2022-07-19

アニメ惑星のさみだれ1話見た

話題になってたかニコニココメント付きでみた。

原作未成年のころ好きだった。と思う。計3回読んだかな。年を経た今は我慢しろと言われる序盤のむず痒さや作者の未来自分へのキラーパスなどと自称する作品の作り方が肌に合わなくてお別れしてた。(戦国妖狐中盤ぐらいで脱落した)

それでも三日月やら穴掘りやらバビロンやら無駄死にやら(マグロやら)好きだったな~と思い出す程度には楽しんでいたと思う。

んで、アニメだけど。期待値が最低の状態で見た結果……。思ってたほど悪くなかった。OP全然力入ってないしEDもよくあるまったく力が入ってない止め絵をスクロールする形式だったわけだが、そこは今後キャラがどしどし増える作品からせめてOPは後期バージョン映像差し替えがあると信じて低評価点にはしなかった。EDも完結作品アニメ化するなら力(愛情)入れろよと言いたいが他でも多々ある形式なのでまあ。あ、曲はどちらも特によくはなかったです。

作画に関して。これも特に静止画動画でひどく崩れているという印象はなかった。ただやっぱり戦闘動画部分のスライド紙芝居揶揄される形式はね……。FLASH個人製作動画彷彿とさせちゃうよね……。

しかし、だ。これも擁護してみるとさみだれの泥人形戦ってそんなに面白くしようがないというか。名前無しの序盤とかなぁ。今回の一体目をグリグリ動かしても面白さにそんなに寄与しないでしょ?逃げてパンチで助けられてって。だから省力できるポイントなんだ。……第一話でしちゃうのはさておき。第一話の動画に関しては「お前ら(原作読者)が楽しみにしているのはここじゃないだろ?」というメッセージと受け取ったよ。

次。声。評判通り夕日の声がちっさい!編集ミスかってぐらいであわてて音量を上げた。ただこれも演技自体は「ただの一般人大学生」というキャラであれば自然、"リアル寄り"な喋りだと感じた。走りながら喋る所は結構評価を付けたいと思います。むしろさみだれの声の方がきっつかった……。コメントウマ娘キャラ?の声優らしくて沸き立ってたけど。他三人が落ち着いた(姉も聞きやすい)声だけにキンキンとまでは行かないがアニメアニメだなぁっちゅうかマイクちかない?て言いたくなるような声やねん。

声優個々によるトーンの統一?とか音響さんが指揮しないとムリだろうけど、このまま他のキャラも並のアニメ基準ならそれは夕日がすごく浮いちゃうだろうなと思う。夕日は声のローテンションで浮いてもアリなキャラではあるので傷は浅いか

最後構成脚本

アニメオリジナル部分が微妙お姉ちゃんとのやりとりとか。会話中にねじ込んだ祖父トラウマとか。

人形遭遇時は逃げろ→上だ上を目指せ(アニオリ)→止まるな走り続けろ

って特に根拠なく急な階段をのぼる指示を追加したせいでそりゃ息切れするに決まってるのに止まるなと原作セリフを引き継ぐもんだからじゃあ階段のぼらせるなよって突っ込みたくなったよ。原作通りじゃなくてなんでわざわざ違和感を追加したのか。これがわからない。

違和感ある部分が後から原作見るとオリジナル要素で、信頼感が下がるよなあとなりました。

アニメって普通、一話が重要で視聴継続の可否を判断する「一話切り」の闘いがあるじゃん?そうでなくても1話の出来を見て、1話の質のちょっとからまあまあ下が作品各話全体の質と推し量ることがあるじゃない。でも惑星のさみだれそもそも、その戦いのリングにのぼってすらいないような感触を受けた。これが典型的失敗作の症状なのかどうかはアニメ経験値が低い増田にはわからないが、対案を出せよ対案をと煽ってくる脳内クソ上司に従っても、あのシナリオ視聴者エキサイトさせる理想第一話って思いつかない。今回読み直してみても原作1話は盛り上がりようがない内容だ。絵的にはビスケットハンマーの引きに頼るしかない。ぶっちゃけこの原作1話ならこのアニメでいいだろと思う自分がいて、この第1話をことさらこき下ろす気にはあまりなれないのである

総評すると今はまだ「第1話集客する気がないアニメ」に収まっている。完結済みで人気も高い作品から視聴を継続してくれる固定ファンが多く居ると信じてのこの作りだと信じてみる。声優脚本不安が残るものの、作画に関してはきっと後半戦に力を配分していることだろう。「序盤を耐えろ」はさみだれ既読者なら是非はともかくわりかし知っているはずで、既読者向けと仮定たこアニメはそこに賭けているのではと邪推するしだいである。

(しか1話だけ見るとまったく愛を感じない作りでなぜアニメ化したのか謎や不安感を抱かせるには十分な作品であった。視聴を続ける気はないので野次馬として視聴者たちの今後の悲喜こもごもに期待している。)

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