶対に出来ない。私は黄色人種でありアジア系でありジャパニーズである。年齢だって絶対に変更できないし、あたり前のことだが血縁関係も変更できない。なのにどうして性別けが変更できるのであろうか?

異性のように振る舞いたきゃすればいい

そんなの勝手にすればいいし、特殊事情でもない限り(ムスリムであるとか)、してはいけないという理由もない。よく「自身を異性だとしか思えない」という性別移行理由を聞くけど、そう思うのであれば自主的にその様に振る舞えばいいのである。これに関しては、広く一般の人がそうした人がいるという認知普遍的に持つことで、偏見を持たないようにはすべきではある。

専用スペースとかは?

常識で考えれや、という話。ペニス付き・なしで温浴施設に異性側に入ることは出来ない。更衣だってそんなことを権利レベルで認めたら揉め事になる。トイレだと、生物学女性なのに男性と見間違えられる見かけの女性ですらも揉めることがあるのだから原則公共の場所では多目的トイレを使え、であろう。これらはそもそも生物学性別区分で分けているのである

権利主張はやめるべき

問題はこれである。どうして自身生物学性別無視するのか。この権利主張こそが混乱を生み出しているのである。上で述べたけどトイレなど女性専用スペースに明らかに男性しか見えない人がいて、移行手術も受けていない生物学男性でもある人が、「私は女性であるから女子トイレに入る権利がある」と主張するのは意味不明しかない。生物学的な区分に基づいて専用区分があるのを、トランスジェンダーなるこれまでとは違った概念をそれに無理やり同調させるというような考え方はあり得ないと言わざるを得ない。生物学区分と、セルフID概念区分は全く別のものである

インターセックス(DIDs)ですらも

昔でいう半陰陽と呼ばれたような染色体異常(良くは知らないが)のような人で、陸上競技では有名なセメンヤ選手などのことである。この人たちが自身性別に違和を感じるということはほとんどないのだそうである。あったとしてもおそらくは、一般的な性別違和率と変わらないと思われる。このことから分かるのは、生物学的な性別的特徴の異常があっても、性別自己認識には異常をもたらさないということである

ブレンダと呼ばれた少年」の例

詳細な内容はすっかり忘れたが、ともかくある男の子で幼少の頃に何か事故があって、ペニス喪失し、ある研究者がその親に「女の子として育てればいいんじゃない?」と言って、その研究者は半ば人体実験のように扱ったのである。その研究者性別後天的に決定される(ジェンダーの初期的な考え方)と考えたらしい。ところが、そのブレンダと呼ばれた少年は、女の子として育てられたにもかかわらず、成長して自身性別がどう考えても男だとしか思えなかったというのである。この研究者はそのことを伏せて「性別後天的に決定される」のような発表をしたらしいが、本人に暴露されてしまい、スキャンダルとなった。この事例をトランスジェンダーの人は、「当然じゃん、自認こそ性別なんだから」と考えるらしいがそれは誤りである。何故ならば、ブレンダそもそも生物学的に男だからであるインターセックス同様に、自身性別をただ、正しく認識しているだけなのである

トランスジェンダーがあり得るとするならば、あくまでもそれは「障害」ではないのか。

以上の例からわかるのは、結局トランスジェンダーがほんとにあるとするならば、それは自己性別の「誤認」に他ならない、としか思えないということだ。今現時点でさえも、その医学的原因は全くの不明である。だが、未知の病は他にもたくさんある。それと同じだと捉えて何故いけないのか? 障害者というのは、健常者は通常こうであるというような曖昧ではあるが常識的な観念定義のようなものであり、そこから医学的な分類として逸脱していて、かつ社会的不都合のある人のことをいうのだと思う。しかしながら、手足が不自由であるとか、脳に障害があるとか、他にもたくさんあるけど、それら障害者はその障害治癒は別として、一生障害と付き合っていかねばならないし、障害があるのに「障害者ではない」と主張する人などいない筈である。なのに何故トランスジェンダー障害ではないというのだろうか? 障害者が障害のままで別に生きていっても良い社会なのに、トランスジェンダー障害でないと主張するのは何故なのだろうか?

トランスジェンダーは私達の苦しみを理解しろというが

これもよく聞く主張である。「私達トランスジェンダーは、なりたくてなったわけじゃない」のような主張である。だが、私だって自身性別になりたくてなったわけじゃない。そもそも性別自身意思では選択不可能ものである。私は性別違和こそ感じることはないが、異性になりたくて、自身の性が嫌だと思ったこはいくらでもある。どうしてこの性で生まれてきたのか、と思春期には悩んだものである。でも、そんな事悩んだって変えられないものしょうがないと諦めるしかない。なのに、どうしてトランスジェンダーは、そう主張しさえすれば性別を変更できるのか。これはほんとにそうらしくて、病院でも結局はその人自身の主張を信じるしかないのだそうだ。だから、ほんとにそうなの? と考える人がいても不思議はない。つまり変態犯罪者存在し得るということであるトランスジェンダーを認めてしまうことは、そうした変態犯罪者を許容しなければならなくなるし、実際に犯罪は起きている。

トランスジェンダーな人に言いたいのは

要するに、ローリングのような人がいるということを認めよ、に他ならない。トランスジェンダー差別せず、不当に扱わないが、男女区分生物学的なもの以外にはあり得ない、という人がいることを認めて欲しい。それは、どんな人も変更不可能人種や年齢と同じようなものなのである。確かに最初にも言ったように国際的な流れとして、もはやトランスジェンダー、性の自己決定を認める他はないだろう。でも、言わばそうした古い主張だって存在してもいいではないか。それをどうして「差別」と非難し、TERFとレッテルを貼って攻撃するのだろうか。私はそれはおかしいと思う。

  • まあなんかみんな考え過ぎなんだよね、 あと、 『他人を無条件で信じられる社会』に過度な期待をし過ぎだよ

  • トランス以外の話題だったら古臭い考えした奴はみんな燃やしてアップデートとやらを強要してきたくせに、まあずいぶんな言い草ですね 自分のことになったら古い考えでも許容してく...

  • ? 生物学では性別を明確にできてないよ。定義してるのは政治だよね?

  •  LGBTQの目指すところ、男対女の二元論に限られた文脈をそれ以外にも増やしていく運動であるけど、まだ過程である。そのうち男は、女はこうあるべきというジェンダーロールを取り払...

    • その通り フェミニストは 雌が出産機能を持つがゆえに人生設計や行動を制限される事 雌が膣を持つが故に雄からの性加害を受ける事 それらを改善しろ と訴えているのであって 「自分...

  • こういう身体のアイデンティティ問題は攻殻機動隊みたいな義体ができたら全て解決するから技術開発に全振りすればいんじゃね?という立場になって久しい。 性別を変えるのはもちろ...

    • そういうの実現してほしいよな 気分で色々変えれるの楽しそう ネトゲで複数のアバターから今日はこれにしようみたいな感じで そもそも大切なデータなのにバックアップ無しでHDD一台...

  • 人の意識が生物的な性によってのみ決定されるなら「自己の生物学的性に違和感をもつ人」は存在しない。しかし「誤認」であろうがなんだろうが「違和感をもつ人」は存在する。ゆえ...

    • 二段目と三段目の繋がりがしっくりこねえんだよなあ

    • 「生物学的な性」とは、チンコマンコの有無ではなくて、男性脳か女性脳かで判断される。チンコがあるのに女性脳の人が「自分の性に違和感がある人」だろ?   だから1段目と2段目の...

      • 脳に性別があるというのはミソジニストの妄想 脳と心に性別は無い 存在するのは雌の肉体と雄の肉体 脳に性別があると思ってるガイジって 血液型占いとか信じてそうだな

  • シングルマザーが元夫の暴力から逃げ隠れながら書いた物語を 男児が女性著者だと嫌がる という理由で男性名で発表させられた JKRの人生には 女の苦しみと男から女への加害が詰まって...

  • 元増田です。 anond:20200922123511 マイノリティのうちトランスだけが理解出来ない  多少反応はあったけど、言っておかねばならないことがあります。もう何十年も前からもはや世界的な...

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