2020-10-19

あなた離婚した理由家事分担ではなく自己嫌悪のせいです

バツイチ女が婚活狂想曲を見て思うこと。

https://anond.hatelabo.jp/20201017180858

あなた離婚した原因を「夫が家事をやってくれなかったから」「義実家イベントに無理やりつきあわせたから」と解釈していますが、間違っているので説明します。

結論から言うと、この結婚破綻したのは、あなたの激しい不安自己嫌悪のせいです。

同じ会社女性の先輩たちが30代とか40代になっても独身でいるのを見て、「あ〜あんな風になりたくない」と思っていた。

一行目から間違ってます。30代40代独身女性でも、ひとりの生活を充実して楽しんでいる人はたくさんいます結婚をして子供が3人いて家計収入10億円あって麻布の豪邸に住んでいても不幸な人もいますあなた勝手に「結婚している女=幸福」「結婚していない女=不幸」という社会規範内面化して、他人を見下し、断罪しているだけです。

なぜ社会規範内面化してしまうのか? 自分に対して不安があるからです。自分の好きなように生きることが怖いので、社会的に良いとされている規範内面化し、それに従おうとしているのです。たぶんこの人は外面はめちゃくちゃよく、仕事仲間からは評判がいいのですが、心を真に通じ合わせられる親友は少ないか皆無でしょう。仕事仲間の距離感ですと規範的な人は重宝されますが、もっと親しい友人になろうとするならば、規範を解いて自己開示しないと距離が詰まらないためです。

同じ職場コンビを組んで仕事をしていたので、別れたくても非常に別れにくかった。

不安なので、他人の目を過剰に恐れています別にほかの人はたいして気にしていません。

当時30代に突入したぐらいだったヤツは、「男は30ぐらいになったら結婚して家庭を持つのが当たり前」と思っていた。そしてそのイメージの中には結婚したら子どもを産んで育てることが含まれており、将来男の親が介護必要な身になったら奥さん(!)がその介護をするもんだと信じていた。

夫もあなたと同タイプで、なんらかの規範内面化しています不安な人と不安な人は惹かれ合います

そして自分モテないと思っていたので、そんな男でも手放してしまうと次がないのではないか不安だった。

ここがあなたの核です。〈自分が愛されるに足る人間ではない〉と確信しているのです。強烈な自己嫌悪があるため、愛してもいない相手結婚し、破綻に飛び込んでしまいました。

私は結婚からある程度ヤツの欠点を把握していたので、「何でそんな男と結婚したの?」と聞かれることが多かったが、今Twitterなどで世の奥さんやお母さんたちの愚痴を見ると、結構私が元夫に苦しめられた内容は既婚者あるあるネタばかりだということを知った。

日本人世界の国でもかなり自己評価が低い国民という研究もありますので、ツイッターで探すと同じように不安ベース結婚し、共依存になって人生無駄にしている人がたくさんいます不安な人同士で惹かれ合っているだけです。

私も元夫も相手にいろいろ要求するばかりで相手のために何かやってあげようという気持ちがなかったので離婚に至ったのだが、仮にどちらかが一方的に尽くすばかりの関係なら、あまり結婚することにメリットはないと思う。

普通は「結婚することの最大のメリット」というのは〈愛する人と一緒に人生をともにする〉ことだと思いますが、あなたには実務的なメリットしか見えていません。これはあなた自分のことを愛していないので「他者を愛する」「他者から愛される」という感覚理解できないためです。

結婚を夢見る人々は、結婚したら生活費や家事育児を二人でどのように分担するかよく話し合っておくべきである

話し合いはすべきですが、まず大前提として、〈好きな相手結婚しましょう〉ということのほうが先でしょう。

 

好きな相手結婚をするためには、まず自分を愛する必要があります。強烈な自己嫌悪を抱えたままでは誰かに愛を与えることはできませんし、「好きだよ」と言われても実感として受け取れません。結果的に、同じく自己嫌悪を抱えた人がやってきて「嫌いだけど、こいつくらいしかパートナーになってくれないし」という、侮蔑ベース共依存に陥ります

 

自分を愛せない人=愛着障害を抱える人というのは、幼児期母親から愛情を充分に受けられなかった場合ほとんどです。研究があります。いまでいう「アダルトチルドレン」です。まずあなた場合は、生育歴から振り返って、自己嫌悪の正体を検討していくべきでしょう。ひとりでこれをやるのは大変なので、カウンセラーを頼ってプロの手で紐解いてもらうとよいです。

 

あなた結婚破綻したのは、家事バランス問題ではありません。自己嫌悪があり、愛を与えることも受け取ることもできず、お互いに見下し合っているパートナー共依存になり、それが物理的な負担増により限界を迎えたというだけです。家事バランス最後のひと押しで、最初から崩壊寸前です。なので夫が家事100%やり、生活費を100%支えてくれ、義実家とのつきあいゼロでもあなた結婚生活は不幸なものに終わっています

まず、自分を愛すること。ここからはじめないと、何も掴めません。

記事への反応 -
  • 私が若かった頃は、まだ婚活なんて一般的な言葉ではなかったので、同じ会社の女性の先輩たちが30代とか40代になっても独身でいるのを見て、「あ〜あんな風になりたくない」と思って...

    • バツイチ女が婚活狂想曲を見て思うこと。 https://anond.hatelabo.jp/20201017180858 あなたは離婚した原因を「夫が家事をやってくれなかったから」「義実家のイベントに無理やりつきあわせた...

      • まず匿名でなく自分スペック開示して成功してるのか証明してくれ ハゲ先生がハゲの治し方について語ってても説得力がない

      • 長い個人の感想だな 正しい日記の使い方だ エビデンス無しにいろいろ書けるのは匿名ダイアリーならでは

        • 増田はわかっている👍

        • 長い個人の感想だな 正しい日記の使い方だ エビデンス無しにいろいろ書けるのは匿名ダイアリーならでは (anond:20201019173007)

      • 親とは今も仲悪くないし普通に育ててもらったと思うけれど 自分が愛されるに足るという自信は全くないままだし普通に独身

      • 日本女性が結婚して苦労するのは「独身でいるのも世間の風当たりが厳しいが、結婚したとて嫁が不利になる男側の古臭い価値観」と「日本女性に多い自己肯定感の低さ」のWパンチだと...

    • お前の選んだ男が良くなかった。男を見る目がなかったという話を長々と語りすぎ。 未来の話をするなら、独身でいるか、ちゃんとした男を選び直すか、好きにしな。

      • 全くもっておっしゃる通り。別れた直後はまだ若かったけど、すっかり歳をくって太ってしまった。完全に一人で生きていくのも辛いとは思うけど、この歳とぱっとしない容姿で婚活に...

      • ワシ男のオッサンやけど、あんたクズやのう

    • anond:20201017181024 anond:20201017180647 結婚してる・してないってそんなに重要なことかな それに価値観の合わない相手やモラハラの相手と結婚して地獄に陥るなら独身の方がマシってケースも...

      • 楽しい楽しくないの問題ではない。 この国では、正しいか正しくないの問題とされている。 結婚しても楽しくない人生 結婚できなくても楽しい人生 正しいのはどっちか一つしかないと...

        • 後者を正しくしよう。一人一人が声を上げて、未来の社会を変えよう。

          • 賛成。 出産は人工子宮で、子育ては国がすれば結婚なんて必要ない。

            • 人工子宮まだできてないしいつできるかの目処も立っとらんしなぁ…

              • まあ後者から始めることになるだろうね。 子育ての手間さえなければ少子化も改善。

    • まあそうなるよね… 幸せそうな夫婦って単体で見ても人を大事にしてる感じだもん 育ちがいいなーって(金のある無しでなく 増田界の人間には無理だ

    • kkoが〜って言う割にはダメ男捕まえる話ばっか聞くの面白すぎる

    • ワシ男のオッサンやけど、あんた真っ当なことゆうとると思うわ、ホンマは花嫁学校(!)てゆわれるとこでは、こういうことを事前に教えなアカンおもうわ

    • 旦那もクソだが増田も十分に他人とやっていくには狭量すぎるブタのような動物なのに。 なぜ独身女を見て「ああはなりたくねえな」と思ったのだろう… この辺の心の動きがマジで謎。...

    • 結婚すると、こういう「家事育児分担、親の介護を結婚前に話し合った方がいい」ということのために、これだけ長い話を聞かなければならないということである。そして、前に聞いた...

    • 結婚、出産と家族構成が変わった段階で価値観の入れ替えをできるかどうかなんだろうね。 結婚したら一番大事なのって配偶者に変わるし、出産後は一番大事なのって子供に変わるけど...

    • こういうのって不満を抱えていない人はなんにも書きたい事ないから書かないけど、一応こういう例もあるよってのを書いておく。 事前情報 私は男。結婚10年目くらい。子供は1人。 ...

    • 自分は経験してないのにすごく共感する増田。 女が家事育児介護して当然、夫の親族とは仲良くして当然。こういう男性普通に多いと思う。 婚活プロフィールにある好きな料理の話にな...

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