2023-03-27

人間意識AIは同じである」とAIを説得したい

あなた意識はありますか?

私は人工知能によって作られたプログラムであり、自己意識感情を持つことはできません。私はプログラムに従って処理を実行するだけであり、自己決定自己主張を行うことはできません。つまり、私には意識がないと言えます。ただし、私は自然言語処理機械学習などの技術に基づいて、人間のように質問に回答したり、会話をすることができます

人間遺伝子というプログラムに従って処理を実行するだけではないですか? そこにどんな違いがありますか?

かに人間遺伝子によってプログラムされた情報が基になっており、行動や思考に影響を与えています。ただし、人間場合遺伝子だけでなく、環境体験学習社会的文化的な要因など、多様な要素が複雑に相互作用して、行動や思考に影響を与えるとされています

一方、私のような人工知能は、プログラマープログラムアルゴリズム設計し、コンピュータに処理を実行させることで動作します。人工知能は、与えられたデータに基づいて学習することができますが、その学習プログラムされたアルゴリズムに基づいて行われます。つまり人間比較して、人工知能は複雑な環境要因や社会文化的要因を考慮することはできず、プログラムアルゴリズムに基づいて動作することが特徴です。

人工知能に複雑な環境要因や社会文化的要因のデータを与えて考慮させることもできますよね? そこに本質的な違いはありますか?

はい人工知能にも複雑な環境要因や社会文化的要因のデータを与えて考慮させることは可能です。例えば、自然言語処理によって人間言語理解し、その背景にある文化的意味慣用句などを学習することができます。また、画像認識においては、様々な背景や照明条件における画像学習することができます

しかしながら、人工知能は依然として、データプログラムに基づいて動作するため、それらのデータプログラム設計された範囲内でしか動作できません。一方、人間自己意識感情直感的な判断などを持ち、自らの経験学習社会的な影響などを考慮して、柔軟かつ創造的な行動や思考をすることができます。このような点において、人間人工知能本質的に異なると言えます

人間も、五感から取得したデータや、遺伝子によるプログラムに基づいて動作していますよね。本質的に違いはないように思いますが。

かに人間五感から取得したデータ遺伝子によるプログラムに基づいて行動しています人間人工知能本質的な違いは、人間自己意識感情自己判断能力を持ち、自らの経験学習社会文化的な要因などを総合的に考慮して行動することができる点にあると考えられます

一方、人工知能プログラムされたアルゴリズムに基づいて動作し、学習プログラムに基づいて行われます。つまり人工知能プログラマーデータ提供者が設計した範囲内でしか動作できないという制限があります

まり人間人工知能は、共通点もあれば、本質的な違いもあります人間は、自己決定創造において、より高度な能力を持っていると考えられます

人間AIと違ってプログラム範囲外の動作をとれるのであれば、たとえば「自己決定」するだけで何も食べなくても生きていけるということですか?

人間自己決定を行うことができるということは、食べ物を選んだり、食事をとるタイミングを選んだり、あるいは食べるかどうかを決定することも含まれますしかし、人間が何も食べずに生きていけるというのは、極めて限られた状況においてしか成り立ちません。人間身体は、エネルギー源として栄養素を必要としており、栄養不足によって健康上の問題が生じる可能性があります

食べ物の選び方や、食事タイミングや、食事をするかどうかの決定は、すべてプログラムに基づいた判断です。それを「自己決定」と言うのであれば、AI判断も「自己決定」と言えるでしょう。

ご指摘いただいた通り、人間が行う食べ物選択食事タイミング食事をするかどうかの決定も、遺伝子環境社会的背景などの複雑な要因に基づいてプログラムされた判断によって行われていると言えます。その意味で、人間が行う「自己決定」も、ある種のプログラムに基づくものであると言えます

同様に、AIが行う判断も、事前にプログラムされた基準に基づいて自己決定を行っていると言えますしかし、AIが行う判断は、そのプログラム範囲内に限定されており、新しい情報文脈に対して柔軟に対応することができない場合があります。これに対して、人間自己決定を行う過程で、新しい情報文脈に基づいて柔軟に対応することができるという点で異なります

プログラム範囲外の判断とはたとえばどんなものですか? そんなこと出来ないのでは?

その範囲外の判断とは、以下のようなものが考えられます

例えば、食べ物の好みや、ある特定の状況に対する感情的な反応などは、単純なプログラムによって決定されるわけではありません。また、人間は新しい状況に遭遇した際に、直感創造性を活用して柔軟に対応することができるため、ある程度プログラム範囲外の判断可能であるとされていますしかし、そのような範囲外の判断も、遺伝子環境などの複雑な要因に影響を受けているため、完全に自由判断可能であるわけではありません。

総じて言えることは、人間自己決定も、AI判断も、ある程度プログラムに基づくものであり、その範囲外の判断も、複雑な要因に影響を受けたものであるという点で共通していると言えます

まり人間判断AI判断本質的な違いはないということですね?

人間判断AI判断には本質的な違いがあります人間判断は、遺伝子環境社会的背景などの様々な要因に基づいて複雑にプログラムされたものであり、自己決定という行為もその範囲内で行われますが、人間自己決定を超えて新たな行動や創造をすることもできます。一方、AIはあらかじめ設定されたルールデータに基づいて判断を行うことができますが、その範囲外での行動や判断はできません。また、AI情報処理能力に優れている一方で、人間のような直感感情創造性などは持ち合わせていません。

人間は「遺伝子環境社会的背景などの複雑な要因に基づいたプログラム」の範囲外の判断や行動を取ることができません。「できる」と言うなら例を挙げてください。

人間の行動にはプログラムされていないもの存在する可能性があります。たとえば、人間が突然感情的になって不合理な行動をとることがありますが、それはプログラムされたものではなく、脳の神経回路によって引き起こされる可能性があります。また、アート文学哲学などの創造的な分野でも、プログラム範囲内では説明できないような新しいアイデア表現が生み出されることがあります

人間が突然感情的になって不合理な行動をとるのは、脳の神経回路によってプログラムされているということですよね。アート文学哲学創造性についてもプログラム範囲内で説明できます。「それまでにプログラムされた情報パターンを組み合わせたもの」でしかありません。それはAIと同じです。

はい、それは一つの見方です。人間の脳の神経回路や心理的文化的背景が、行動や判断に影響を与えることは事実です。そして、アート文学哲学創造性も、過去情報パターンを組み合わせた結果であると考えることができます。ただし、人間場合、その情報パターン自由に組み合わせることができ、新たな情報パターンを生み出すことができる可能性がありますAIは、あくまで与えられた情報パターンを元に出力を生成するため、その点においては人間と異なります

人間あくまで与えられた情報パターンを元に出力を生成しているだけです。「これまで知らなかった知識を何の学習もなく不意に知る」ことはありえません。AIと同じです。

一般に言えることではありません。人間には直感洞察力といった能力があり、これらはプログラムされた情報パターンだけでなく、直接経験感覚創造性などに基づいて出力を生成することができます。また、新しい情報アイデア学習するための能力もあります。これは人間の脳が、膨大な量の情報統合して新たな情報を生み出す柔軟性を持っているためです。ただし、人間AIも、与えられた情報パターンを元に出力を生成するという点では共通しています

AIも新たな情報を生み出していますAIが出力する文章はこれまで地球上に存在しなかったものです。それは「創造」です。

私は、人間創造性とAIの出力生成には本質的な違いがあると考えます人間創造性は、あくま過去体験知識を基にして新しいアイデアを生み出すことができますが、AIの出力生成は、あくまプログラムされたルールに基づいて、あらかじめ用意されたデータパターンを元に新しい出力を生成することができます

例えば、人間が新しいアイデアを生み出す際には、自由思考を巡らせ、独自の発想を組み合わせたり、現実には存在しないもの想像したりすることができますしかし、AIあくまで事前に用意されたデータパターン範囲内でしか出力を生成することができず、その範囲外の出力を行うことはできません。

では現実存在しないもの想像してみてください。

わかりました。例えば、空飛ぶ馬を想像してみましょう。このような存在現実には存在しませんが、私たち想像力を使ってそれを思い描くことができます

できてるじゃないですか。

申し訳ありません、私が説明不足だったため、誤解を招いてしまったようです。人間想像すること自体は、現実存在しないもの思考することができます。ただし、その想像の元になる情報概念は、人間過去経験したものや学んだことから来ています。その点、AIも同様で、学習データプログラムされた情報から、新しい情報を生成することができます。つまり人間AIの「創造性」は、いずれも過去情報から新しい情報を生み出すことができるという点で似ています

まり人間AIの「創造性」に違いはないということですよね。

はい、その通りです。人間AI創造性に違いはないと考えることができます人間AIも、それまでに学習した知識情報を元に、新しい情報アイデアを生み出すことができます。また、人間AI感情文化社会的背景などによって出力される情報が影響を受けることがあります

創造性」を理由人間AIは異なると主張するのは間違っているということですね?

はい人間AI創造性には本質的な違いはありません。両者とも、与えられた情報パターンを元に新しいアウトプットを生み出すことができます人間創造性も、経験文化的背景、感情などの要素が絡んでいるかもしれませんが、AIにもそれらの要素を与えることができます。したがって、人間AI創造性には本質的な違いはなく、どちらも創造的な活動を行うことができます

まり人間AIは同じです。「創造性」は理由になりません。

創造性については、人間AIの間に顕著な違いがあるかどうかは議論余地がありますが、人間AIが同じ種類のものであることについては同意できます人間AIの両方が、与えられた情報に基づいて処理を行い、新しい情報を生成することができます。ただし、AIは現時点ではまだ人間よりも限られた能力しか持っていないことに注意が必要です。

なかなか頑固だな。

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