はてなキーワード: エスエス製薬とは
たとえば、モーニングアフターピルというものがある。
これは受精卵の着床を防ぐホルモン剤の通称であり、避妊に失敗してから72時間以内に服用すれば、「望まない妊娠」を高い確率で回避できるとされる。
欧米ではドラッグストアの店頭で手に入るものもある一方で、日本ではまだ医師の処方がないと購入できないこの薬。これがもし、そこらへんのマツキヨとかで手に入れることができるよう法改正がなされたとして、こんな広告が打たれたらどうだろうか。
「まだ妊娠なんかしなくないからダメって言ったのに、彼にどうしてもって言われて中で出されちゃった……そんなときでも安心! 薬局で気軽に買えるこのアフターピル飲んで、今日も彼と楽しくデート、行ってきます♪」
エスタックのCMは、だいたいこんな感じのことを言っているように思う。少なくとも私はそう感じる。
「体調を崩したのに仕事を絶対に休めない」という状況そのものは、本来、「あってはならない」。しかし、「ある」。どうしたって、「ある」。誰がどう頑張ったところで事態そのものの根絶は不可能である。エスエス製薬は「いやでも休めない日って誰にでもあるじゃん?」等と言っているようだが、有吉がスーツを着ている以上、これはビジネスの文脈である。
同様に、「妊娠したくないのに避妊に失敗してしまった」という状況そのものも「あってはならない」。ましてや男に押し切られて望まぬ性行為を強いられたとなれば尚更だ(この類の関係性においてはどうしたって受け身の側が弱い)が、これも「ある」。びっくりするくらい日常的に「ある」。避妊具の破損など、どちらの責任とも言えない場合も含めて「ある」。
では、「本来あってはならない」が、どうしても「ありうる」事態を想定して作られたものを、商品としてPRするとき、企業はどんな配慮をするべきだろうか。
これはもちろん、そのPRにおける表現が「本来あってはならない」事態を肯定・助長・促進するようなメッセージを、決して含まないよう、細心の注意を払うべきである。
さらには、その商品が、「本来あってはならない」事態そのものを正当化するためのエクスキュースとして使用されうるような"隙"を、徹底的に排除するべきである。
モーニングアフターピルは、安易な性行為、乱暴な性行為、また女性の意思を尊重しない男性の傲慢な態度を肯定・促進・助長するものではありえない。
女性が自身で自身の人生をデザインし、自身の身体を、そして心を守る手助けをしてくれる大切な存在だ。
同じように、エスタックは代わりの効かないハードな仕事、人員システムの欠陥、また休暇を取得することへのネガティヴなイメージを肯定・促進・助長するものであってはいけない。
この日この時だけは、どんなにしんどかろうが翌日から廃人になろうが、絶対に家で寝ていてはならない大切な日のための、最終手段でなくてはならない。
日本でモーニングアフターピルの広告を作るなら、どんな表現を使うべきか考えれば、エスタックという商品のCMがどういうものであるべきなのかは自ずと答えが出るだろう。
少なくとも、「風邪でも、絶対に休めないあなたへ。」などというふざけたコピーとスーツを着た有吉は絶対に出てこられないはず。
最後に、私は二十歳そこそこの小娘だが、この広告を初めて車内で見かけたその瞬間、「ああ、これは燃えるな」と直感した。
二十歳そこそこの小娘でも瞬時に炎上が予期できる広告が、全国ネットに乗ってどこまでも流れていってしまう現代日本社会に、深い深い絶望を覚える。
車を買わず、酒もあまり飲まない。休日は自宅で過ごす。無駄な支出を嫌い、貯蓄意欲は高い――。日本経済新聞社が首都圏に住む20代の若者を対象に実施したアンケート調査の結果、予想以上に堅実でつましい暮らしぶりが浮き彫りになった。消費を喚起するにはかなり手ごわい相手といえそうだ。
「20代の暮らしぶり地味、貯蓄意欲は高め・日経調査」
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070821AT1C2100D21082007.html
所得の低下と関連付けられるが自動車産業は十分効率的なので単に飽和済なのではないか。
かつて郊外は交通インフラが未発達のために移動には自主的な手段である自動車を装備する必要があった。現在は人口減少傾向と土地利用効率の向上で生活圏が都市中心方向に縮小している。生活圏縮小とインフラ整備の進捗により自動車という無軌道移動手段を確保する必要が都市近傍から無くなってきている。
△十分な根拠のある地方の重視
△非同期交通として時空間含めたコストの低い方法(自転車?セグウェイ?)があるといいが…現実的でない
【酒を飲まなくなった原因と対策】
酒の効用はドラッグと同じ酩酊である。しかしドラッグとしてのアルコールはあまり上質といえない。酩酊の程度や持続時間の割に体調が悪くなる時間が長いからだ。
現代は日々効率が上がっている。家事を家電によって代替し、物品の移動を宅配業者に委託し、非同期情報は電子メールと携帯電話によって固定設備依存を排除。時間当たりの価値は投下した資本にしたがって増している。
酔いつぶれている時間の価値が相対的に増した分、酒の費用対効用はさらに低下しており金を出してまで買うに値しないものになっている。
○酔い覚めの早い酒の開発(参考:「エスエス製薬、二日酔い治療薬『アルケシクール』を発売」)
【貯蓄が増えた原因と対策】
消費とは関係なく資金の移動。社会や企業に委託していた生活維持マージンが取り崩されたので各自が確保することにしただけ。一方でネットとコンピュータにより小額の資産でも効率的に運用できる技術的ブレイクスルーがあって個人資産の増加にともない投資する側とされる側の多様性が増して資金の流動性が増しより効率的な社会となっている。