2023-04-04

自己肯定感が低い人は面白くない

 私は人に対して最も重要素養に『面白さ』があると思っている。

  人を楽しませられるような会話をしろとは言っていない。

  興味深い知識を話せと言っているわけではない。

  コミカルに人を笑わせろと言っているわけでもない。

 面白くない人と聞くと、一般的にはどんな内容を思い浮かべるだろうか。

  天気、今日調子、昨日食べた夕飯。

 これらは確かに笑える話ではないが、挨拶意味合いは近い。また、会話の中盤ではなくスタートとして切るカードなら決して悪くない。

 

 ただコミュニケーションを取る意思を持てば、それで良い。

 面白くない人の筆頭は、コミュニケーションを取る気がない。

  今回、例として面白くない人を二種類、書いてみる。

  好奇心がない人と、プライドが高い人だ。

 

好奇心がない人間

 彼らは、自分から喋る会話と定型文での会話しかできない。

  自分自身が興味のある話題はついていけても、興味のない話題は誠意なく対応する。

  知識の幅が狭いので歳を重ねても子供と同じ視点の会話になる。

 なんでも批判をしてしまう人や、普通レベル学業ができるのになぜか頭が悪く見える人、長い話や長い文章が読めない人などがあたる。

 私は、上記のような人間はすべて一緒くたにしている。本質好奇心の有無だ。

 

 よく、女性が言う男性タイプに「面白い人」というのが挙げられるが、リアルでの経験を鑑みても好奇心がない奴はモテない。

  モテオタクが少ないのも当然だ。彼らは自分の好きなことにしか興味がないパターンが非常に多い。彼女がいるオタクは、だいたい趣味を何種類か持っているし、相手趣味を聞けば興味を示す。

 私が現実出会った、婚活中の典型的結婚できない女性は「自分他人は分けるもの自分趣味に口出してほしくないし、相手趣味にも口を出さない」と言っていた。

  互いに歩み寄らないコミュニケーションスタイル批判する訳では無いが、少なくとも彼女は「面白い人」ではないだろう。

  面白さを気にしないタイプの人となら結婚できると思うので、もし心当たりがある人はそういう人を探そう。

 

 また、定型文での会話しかできないというのは知的好奇心存在しないためである

  その物事に対してより詳しく深めたい感情がまあ存在しない。もしくは、自分の好きなことにしか知的好奇心がない。

 定型文での会話は面白い。リズム感があるためである

  いにしえのオタク文化では「やりますねぇ!」だの「時間停止モノの9割はヤラセ」だの「ぶっさwコミュ抜けるわw」だの。

  仕事ではメールの文頭に来る「いつもお世話になっております」や終業後の「飲み行こうぜ!」「行かねーよ」だの。

  この日記の冒頭で書いた「天気、今日調子、昨日食べた夕飯」だの。

 

 これらは脳みそを使わず喋ったり書いたりと非常に便利だ。

 コミュニケーションが取れている気持ちにもなれる。まあ、実際に取れているが。

  しかし、これらは決して会話ではないと思う。これらの会話では「面白い人」にはなれない。

 

自己肯定感が低い人間

 少し例を挙げてみる。

  自己肯定感が低いナルシストは「もっと褒めてよ、自分って素敵でしょ?」「見て、こんなに努力したの、凄くない?」

   と、他者から賞賛をもらうと同時に自分を好いている。努力はできる。

  自己肯定感が高いナルシストは「自分ってこんなものか、まあええか」「努力もしたし、結果も出た。やっぱ自分ってすげえ」

   と、他者から賞賛に興味はなく、自分を好いている。努力はできる。

 

 自己肯定感が低い人が面白くない理由は「褒めてもらえる相手しか好かない」ためである

  彼らは承認欲求が強い。そのため、承認してもらえる相手を好む。酷いレベルだと、自分肯定的な人だけと付き合う者もいる。

  彼らは意見されることを嫌う。自我防衛機制かい本能が、自分を守るために「否定してくる敵」を嫌うのである

 そんな彼らは、グループにいると不便なことが起きる。 

 

  共同作業が苦手である。例えば、サッカーバスケなどのスポーツ職場での仕事もそうだ。

   彼らは自分自分ミスに気づくと萎える。他人から言われても当然萎える。

   揺らいだ精神を戻すのに脳が必死なので、ミス修正に頭が回らない。人の話を聞かないタイプも多いが理由は分からない。

  冗談が通じにくい。自己肯定感が低いので笑い飛ばせる余裕がない。

   いろんなタイプがいる。冗談だと分かる人、分からない人。自分ではなく他人が言われている場合でも、共感好奇心が高い場合他人冗談に対しても不快感を覚えるようだ。

   冗談が通じないとしても、決してコミュニケーション能力と関係はない。なぜなら、自己肯定感冗談を受け入れる余裕につながっているから。(超個人的見解

  新しいことができない。これは好奇心の話にも通じる。

   失敗するのが怖いので新しいことをやりたがらない。

   これは新しい趣味を持つことができないという意味ではない。新作のゲームをやったり、新しい音楽を聞いたり、新しいスポーツもできる。

   ただ、成功か失敗が明確に表現される場は非常に苦手だ。対人ゲームスポーツ試合楽器演奏など集団技術を高め合うのが苦手。

 

 学生時代グループにいた、自己肯定感の低いやつは徐々に遊びに誘われなくなってしまった。

 そいつ好奇心自分の好きなことだけに特化していた。

 

 グループを集めたリーダー的な存在と、二人で話しているとき、彼が面白くないやつだと私は説明をしてしまった。

 当時、私はコミュニケーションを取る気がないやつが淘汰されただけ、とせせら笑っていたが。

 この日記を書くぐらいにはシコりが残っている。

  • 昭和のコンサルが書いたハウツー(笑)本の体裁やめれ

  • それ当てはまるの発達障害だと思うけど 障害者差別してクビになりそうだなこの人

  • 相手に興味があるかどうかだなー 距離感詰める必要がない相手とも言い換えられるか。

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