バブル崩壊と言われた後、実際には日本の景気は今ほど悪くはなかったのだ。
それでもなお、金持ちは居たし、その辺のおっちゃんは500万を超えて700万程度はあったのだ。650万だとちょっと低いかな? という程度。
野原ひろしの年収が650万というのは「平均よりちょっと下のうだつの上がらないリーマン」だった。
要するにイケてない中年。そんな中年でも子供二人にマイホーム持ってるってそういう時代。
それが今じゃ、バリバリ仕事をこなす、やり手リーマンになってしまった。
バブル崩壊後に、日本を支配したのは「このままじゃだめだ。欧米を真似ないと、もっと景気が悪くなって滅ぶ」という漠然とした根拠のない不安だった。
この当時の空気を知りたければ、サラリーマン金太郎を読めばわかる。
バブル崩壊からの、根拠のない危機感と、ことごとく裏目に出た改革案がすべて全巻を通じて載っている。
最後に小泉純一郎をもじった大泉なる総理が、派遣解禁を役人が必死に止めるのを「ユニオンだから合法」に乗っかるシーンで終わるのだが、まさに今から見ると「それをやったからお前、お前、結局雇用の底が抜けちまったじゃねえか馬鹿野郎。お前が悪いんだよお前が!!」と単行本を投げつけたくなる。
いわゆるバブル崩壊以降の改革案というのは、「一切の科学的に分析された知見によって行われたものではない」と断定してよい。
簡単に言えば「バブルが崩壊したのは心を失った日本への天罰だ」という謎のオカルティックな思想によって支えられていた。
だから、「経済に潜む何者かに清貧をささげて悔い改めれば、許してくれるだろう」という謎の思想が支えていた。
この思想でまず一番最初に挙がるのは、石原慎太郎だろう。彼は、東日本大震災の際に「我欲を捨てろ、天罰である」という趣旨の発言をした。彼には津波は我欲を洗い流すためのノアの洪水のように映っていたのだろう。あの空気感。
だから、バブル崩壊以降の改革案は「痛みを伴う改革」という路線で進められた。つまり、「罰を受けるのだから痛くなければだめだ」という短絡的な思考があったことは間違いない。
つまり、「国民に痛みを与えて罰することにより、経済に潜む何者かに許してもらおう」という思想があったのだ。正直そこには「効果的であるかどうか?」はあまり意味がない。「痛みを伴うこと」が重要だったのだ。効果があることよりもずっと重要だった。
マジで、今までが甘えていたんだ。これからもっとひどくなるぞ。だから我々は厳しくせねばならんって本宮ひろし顔で主張してる政治家がわんさかいたんだよ。Mr.ビーンなんかも、なんかもその流れで無茶苦茶人気が出た。リストラする俺、非情のリーダーで格好いいって時代だよね。
与党も野党も左も右も、意見で対立し続けてはいたが、「痛みを罰として引き受けること」には一致していた。あらゆる経済的な社会保障を切り詰め、消費税を増税し、国債発行高を抑制しようとしても、小泉純一郎の様々な国民をいたぶるかのような社会のセーフティーネットと規制を撤廃するかのような改革を続けて、経済に潜む何者かにいけにえを捧げ続けても、「余計に悪くなった」ということしか起きなかった。
このことにいまだに気づいていない人間が山ほどいるのだ。
「国債発行は悪」
「消費減税は悪」
「サービス残業は当たり前」
「我々が罰を受けなければ、子供が苦しむぞ」
これらを支えているのは、経済的を科学的に俯瞰した法則ではなく、「バブルを罪としてとらえ、罰を受けることによって禊をする」という非科学的な思想だ。
だからいつまで経っても成果が上がらない。
これは小泉純一郎の自民党で顕著だったか、民主党も「苦い薬を飲め」と国民に迫り、その内容は自民党以上に強硬だった。
どちらも「罰を受けねばならない」というという、謎の強迫観念から逃れられていない。
このあたりの謎の思想を見たければクニミツの政を読むことをお勧めする。
とりあえず「公共事業という寄生虫が国をダメにしている、あいつらは規制虫だ。我々がこんなことをしていれば子供が借金まみれになって苦しむぞ~」というわけのわからん空気感だ。
で、これら改革の行きつく先がもう見えてる。
ふう。言いたいことを言ったのですっきりした。
飯食って寝る。
全然的外れで草 飯食って寝ろ
すっきりDDすんなよ。悪夢のような自民党政権が続いてその総決算が安倍さんが進めている国民が望んでる憲法改正だよ。
夢のような民主党政権が貧乏人を救わなかったのはなぜ? 民主党政権時代にむしろさらに貧乏になったんだが
俺は貧乏人だったが仕事もあって物価が安くて助かったね。
タイミングがいいからマジレスしておくと、大事故が起きた。
なんの事故?
年間で100万円か200万円ぐらいは最低でもずれるような事故。
詩はいらないから。
雑念が入ったから、運動して気晴らししてくる。 雑念が多い。 雑念が多いか、びっくりしたんだろうな。いまならわかる、俺にとっての普通。
なるほど バブル崩壊後に欧米をまねないと・・・ そういう感覚だったんだろうな世代だろうなバブル世代の感性 とすると、今の若いやつらは、欧米にあこがれて育ってたりするのか?IT...
物価が安いことを喜んでるとか、完全な経済音痴やな こんなレベルの奴がはてなで政治経済に文句言ってるのかと思うと頭クラクラしてくる 頼むから高校の勉強からやり直してくれ
経営者目線様ってなんなの?
これが経営者目線に見えるとか完全に教育の敗北だな
デフレ最高!友愛ばんざい!オスプレイは地震兵器!
そもそも「夢のような」って言及先の増田は言っていない。
民主党時代は超円高で対外的には「超金持ち」で今は超円安で「超貧乏」なんじゃないの。
そんな相対的な話じゃなく 貯蓄も少なく給料も安かった それに民主党はそういう経済で国民を豊かにするだけじゃなく、政治で弱者を救うものだと思って投票したが実際は逆になった...
よくもまあそんなデマを。ネトサポさんご苦労さま
デマちゃうでパヨちんさん
データ的には無貯金世帯は安倍さんが二次政権を担ってから増えてるけど。
横だけど、自民党は別に貧者を救うなんて言ってないじゃん
小泉政権も、民主党政権も方向は同じだったからだろうね。 むしろ、小泉政権の時に「抵抗勢力」とされていた連中が正しかったってこと。 小泉時の抵抗勢力が言ってたのは、バブルの...
でもキモくて金のないおっさんは自己責任だから罰としてずっと貧困生活をしていろとバッシングするのは特に問題ないんですよねわかります
という妄想に囚われてるのか 寝たらちゃんとプリントアウトして病院行くんだぞ
改革の失敗のせいで、プリンターを買う金がありません
まあ、妥当だな。1980年から取られていた政策を間違いだとしたうえで、次の必要であれば改革をすべきなんだろう。 その萌芽と言えるのがMMTだろう。まずは「自国通貨建て国債で...
子供ながらに、罰を受け入れるべきと漠然と思っていたのでお話は感情的には納得する。正しいかはおいといて。
悪い事をしたから罰をうけるというわけではない。もしそうなら、罰の概念を勘違いしていると文章を読んでおもいました。