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はてなキーワード: イノベーションとは

2009-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20091027195349

国力って何?繁栄って何?

それは沢山の労働者が汗水垂らして得られる経済的発展の事?

そんなものはもうありえない。何故なら日本人がどれだけ子供を作っても中国にはかなわないから。

 

この先日本が発展するにはイノベーションしかない。

つまり必要なのは教育だ。沢山子供を作るのではなくて、少ない子供付加価値の高い人材に育てる事だ。

単純の数を増やせば上手くいくなんて話には何の根拠もない。

 

年金制度が上手くいかないなんてのは高齢者の都合であって(そもそも制度的に欠陥がある)

それを支える事を少子化対策の意義にするなんてのは間違っている。

まして同じバラマキならば、直接給付を増やすよりも社会的育児サービスの補助や育休制度の拡大といった形で、

社会育児を歓迎するような仕組みから形作っていくべきだと思う。

2009-10-18

今さらのお話

結構前に、2chSFもののショートショートを書いた事がある。内容的には、「イノベーションが起こる速度が人間の理解速度を超えたらどうなるか?」という思考実験的なもの。昨日と今日別世界、のような状態になるというか、それ以上にイノベーションが加速していく様なイメージ。(とりあえず、便宜上イノベーション自動化というか、発明する機械コンピュータ)が勝手イノベーションを起こして、世界勝手に加速しながら改善されていく感じにしてみたが)

もちろん、エヴァスーパーコンピュータとして進化する使徒を思い出された方もおられると思うが、あれのオチは「進化の促進による自滅」だったが、俺的にはもうちょっと希望の持てるハッピーなオチにしたかった。某犯人もその影響を受けたという話もあったし。でも、オチがなかなか思いつかなくてちょっと悩んだ。仕方がないので、むりやり、機械イノベーションの速度を人間が快適と感じる速度に合わせるイノベーションを行った的なものを漂わせる残念感の漂うオチにした。意味不明だという感想をいただけた。自分でももっともな話だと思った訳だが。

それで、Tumblrで下のような記事を見つけた。

19 :名無しさん@十周年:2009/10/16(金) 17:55:02 ID:MVkpniAp0

専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実

よくあることなんだけど、今現在社会的な慣習を永続的なものだとみんな勘違いしちゃうんだよ。

みんなでクルマを持つようになってまだたった1世代。

腕時計をするようになって1世代だが、携帯のせいで売り上げが3分の1に激減

社会人のたしなみと誰も疑ってなかったはずのものが、1世代であっけなく終了。

タバコと酒の消費量は戦後で1人あたり5倍くらいになってて、今みたいにパカパカ摂取するようになって1世代。

(だから健康被害とか出てくるんですよ。当たり前やがな)

バカみたいな飲み会とかやってたのは実は団塊だけ。タバコは今のペースならあと0.5世代で滅ぶ。

自由恋愛も1~2世代ですよね。だいたい告白という風習が少女漫画から広まったものじゃなかったっけ。1世代。

社会慣習は意外とフィクションの影響を受けている)

日本女性ブラジャーをつけるようになって1.5世代くらいか。

今のスタイル葬式がもうちょっと長くて2世代くらい?

ほかにも「実はたった1世代」ってモノや慣習は無数にある。ちょっとこの事実にお前ら恐怖したほうがいいです。

だからまあ、なんも考えず親世代の真似をしようとするのはやめろ。無理だから。

親の言うことも聞くな。だいたい親もこの辺のこと分かってねえから。愚者は経験に学ぶ。しかもたった1世代の。

終身雇用なんてギャグだし、ローンで家建てる前に経済誌でも購読するべきだし。

ブルーカラーホワイトカラーどころか、最近ゴールドカラーって新しい職種が出てきてるなんて言われている。

せっかくなのでこれも

ttp://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20090401/1238588872

> * 2010年需要のある仕事上位10位は

> * 2004年にはまだ存在していませんでした。

> わたしたちは指数的に成長する時代に生きています。

> 5000万人の視聴者を獲得するまでにかかった年数

> * ラジオ 38年 * テレビ 13年 * インターネット 4年 * iPod 3年 * Facebook 2年

変化に対応できないと、ものすごい勢いで取り残されてしまうよ。簡単に墓場まで逃げ切れると思うな。



そして、今さらながら、上記記事で引用された記事の別の部分の引用

2010年需要のある仕事上位10位は2004年にはまだ存在していませんでした。

今私たちは学生を教えています。まだ存在しない仕事に備えて。

まだ発明されていない技術を使って

まだ知らない問題を解く仕事に備えて。

ttp://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20090401/1238588872



なんというか、人並み程度の自分妄想していたものと違った形で現実世界の実感として感じられると、ぞくぞくするものがあるというか、気分は孫悟空だなと思った。

うまいオチを付けてくれる人がいれば良いんだが、と思ったが、希望はあるかも。(と明るいオチにしてみた)

もしあなたが中国で「100万人に1人の逸材」なら…

あなたみたいな人が国内に1300人います。

ttp://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20090401/1238588872

http://anond.hatelabo.jp/20091018143313

再分配政策は重要だと思うけど、適切な再分配が行われるだけではデフレ脱出はおぼつかないのではないかなあ。

経済成長の可能性を否定しつつ、「社会システム根本的に改善」て、具体的にはどういう政策でやろうと考えているのかしら。

低成長に合わせた形で福祉をより切り詰めるってこと?増税

それと、後段以降のこれは何が言いたいのかよく分からないんだが。

民主党政権は中高年世代の人々=精神論自己責任論しか思いつかない世代が産み出した産物なので、

民主党政権日本社会根本的な意味改善できる見込みはほとんどない。

新世代のイノベーションに賭けるしかないのだろう。

民主党政権が再分配という発想に否定的とは思えないのだけど…。

(それが現実格差の解消に資するかどうかには疑問があるにせよ)

民主が掲げる諸々の政策は、国家の富の分配のありようを見直すものだと思うけど。

元増田が言う「精神論自己責任しか思いつかない世代が産み出した産物」というのがどういう意味なのか理解しかねる。

むしろそういう態度は旧与党である自民党に割合顕著だった姿勢ではないかしら。

(別に自分民主党支持者ってわけじゃないんだけど。

個人的には、民主党マクロ経済政策を見る限り、彼らが日本社会が抱える問題を解決してくれる、

なんてことは望み薄だなと思う)

つーか、「新世代のイノベーション」て何を求めているの。

日本社会根本的な意味改善できる見込み」って何なのかしら。

そういう抽象的な文言を並べ立てておいて

政府国民全体が、自ら置かれた社会状況を理解していないだけ

なんて表題を付けるのは、あまりフェアな態度には思えないなー。

それとも俺の読解力が低いだけなのかしら。よかったらその辺詳しく語ってもらいたいわ。

2009-10-01

大学院は内部進学しにくくし、学歴ロンダを賞賛しよう

http://anond.hatelabo.jp/20090930032629

エントリーより。

たとえばエンジンの開発において以前は機械工学出身者で十分開発が行えたが、燃費重要になる昨今では燃焼そのものが化学変化であることから化学出身者を積極的に採用している。

また、マイクロメートル単位での精密さが要求される分野では誘電材料が用いられるが、分極や誘電率を理解しようとすれば、化学の知識が必要になってくる。

日本発展途上国のときは先進国に追いつくため、分野を分断し「I」型のエンジニアを育てていれば良かったがそれはもはや中国仕事であると思う。

「T」型の知識を求める人間が必要であるのに日本高等教育がそれに対応していないのだ。

どうせ会社に入って大学研究とは直結しない部署に振り割けるならば、頭が柔らかく若い人間のほうがいいのだ。当然である。

この点では海外ではさらに進んでおり、博士号を二つ取得するダブルメジャー流行っている。

もはや、「I」や「T」を超えて、「π」型の研究者技術者を生み出そうとしているのが海外の現状だろう。

だが、日本では副専攻やダブルメジャー制度はほとんどない。

その中で、私が提案したいのは修士課程博士課程への進学時にまったく専攻が違う分野に変えてしまうことである。

私は、この道を選んだ。

私が修士課程で進学したのは大学院大学であり下に学部がなかったため、TARAなどの学部生の講義の手伝いをする必要がなく自分勉強に専念できた。また、化学や材料工学出身以外の人向けの基礎的な講義があり、それを受講することで基礎から勉強できる環境が整っていたのである。

分野横断的な学習で得たものは多い。

学部時代には、半導体バンド理論いまいちしっくり来なかった。エネルギーがとびとびな値をとることにどうしてもイメージがつかなかったのだ。しかし、これも分子一個がエネルギーを受けて励起するという量子力学量子化学の基本さえ知れば、シリコンであってもそれが結晶状態でつながっているに過ぎないと簡単に気づく。分野の違いなどは所詮人間勝手に分けた物に過ぎないのだ。

また、多くの分野を学んだことは会社に入っても役に立っている。何か問題がおきたときに他の人にわからないことがわかるのだ。

つまり仕事が早く終わり、なおかつ他の人が思いつかない新規の提案も用意に行えるのである。

製品改善の方法は一つではなく、材料の見直し、ソフトウェア改善ハードウェア(回路や機械設計)の見直しなど多々あるが、これらを全体を通して考えることができるのである。

ほぼ、同意する内容である。

多くの理工系の大学生大学院に進学するが、それは研究室配属になった学生がTAなどとして役に立つからであり、現在大学院学生数が大学の評価にもつながっているからだろう。

むしろ、大学院は積極的に学部を受け入れるようにし、大学と同じ大学院に進むのをやめるように文部科学省がしていけば、新しいイノベーションもおきてくると思う。

ずっと同じ研究室に配属して生まれてくる博士号取得者は教授劣化コピーであり、新規のアイデアが求められる研究には向かないと思う。

2009-09-30

視野の広い研究者技術者になるために -専攻ロンダリングをしよう-

この文章は、現在大学の学部生や修士課程学生にぜひ読んでもらいたい文章だ。

まず、私自身の経歴を紹介しておきたい。

地方国立大電子工学卒業後、大学院大学に進学し化学研究室に進学。その後、機械メーカーFA部門に配属され、制御回路の開発を行っている。

日本研究者はとかく、視野が狭いといわれる。

これは海外と比べた場合の教育の違いに問題を見出すことができるだろう。

まず、日本には副専攻などのシステムを具体的に用意している大学がほとんどない。

アメリカに目を向けると、カリキュラムとして主専攻と副専攻両方が取れる場合になっているのが珍しくない。

また大学院ではほとんど講義がない日本とは違い、電子工学の専攻でも建築単位を取ることになっていたり、化学単位をとることができるようになっている。

このような教育上の差が、日本博士視野が狭いといわれる要因でありオーバードクター問題の原因の一つではないかと思っている。

新しいイノベーションを起こす研究開発では、分野複合的なテーマになることが少なくない。

たとえばエンジンの開発において以前は機械工学出身者で十分開発が行えたが、燃費重要になる昨今では燃焼そのものが化学変化であることから化学出身者を積極的に採用している。

また、マイクロメートル単位での精密さが要求される分野では誘電材料が用いられるが、分極や誘電率を理解しようとすれば、化学の知識が必要になってくる。

日本発展途上国のときは先進国に追いつくため、分野を分断し「I」型のエンジニアを育てていれば良かったがそれはもはや中国仕事であると思う。

「T」型の知識を求める人間が必要であるのに日本高等教育がそれに対応していないのだ。

開発に関わる私には、人事が「どうせ、企業で行う研究大学研究とは違うのだから、博士などよりも若い人間のほうが使いまわしが効いて良い」というのには、痛いほど理解ができる。

どうせ会社に入って大学研究とは直結しない部署に振り割けるならば、頭が柔らかく若い人間のほうがいいのだ。当然である。

この点では海外ではさらに進んでおり、博士号を二つ取得するダブルメジャー流行っている。

もはや、「I」や「T」を超えて、「π」型の研究者技術者を生み出そうとしているのが海外の現状だろう。

だが、日本では副専攻やダブルメジャー制度はほとんどない。

その中で、私が提案したいのは修士課程博士課程への進学時にまったく専攻が違う分野に変えてしまうことである。

私は、この道を選んだ。

私が修士課程で進学したのは大学院大学であり下に学部がなかったため、TARAなどの学部生の講義の手伝いをする必要がなく自分勉強に専念できた。また、化学や材料工学出身以外の人向けの基礎的な講義があり、それを受講することで基礎から勉強できる環境が整っていたのである。

分野横断的な学習で得たものは多い。

学部時代には、半導体バンド理論いまいちしっくり来なかった。エネルギーがとびとびな値をとることにどうしてもイメージがつかなかったのだ。しかし、これも分子一個がエネルギーを受けて励起するという量子力学量子化学の基本さえ知れば、シリコンであってもそれが結晶状態でつながっているに過ぎないと簡単に気づく。分野の違いなどは所詮人間勝手に分けた物に過ぎないのだ。

また、多くの分野を学んだことは会社に入っても役に立っている。何か問題がおきたときに他の人にわからないことがわかるのだ。

つまり仕事が早く終わり、なおかつ他の人が思いつかない新規の提案も用意に行えるのである。

製品改善の方法は一つではなく、材料の見直し、ソフトウェア改善ハードウェア(回路や機械設計)の見直しなど多々あるが、これらを全体を通して考えることができるのである。

私は今では本当にそのまま自分大学院に進学しなくて本当に良かったと思っている。

2009-09-19

1990年-25%CO2削減を目指すということ

これらをどう転換するか

後の平成オイルショックである。成功すれば世界でも有数の環境大国になることは間違いない。失敗すれば目も当てられないことになるのは必至。

民主党マニフェスト

29.目的を失った自動車関連諸税の暫定税率は廃止する

【政策目的

○課税の根拠を失った暫定税率を廃止して、税制に対する国民の信頼を回復する。

○2.5兆円の減税を実施し、国民生活を守る。特に、移動を車に依存することの多い地方国民負担を軽減する。

【具体策】

ガソリン税軽油引取税自動車重量税自動車取得税暫定税率は廃止して、2.5兆円の減税を実施する。

○将来的には、ガソリン税軽油引取税は「地球温暖化対策税(仮称)」として一本化、自動車重量税自動車税と一本化、自動車取得税消費税との二重課税回避の観点から廃止する。

【所要額】

2.5兆円程度

42.地球温暖化対策を強力に推進する

【政策目的

国際社会協調して地球温暖化に歯止めをかけ、次世代に良好な環境を引き継ぐ。

○CO2等排出量について、2020年までに25%減(1990年比)、2050年までに60%超減(同前)を目標とする。

【具体策】

○「ポスト京都」の温暖化ガス抑制の国際的枠組みに米国中国インドなど主要排出国の参加を促し、主導的な環境外交を展開する。

キャップトレード方式による実効ある国内排出量取引市場を創設する。

地球温暖化対策税の導入を検討する。その際、地方財政に配慮しつつ、特定の産業に過度の負担とならないように留意した制度設計を行う。

家電製品等の供給・販売に際して、CO2排出に関する情報を通知するなど「CO2の見える化」を推進する。

43.全量買い取り方式の固定価格買取制度を導入する

【政策目的

国民生活に根ざした温暖化対策を推進することにより、国民温暖化に対する意識を高める。

エネルギー分野での新たな技術開発・産業育成をすすめ、安定した雇用を創出する。

【具体策】

○全量買い取り方式の再生可能エネルギーに対する固定価格買取制度を早期に導入するとともに、効率的な電力網(スマートグリッド)の技術開発・普及を促進する。

住宅用などの太陽パネル環境対応車省エネ家電などの購入を助成する。

44.環境に優しく、質の高い住宅の普及を促進する

【政策目的

住宅政策を転換して、多様化する国民価値観にあった住宅の普及を促進する。

【具体策】

リフォームを最重点に位置づけ、バリアフリー改修、耐震補強改修、太陽パネルや断熱材設置などの省エネルギー改修工事を支援する。

建築基準法などの関係法令の抜本的見直し、住宅建設に係る資格・許認可の整理・簡素化等、必要な予算地方自治体に一括交付する。

○正しく鑑定できる人(ホームインスペクター)の育成、施工現場記録の取引時の添付を推進する。

○多様な賃貸住宅を整備するため、家賃補助や所得控除などの支援制度を創設する。

○定期借家制度の普及を推進する。ノンリコース(不遡及)型ローンの普及を促進する。土地価値のみでなされているリバースモーゲージ住宅担保貸付)を利用しやすくする。

木材住宅産業を「地域資源活用産業」の柱とし、推進する。伝統工法を継承する技術者健全な地場の建設建築産業を育成する。

45.環境分野などの技術革新世界リードする

【政策目的

○1次エネルギーの総供給量に占める再生可能エネルギーの割合を、2020年までに10%程度の水準まで引き上げる。

環境技術研究開発・実用化を進めることで、わが国の国際競争力を維持・向上させる。

【具体策】

世界リードする燃料電池超伝導バイオマスなどの環境技術研究開発・実用化を進める。

○新エネルギー省エネルギー技術活用し、イノベーション等による新産業を育成する。

国立大学法人など公的研究開発法人制度改善研究者奨励制度の創設などにより、大学研究機関の教育力・研究力を世界トップレベルまで引き上げる。

46.エネルギーの安定供給体制を確立する

【政策目的

国民生活の安定、経済の安定成長のため、エネルギー安定供給体制を確立する。

【具体策】

エネルギーの安定確保、新エネルギーの開発・普及、省エネルギー推進等に一元的に取り組む。

レアメタル希少金属)などの安定確保に向けた体制を確立し、再利用システムの構築や資源国との外交を進める。

○安全を第一として、国民の理解と信頼を得ながら、原子力利用について着実に取り組む。

2009-09-16

http://anond.hatelabo.jp/20090916104033

P.F.ドラッカーです。ひとことだけ言わせてくれよ。

>何かが重要な局面に遭遇したときに「自分のせいじゃない」といって平気で逃げ出せる人が使う言葉だ。うちの会社にそんな人はいらん。

産業構造が変化しつつあるのに、それを認めず、旧来のやり方にしがみついて時代に取り残される企業の使う言葉だ。そんな会社ではイノベーションは起こせない。

2009-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20090909191738

実際ドラマが売れるかどうかは別にして、そういう常識的な発想に捕らわれてるようだとイノベーションは生まれないと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20090909184037

まぁそりゃそうなんだけどさ…。

つってもアニメだって実際そこまで競争力あるのかわからんよなあ。

少なくとも規制に守られて肥大化した上に不自然に高給な社員達を養うのは無理そう。

コンテンツ業界に一発イノベーションを引き起こすくらいの勢いでやらなきゃダメだろうけど、そんな気概は今のテレビ局には無いだろうなあ。

どっちにしろ一回潰れるしか無いか。

2009-09-06

生命科学専攻からの専攻ロンダ まとめ

専攻ロンダランキング

超勝ち 医学部編入

大勝ち 機械電気薬学部歯学部獣医編入

中勝ち 情報化学工学

勝ち   材料、応用化学物理(物性)、ロースクール

普通  農芸化学物理(理論)、 数学

負け 建築土木環境、 医歯薬獣無資格修士

大負け 分子生物学文系

SSS神大(国)、名大医学部編入(国)】(難)..バイオ科目で受験可能、【群馬医】..面接重視

A 【慶大理工(私)、早稲田先進理工電気情報生命(私)】..バイオ科目で受験可能、【阪大基礎工(国)、東大京大化学(国)】...一部バイオ科目

B 【東大新領域(国)、東工大すずかけ(国)】...入試科目少、倍率低、【東北大医工学(国)】....バイオ科目で受験可能、【上智理工 (私)】...バイオ科目で受験可能、【名古屋理学部物質理学専攻(化学系)A入試】...バイオ上等。他専攻はプレゼンのみ

C 【筑波大システム情報(国)】...入試科目少、倍率低、知能機能は実質機電系、【阪大情報科学(国)】...バイオ受験可能、【早稲田情報生産システム(私)】...専門科目なし

D 【NAIST(国)】...専門試験なし 【電通大IS(国)】...入試科目少、【豊田工業(私)】...入試科目少

E  【JAIST(国)、前橋工科(公)、会津大(公)、産業技術大学院大学(都立)、九州工業大学生命工学(国)(生体と機械の融合がテーマ。実質機電系)】...専門試験なし、【徳島大電電(国)】..数学英語のみ

死亡フラグ 【そのまま入院

ロンダに有利な分野?

電気回路(デジタル回路も足りないが、アナログ回路はもっと足りない)

組み込みソフトウェア

・制御・ロボティクス

半導体

・パワーデバイス

信号処理

機械設計

流体力学

熱力学

・材料物性

・電力回路

・電力システム工学

・モーター

有機合成

化学工学

高分子

専攻ロンダしやすいかもしれない大学院重点化した大学

 ・東京大学大学院新領域創成科学研究科学際情報学府

 ・東京工業大学大学院総合理工学研究科社会理工学研究科イノベーションマネジメント研究科

 ・京都大学大学院エネルギー科学研究科人間環境学研究科地球環境学舎

 ・東北大学大学院情報科学研究科生命科学研究科環境科学研究科・医工学研究科

 ・名古屋大学大学院・ 国際開発研究科情報科学研究科・多元数理科学研究科・環境学研究科

 ・九州大学大学院総合理工学研究院・システム情報科学

 ・北海道大学大学院環境科学院・地球環境科学研究

 ・電気通信大学大学院情報システム研究科

 ・筑波大学大学院環境科学研究科修士)・生命環境科学研究科博士)・システム情報工学研究科

 ・早稲田大学大学院 情報生産システム研究科

 ・大阪大学大学院 言語文化研究科・国際公共政策研究科情報科学研究科生命機能研究科

 ・九州工業大学大学院 生命工学

 その他、広島神戸群馬大工学研究科が大学院重点化

 ・ 北陸先端科学技術大学院大学 (JAIST)

 ・ 奈良先端科学技術大学院大学 (NAIST)

 ・ 産業技術大学院大学

専攻ロンダお買い得(難易度に対するリターンが大きい)だと思う院

倍率が異様に低い上、試験形式が面接での口頭試問(教養数学物理)+成績証明書重視なので

専攻ロンダにとっては非常に都合がいい。

東京へのアクセスが容易。

MS専攻は倍率が高いが他はそうでもない。東京という立地が素晴らしい。

地方国立独立研究科なので倍率が低い。今年の筆記試験は1倍。

データ見る限り機電系研究室なら就職良好、小倉の近くなので地方国立にしては立地もよい

一応バイオ出身者が前提にカリキュラムが出来ている。

立地が悪いとか、Fランロンダばかりと陰口が叩かれてるけど

研究力もあるし就職もそこそこ。

ほとんど試験勉強が必要なく専攻ロンダが可能な点が素晴らしい。

研究就職ともに共に良いが倍率が異様に高い。

今のところ、卒業生無し。

母体工学部なので工学系の研究がほとんど。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その1


715 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 18:04:54

筑波首都横浜クラスの機電に専攻ロンダ成功したお

東工大すずかけの機電受けるつもりが受験対策に時間つくれなくて諦めたけど

東工大院試スレ見たら今年はありえない高倍率、高難易度だったみたい

筑波首都横浜クラスは機電も全入で就職最強

お得感異常だからこれから院試のやつに勧めておく

 

 

719 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 18:47:01

>715が事実ならバイオに生気が戻るんだが

  

722 :715 :2008/08/19(火) 19:16:38

釣りじゃねーよ

たしかに東大かつ学部生なら工学部より経済学部のほうが生涯収入も多いだろうよ

凡人の俺には関係ない話だが

  

さて院試の話だが、筑波首都横浜(それに千葉とか電通農工)あたりの国公立は

宮廷大と違って外部から学生が全く入ってこない

院試は実質定員の概念がなく設定された足切りラインを突破すると合格なので

入試とは名ばかりの形式だけのものになってる専攻がたくさんある

機械電気は人気がないから教官は外からの学生をすごい欲しがってる感じだったよ

研究室の先輩にFランクみたいな大学の人も普通にいた

俺は本格的に勉強したのは2ヶ月だけで間に合った

探すと受験科目の少ない専攻もたくさんある

特定されない範囲なら知りたいこと答えるよ

  

723 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 19:28:57

>722

どこらへんのランクバイオから入ったの?学部と機電の専攻とのギャップは?

例えばバイオ系ロボやってるところとか志望したの?

筑波首都横浜機電院って文集もできる?

  

 

725 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 19:46:06

>723

大学は下位国立バイオ系だな

志望研究内容は普通にメカトロニクス、ロボティクス系

志望理由は単純に「興味がなくなったから」

文集は無理

ただし先輩の内定先はロンダ、専攻変え含め全員一流メーカーがずらり

うちの研究室だと松下日立、NTT系など

推薦も充実してるし選び放題

  

はやめに教官コンタクトとって仲良くなるのが大事っぽい

メール教官が外部をどう思ってるのか感じとれ

俺はTOEIC400で終わってたんだが教官が下駄履かせたかもしれん

 

 

727 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:05:07

>725

今4年なの?

だったら脱バイオ第一号だぜ!

  

  

728 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:07:12

バイオ

ちなみに就活してた?もししてたらどんな状況だった?

  

  

731 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:26:07

>727

4年

合格内定もらったばかり

このスレで脱出を決意した

  

>728

全くやらずに院試に集中

電通大情報システム研究科TOEIC100専門200の配点だが

専門で小論文を選べる+半分弱がボーダーで倍率1.3程度だから滑り止めに使える

今からTOEICやっとけ(600でアドバンテージになる)

あと最悪に備えて確実にひとつ合格欲しいならJAISTかな

  

バイオメカトロニクスロボティクスの鞍替えは

生命について勉強するうち、生命の動きのメカニズム

それを工業製品として実現することへ興味がわきました」でおっけー

人工知能系、制御シミュレーション系もこれで行ける

  

  

736 :就職戦線異状名無しさん :2008/08/19(火) 20:48:20

もう院試終わったから情報大公開

あと俺の知ってる有用情報は・・・

それぞれだいたいの合格ラインとか

電通大情報システム研究科TOEIC500専門半分弱(小論文選択可)←就職良好

東北機械→外部の倍率1.5倍の穴場(受験生はたいした学歴じゃない)

情報ホームページでフル公開

数学科目が多いけど専門は制御、機械力学が簡単で独学楽

TOEIC500、専門半分くらい

筑波システム→学部成績かなり重視、倍率かなり低い

専門知識全くいらない

TOEIC500ボーダーは謎だがかなり低い

首都システムデザイン→航空以外かなり倍率低い、教養数学とほんのちょっとした専門

TOEIC500簡単な筆記六割

JAIST情報系→まじ全員、1回目で受けれ

NAIST情報→倍率二倍と少し大変、就職かなり良し、どんどん倍率上がるから受けるなら当然1回目

基礎数学3問について聞かれ二問答えれば良い

あとは英語TOEIC600でアドバンテージに)

事前に書いていく小論文(実質志望理由書)を超重視

 

東京新領域→2ちゃんに騙されるな

外部倍率五倍の難関

自信あるならどうぞ

すずかけ→2ちゃんに騙されるな

人気専攻は普通に難しい(メカ、電、情系)

筆記で受ける時は実質外部倍率おそらく2~三倍

受けるなら入試科目と倍率要チェック

  

バイオ数学勉強するなら石村園子のやさしく学べるシリーズが神

これで知ってることだいたい全部だ。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その2

250 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:37:47

学部で就職できなかったので地底大学院化学受けたら受かりました

  さようならバイオwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

  

  

  

  

  

251 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:41:27

おめ!!!!!!!!

研究室の分野は?

  

  

252 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:44:10

専攻ロンダ成功者第二号だな

  

  

254 :就職戦線異状名無しさん :2008/09/29(月) 23:59:14

>251

合成系ですwwwwwwwwwwwww

研究室勝ち組なんですがwwwwwwwwww

  

  

ただ学部の学歴駅弁バイオだから就職きついかもしれない

  

専攻ロンダに成功した人の書き込み その3

661 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 01:56:35

筑波生物資源→筑波知能機能にロンダ成功

  

662 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 09:00:13

機電に行った奴が今までいるかどうかは重要じゃないだろ

  

みんなと一緒の進路なんて言ってたらピペド一直線じゃないか

  

663 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 09:01:10

>661

おめ。

事実ならなんかアドバイス頼む

  

669 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 20:05:10

>661

まじか、おめ

しかも機械。すげー

  

671 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 20:21:34

>663

アドバイスって、知能機能に受かるためのアドバイス

工学部へのロンダ一般?

  

673 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 21:03:02

>671

バイオからも入りやすい?入試対策どうした?知能機能の就職ってどう?

  

676 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/16(木) 22:25:55

>673

入試TOEIC(100点)、成績(200点)、口頭試問+面接(300点)

口頭試問は

微積分(微分方程式含む)+線形代数が必須

力学情報基礎を選択

問題は簡単な割りに多少間違えたからと言って落ちない。

俺はTOEIC630/730、成績Aが3割強、Bが4割、口頭試問は3分の2ぐらい正答

で受かった。

就職はこれ↓

http://www.iit.tsukuba.ac.jp/about/job.html

  

678 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/17(金) 00:12:58

>676

よく口頭試問って言うけど、それってどんなこと聞かれるの?

用語の定義とか?それとも計算問題やらされたりするの?

  

679 :就職戦線異状名無しさん :2008/10/17(金) 00:28:58

>678

覚えてるのは

∂e^(xy)/∂x

2階常微分方程式の簡単な問題

3×3行列固有値固有ベクトル、正規直行規定を求めよ。とか

力学運動方程式を書いて解けとか、教科書の例題レベル

専攻ロンダに成功した人の書き込み その4

635 :就職戦線異状名無しさん :2008/04/23(水) 21:30:01

東北大学の 理学部 生物から

京大化学系のところにいった。もともと岐阜あたりの

生まれだったから、生まれ故郷に近くなってよかった。

学部の研究は・・・どうでもいいだろ。

院は物性よりの化学系かな。

  

さて、就職ですが、私は物性よりの化学なので、就職が滅茶苦茶

いいというわけではないらしい。

それでも同期で就職に困ってる人はいませんでした。

修士卒業のころは、氷河期の真っ只中(2000~2001)でしたけどね。

  

一番就職いいのは巷で聞くところでは、化学合成とからしいです。

まず、就職がないということは、絶対にありえないと。


専攻ロンダに成功した人の書き込み その5

   

318 :就職戦線異状名無しさん :2008/04/17(木) 07:10:11

奈良先の物質に専攻ロンダしました。

典型的文系生物タイプ自分には量子力学が理解出来ません。

   

  

138 :名無しゲノムクローンさん :2008/06/20(金) 21:28:51

おれは去年NAISTに専攻ロンダしたものです。

今は物質系で研究がやっと始まったところです。

今は有機EL研究に没頭しています。ほんとに楽しいです。

バイオのくだらん研究とは大違いです。

NAISTは他専攻から来た人のための教育が充実してますし

なんといっても全学生が他大からきてるっていうのが安心できます。

量子力学とか半導体工学とか最初は難しくて苦労しましたが今では

かなり理解できるようになりました。なんといってもウンコ生物より楽しい!!

  

みなさんの専攻ロンダ成功を祈っています。

専攻ロンダに成功した人の書き込み その6

369 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/20(月) 01:15:58

まだのとこもあるようだが、脱バイオ成功者が出た模様

  

719 名前就職戦線異状名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/17(金) 23:01:36

その時は他分野からバイオに入るよ

jaist化学は受かってて後は、naiの物質待ちだし

  

これで何人目かな? まあ、2chもそこそこ役に立ったのかねw

  

378 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:12:57

>369

その書き込みをした人です

naistも受かって合格通知が届きました

http://www.seospy.net/src/up9595.jpg

http://www.seospy.net/src/up9596.jpg

これでうんこバイオにおさらばできそうです

名残惜しくはまったくないが、最後に挨拶をしておこう

さwwよwwうwwなwwらwwバwwイwwオww   

 

380 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:33:11

>378

おめ

意外と専攻ロンダ成功が多いなw

この調子で転部スレのやつも頑張ってくれろ

  

382 :378 :2008/10/22(水) 17:39:08

わかりますた

naist物質については、小論と面接だけでTOEICは今年から廃止されましたので他分野からも入りやすいと思いますよ

ただし、大学院に入ってやりたいことと学部での研究内容についてかなり突っ込まれて聞かれます。

志望する研究室に入れるとは限りませんが、コンタクトは先にとっておいてやりたい研究テーマも具体的に決めておくといいと思います。

  

383 :名無しゲノムクローンさん :2008/10/22(水) 17:46:31

専門なしで入ったってことは、これから勉強すること

2009-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20090818020606

日本人ビジョンとかグランドデザインとかを描くのが下手だよね。

行き当たりばったりの持続的イノベーションに終始してる企業の多いこと。

で結局いつもアメリカフレームワークの部分を取られて終わりと。

2009-07-28

与野党ともに、今の高齢者の「安心」については語るが、若い世代の将来への不安には関心がないようだ。

民主党マニフェストINDEX 2009 が発表され、論議を呼んでいる。選挙で政策が大きな争点になるのはいいことだが、その内容は旧態依然たる分配の政治で、違うのは自民党財界業界団体に配っていた金を中小企業労働組合に回すことぐらいだ。こういう「政策転換」は、30年ぐらい前に行なわれたことがある。東京都美濃部知事を初めとする「革新自治体」が全国に生まれ、「大資本中心の政治から福祉中心に!」とのスローガンのもと、老人医療無料化など、巨額のバラマキ福祉が行なわれた。

その結果は、放漫財政公務員お手盛り昇給財政破綻だ。組合の強い大阪府は、いまだにその後遺症に苦しんでいる。それでも自治体は、起債の限度があるため、破綻が早く来やすい。国の場合は問題を先送りできるので、夕張のようになるのは10年以上先だろう。しかし破綻したときは取り返しがつかない。IMFも指摘するように、消費税を30%から60%ぐらいに上げないと、公共サービスが維持できなくなる。与野党ともに、今の高齢者の「安心」については語るが、若い世代の将来への不安には関心がないようだ。少子化の原因はこの不安であり、子供手当による将来の負担増は、むしろ問題を悪化させるだろう。

高度成長期には、競争力の高い製造業などの成長部門が創造した富を農村などの衰退部門に再分配する所得移転政治の役割だったが、この構造90年代以降、決定的に変わった。日本経済の停滞によって再分配すべき原資が減り始めた状況で、今後も再分配を続けるには、将来世代から現在世代への所得移転が必要になる。900兆円にものぼる政府債務とそれを上回る年金会計破綻は、団塊世代からロスジェネ世代への「つけ回し」だが、このネズミ講はいずれ破綻する。

こういう問題は、経済学者がいくら抽象的な数字をあげてもだめで、日本経済が本当に夕張のようになるまで、政治家にはわからないだろう。しかしマーケットはそれを知っている。もう概算要求も出た段階で、鳩山政権歳出削減をやろうとしても、官僚サボタージュ来年予算も大幅な赤字になるだろう。それを見越して、長期金利がじりじり上がり始めている。国債が増発されたら、資本逃避やインフレが起こるおそれも強い。民主党マニフェストに明記した「製造業派遣禁止」が実行されたら、製造業工場海外移転し、雇用はさらに減るだろう。

いま問われている真の争点は、どうやってこのネズミ講を終わらせ、福祉の原資となる成長を維持するかという問題だ。「官僚中心の政治の転換」などというのは、その手段であって目的ではない。自民党は31日にマニフェストを出すそうだが、民主党の分配政治に対抗して、規制改革やイノベーションによる成長戦略を打ち出せば、勝ち目もあるかもしれない。

2009-07-22

http://anond.hatelabo.jp/20090722121344

すごい食いつきっぷりだな。さすが。

やっぱ業界内(含むオタ視聴者)だけの内輪話なんだな。

破壊イノベーションには程遠いなあ。

でかいこと言うほどのもんじゃないと思う。

あと貞元絵とか知らん。

2009-07-04

http://anond.hatelabo.jp/20090703232636

自意識過剰な人が陥りがちなことに、「日本社会は出る杭を叩く。俺がやろうとしていることを出資者やクライアント会社上層部や先輩や同僚は理解してくれない」と周囲に責任押し付けることがある。

いや、それはお前が出る杭ではなく、出す提案に説得力がないからだって。

突飛なアイデアであっても、トライすることに価値がありそうなら資金は不況でも集まるし、最低でもプレゼンする機会は与えられると思うよ。そういうチャンスが回ってこなくて、周囲の無理解を批判するのは、環境に恵まれていないからじゃなくて、聞いてもらうための環境設定に問題があるからなんだ。

で、出た提案に説得力がなかったとしても、何度か出資者候補やクライアントと調整することによって、ブラッシュアップされたり、コンセプトがきちんと定まったりコストの見直しで最終収益がもう少し確保されそうだったり、より良い計画になることだってある。そうなってから、再チャレンジする気力や時間が備わっているなら、何度でもトライすればいいと思う。椅子を蹴らずにきちんと繋いでいれば、一度や二度のプレゼン不発があってもお付き合いは続くわけだからさ。

何でそういうことをいまさら備忘録のように私が書いているかというと… やっぱり不況だから資金が枯渇していて、どこも新規のことに積極的に噛もうとはしないので、二年前ぐらいだったら簡単に通っていたような企画や計画が通りづらくなっているからなんだよね。これは、あんま業界を問わないと思う。

でも、金が金を生むといっても、金を作るには良いアイデアに基づいた事業が投資先として必要なので、むしろ不況のときほどイノベーションが進む分野だってあるんじゃないかと思うんだ。だから、どういう内容であれ面白そうであればこっちだって話は聞く。良いと思えばお金だって出すよ。むしろ、不況だからこそ良い案件が来る可能性が高いと考えて、面白ければ無理してでも乗るんだ。

ただし、景気が悪いと「金になりそうなこと」に人や企業が殺到しており、どうしても陳腐なアイデアに偏りがちになる。これは、コンテンツだろうが技術だろうが流通だろうがあまり変わらないと思う。IT業界だったらiPhoneandroid海外投資クラウド方面に出てアメリカ安価DCを探したいとか、そういうブームのようなものはある。だから、そういう似たようなことを考えている人がわんさかいる状況で、他人より一歩先に出るような提案をされることはあんまりないのも事実なんだよね。

iPhoneバブルで言うなら、一昔前のセカンドライフブームと同じく、これ本当に長く続いてくれるんだろうかという疑念はやっぱり持つ。前回との違いは、いきなり潰れたり経営陣が逮捕されるような面白企業の参入が少なそうだ、というところまでだろうか。

同じく、技術投資で言うと、webサービスが完結するようなビジネスプランはもうほとんど通らない。タダ同然ですでに稼動している不採算サービスはたくさんもう売りに出ているから。CNETが代表的だけど。下手をすると数億あれば上場企業微妙なところは経営権すら取れてしまう。

こういう、相対的にリスクマネーが乏しくなっている状況ほど、出る杭になるためには何を磨かなければならないかが問われるというはっきりしてくると思うんだ。で、出る杭が思いつかなければ、それはそれでしょうがないじゃないか。歯食い縛って齧りついたって、無理なもんは無理だよ。どうしようもないさ。

もっと気軽に逝こうぜえ。毎日せっせと頑張っていれば、そのうちいいことだってあると信じて一歩一歩歩いていけばいいんだ。

2009-06-28

anond:20090628120232

その理屈は平時では正しい。しかし、急速な産業の転換期において、古い技術投資する事は投資の効率を大幅に下げる。それが前の増田記事の趣旨である。

今は平時か? それとも急速な産業の転換期か? それが判断できるのが神の視点ということなのだろう。

何度も言うようだが、私は個別の商品に対して投資の可否を行っているのではない。内燃機関発明され、確信がすでに起こり、それが明らかなとき、馬に投資するのは効率が悪すぎると言っているのだ。

過去の失敗したイノベーション投資した人々はみな「新規技術発明され、確信がすでに起こり、それが明らか」と信じていた。しかし悲しいかな、そのような場合でも千に三つしか成功しないものなのだ。

「それが明らか」かどうか判明するのは産業の転換が完了してしばらく経った後であり、その渦中でわかれというのはまさに神の視点を持てというのに等しいのだ。

追記についてコメントについてコメント

http://anond.hatelabo.jp/20090628105322

反応どうも。元増田です。

id:y-mat2006氏でありましょうか? まぁ違う人でもいいですけど。みんなならされ同じに見える、それが増田のいいところ。

過去イノベーション例について成功した例だけ都合よく拾ってきて、過去のこの時点で投資をしていれば… なんて神の視点で語ってもしょうがない。神の視点があれば誰でもそうする。しかし人間には将来の技術動向を確実に予見できる神の視点など持ち得ないのだ。

それはまさにその通り。そこの部分は結果論でしかない。

ただ、私が書いた前の論では、成功する革新的な技術、それこそ最先端技術を探し出して投資せよ、と言う話ではなくて、「産業の転換期とも言える巨大な変化があるとき、二匹目のドジョウを逃がさずにするにはどうすればよいか」と言うことを書いたつもりだ。産業の転換を起こせ!と言っているのではなく、産業の転換期とは、どういう考えで、その時、どう投資行動をするべきかと言うことだ。

産業革命を起こすために蒸気機関を作れ、と言っているのではなくて、蒸気機関ができてしまったときに、工場建設する際、家内手工業でものを作る設計にすると、投資効率が落ちるぞ、それはよくない、と言う話である。

その増田のさらに元記事として取り上げている方の記事は、コンピュータインターネットがもたらした情報通信革命(この表現もずいぶん古くさくなってしまったが…)による、急速な産業の転換で変わっていくものよりも、古い時代のものに投資しようとする考え方に見えたのでそのように書いたのだ。

世界を変える天才になる事などは、運も実力も兼ね備えていなければ無理だし、そんな一握りの人間になることなど無理…とは言わないが、少なくとも私は無理だ。すでに身の丈は知っている。しかし、産業の転換と呼べるような巨大な変化――これが、一生のうち1回あるかないかだが――の時には、少なくとも自分の専門分野では、間違った方向に投資(金銭的な部分だけではなく、時間的、人的な資源も含むあらゆるリソース投資)をせずに、さらにそこに乗っていけるよう、アンテナを巡らしているので、それに乗ることは不可能ではないと思っている。

従って、話がずれているので、その後のレシプロエンジンロータリーエンジンの話について、なんら反応をしてもそれはずれているので意味がないのだが、せっかくなので反応しておこう。

馬が内燃機関に変わる、内燃機関がモータに変わる、と言った大きな変化の中では、目くそのようなものだ。

元増田温故知新の温故を軽んじすぎで、温故と知新のバランスが悪すぎる。過去イノベーション技術の失敗の数の多さを実感できておらず、現在見えているイノベーション技術についてあまりにも楽観的だ。

たとえば、レシプロエンジンロータリーエンジンについてはどう考えているのか? もしマツダが枯れたレシプロエンジン技術を捨て、ロータリーエンジンだけに社運を賭けていたらとっくに倒産していたことは間違いない。

枯れたレシプロ技術は捨てずに保存し技術開発の投資ロータリーエンジンに限った場合、つまり枯れた技術の水平展開の努力を怠った場合でも、レシプロエンジンへの排ガス規制/燃費向上の要求に対応できず市場から撤退せざるを得なくなろうことは想像に難くない。

レシプロエンジンロータリーエンジンになったところで、ほとんど産業の転換と言えるほど効率は変わらない。元増田で追記した部分にも書いたが、それは小さいことなのである。たとえ、ロータリーエンジンが主流になったところで、産業の転換と言えるほど大きな流れになったとは思えない。

個別の製品の話ではないのだ。

巨大な産業の転換、運送手段で言うならば、摩擦運送の時代から回転する車が発明されたときと、家畜など生物が引くものから、エンジンに変わったとき、T型フォード発明され、量産されるようになったとき、そして、今発生している内燃機関の排除の動きである。

これとロータリーエンジンとレシプロエンジンと比較すると、単純にちょっと効率が変わった程度であって、エンジンを使って車を動かすという大枠は変わらない。

この程度を例に出して、「枯れた技術」という話になるとすれば、おそらく議論のフォーカスがずれている。

何度も言うようだが、私は個別の商品に対して投資の可否を行っているのではない。内燃機関発明され、確信がすでに起こり、それが明らかなとき、馬に投資するのは効率が悪すぎると言っているのだ。

そして、コンテンツ産業に起きている産業の転換は、ロータリーエンジン、レシプロエンジン…この程度の小さいものではないだろう。

それを言うならば、スターリングエンジン蒸気機関ぐらいの対比はほしかった。あるいは史上初の自動車と呼べるものは、内燃機関ではなく電気自動車であった点などをである。同じ内燃機関の小さい話をしているのではない。

また、直接関係ないが、ロータリーエンジンは、航空機用ではそれだけを生産して成功している会社がたしかあったはず。また、ロータリーエンジン技術的な可能性としては十分にある技術だ。なので事実認識が間違っていることと「たられば」で話をしても意味がない事を追記しておく。結果論であることを指摘するのならば、そこで結果論を用いるのは自己矛盾があるだろう。

枯れた技術にも新しい技術にも両方にバランスよく投資するのが大事なのだ。

その理屈は平時では正しい。しかし、急速な産業の転換期において、古い技術投資する事は投資の効率を大幅に下げる。それが前の増田記事の趣旨である。

追記についてコメント

【追記】

ブックマークにて、一つだけ明らかに意図が伝わっていないコメントをしてくださった方がいるので、追記をしておく。

(以下省略)

過去イノベーション例について成功した例だけ都合よく拾ってきて、過去のこの時点で投資をしていれば… なんて神の視点で語ってもしょうがない。神の視点があれば誰でもそうする。しかし人間には将来の技術動向を確実に予見できる神の視点など持ち得ないのだ。

元増田温故知新の温故を軽んじすぎで、温故と知新のバランスが悪すぎる。過去イノベーション技術の失敗の数の多さを実感できておらず、現在見えているイノベーション技術についてあまりにも楽観的だ。

たとえば、レシプロエンジンロータリーエンジンについてはどう考えているのか? もしマツダが枯れたレシプロエンジン技術を捨て、ロータリーエンジンだけに社運を賭けていたらとっくに倒産していたことは間違いない。

枯れたレシプロ技術は捨てずに保存し技術開発の投資ロータリーエンジンに限った場合、つまり枯れた技術の水平展開の努力を怠った場合でも、レシプロエンジンへの排ガス規制/燃費向上の要求に対応できず市場から撤退せざるを得なくなろうことは想像に難くない。

枯れた技術にも新しい技術にも両方にバランスよく投資するのが大事なのだ。

2009-06-27

http://anond.hatelabo.jp/20090627203110

他の企業イノベーションを掠め取られて死んでいってしまう例も数多いよね……。

多大なリスクをおかしてイノベーションネタを発掘したとしても、それが特許やその他の手段によって完全に保護しきれる類のものでない限り、二匹目のどじょうを掬うのが上手な大企業に掠め取られてしまう。結局は生産力と流通宣伝企業イメージの勝負になってしまう。そんなことも多いよね。

アーリーアダプタを引きつけさあこれからというときに、某電器会社の巧みな宣伝によってシェアを一気に奪われてしまったり。新しいスタイルを提案し、世に受け入れられ始めたさあこれからというときに、某電器会社の絶大な生産力によってシェアを一気に奪われてしまったり

大切なのは革新を見出す力じゃない、他人のイノベーションを迅速に吸収し、適切な時期に横取りする力だ。金ばかりかかる開拓は発見者に任せて、耕された土壌を奪い取り、実りを享受する力だ。そのための資本力ブランド力タイミングを見逃さない眼力だ。

anond:20090627191050

必要なのは新しい方式はコストが下がり、回ってくる金が少なくなることを心配することではない。

新しい方式で、いかに投資効率を上げ市場を広げていくか、たくさんの人を巻き込んでいくかだ。なぜならイノベーションは止められないからである。

まぁ、ポジショントークマジレス、なのかもしれませんがね。

すべてのイノベーション/新しい方式が生き残るわけではなく、キャプテンシステムみたいに羽化しないまま死んでしまった例もある。

というか数で言うなら、むしろ失敗の方が全然多く成功する方がまれ。

ネットの森を飛び回る妖精Kawangoは、iPhoneコンテンツプラットフォームが失敗する方に賭けていて、その根拠を述べているつもりなのでしょう。

賭けに勝てるといいね。

おい、老害産業の転換期についておしえてやる

タイトル釣りです。特に意味はあるようでない。

今、ブックマークで注目を集めている記事に

はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記

おい、ゆとりコンテンツの値段の決まり方をおしえてやる

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090626/1246030883

読み進んでいく上で、なんか言いしれぬ違和感を感じていたのだが、一番最後に

お金を稼げば稼ぐほど貯め込んでいく一般の産業界よりもコンテンツ業界お金がまわる仕組みにしたほうが世の中が楽しくなると思うのは僕だけだろうか。

と言う文章があってその正体が分かった。

この人、想像力が全く足りないのだ。つまり、自分が観測可能な部分だけで論理を組み立てているのだ。つまり、知らないだけだと。

いうまでもなくこれはいくらでも改変ができる言葉だ。ざっくり作ってみよう。

  • お金を稼げば稼ぐほど貯め込んでいく一般のコンテンツ業界よりも医療お金がまわる仕組みにしたほうが世の中が楽しくなると思うのは僕だけだろうか。
  • お金を稼げば稼ぐほど貯め込んでいく一般のコンテンツ業界よりも軍事にお金がまわる仕組みにしたほうが世の中が楽しくなると思うのは僕だけだろうか。
  • お金を稼げば稼ぐほど貯め込んでいく一般のコンテンツ業界よりも農業お金がまわる仕組みにしたほうが世の中が楽しくなると思うのは僕だけだろうか。
  • お金を稼げば稼ぐほど貯め込んでいく一般のコンテンツ業界よりも自動車お金がまわる仕組みにしたほうが世の中が楽しくなると思うのは僕だけだろうか。
  • お金を稼げば稼ぐほど貯め込んでいく一般のコンテンツ業界よりもエコロジーお金がまわる仕組みにしたほうが世の中が楽しくなると思うのは僕だけだろうか。
  • お金を稼げば稼ぐほど貯め込んでいく一般のコンテンツ業界よりも政治お金がまわる仕組みにしたほうが世の中が楽しくなると思うのは僕だけだろうか。

いくらでも変えられるし、それぞれに真実もある。そもそも稼いだ金をため込むなんて状況が現代日本で実現するには、タンスにしまうか穴掘って埋めるぐらいしかないのだが、その点で基本的な経済の流れを理解していないのではないかという気もする。しかし、ただ一つ言えることは、これらの言葉が、他の可能性とその理解を全く否定していると言うことだ。

それをふまえて見てみると、まさに様々おもしろい。この人は、今コンテンツ産業革命への転換点にいることを頭では分かっていても、事実として受け止め切れていないのでは、と。

そういった産業の転換点では、投資の効率が全く変わってくる。

たとえば、活版印刷発明されたとき、従来型の手で書き写すものに投資するのと、活版印刷投資するのとでは、どちらの方が効率がいいか。

たとえば、産業革命の時に家内手工業に対して膨大な投資をするのと、蒸気機関による工場生産投資するのとでは、どちらの方が効率がいいか。

たとえば、コンピュータ発明されたとき、今までの従来型の機械計算機投資するのと、コンピュータ投資するのとでは、どちらの方が効率がいいか。

たとえば、IPの急速な普及期に、今までの電話交換機投資するのと、IP通信制機器投資するのとでは、どちらの方が効率がいいか。

すべて言うまでもないだろう。今コンテンツ産業は、そう言った急速な転換期に来ているのは間違いがない。

もちろん過渡期の話は分かる。活版印刷装置が間に合わなければ手で書き写さねばならないし、蒸気機関が間に合わなければ手で作るしかない。コンピュータがまだ不安定ならば、機械計算機を使ったり、今までの電話交換機を買ってくることも必要だろう。

ただ、過渡期の存在を理由に、将来を信じ切れなかったものは、理解しきれなかったものは滅んだと思う。そして、理解しきれないからこそ、今までの方式が正しいのだという言葉を吐くのだ。

必要なのは新しい方式はコストが下がり、回ってくる金が少なくなることを心配することではない。

新しい方式で、いかに投資効率を上げ市場を広げていくか、たくさんの人を巻き込んでいくかだ。なぜならイノベーションは止められないからである。特にコンテンツ産業革命は、すでに先駆者がスタートを切って走っている。後ろから続くものがその欠点発見したとしてもできることは、先駆者に追いつくか、そのおこぼれに預かるかしかない。もしくは、自ら滅びるか。

まぁ、ポジショントークマジレス、なのかもしれませんがね。

http://d.hatena.ne.jp/kawango/20090616/1245130321

【追記】

ブックマークにて、一つだけ明らかに意図が伝わっていないコメントをしてくださった方がいるので、追記をしておく。

「そういった産業の転換点では、投資の効率が全く変わってくる。」反証:エルカセットとかβマックスとかキャプテンシステムとか…/枯れた技術の水平展開も大事じゃねえの?

b:id:y-mat2006

http://b.hatena.ne.jp/y-mat2006/20090628#bookmark-14243234

挙げられているエルカセット、βマックスはそれは技術の洗練の話であって、革新的な、産業の転換期が発生したのはそれよりも前、磁気テープと言う技術発明されたときだろう。なのでその指摘は反証にはならない。そんな個別の話ではない。

私はこの文章の中で、特別な商品名を出していないことでこの意図を伝えようとしたのだが、読み誤らせてしまったのは残念だ。

たとえば産業革命の際に、よく分からない有象無象装置の中には失敗して売れなかったものもたくさんあるだろうことは想像が付く。しかし、産業の転換というものは止まらなかったように、それらは些細な話である。このように、個別の事案についての話ではない。また、個別の商品が失敗したことが、この全体の流れが間違っていると言う話にはならないだろう。βマックスが駄目だといって別のものを選択するとき、磁気テープすべてを否定しフィルムに戻るなんてことは明らかに投資の効率を落としている話だ。それではいずれ滅びる。

そして、キャプテンシステムだが、これは発想的には進んでいたと言えるが、それが産業の転換をもたらしたわけではないという点で反証になりうるかもしれない。これは蒸気機関にたとえるならば、トーマス・ニューコメンの蒸気機関であろう。その後のパソコン通信・アーパネットインターネットとつながる一連のものを、ワット以降の蒸気機関とすれば、である。と言うことは、これが産業の転換期の前触れであった、あるいは、条件の一つであったという言うことにはなるだろう。ただ、これがトーマス・ニューコメンの蒸気機関ではなく、ワットの蒸気機関が爆発的な産業革命を起こしたように、キャプテンシステム産業の転換期を作れなかったわけである。この差を見極めるのは非常に難しい事ではあるが、これは投資タイミングの話ではあっても、産業の転換期に投資の効率が変わってくることに対する反証にはならないのではないかと私は考える。

最後に、「枯れた技術」であるが、これは水平展開は必要ないだろうが、保存の必要はあるように思う。なぜ水平展開が必要ないかと言えば、すでに保存されている枯れた技術を見れば分かる。

保存された枯れた技術…これは「文化財」(文化ではない)などとよばれ、特別に保護されているものがその代表だ。これらは、産業の転換が起きた後には、それそのものが持つ機能―――革新的な技術等が置き換えてしまった前の機能が必要であるがために残されていたものではなくなり、すでに当初とは別のものになりはてていると言ってもよいだろう。産業系の博物館などに行ってみればこの手のものはごろごろしている。

そして、古いものを直すときに、それらが必要になるときも来るだろう。しかし、それを水平展開する必要はない。なにしろ、それよりも革新的な技術は、嫌でも広まってしまっているので。

2009-06-20

出口が見えない

酔いながらこの文章を書いていることを先にお詫びしておく

企業研究職に就いている全ての人に問いたい

貴方達のゴール、出口は何処なの?

自分研究が世の中に与える影響を研究者である貴方達は考慮しているの?

それとも、自分研究は基礎なんだと割り切って、その先はあえて見ないようにしているの?

もう一度聞きたい、貴方のゴールは何処?

自分の欲求を満たすため?

研究の先にあるマネタイズまで見据えて、所属する企業のため?

自分は、自分研究は、衆目を集める為の客寄せパンダだと割り切ってる?

いつかイノベーションを起こして、世界を変えてやると野望を持ってる?

研究職にある人達がどんな意識仕事をしているのか

研究者現場を知らない自分に是非教えて欲しい

2009-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20090614232017

これから先はインフラとしての地味なイノベーションしかないんじゃない?

でも、イノベーションイノベーションだと思う。

これから先は規模と安定性と経済性かな。

基幹の帯域はいくら大きくなっても足りない足りないと言われて、P2P動画タダ乗り論とか、金をかければ太く出きるけど、誰がそのコストを払うの?と言われる。

IXも同じようなもので、加えて、どこかのIXだったりIXにつながってる業者だったりがしくじると、それがかなり広範囲な世界へ波及してしまう。ケーブル1本切れたらIXがパンクして、とかありえなくない。

ルーティングテーブルの問題もなかなか大変な様で、肥大化複雑化する一方らしいし、NTTパンクさせた事あるし、どこだったかの業者は変な情報流して世界中がパニクったし。

しかし、インフラとしての重要性はますます大きくなっていて、でも、どうでも良い部分も大きくなっていて、コストをかけても守るべき部分と、コストをかけるほどではない部分が相乗りしてて、IP電話とかIPv6移行とか携帯とか、インフラ相乗りしててもニーズは相容れてない感じ?

よく分からないこの混沌が、しかしIP的な気もする。

2009-06-14

光回線とかもう常識になりつつあるんだけど

今のネット環境サービス光回線インフラとかすごい時代なんだってのは漠然とわかる。

でも、なんというか、これから先がどういう方向に進んでいくのか皆目見当が付かない。

WindowsだってもうXPで十分だと思ってしまうくらい上等だし、

NGNとかわけのわからんものを出さなくてもV6網で十分だろと思う。

携帯だってもうこれ以上って何かあるのだろうか?

NTTKDDI、電力系、ソフトバンクとかいろんな業者が通信やってるけど、

今以上へのイノベーションってこの状況だとなかなか起きないんじゃないだろうか。

NTTは東西・コミュドコモで足並みバラバラみたいだし、

ソフトバンクは光事業投げるし、

KDDIはいろいろジリ貧だし、

電力系は電力で儲かってるからやりたい放題で他の地域の電力と手を組むつもりもなさそう。

こんなにたくさんの通信事業者が鎬を削る意味もないように思う所もある。

もういっそ、NTT統合、超巨大通信複合企業として国内を一手に引き受け、

世界舞台で戦っていくぐらいしか…無理だな。

もっと足の引っ張り合いじゃなければ世界は違う方向に進むんだろうけどなぁ。

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