高卒で教養もなく田舎しゅっしんしゃのくせに、大阪弁を話す借金だらけの母子家庭で育った。
教養や常識、おはようの挨拶すらしつけられたことのない自分には世界が辛くてたまらなかった。
家には光熱費滞納の領収書、勝手に子供の名義で作ったクレカを濫用してキャッシングやローンをしまくっているその催促請求書書類、中にはつぶしてしまったカードもある。
父親は賭博で借金を抱え、家を担保に離婚した母親にそれを肩代わりしてのうのうと養育費も一切払わず生きている。
どこにいるのかもわからないだめな男だった。
生きにくい。
いつもご飯を食べるときに文句を言われ続けて、借金取りの中、車に乗り込まされて逃げ回った辛い日々しかわからない。
次第に、毒親になって、肥満になった母は太ったのはおまえらのせいとか言う。
子供は高校生になった頃、完全に進路について考える術を持てなくなっていた。
毎日、食事することに罪悪感を覚え、食べる事が出来なくなり、やせ細って精神疾患になっていった。
当時は、もちろん、青少年の心の病気など教養もない母は関心すらなくむしろ弱音ばっかり吐いてとか逆に攻め立ててて行く。
生きる方法がわからなくなった子供は、だんだんと自分を点数化する学校の試験しか己をまともにみてくれないのだと思い始めた。
生き方を肯定してくれるもの=定期テストで良い点数をとること=教養のない母親のしらない知識を増やす事
だが、子供の頃から成長期に必要な栄養や体力を十分受けることなく育っていた体で受験勉強は過酷なものだった。
学校の教科書だけで受験勉強には向かうことができず、子供は必死でおこずかいやバイトをしてお金を自分の大学受験通信講座の費用に注ぎ込んだ。
と。
煽られた子供はその幻想を信じて時間を惜しんで必死で勉強したが、度重なる体調不良や社会性の欠如、不安障害から孤立した状態と孤独な性格からだんだんと学校に通わなくなる。
当時、教師によるいじめにも遭遇していた。
昼夜逆転生活が続き、一人勉強のために机に向かったが何も頭に入らなかった。
センター試験の当日、午後の会場では居眠りしていたほど勉強ができなくなっていた。
予備校にも通い、パニック障害を発症しながらも病気への偏見として親から「キチガイ」と言われても勉強を頑張った。
子供にとって、大学受験に成功することが人生の目標になってしまったのだ。
結局、子供はいろんなチャレンジを試みても医者にはなれなかった。
借金を背負ってまで行った大学で歯科医師の免許はとったものの借金まみれの状態なのはあいかわらずだった。
大学院に行ってさらなる上をめざそうといきごんだものの、社会性の欠如からうつ病になり療養を必要とする時まで来ている。
親は、未だに言う。
はやく金を稼いでくれたらいいのにって。
無職でひきこもりで犯罪まがいのことまで手をのばした一番下の子供が早く金をくれたらいいのにって言う。
もう楽になりたいって。
自分で借金をつくったのが根源で、その子供も借金をまたつくっていく。
貯金も0.
金がくればいいのにと夢ばかりみている。
子供は間違った方向に努力ばかりして身を持ち崩して、母親はスーパーの惣菜ばかりを過食して肥満と脂肪肝になった。
知恵のない我々はおそらく共同墓地に行く。
祖母が認知症で他界したが、借金生活から逃げてはやく田舎で暮らしたいと言う母親は祖母のように早く認知症になりたいと言う。
祖母も毒親だったんだろうなって思う。
いや、そんななかでも大学に行くことを認めてくれた親は大したものだし、 歯医者さんになったんならこれからガッポリやん 金の稼ぎ方がー、とか言ってないでちゃんと病院で働きなさ...
歯科の勤務の給料って普通のサラリーマン以下だぞ かといって開業は余りまくってるのでかなり厳しい
最近は増えてるらしいからきついのはきついらしいな 弁護士もそうみたいだけどね そうは言っても、大きめの開業医の手伝いをしたり、インプラントや美容歯科の大手に雇ってもらえ...
そりゃ田舎の開業医だからだろ…… 競合店が無い上に祖先からの持ち物だから開業資金も要らないし客(患者)も既に確保済みだし。 資金もコネも無い元増田みたいなのが開業するハー...
もちろんそうだけど、開業医の娘と結婚するとかさ、いろいろ手はあるわけさ リーマンよりは断然手はあるわけさ 大手に勤めるのもリーマンよりは勤めやすいわけさ もちろん、なんも...
最悪のケースって「借金抱えて倒産」だからリーマンより悪いと思う……