このルッキズムに支配された社会で、自分が可愛いことを自分自身に対して証明するために数々の証拠を集めては一喜一憂する日々を送っている、20代の明るく元気なOLです。
・会社の男性(既婚者含む)からデートのお誘いやお付き合いの申し込みを受けたことがある
・会社の男性陣が「うちの会社で誰が好みか」という話をするときに私の名前が挙がっていたと人づてに聞いたことがある
・高校の時からずっと私のことを好きでいてくれる男性がいる(継続的にお付き合いの申し込みを受けているが断っている)
・大学の時からずっと私のことを好きでいてくれる男性がいる(継続的にお付き合いの申し込みを受けているが断っている)
・会社や学校以外でも、何らかのコミュニティ(社外研修や習い事など)に属すると、最低でも1人の男性からは何らかのアプローチを受ける
しかしこれらの証拠は、痴漢疑惑をかけられた容疑者を擁護するための証拠のように弱弱しいもので、脳内検事からの追及にいつも耐えられないのです。
・会社の男性(既婚者含む)から食事やデートのお誘いを受けたことがある
⇒若い女子社員なら可愛かろうと可愛くなかろうと誰でもアプローチは受ける(現に他の同期の女子社員も受けている)
・会社の男性陣が「うちの会社で誰が好みか」という話をするときに私の名前が挙がっていたと人づてに聞いたことがある
⇒若い女子社員なら可愛かろうと平均だろうと可愛くなかろうと性の対象になりうるためこういった声があがることはある
⇒おそらく手に入らなかったので執着されているだけであり私が特別可愛いからではない。また、人から嫌われることを異常に恐れいているため傷つけるような断り方ができず、あいまいにはぐらかすなど希望を持たせ続けてしまっていると思われる
・会社や学校以外でも、何らかのコミュニティ(社外研修や習い事など)に属すると、最低でも1人の男性からは何らかのアプローチを受ける
⇒本エントリーからは想像もつかないほど明るく親しみやすいキャラクターなので、別に可愛くはないが「なんかイケそう」と思われているだけ
冒頭で「自分が可愛いのか可愛くないのか分からない」とは言ったものの、本当は分かってます。
別に可愛くないということを。
このエントリーを読んでくれたそこの貴方がたが、「本当に可愛い女はそもそも自分が可愛いかどうか悩まない」、「自意識過剰乙」、「ほかに考えることないの?暇なの?」、「小町でやれ」、「中学生かな?」などの感想を持つであろうことも分かりながら書いています。
でも、容姿のレベルがQOLに大きく影響する性に生まれてしまった以上、可愛くないことがつらい。
普段全然ナンパされないのに、美人の友達と歩いてる時だけナンパされるのがつらい。
100年に1度くらいナンパされることがあっても、相手がすごく気の弱そうなおじさんだったりして断るのがいろいろな意味でつらい。
あまり可愛くないタレント(本人も別に可愛さを売りにしていない)に似ていると2億人くらいから言われていてつらい。
合コンに参加しても、「今度二人で…」みたいなことは誰からも言われなくてつらい。
5年付き合った彼氏は、5年の付き合いの中でずっと、私のことを世界一可愛いと甘やかしてくれていたのに、最終的に私とは全く系統の違う北川景子系の美人と浮気していた(そして私たちは別れた)。
美容には人一倍気を使っていて、食事は野菜中心だがバランスよくタンパク質や脂質を取り入れたものを自炊する。
外食はほとんどしない。深酒、たばこは一切しない。夜更しもなるべくしない。ジムで適度に運動する。
化粧品も服も通常の20代OLが買うものよりだいぶ高いものを買っている(センスが無いのでオシャレかと聞かれると疑問だが清潔感はあるはず)。
あとやれることと言えば整形しかないというレベルで努力していると自分では思っている。
かといって美容ばかりに時間を使っているのはむなしいので、仕事はがんばって昇進して、誇りを持って取り組んでいるつもりです。
でも、上がったお給料はほぼ美容代に費やされているという人間的中身のなさ。いったい何のために仕事を頑張っているのか分からない。
写真に写った自分のほうれい線や肌のくすみに絶望する。お風呂の鏡に映った自分がブス過ぎて涙が止まらなくなる。
そして、もしやわたしって可愛いのではないか、と思わせてくれる状況証拠を集めては、脳内検事に論破されて有罪、コンプレックスの刑務所から永遠に抜け出せない。
多分綺麗な人なんだと思う。 とびきりの美人ではないのかもしれないけど。 モデルになるような人だって自分の容姿には自信がないでしょ。 好きになってくれる人が常に複数いるよう...
自己肯定心って、赤ちゃんの時に親から受けた愛情によるのでこいつの場合は親が悪い 浮気した彼氏もかなり効いてるかもしれんけど