2013-11-21

水曜どうでしょう』最新作の出来が過去最低レベルな理由

まず最初に断わっておくと自分は、どうでしょうの大ファンです。

多くの人の目に触れるように、タイトルは少し大げさに付けました。

タイトルを観ただけで気分を悪くした人がいれば、本当に申し訳ないです。

また、地方によって放送開始日にバラつきがありますが、最新作のネタバレが文中に

入っていることも予めお断りしておきます。(私は現在第7夜まで視聴済)

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現在、最新作の『アフリカ』が全国で順次放映中ですが、観ていても

「この4人が揃って旅をしているのが見られるだけで充分嬉しいんだけど、やっぱりなんか違うんだよなあ」

と、私は思ってしまうわけです。この違和感は、前作『原付日本列島制覇』から続いているものです。

その違和感の正体を自分なりに考え、予測を交えいくつかの項目にまとめてみました。

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①【企画を引き延ばし過ぎている】

最も大きな原因はコレかな?

前回の『原付日本列島制覇』から顕著になっている傾向ですが、番組の人気(加えて大泉洋の人気)が

飛躍的に高まったおかげでしょうか、一つの企画の放送回数が大幅に増え、ファンとしては長い時間

どうでしょう班活躍が見られることは嬉しい一方で、結果的には一回一回の放送の中身が

薄くなっているように感じてしまます

レギュラー放映終了後の企画を順に追っていくと

2004『ジャングルリベンジ』全7回

2005『西表』全8回

2007『ヨーロッパ完全制覇』全9回

2011『原付日本列島』全12

2013『アフリカ』全14回予定

となります

レギュラー放映時に長丁場とされていた『対決列島』が全10回。

レギュラー最後の企画『原付ラストラン』が全8回(放映回数は全7回だが最終回が1時間枠)

と考えると、前作と新作が、いわゆる「取れ高」を引き延ばして作っている企画であることが伺えます

逆に考えれば、例えば今回の企画の回数が半分の全7回であれば、これまで放送したシーンの内の

半分はカットされ、もっと笑いが凝縮された作りになっているはずなのです。

大泉さんエッセイネタの繰り返しも、冗長なサバンナ動物カットも、半分ぐらいの時間でちょうど良いのでは?


②【出演者が無茶をしなくなった】

二つ目の原因はこれでしょう。

テレビ業界事情に私は全く詳しくありませんが、全国区俳優となり、過密スケジュール大泉さん

万が一どうでしょうロケで怪我をし、仕事を休業せざるを得なくなった場合。あるいはそれ以上の

大怪我を負った場合関係者に与える影響がとてつもなく大きい、と言うことは想像に難くありません。

そんな中での今回の『アフリカ』です。

最初、旅の行先がアフリカだと知った時、多くのどうでしょうファンは色めきたったことでしょう。

「ついにどうでしょう班が長年、未開の地として挙げていたアフリカに!」

「これはブンブンベトナムを越える危険が降りかかるかもしれない!」

私も思いました。

しかし、実際今のところの放送内容を見ている限り、番組史上最高レベルと言っても良いほど

安全快適に守られた旅をどうでしょう班は続けています

サバンナ動物たちを、安全な車の中から見渡すだけの旅。食うものにも何一つ困らない旅。

まりヌルい。

次々と映し出されるサバンナ動物たちは確かに生で見れば見応えがあるのかもしれません。

どうでしょう班が興奮する姿には実感が籠っていることは理解出来ます

しかし、その映像って視聴者が本当に水曜どうでしょうに求めている大事な要素なのでしょうか?

キー局お笑いタレントや人気俳優が出演する、ありきたりな○○アフリカ紀行と何が違うのでしょうか?

熱心な視聴者は、過去どうでしょう班

ジャングルリベンジ』で剝き出しの軽トラの荷台に乗って野生のヒョウを観に行ったこと。

ユーコン』で、いつクマに襲われてもおかしくない状況でテントに毎晩寝泊りしていたこと

ラストラン』で異常な数のカブ渋滞を潜り抜け、事故車が横たわる悪路を走っていること。

それらを知った上で最新作を観ているのです。

パワーダウンした感は否めません。

また、これは身体的な危険に限った話ではありません。

ミスター甘味対決での苦悶の表情。

『絵ハガキ2』で北海道に逆戻りした不条理展開。

『西表』でロビンソンに無理やり付き合わされるメンバー

なども含む、「出演者が嫌がっているのに企画に抗えないシーン」の欠如が前作・最新作には著しいのです。

もしも、人が苦しんでいる姿を見て笑うなんて、と言う否定をする人がいるならば、それは過去

どうでしょうの企画の大半、この番組の根幹の部分を否定することになるでしょう。

③【旅の目的が無い】

例えば、過去海外企画でも『中南米コスタリカ』は、身体への危険が起こる可能性はほとんど無い

企画でしたが、そこには「幻の鳥、ケツァール写真に収める」と言う実際に高難度の目的があり、

そのゲーム性のおかげで、視聴者最後まで緊張感を持って楽しむことが出来たのではないでしょうか?

(とは言え、この企画の一番の楽しさは制作陣が予期していなかったであろうバズーカの功績が

大きかったことは言うまでもありませんが)

では、今回の旅の目的は何でしょうか?

ビッグ5を撮影することでしょうか?

それともどうでしょう班が初めてアフリカに行く、と言う事ですでに目的は達成されるているのでしょうか?

アフリカと言うセンセーショナルイメージを与える場をロケ地に選んでおい

ちょっと拍子抜けな感じがしませんかね。

冒頭で藤村Dが言っていた

アフリカに着いてからの流れはムゼーにすべて任せている」と言う趣旨言葉は恐らく真実でしょう。

そのノープラン至上主義のスタンスどうでしょうらしいのですが、いかんせん企画の骨子の部分すら無く

それを14週持たせるのは、いくらなんでも無謀すぎたんじゃないかなあと感じてしまます

④【その他】

偶然的要素が強い部分ですが。

思いつくままに箇条書きで

面白ガイドの不在

→西表のロビンソンベトナムのニャンさん、アラスカジムユーコンピート

などの、ぶっとんだキャラクターがいない。今回は皆が常識人

アクシデントが起こらない

ダルマウイリー事件、インキー事件、自然現象など。

ただこればっかりは狙って出来るものでは無いのでしょうがないですね。

名言が出ない

→不作かなと個人的には思っている前作でも「文久三年!」などは印象に残っているのですが

最新作では、今のところ名調子が無いなあ。死の危険が迫っているとかじゃなくっても

暑いとか寒いとか眠いとか腹が減ったとか、そう言う時に大体名言が出るんですけどねえ。

                ×        ×        ×

などなど、次から次へと文句ばかり書きましたが、それでもやっぱり私はどうでしょうが好きですし

一生どうでしょうするつもりです。

冒頭にも書きましたが、出演者高齢化も進み、いつまで全員の元気な姿が見られるかも分からない中で

あの四人が揃って旅をしているだけで嬉しくて仕方が無いのです。だからこそ、昔の放送の方が良かったなんて

懐古主義には陥りたくないとも思うのです。

であれば、企画の方向性の見直しは必要なんじゃないかなあとは。

顔バレの可能性を考えれば、カブ以外の国内ロケは難しい。

・身体を危険晒す企画はおそらく今後一切出来ない。

・長期の放送スケジュールに耐える企画の創出。あるいは、スケジュールの短縮。

これらを踏まえた上で、カントリーサインとかサイコロ海外版とかって駄目でしょうかね?

それか試験に出るどうでしょう世界史版とか(安田さんのスケジュール抑えるのも大変だ)

まり熱狂的なファンの前では、どうでしょうって否定しずらい雰囲気があるし、頭ごなしに否定する

一部の自称お笑い好きにも辟易しているのだけど、同じように感じてくれる人がいたら嬉しいです。

改めて言いますけど、私はどうでしょうの大ファンです。

「今ちょうどテレビで新しいのやってるから観て!」って、どうでしょうを知らない周りの友人に

自信を持って勧めたいんですよ。

「昨日見!?」って周りのどうでしょう好きと言い合いたいんですよ。

久しぶりにテレビお腹抱えて笑いたいんですよ。

ほんとそれだけです。

まかり間違って、制作陣の目にこの駄文が触れることで、何かを考えてもらえるキッカケになれば

最高なんですけどね。そりゃ無いか

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