2014-06-20

大学から博士までの進路選びと受験戦争のゴールについて

進路選びというのは日本受験戦争が行われている限り尽きない。

周りに相談できる人がいればいいが、私のように高卒の両親、親戚も高卒、まわりも…

という場合大学選びの選択のヒントが少ない。

あと、あまり自分に夢がなくて進路に興味がないという人もいると思う。

この文章はそういう人に大いに役に立つと思う。

話題としては

文系理系の選択
学部の選択
大学院に行くという選択
博士に進むという選択

の4つになる。

文系理系の選択は?

得意科目をみて適正を決めよう。もし適正がわからないなら理系に進もう。

文系理系には大きな差があるというのは高校までくると大体わかってくるかもしれない。

なかには自分みたいにマトモに勉強しなさすぎて

得意かどうかわからないぐらいテストの成績が全部悪い、ということもある。

こういう場合は本当に困る。

これは、少なくとも理系クラスに進んでおくべきと思う。

文系から理系というのは、独学が難しいので追いつくのが非常に困難だ。

文系科目は暗記中心なので一人でできる。

理系科目はそうでもない。解法がわからないとサッパリ解けないということがある。

解説を読んでわからないことだって本当に多い。

なので、得意科目を考えてみても自分理系文系判断しかねる人はとりあえず理系に進もう。

あと貧乏で塾に通えない場合文系になるしかないのはしょうがない。頑張ろう。

学部の選択について

気に入った学部を選ぼう。気に入る学部がない場合総合大学に行こう。

学部の選択というのは難しい。選択肢が多すぎるのである

そこで出てくるのが、総合大学である総合大学というのは学部複数ある大学のことで

ふつう入学してからも転学部という専攻を変えることができるシステムがある。

入学に比べたら全然大した手間じゃない手続きで専攻の変更が完了する。

から、やべえ興味なさすぎる、と入学してからなっても安心である

学部の選択に対して保険がきくので、迷ったら総合大学に進もう。

大学院に行くという選択

もし行ってダメそうならさっさと就活して退学でもしよう、と軽い気持ちで進もう。

さて、文系であれば大学院に残ろうというのはよほど志が高いか、

学部から専門的な内容の環境だったということで、院にすすむことは悩まないかもしれない。

理系なら研究室のナガレで進んでしまうこともあるかもしれない。

院に進むと20歳を超えているので自己責任世界だ。

責任自分で取るとして、あまり悩まずに進学してもよいと思う。

研究は厳しかったり、放置だったり、いろいろあるが正直学部と比べて異様な世界だ。

教授学生研究、いろいろあるが、合う合わないで途中で退学していく人も本当に多い。

そういう人うまく就職している。気軽に出入りするべきだと思う。

本を読むと大江健三郎小学校のころまでは研究者になろうと思っていたが、

教師から「体力、知力、金」の3つのうち2つが研究職になるには必要と言われ、やめたらしい。

まさに、その通りで、ここまでくると本当に実家が裕福な人間が多い。

貧乏場合、個人的な体験だが、

周りが当たり前のように時間を金で買う様子を見て吐きそうになることがあるので、

体力と知力だけでなく、それでも資本主義を憎まないという精神力を高める必要がある。

博士に行く選択

好きだからという理由だけなら絶対に進まないでおこう。

ここで、一度よく考え直してほしい。

好きだから、というので進むには本当にリスクが大きい。

自己責任で、好きだからと選んできたために

途中くじけた時に二度と大学にも社会にも出ていけなくなる人だって本当にいる。

博士過程だってただでさえお金がないのに多くのただ働きを体験するだろう。

修士に引き続いて、金持ちに対して相当なストレスたまる

さらに優秀な学生博士からDCなど金が出ている人だっていて、ストレスもっと発生する。

こんなにストレスをためてもし博士が取れたとして、これだけでは本当に食っていけない。

医学部卒業したら医者で食っていけるのと全くわけが違う。

大変優秀な知り合いだって日本トップクラス研究を長くしていたにもかかわらず、

給料修士卒業して就職した子と同じぐらいだった。これはそういうものなのだ

博士に進学するのを迷う年齢であれば、もう周りの友達結婚している年齢である

それも数年たてば、こっちがポスドク先を探して就職活動をする中、

今度は周りは車や家を買って、子供もいる。年賀状家族写真が増えていく。

いくら好きなことをしているからと言っても、まともに生きる周りの人間と違いすぎて死にたくなる。

ある日気づくと社会と大きな壁ができているのがわかる。

次は研究という自分と似た人間コミュニティ特別居心地がよく、ここしかないと感じてくる。

博士進学から、どんどん社会と隔絶された変態に仕上がっていくのだ。

運よく変態にならずに済んだとして、

まわりの社会性のない変態たちと付き合いを長くしていくことができるだろうか。

社会性の備わっていない変態たちだ。よっぽど好きでもない限り、これは本当につらい仕事だ。

文系なら、公務員になっとけばよかったと思うし、

理系なら医学部にいっときゃよかったと、思うこともよくあるだろう。

まだ、遅くはない。

普通の家庭の出身で、普通未来を捨てても後悔しないぐらいの覚悟がないならば

君はよく頑張った。進学先というのがある限り、このレーンから外れるのは怖いだろう。

もう進学しなくてもいい。

博士後期課程の手前が受験戦争のゴールだ。

https://www.youtube.com/watch?v=FtP-RQFpRtc

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