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はてなキーワード: テセウスの船とは

2017-10-01

角川の 庭にたつきも 倒されて 今も鋭い ワシントンの斧

解説

ワシントンが斧で桜の木を切ってしまった事を正直に話したという逸話

「刃を何度も交換し、柄も何回も替えられたけれども、ワシントンが使っていた斧だ」

として新しい斧を示すジョークでも使われる。「テセウスの船」の例。

ちなみに逸話は後世に付け加えられたもの事実ではない。

たつき監督がおろされてファンが反発の声をあげることで

けものフレンズ価値自体毀損されると人は言う。

しかし、それだけの人望があるってすごいじゃないか

関心を集めるコンテンツって大したものじゃないか

カドカワ社長も「心配しております」とトゥートする状況。

一方で創業者がおりてもジェイコム辞めないでと解約阻止するものもおらず、

CTOおろしてもゴシップ消費されるばかりの会社もあってな。

IPA認定天才プログラマーに至ってはRTしまくってはしゃいじゃって

3万ポイント使い切れない人に「君の人格のほうを疑う」と言われる始末。

あの変な会社って故会長ワンワン会社だったのかと思い知らされる。

2017-07-23

テセウスの船:追記

テセウスの船、と言うパラドックスがある。

説明するのは面倒なのでWikipediaから引用する。

テセウスアテネ若者と共に(クレタ島から)帰還した船には30本の櫂があり、アテネの人々はこれをファレロンのデメトリウスの時代にも保存していた。このため、朽ちた木材は徐々に新たな木材に置き換えられていき、論理的問題から哲学者らにとって恰好議論の的となった。すなわち、ある者はその船はもはや同じものとは言えないとし、別の者はまだ同じものだと主張したのである

で、人間細胞新陳代謝によって入れ替わっていくわけですよ。

細胞寿命は1〜6年らしいので、7年もすれば全身の細胞が入れ替わることになる。

はたして7年前の自分と、今の自分は同じなんだろうか。

 

追記

「同じ」の定義って何よ。

それも含めて考えてみよう、的な。

 

以下自分なりの考察

社会的には同一人物であることは証明できるだろう。戸籍謄本とか免許証とか。

背乗りなんてこともある

記憶連続しているか過去自分現在自分が同じである、と言うことはできる。人格とは記憶である、と言う考え方。

→では記憶喪失になったら違う人になってしまうのか?

細胞は入れ替わってもDNAが同じだから生物学的には同じ。

→では双子は?クローンは?

2016-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20160122134653

コウモリって超音波で周囲の状況を把握しているっていうけどさ、どんなにコウモリという物質分析したって、コウモリ超音波をどのように感じているかっていうのは、人間には実感できないじゃん? そういう物質的には分からない感覚ってやっぱり存在するんじゃん? それがクオリアなんじゃん?

ライオン言語を話せないのではなく、まさしく話さないのだ(L.ヴィトゲンシュタイン)」…コウモリ感覚を「感じる」ことができない、という問題ではなく、そもそも他の人間であっても、その人がどのように「感じているか」を「実感」してると考えているとしたら、それは間違いで、それは単に勝手自分理解できる何かに置き換えて(翻訳して)いるだけのことだ。

人間は喋ることができるがコウモリは喋れない。それだけのこと。もし、コウモリが喋ることができて「○○HZの音って何かスーッとする感じなんすよ」とか言い出したら、あなたは「なるほどー」って思っちゃうんじゃないの? 自分以外の「感覚」への理解など、そもそも全てが想像産物に過ぎない。仮に脳と脳を直接連結しても、誰にも他者感覚をそのまま「感覚する」ことなどできない(感覚する主体は『自我なのだから感覚できたらそれはもう「他者」ではなく、そのときあなたは今までと同じ「自分」ではなく、ある共有された集団的自我となった「何か」であるに過ぎない)。

たとえば生まれからずっと白黒の部屋で生活してるマリーちゃんが、在宅学習を頑張って「色」に関する全ての知識を身につけたとするじゃん? そのマリーちゃんが部屋から出て生まれて初めて「色」を見たら、知識だけでは分からない、何か新しい体験とか感覚みたいなものを得るんじゃねえの? それがクオリアなんじゃねえの?

現実問題として、生まれからずっと白黒の部屋で生活してるマリーちゃんには「色」を認識することはできない。猫を使った心理学実験で有名な実例。(実験「横縞を認識できない猫」http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/vital/TrueLook.htm動物のような「本能」をもたない人間にとって、「認識」とは自動的に生まれる何かではない(もしそうなら、赤ん坊は生まれた瞬間からいきなり「世界」を認識できなくてはならない)。あなたは「モノゴコロつく」まで、生まれから何年間必要だった? 人間の「認識」は膨大な学習からまれものだ。

たとえば同じリンゴを見ていても、自分認識しているリンゴの色と、相手認識しているリンゴの色は違うかもしれないじゃん。どんなにリンゴの色に関する知識を身につけても認識齟齬には気付けないじゃん。やっぱ表面的には同じでも内面が異なることはありうるよね!

内面が違うと主張するなら、あなたはまず「内面が違う」ことを証明しなくてはならない。そして、そもそもそんなことができるなら(他人感覚感覚できるなら)、その場合しろ内面」は違わないのだ。

たとえば人間とまったく見分けがつかないゾンビがいるとするじゃん。見た目も行動も完全に人間なんだけど、でも内面的には意識とかは持ってないのね。そういうゾンビ論理的存在可能だけど、ゾンビ意識が欠けていることは物理的には説明できないわけじゃん。やっぱり何でもかんでも物理現象だけで説明するのっておかしくね?

ゾンビ内面がないと主張するなら、あなたはまず、どこから見ても「内面があるとしか見えない」ゾンビに「実は内面がない」ことを証明しなくてはならない。

どうやって?

あなたが言っているのは、「全く同じ重さだけど、実は違う重さの物質があるとするじゃん?だから物質の重さなんて分からなくね?」みたいな、全く無意味仮定に基づく無意味な問いとどう違うのか。

たとえばある人間が死んだ瞬間にさ、物質的に全く同じ人間が出現したら、それは同一人物と言えるの? っていうか、それで意識同一性みたいなものは保たれてるの?

一卵性双生児は、ほぼ「物質的に同じ人間」ですが? で、それをあなたは「同一人物」と呼びますか? というだけの問題。「意識同一性」など保たれるわけがない。スワンプマンに関して言えば、スワンプマン意識同一性を「主張」するかもしれない。だが、その言葉証明することもできないし、上のように考えれば、信用することもできない。

モリヌークス問題

まれてずっと目が見えない人は、球とか立方体とかを触った感覚認識してるけど、もし目が見えるようになったとき、その人は見ただけで球とか立方体とか認識できるのかな?

先の猫、赤ん坊の話と同じく、認識できない。ただし、既に手触りなどで「球」の認識をもっていた人なら、新たに得た「視覚感覚を、これまでの「学習に基づく認識」と結びつけることによって、赤ん坊よりずっと早く「視覚的に認識する=見える」状態に到達できる可能性はある(もし、相当素早くその段階に到達したのだとしたら、その人は、今までずっと触覚を通して「見て」いたということ。目のないコンピュータだってセンサーによって世界を擬似的に「見る」ことは可能なのだから、目が見えない人だって「見る(対象視覚世界に配置して認識する)」ことは可能だし、そういう能力がある以上はそういう認識を育てる可能性はある。)。

中国語の部屋

引きこもり中国語文通できるからって、その引きこもり中国語理解しているとは限らないじゃん? 部屋の中で隠れて日本語製の応答マニュアルを見てるだけかもしれないじゃん?

日本語を話す私とあなたが、会話できていると、いつから錯覚していた?

人工知能に関する「中国語の部屋問題」を持ち出さなくても、これは「そもそも人間同士、言葉が通じているっていうのが誤解かも」問題として、言語哲学上では有名かつ重要問題。そして、そちらの結論は極めてシンプル「会話できてるならおk

テセウスの船

ある船の古くなった木材を徐々に新しい木材に置き換えていったとき、全部新しい木材になってもそれは元の船と同じだって言えるの?

人間細胞の素材もどんどん入れ替わっていますhttp://banyuu.txt-nifty.com/21st/2005/06/post_50b9.html 考え方や好みなんかも、成長だけでなく、立場や条件で変化するものですしね。「わたし」という人間は、なんらかの形で記述規定できるようなものではないのです。モノではなくコト、物質ではなく現象なのです。

船でたとえるなら、「古くなった木材」でなく、単に別の木材に置き換えるという仮定で考えると分かりやすい。Aの船の木材を交換し、元の木材で別の場所に船Bを造っていく。最終段階を見てみれば? はい、モノとしては、当然どこからどう見たって船Bが「元の船」です。バラして組み立てただけですし。しかし、Aの船が、たとえば航海しながらどんどん部品を入れ替えているというような場合は? そう、どんなに部品が入れ替わっても、Aの船が「元の船」と呼ばれるしそれは正しい。つまり現象=コトとしての「元の船」はA。物質=モノとしての「元の船」はB。

これは単に見方の違いによるものなのです。

とりあえず、あなたが知りたいようなことは大体全部本に書いてあるから、興味の赴くままもっとたくさん本を読むといいと思うよ。

ちなみに「意識の発生」に関する面白いお薦め本はコレ。

「群れは意識もつ 個の自由集団の秩序」(PHPサイエンスワールド叢書、郡司ペギオ-幸夫

2016-01-22

意識ハードプロブレム

Category:哲学における思考実験 - Wikipedia

前置き

「脳という物質からどのように意識が生まれているのか?」という問題は“意識ハードプロブレム”と呼ばれる。

例えば、自分とまったく同じ細胞遺伝子、なんだったら構成する原子までをコピーした肉体があるとする。

自分とまったく同じなので意識も同じはずなんだけどそうはならない。多分。

http://anond.hatelabo.jp/20160121124538

簡単に言えば、「物質が全く同じなら意識も全く同じはずだ」という立場と、

物質が全く同じでも意識差異を生む『何か』があるはずだ」という立場がある。

その「何か」というのがいわゆる「クオリアである

コウモリであるとはどのようなことか

コウモリって超音波で周囲の状況を把握しているっていうけどさ、どんなにコウモリという物質分析したって、コウモリ超音波をどのように感じているかっていうのは、人間には実感できないじゃん? そういう物質的には分からない感覚ってやっぱり存在するんじゃん? それがクオリアなんじゃん?

マリーの部屋

たとえば生まれからずっと白黒の部屋で生活してるマリーちゃんが、在宅学習を頑張って「色」に関する全ての知識を身につけたとするじゃん? そのマリーちゃんが部屋から出て生まれて初めて「色」を見たら、知識だけでは分からない、何か新しい体験とか感覚みたいなものを得るんじゃねえの? それがクオリアなんじゃねえの?

逆転クオリア

たとえば同じリンゴを見ていても、自分認識しているリンゴの色と、相手認識しているリンゴの色は違うかもしれないじゃん。どんなにリンゴの色に関する知識を身につけても認識齟齬には気付けないじゃん。やっぱ表面的には同じでも内面が異なることはありうるよね!

哲学的ゾンビ

たとえば人間とまったく見分けがつかないゾンビがいるとするじゃん。見た目も行動も完全に人間なんだけど、でも内面的には意識とかは持ってないのね。そういうゾンビ論理的存在可能だけど、ゾンビ意識が欠けていることは物理的には説明できないわけじゃん。やっぱり何でもかんでも物理現象だけで説明するのっておかしくね?

スワンプマン

たとえばある人間が死んだ瞬間にさ、物質的に全く同じ人間が出現したら、それは同一人物と言えるの? っていうか、それで意識同一性みたいなものは保たれてるの?

関係あるようなないような問題

モリヌークス問題

まれてずっと目が見えない人は、球とか立方体とかを触った感覚認識してるけど、もし目が見えるようになったとき、その人は見ただけで球とか立方体とか認識できるのかな?

中国語の部屋

引きこもり中国語文通できるからって、その引きこもり中国語理解しているとは限らないじゃん? 部屋の中で隠れて日本語製の応答マニュアルを見てるだけかもしれないじゃん?

テセウスの船

ある船の古くなった木材を徐々に新しい木材に置き換えていったとき、全部新しい木材になってもそれは元の船と同じだって言えるの?

http://anond.hatelabo.jp/20160121221359

だよね。

要するに参照型変数に保存されているオブジェクト比較するときで言うと、

isEqualで等しいと判定される

==で等しいと判定される

という2種類の意味が「同じ」という単語には込められている。

もちろん神ではない人間からすると、isEqualで分子1個分の差異があることを

判定することはできないし、一瞬まばたきした瞬間に目の前にあったもの

別の物体すり替えられていないかを判定することはできない。でも、

意図としては上記のような意味で「同じ」という単語を使っている。

日常生活では片方がtrueならほぼ確実に他方もtrueなので

それで問題ないが、テセウスの船を始めとする同一性問題にする

哲学話でそこを意識せずに話してはいかんと思う。

実際、テセウスの船では「同じ」という単語を廃して

上記の2つの意味を明確に分けて語れば何の問題もない話になる。

2015-01-25

この現象名前があったら教えて欲しい。

テセウスの船問題というのがあると思う。部品を1つずつ取り替えていって、全部取り替えてしまったらそれの同一性はどうなるかという問題だ。人間細胞一定の期間でほとんど入れ替わってしまうらしいので一種のテセウスの船問題を抱えていると言える。

しかし、この時取り替えられて用済みになった部品に関する言及があまりないように思う。つまり、取り外した部品「だけ」を集めれば「古い」が「より正しい」同一性が生まれるのではないかということ。

人間でいうと、Aさんが義足、義眼、次々とパーツを取り替えていく。攻殻のようにね。で、脳までコピーして取り替えてしまう。で、完全に機械の体を手にする。またこの時、取り外した生身のパーツをすべて保存してあったとする。生身のパーツを外科手術的に組み立て、元の人間にしてしまったら、機械の塊であるAさんとそもそものパーツの集合であるAさんのどっちがAさんらしいかというと後者なんじゃね?……ってなる。

自己同一性で言えば、記憶連続しているアンドロイドのAさんなんだろうけど、物質的には一旦バラバラにされたAさんの方が本物に近い。

だれかこのパラドクス名前を知らないだろうか。

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