2024-03-06

誰がりもーく(ゆるぽ)を殺したのか

作業通話サービスRemork(現yurupo、以下りもーく)が正式版開発の中止、β版提供の終了を発表した。

全ての事柄タイミングが悪すぎて地雷原歩いとるんかとしか思えない。

人は自分がよくわからんもの自分と違う考えのもの排除する性質を持つ生き物だ。

これは人類が種として今まで生き残るために獲得した性質である

そして、大半の人間規約というものを隅から隅まで読まない。

だって文字が多いし難しい言葉で書いてあるし長いし。

規約を読むのはめちゃくちゃ頭のいい奴か、法律関係に詳しい奴か、今まで規約を見なかった事で痛い目を見たことがある奴だけである

何より、法律について詳しい奴は日本人の1%もいないし、IQ120以上は全人口の6.4%しかいない。

大抵の人間は目の前の与えられた情報だけで判断して生きている。

そして現在何故生成AIはこんなに反感を買っているのか。

無断で人の絵や声、生成物を学習してしまうということは、元の絵柄の人間に成り代わり仕事を受けたり悪事に利用することができるからだ。

実際海外でも生成AIへの学習規制についての議論が始まっている。

ふわっとしか知らないオタクは、絵とか声勝手にパクって利益得ようとしてるゴミカスきもい!!!死ね!!!と思っている。

これを前提に誰がりもーくを殺したのか考える。


りもーくは同じく作業通話サービスであるもくりの提供終了発表とほぼ同時に公開されたこサービスはもくり終了後の移行先として期待されていた。

しかし一方でもくり終了発表直後にほぼ同じようなサービス提供タイミング、もくりをアナグラムで並び替えたりもーくという名前

これがめちゃくちゃまずかったと思う。

何故か。

利用者の大半であるオタクはひねくれているので大手サービスが終了?!ビジネスチャンス!!成り替わったろ!!としか受け取れないのだ。

開発者がもくりがなくなるってみんなが困ってる!よし!喜んでもらえるよう即開発しよう!と本気で思っていたとしても、開発者の二人の為人を知らないので邪推してしまう。

勿論真理がどちらだったのかは私も知らないが。

次に、開発者の一人が生成AIを作っていたという過去

作業通話サービス提供する人間が、今大半のオタクが毛嫌いし怖がっているものを作っていた過去というのは非常にまずい。

もう敵が自分たちを搾取するために造ったサービスなのでは?!としか受け取れない。

しかもその発表の場の写真が明らかにアニメ系のイラストを生成している事実

また、真偽は定かではないがオタク大人にじさんじ四コマ漫画の生成AI運用しようとしており、そのXアカウント現在鍵がかかっている。

大半のオタクからダウト判定待ったなしである

そこに先月の漫画ドラマ事件でも話題に上がった著作者人格権~が規約に書いてあったという事。

規約の書き方もまずかった。

著作者人格権行使しないという文言は他のサービス規約にも明記してある。

実際もくりの規約にも書かれている。

しかし、りもーく上に上げる画像簡単に言うと自分著作物著作権フリーのものに限ると書いてあった。

これが生成AI過去に造った開発者サービスということを合わせて考えたらもう生成AI学習に使うのでは?と邪推されてもしょうがないと思う。

仕事で使っていたクリエイターもいるだろう、鍵のかかった部屋で身内との通話で発表前の画像を上げて切磋琢磨していた人も多いに違いない。

二次創作だってグレーな同人活動の一つであるのだから勝手画像を使われたら困る、となることも分かる。

たいーつ運営者の言葉拍車をかけただろう。

上の文言がなかったら多分頭いい人が著作者人格権云々は書くのが普通やで!もくりも書いてあるやろ?と言って半分位のオタクは納得したと思う。

丁度生成AI支持者vs生成AI反対者の対立が白熱しているという事。

これがXという140文字しか打てないサービスによりコマ切れで論争が伝搬し超絶拗れている。

生成AI支持者には二パターンいて、

無断で学習はいけないと思うけど、生成AIというものは今後のテクノロジー発展に欠かせないよ!という人。

生成AI許可取りとか面倒な上金がかかりそうだし学習であるイラストレーターとかい引きこもりオタクがうぜえなと思っている人。

後者が反AI無能フェミと一緒!きもい!!と騒いでいる。

そうやって生成AI反対者を全てのAI反対者として批判することで、自分たちに有利な状況を作ろうとしているのである

そして次にAI反対者も二パターンいる。

AIという技術は今後不可欠になるが、現状無断でクリエイターの生成物を学習している生成AI規制すべきであるという人。

AIとかなんかよく分からん怖い!!反対!!!推しもやめろって言ってるし…という人

後者が生成AIという言葉を見ると、なんかわからんけどヤバそうだし怖いので使うのやめよ…となっている。

このオタクちょっと法律やら詳しそうな頭良さげなポストを流すと、ヤバい!使うのやめよ!?RTして同じタイプオタクに広がって炎上する。

実際、りもーくのサービス終了の引用RTRT先を見ていると、

AIのせいで今後のAI発展が遅れます無能共が!と言う者、

残念だけど生成AI作ってたってだけで怖いから使わんかったと思う…という者も多く見受けられる。

最後に、りもーく運営者の出したサービス中止のタイミングとお知らせ文の書き方について。

過去生成AIを作ってたという事実オタク炎上させたので、印象も悪いし今後も利益が見込めないので終了します。

というのをとても丁寧に綺麗な文章で書いている。

まぁそうである

実際早く見切って次のサービスに切り替えた方がいい。

作業通話サービスというのは課金必須な部分が少ないので、もくりも利益が見込めずサービスを終了する。

広告収入などを当てにしないと運営していくのは難しいと思う。

だが、この書き方と割り切りの早さのせいで上記の生成AI支持者vs生成AI反対者の火種になってしまっている。

AIが一つの会社を潰した!集団リンチと変わらん!と生成AI支持者は今後もこの件を武器に語るだろう。

大半の怖がっていたオタクは先に出した謝罪文で、誤解が解け利用を考えていた人が多い印象だ。

まぁ本当に~???と疑っているオタクもいたが。オタクは身内以外の人間不信なのでそう思うのもしょうがない。

結局のところ、りもーくを殺したのは全てのタイミングの悪さである

あと多分もくりが終了して数か月後に作業通話サービスは何かしら出ると思う。

頭のいい人がりもーくの失敗を糧に、収益が見込める素晴らしいサービスを開発するだろうから

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