愚痴垢作る勇気も意見を言い続ける勇気もないからここに頼ることにしました。
ここ数年「2.5次元舞台」(以下2.5にします)っていわれるアニメや漫画を原作とする舞台が増えています。
知ってる人は説明要らないと思うけど一応ちょこっとだけ説明をさせてください。
<説明>
有名なのはテニプリをミュージカルにした「ミュージカル テニスの王子様」通称テニミュだと思う。
最近だと刀剣乱舞が舞台とミュージカル2つの形で舞台になって「刀ミュ」「刀ステ」と言われて
「チケット取れない!」と騒がれてる。
すごく話題になったローチケ詐欺騒動(実は虚言だった)が出たのもこの刀ミュでした。
ソシャゲの「あんさんぶるスターズ!」が舞台化されて「あんステ」なんて言われてこちらも「チケット取れない!」と騒がれてるのも自分のなかでは記憶に新しいです。
最近はチケット完売舞台をライブビューイングすることが増えてきました。
</説明>
前置きが長くなりました。
優しくない理由について話させてください。
①2.5が飽和してしまってる
7年前くらいまではテニミュが大きな勢力で後はポツポツと小さな劇場でやっていたイメージでしたが
2014年当たり「弱虫ペダル」通称ペダステが大成功したあと、かなり乱立してきたように思います。
毎日、日本のどこかで2.5やってると思います。なんせ2.5次元専用の劇場とかあるくらいなので。
最近は、漫画・アニメだけでなくソシャゲとかいろんなジャンルがあるので、素材はいくらでもあるんですよね。
素材に頼ってどんどん生み出した結果、今2.5はとんでもない数に膨らんで、ライトオタクは情報と金銭が追いつかなくなっています。自分も情報に追いつけなくなってやめました。
②「チケットが余る」舞台と「チケットが取れない」舞台への二極化がおきる
舞台って映画みたいにチケットが気軽に取れるわけではなく、何ヶ月も前に告知をしてその1ヵ月後にチケットをとり、支払ってまた一ヵ月後に発券して肝心の舞台当日はまた一ヵ月後。みたいなことしょっちゅうあるのです。
そうなると、ちょっと好きなものより一番好きなもののほうがほしいですから、
自分の好きなものを原作とした舞台・自分の好きな俳優が出演している舞台に注力します。
そうするとそもそものオタク(原作・俳優とも)の母数が多い作品におのずと比重がかかります。
割引・平日限定特典配布・リピーター特典… そうしたものがあると俳優オタク・原作オタクともに売れていない現実を突きつけられます。おまけにキャストからカーテンコールで「まだチケットあります!」みたいなことを言われると「身体一個しかないわ!」って言いようのない怒りとかこみ上げます。
まあ当たり前に見たいものが見れないんですよね。
おまけに見れる人が善意からか何からかレポートとか流してこられると余計につらくなります。
少し前はスポ根が流行していたのでテニミュ・ペダステなどが台頭してましたが、
今女性向けの2次元作品ってめちゃくちゃアイドルものが流行ってます。2.5もジワジワとその波に乗らされています。
そうすると2次元ではできなかったこと…つまりリアルライブのようなものが実現できてしまうんですよね。紙の中・画面の中だけだったものが3次元として認識できるわけです。(声優さんのライブとかはあくまで「声」のライブだと位置づけておきます)
演出家の方々もすごく上手なので巧みに「リアルライブ」を見せ付けてきます。その一環に客降り(客席にキャストが来ること)やファンサが自然とついてきてしまいます。
あくまで舞台・ミュージカルだぞ!とは思いつつも悲しいかな、楽しいんですよね。ファンサ。
ファンサされた人はうれしかったこと伝えたいからレポートします。
それを「すごい!」「よかったね!」と受け取れる人ばかりならいいのですが、
増してやファンサしてくれたキャラクターを演じている俳優のオタクって7割くらいは、気分が悪くなると思います。
(余談ですが自分には自己顕示欲と承認欲求の塊にしか見えません。
ましてや絵をつけてレポされてるとちょっと「うーん…」ってなります。
ひがみと思われるかもしれませんが、聖人ではないのでひがませてください。
できたらお友達と共有していただいて公開アカウントで呟かないでいただきたいです。
ツイッターは好きなことを呟くところなので、とめる権限もありません。
でもその呟きでだれしもが良い気持ちでいられると思わないでほしいです。)
「著名人が自分のファンを喜ばせるため、特別に行うこと。本来の仕事の外で、或いは仕事に追加して行われたことを指すことが多い。」
って出てきました。まとまってる。
これ、↑であげたファンサです。
「本来の仕事の外で、或いは仕事に追加して行われたことを指すこと。」
この方が詳しくわかりやすい意見を書いてくださっているのでリンクを貼らせていただきます。
http://zponpon.hateblo.jp/entry/2017/09/12/163120
たぶんこの「私物化」と言われている行動も、飽和によって一歩抜きん出ないと生きていけないと思っている人たちの行動だと思いますし、すごく合理的です。
でも、たとえ運営からの圧力だろうがその人の善意だろうが不快に思ってる人は少なからずいます。
それを喜んでくれる人がいることでどんどんエスカレートしていって喜んでいない人がどんどん意見を言えなくなっている現状があります。
正直、「ファンサ」がいきすぎて「余計なお世話」になってしまっていることが昨今増えてるのだと思います。
<結論>
飽和して、多数の中の1になってしまってチケットが余り、良さがわからないまま終えていく舞台があります。
そこに出演していた俳優オタクは「もっとたくさんの人に見てもらえる演技なのに!」と思います。
その作品が好きな原作オタクは「もっとたくさんの人に見てもらえる作品なのに!」と思います。
チケットが取れない舞台では、マナーの悪さが出て「あの作品のオタクは…」「あの俳優のオタクは…」と言われて「自分ならそうしないのに」と思うオタクがいます。
ファンサを見て、「あのキャラはあんなことしないのに」と思うオタクもいれば、
「○○君もやりたくてやっているわけじゃない」と思うオタクもいます。
そうしていつの間にかどちらも、不快な気持ちになって両者が激突してしまう、なんてことも出てきてしまいかねないです。自分は数年前俳優オタクでしたが、原作オタクになり、なんとなくどちらの言い分も経験してきました。どちらも悪くないからこそ、埋まらない溝ができつつあると思います。
今日も女は長文語り
嫌なら行かなきゃいいだろ……
なんか男オタってアイドルとか声優を「みんなで応援しよう」ってノリがあるけど、女オタって本質的には推し被り嫌がるよね。 だいたい、どっかで自分が特別なファンでいたいってみ...