2017-10-11

うつ病などの精神疾患含む病の遺伝子要因の考察

うつ発症は、遺伝的要因も大いにあるのではないかと言われている。

仕事うつを抱えている方と接する機会が多いのだが、生育歴を辿る中で祖父母や親戚 両親や兄弟発症歴がある方 もしくは疑いのある方は半数程度である

学術医学的に基づいた見解ではなく、あくまで私の考察なのだ

精神疾患含む病気などの好ましくない遺伝は、DNAの誤解による継承だと思っている。

生物の最大の目的

「生き抜き、生き残る事」

それに付随し、種の存続と繁栄がある。

人間そもそも持ち合わせている「本能」と呼ばれるもの遺伝 とは呼ばない。

まれたばかりの赤ちゃんが誰に教わるわけでもなく、当然のように母乳の吸い方を知っているのは、遺伝子に組み込まれ生存本能であり

家族という群れ、学校という群れ、社会という群れを成し生きるのは、人間という種が生き残る為の生存本能である

それらの群れから弾かれる=生き残れない というような強い恐怖心を持つのもごくごく自然本能であると同時に

群れの中の異分子排除しようとするのもまた、人間本能である

本能は、生き抜き 生き残る為に最も継承される必要のある生存戦略だ。



PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、命の安全を脅かされるような出来事によって 強い精神的衝撃を受ける事が原因で起こる著しい苦痛生活機能障害をもたらすストレス障害である

生命根本的な目的である「生き抜く 生き残る」という土台が覆される出来事の衝撃は

今後、生き抜き生き残る為に必要情報として遺伝子に深く刻まれ必要がある。

二度と生命危険晒すことのないよう学習する必要があるのだ。

PTSDは、「記憶の凍結」が起こると言われている。

PTSDの元となった場面に少しでも近い状況、近い雰囲気を察知すると、冷凍保存された記憶がありありと蘇ってくる。

俗にフラッシュバックと呼ばれる現象だ。

しかも、少しでも似たような場面に出くわせば出くわすほど恐怖心は拡大され、倍増していくと言われている。

記憶の凍結と、恐怖心の拡大。

これは、生命の「生き抜く 生き残る」という最大の目的が二度と脅かされることのないよう

その時見た景色、その時感じた匂い、その時聴いた音 感覚... 五感をフルに使い記憶に焼き付け凍結させ

同じような状況 場所を避けようとする為の生存本能である

また、同じような状況において著しく恐怖心を煽り 安全場所に逃避させようとする為の生存本能である

本能は生き抜き 生き残る為に最も継承される必要のある、生存戦略だ。」

そう考えると、生き抜き 生き残る為に伝承される必要があるものとして選ばれた事柄の中に

精神疾患含む様々な病もあるのではないだろうか。



例えば、遺伝的な要因が大きいとされる身近な病気代表として「アレルギー」がある。

私自身にも幼い頃は卵アレルギーがあり、今現在ハウスダストや猫のアレルギーがある。

ギャグみたいな話だが、私の遥か遠い祖先は誤って毒を口にした経験があるのだと思っている。

毒を摂取してしまった時に起こったPTSDと二度と同じ過ちを繰り返さない為の記憶の凍結。

それにより、似た物質に対する過剰反応継承される中で拡大され 身体的症状として「アレルギー」となったのではないか



では、うつ場合どうだろう。

これは特に冬季うつ病が分かりやすい。

冬季うつ病とは、冬になると気分が落ち込み

具体的な症状として、倦怠感 過食 過睡眠などが挙げられる。

カロリーを蓄えた後、生命活動セーブする事によって、命を温存する為のいわば「冬眠」だ。

急な気象変動などによる食糧不足生活環境の著しい変化により、生命活動を極端にセーブさせ生存期間を伸ばす為の戦略である

冬季うつ病以外のうつ病の症状も、生命活動セーブという観点でいうと共通している。



一般的なうつ病も引き金として、環境の変化や 適応しにくい状況での過剰負荷による睡眠不足ストレス過多が挙げられる。

遥か遠い祖先、急な天変地異などに見舞われた際の生命活動セーブさせるという生存戦略

その際のPTSD記憶の凍結。

生き抜き 生き残る為に必要生存戦略として深く遺伝子に刻まれ選択され継承された記憶

継承される中で、似た環境に対する過剰反応と拡大されていく恐怖心の中で昨今

環境の変化や 適応しにくい状況での過剰負荷による睡眠不足ストレス過多に見舞われると、凍結された記憶遺伝子の中で呼び起こされ

生命活動セーブ=「うつ病」と呼ばれる形で再現されているのではないか


人類は「生き抜く 生き残る」という最大の目的があるにも関わらず

生命を脅かすような遺伝的な病は数多くある。

私は精神疾患含む病気などの好ましくない遺伝は、DNAの誤解による継承だと思っている。

何十世紀にも渡る個人歴史の中で、生命安全を脅かされるような危機的状況の中、起こった記憶の凍結。

元々は生き抜き生き残る為の戦略として必要だった記憶は、恐怖の拡大により形を変え

今や必要のないはずのもの遺伝という形で更に継承され続け

本来目的とは真逆の、生命を脅かす病として個人を苦しめている。

うつ病などの精神疾患始め、遺伝的要素を含む病は

遺伝子レベルでの改革必要なのである

元々は己の命を守る為の戦略であった事

凍結し拡大され、形を変えて今もなお継承され続けるほどの恐怖を味わったという事

だが、今はもはや必要のない情報であり

科学生活環境に伴う人類自体進化により

それほど怯え恐れる状況下には陥る事はそうそう無いという確信

それらをひとつひとつ丁寧に理解し、遺伝子に説得する必要があるだろう。

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