2007-08-23

世代と関係なく合理的に振る舞い様相を変えるだけ

車を買わず、酒もあまり飲まない。休日は自宅で過ごす。無駄な支出を嫌い、貯蓄意欲は高い――。日本経済新聞社首都圏に住む20代の若者を対象に実施したアンケート調査の結果、予想以上に堅実でつましい暮らしぶりが浮き彫りになった。消費を喚起するにはかなり手ごわい相手といえそうだ。

「20代の暮らしぶり地味、貯蓄意欲は高め・日経調査」

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070821AT1C2100D21082007.html


自動車の需要が減った原因と対策】

所得の低下と関連付けられるが自動車産業は十分効率的なので単に飽和済なのではないか。

かつて郊外は交通インフラが未発達のために移動には自主的な手段である自動車を装備する必要があった。現在人口減少傾向と土地利用効率の向上で生活圏が都市中心方向に縮小している。生活圏縮小とインフラ整備の進捗により自動車という無軌道移動手段を確保する必要が都市近傍から無くなってきている。

△十分な根拠のある地方の重視

△非同期交通として時空間含めたコストの低い方法(自転車セグウェイ?)があるといいが…現実的でない

【酒を飲まなくなった原因と対策】

酒の効用ドラッグと同じ酩酊である。しかしドラッグとしてのアルコールはあまり上質といえない。酩酊の程度や持続時間の割に体調が悪くなる時間が長いからだ。

現代は日々効率が上がっている。家事家電によって代替し、物品の移動を宅配業者に委託し、非同期情報電子メール携帯電話によって固定設備依存を排除。時間当たりの価値は投下した資本にしたがって増している。

酔いつぶれている時間の価値が相対的に増した分、酒の費用対効用はさらに低下しており金を出してまで買うに値しないものになっている。

○酔い覚めの早い酒の開発(参考:「エスエス製薬、二日酔い治療薬『アルケシクール』を発売」

×脱税して見た目安くしただけの粗悪な発泡酒をもっと売る

【貯蓄が増えた原因と対策】

消費とは関係なく資金の移動。社会企業に委託していた生活維持マージンが取り崩されたので各自が確保することにしただけ。一方でネットコンピュータにより小額の資産でも効率的に運用できる技術ブレイクスルーがあって個人資産の増加にともない投資する側とされる側の多様性が増して資金の流動性が増しより効率的な社会となっている。

○個人資産運用支援の強化

×広告メディアで好景気感を訴えて消費を喚起する(=資金運用主体を企業に移動)

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