2021-03-08

信じて送り出したア○タの担当ドンキUNIドヤ顔サムズアップ

身バレしそうなので増田に書き増田

この話はフィクションです。実在人物や団体などとは関係ありません。

潰れそうなアピタ

地元アピタ。もう全く流行ってないアピタがあった。何故か立地が田んぼの真ん中で、隣にホムセンはあるものの、他に施設もない。

閑古鳥どころではなく過疎ってた。

テナントもどんどん逃げて「フリースペース」やら、不自然にベンチが置かれた謎の空間ができてた。

食品微妙に高いし、土日に行っても人がいない。いても地元の老人というあまりうまみの無い客層。

それでもその地域にある唯一まともなスーパーであった。そのため、アピタ不採算店舗撤収するという噂が流れると、町長産業立地課長雁首そろえてユニー本部に出かけては、支援約束するからどうか店を閉めないでくれ、と陳情にいっていたと言う話も噂で流れていた。なんか土地は一度町が借り上げて、いろいろと理屈をつけて格安で貸し付けているとかなんとか。なので地元では良く潰れないなーと話題になっていた。

それが変わったのが、去年の今頃である

突然、その過疎アピタが「県内初のMEGAドンキホーテUNI業態変更する」という話が降ってわいたのである

MEGAドンキホーテとは何者だ?

今まで支援してきた町長下町職員はプチパニック。なにしろMEGAドンキどころか地元にはドンキホーテなるもの存在しない。いわば幻のような存在

町の職員らはどんな風になるのか県外のMEGAドンキホーテUNIに視察に出かけるとか、なんかよくわからない行動を取った模様。

特に反対する理由は無いどころか、すごくいい話。よそでは業態変更で反対運動があるところもあるようなのだが、何しろ周りに家が無いような場所

なんでこんな田舎店舗MEGAドンキへの業態変更の対象になるのかわからない始末で、ありがたいけど大丈夫ですかユニーさん、と言うノリであった。

そして、それは店舗従業員も同じだったらしい。

アピタ食品売り場の責任者(副店長)、仮にMさんとしよう。Mさんは、人当たりのよいおいちゃんで、農産物直売コーナーを、一番お客さんが来る場所にどどーんと設置してくれるような、すごい人のよい方である。でもたぶんこんな不採算店舗責任者だとすると、あんまりこう、やり手では無いんだろうなー的な人である

話を聞いたときに、俺はMさん電話して聞いたところ、Mさんも詳しいことは聞いてないけど、半年ぐらい休業して店舗改装することになりそうだ、と聞いて、驚いたもんである

そして、ついに改装が始まる。一部専門店はそのままだが、店舗内部は大規模な改修が行われた。

開店。そして混乱。

そして、改装オープンの当日が来た。

やばいことになった。人が来すぎたのである

店舗内はお祭りでもやっているのかという大騒ぎで、人だらけ。ドンキホーテは品物を山に積むはずなのに売れすぎて無くなってドンキっぽく無い情況すら膿まれる。

待機列であふれるマクドナルドフードコート、金が足りなくなり停止する農協ATM、今までこんなに人が入ったことがないので大混乱を引き起こす地元テナント服飾店にめがね屋。

呆然と立ち尽くすじいさんばあさんに、ドンキペンギンの前で記念写真を撮り始めるおにいちゃん地元のじじばばの足である軽トラ軽小型車の代わりに駐車場を埋め尽くファミリーカー。どう見ても地元小学校よりも多い数の子ども達。

は?ソーシャルディスタンス?なんですかそれ。

周辺の道どころか、そこに至る片側二車線の道に大渋滞が発生。しかし、どうやらドンキホーテ自身もそんなに客が来ると思っていなかったらしく、警備員の人数が足らなず周辺の道は大混乱。

そんな中で、俺が最も衝撃をうけたもの、それは…

信じて送り出したア○タの担当ドンキUNIにドハマリしてドヤ顔サムズアップの巨大ポップに…

実は、それを見たのは開店である産直組合に入っている俺は、できるだけたくさん出してくれというMさんからメールに、たくさんの野菜を持って行ったのだ。

応援の見慣れない店員などもたくさんいて、すごい活気にみちていて、こりゃすごいことになった、と中を見ていたところ、そこにあったのである

Mさんの、巨大なポップが。天井からぶら下がっていたのであるドヤ顔でサムズアップし、「驚安番長M」とかかれた巨大ポップが。

衝撃だった。なんだこれは。

どうしてこんなことに。

わずスマホ撮影してSNSに流したのは言う間でもない。彼のあだ名がその瞬間から番長になったが、俺は悪くないと思う。

ドンキホーテ戦略

現在MEGAドンキユニーができてから半年がたった。売れるのは正直最初だけだと思ったが、週末になると駐車場がいっぱいになるほどお客が入るようになって、安定しているように見える。と言うか、むしろ駐車場が足りてない。

客層は明らかに違っている。前はじじばばばかりだったが、ファミリー層がすごい来ている。子ども連れがかなり多い。(なので、従来からいるテナントちょっと浮いてる)

また、戦略も、地元愛を押し出すことでなじもうとしてる感じがある。例えば各コーナーには地元名前をつけている。たとえば、増田町なら「あなたの待ちの電気屋さん、マス電コーナー」みたいなノリ。

それから地域産品にやたらと目立つポップをつけている。地元流通している名物の品物があるのだが、そこにでっかい「やっぱり地元いちばん!」と言うポップをつけて目立つようにしている。

それから地元で好まれ食材アピタ時代より増えている。アピタ時代はどうも画一的な品揃えの所に、一部地場産品という感じだったのだけれど、ドンキホーテになってから地元カスタマイズしてくるとは正直思わなかった。

これらは、できるだけ早く地元になじもうという戦略だと思われる。

正直、潰れかけの店舗をここまでやるとは思わなかった。駅前型のドンキホーテイメージがあったが、郊外店舗でもきちんとノウハウをもってやっている感じがする。

  • そしてアイリス○ーヤマや中国の格安家電のクレームが殺到するのがMEGAドンキUNYの様式美

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