2018-01-11

一人暮らし用の完全食を作りたい人生だった

 当方自炊が苦手な人間。かといって死ぬまで外食orカップ麺も嫌なので、生涯ずっと食べていられるような、シンプル自炊メニュー(夕飯)を1年位かけて工夫してみた。

メニュー一種類にした

 一人暮らしを始めた頃は毎日違うものを作ろうと頑張ったけれど、やっぱり無理だった。というわけで、「速い、安い、うまい」をベースに、大好きな野菜を美味しく食べられる料理を作ることにした。食べる野菜バリエーションをつけることで、飽きるのを防ぐ狙いがある。

 メニューパスタ一種類にした理由は「不要食材調味料の種類を増やさない」「作る手間をいつも一定にする」「保存の効く食材を多用する」ことで、飯を作るハードルを下げる狙い。ご飯は炊くのにちょっと時間がかかるので、「飯でも食べるかー」と思ってから炊いたのでは遅い。朝飯のように、明確に何時に食べるか分かっているのであれば問題ないけれど。うどんそばでも悪くないけれど、めんつゆの味に飽きてしまった。めんつゆを使わない、うどんそばメニュー待ってます。あるいはめんつゆの味がしないめんつゆ料理とか。

誰でも簡単に~ではなくなった

 目的は「自分だけの最強ごはん」を作ることなので、いわゆる時短テクニックちょっと違くなってしまった。「速い」を達成するには調理効率良くこなす技術がいるし、「安い」を達成するには食材への知識必要だし、「うまい」を達成するには自分自身の好みを把握する必要があるので、要は料理が上手い人ほど良い自炊ができるっていう身も蓋もない結果にたどり着きそう。

 しかも、自分料理技術食材の手に入りやすさ、味の好みなんかは生きてるうちにコロコロ変わるわけなので、常にアップデート必要。そういう手間を含めて考える必要がある。美味いごはんを食べるために楽をするための苦労だからね、仕方ないね

調理時間について

 自炊における一番のデメリット。私の住んでいる所ではコンビニが徒歩5分程度なのだけれど、仮にコンビニ飯にする場合往復10分、店内散策5分、レンチン5分として約20分位が「飯でも食べるかー」~「いただきます」までの時間と言える。というわけでこれくらいの時間調理できるよう、1年くらい訓練してみた。ほぼ毎日パスタを作り続けた結果、最短で27分くらい。なお、この27分には調理器具を洗う時間を含む。

用意するもの

1.ひとなみの調理技術

 一般的パスタ料理を一通り作れるくらい。できればレシピ本見ないで。

2.調理器具

 テフロンフライパン(深底)、麺茹でる用の鍋、2口ガスコンロ(1口コンロやIHは不可)、IHポット(ヤカンでも良い)、包丁まな板、炒める用のへら、パスタつかむ用のトング、キッチンペーパーとか。

3.パスタ

 色々種類があるのだけれど、選ぶ基準としては「調理が円滑に進むような湯で時間で茹でた場合に、最も好みに近い硬さになる太さ」。あくまスムーズ調理を優先し、それに合わせてパスタの太さ(湯で時間)を調節する感じ。1.7mmのスパゲッティで作って、硬かったら1.6mmに、柔らかかったら1.8mmに、と言う感じで。

4.食材

 冷凍野菜長期保存可)、きのこ(年中価格が安定)、オリーブの実(長期保存可)、季節の野菜長期保存不可だけれど、安く買ってさっさと使うならアリ)、玉ねぎ(割りと長持ち)とか。このあたりを組み合わせて使う。肉や魚は調理器具の清掃がめんどくさいので使わない。今回は冷凍野菜(いんげん)、きのこマッシュルーム)、玉ねぎを使ったと仮定する。

5.調味料

 にんにく(割りと長持ち)、オリーブオイル長期保存可)、塩(長期保存可)、ドライトマト長期保存可)、アンチョビ長期保存可)、スパイスミックスハーブ長期保存可)。

調理
00:00

 飯でも食べるかー

 少量のお湯を沸かす

 鍋に水を入れ、塩を加える。塩の質量パーセント濃度は好みで。私は1.0%程度。

 ドライトマト1粒を小さい器に入れ、沸かしたお湯を注いで戻す。この時酢を少量加えると料理の酸味がいい感じになる。

~05:00~

 にんにく1かけらをスライスし、フライパンに入れる。フライパンを少し傾けるようにしてコンロの上に固定し(フライパンが落下したら危ないので気をつけてね)、フライパンの中で一番低くなっているところにオリーブオイル大さじ2杯を加え、ごく弱火にかける。

 水を張った鍋も同時に火をかけ、湯を沸かす。

~09:00~

 玉ねぎきのこカットする。厚さは好みで。インゲンは流水で1~2分程度解凍し、カット

12:00~

 ドライトマトを千切りにし、フライパンに投入。

 アンチョビ1きれをフライパンに投入し、加熱しながらほぐす。

 にんにくが色づいてきたら玉ねぎきのこを投入し、強火。

~15:00~

 沸騰したお湯にパスタを投入。

 インゲンフライパンに投入(温めるだけ)。

~18:00~

 ええ感じのとこでフライパン消火。

 パスタの硬さを見ながらまな板等を洗う。

 茹で汁をフライパンに加え、かき混ぜる(オリーブオイルの乳化)。茹で汁だけで料理の塩気を調節する。

20:00~

 食器レンチンしておく。温かいお皿のほうが良いよね。

 アルデンテになったらパスタフライパンに投入。茹で汁は破棄せず、トングで移す。

 フライパンを火にかけ、余った汁気を軽く飛ばす。

 ミックスハーブで調味、オリーブオイルを少量回しかける(加熱するとオリーブオイル香りが飛んじゃうので)。

 皿に盛る

24:00~

 調理器具を洗う。フライパン、へらなど油の付いた調理器具キッチンペーパーで拭いた上で、洗剤で洗う。

~27:00

 いただきます

 

 といった感じ(うろ覚え)。実際は27:00~31:00程度のバラ付きがあるけれど、「飯を作る手間=30分」のように定量的に考えられるのは大きい。

 見れば分かるように改良の余地はたくさんあって、最終的には20分位で作れるんじゃないかな、と思ってる。生涯食べ続ける料理にはまだ遠いけれど、少なくとも「速い、安い、うまい」はある程度達成できたのでしばらくはこの路線で行こうと思う。感覚としてはゲームany%RTAみたいな感じで、わりと楽しい料理が好きではない人でも、1種類のメニューだけなら飽きずに作れるかもよ、という話でした。

追記

 ごはん凍らすやつについて。本文にちょこっと書いたけど、朝飯はごはんを食べることもある。起きる時間に炊き上がるよう設定して、目玉焼き+納豆+豆腐+インスタント味噌汁ならすぐだし。あと炊きたてご飯中毒なので、どうしても炊きたてを食べずにいられない。

 パスタは飽きない。塩分、糖分、油分のバランスを調節すれば高い依存性を維持できるので。それに、好きな野菜を美味しく食べるのが重要テーマなので、野菜のローテだけで飽き対策になっている。

 カロリーメイトについて。昼飯はいつもカロリーメイトカロリーメイトさまさまだな。

  • カロリーメイトさまさまだな、

  • 毎日パスタじゃ味を変えても飽きないかい? 週末に米を炊飯器でもりもり炊いて、 ジップロックかタッパーに小分けして冷凍庫にぶち込んではどうだろう。 生卵、納豆、明太子、いわ...

    • 毎日コメじゃ味を変えても飽きないかい? と言われそう。

      • ごめん言い方が悪かった。 毎日パスタをディスっているんではなく、米を冷凍しとけば米の日も取り入れられるんじゃない?ってこと。

  • COMPでいいじゃん

  • トルコ産の安スパゲッティに永谷園のお茶漬けのりという超ずぼらレシピ

  • COMPでよくない?

  • 自炊歴をコツコツ積み上げれば初心者の時は失敗したり時間がかかっていたことが簡単に短時間でできるようになる

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