私は以前、主に仕事のストレスが原因で、不眠症と軽度のうつ症状になってしまった。
長い間、睡眠薬と抗うつ薬を飲まないと眠れなかったが、4年半ほど経ったつい最近、ようやっと薬を飲まずに眠れるようになった。
どのようにして克服していったか、思い出しながら書いていこうと思う。
思い出しながらだから、記憶が曖昧な部分があるし、時系列では無い部分が多いかもしれない。
また、私が幸いだったのは、うつ症状が軽度だったことだ。なので、うつ症状が重めの方には、もしかしたら参考にならないかもしれない。
でも、自分と同じような悩みを持った方に、少しでも参考になる情報が提供できればと思い、この増田を書くことにした。
色々とやったことを書くので、参考になりそうな部分があれば取り入れてほしい。
私も経験したが、とにかく気分が落ち込む。死にたくなる。
電車がくれば飛び込もうとか思ってしまったし、心臓が本当に痛いし、息が本当に苦しくなるし、自分の存在が無意味に思えてきて、死にたくなってしまう。
次の項目に書くが、適切な薬を見つけて飲んでいけば、これらの気分症状はかなり楽になる。
薬が効くまでの我慢だ。とにかく、死んではいけない。当たり前だが、死んだら終わりだ。
とにかく、まずはこれに尽きる。
もしあなたが、初めて不眠の症状や抑うつ状態を経験したならば、精神科・心療内科に行くことには抵抗があるだろう。
自分が正常な状態でないことを直視したくない気持ちがあるだろう。私もそう思った。
しかし、必ずお医者さんには行くべきだ。不眠やうつ症状は、気の持ちようでどうにかなるものではない。
行ける場所にある良さそうなお医者さんをネットで検索して、とにかく早く行こう。
そして、もらった薬は素直に飲もう。薬を飲むのも最初は抵抗があるだろうが、言われた通り飲むと、やはりある程度は楽になる。
特に最初の頃は、お医者さんも症状を探りながらになるので、薬が頻繁に変わったり、量が大幅に増減することがある。
この指示にも、大人しく従おう。そして、「この薬を飲んだらこうだった」「今週はこうだった」「この日は眠れた、眠れなかった」という自分の状況を、きちんとお医者さんに伝えよう。
たまに、自分の体質に合わない薬もある。私も、飲んだらひどく頭痛がする薬が2種類ほどあった。そのような薬は、すぐに飲むのを止めよう。
お医者さんと一緒に、自分の症状や体質に適した薬を探して行こう。もしかしたら、何ヶ月かかかるかもしれない。
私も、今のお医者さんは3人目だ。
とにかく納得のいくまで相談し、何回相談しても納得が行かないようであれば、お医者さんは変えよう。
お医者さんの診断書は必要だが、数千円のお金を払えば書いてくれる。
夜中に目が覚めてしまった時に時計を見てしまうと、「あと◯◯時間か・・・」とか考えてしまい、そこから眠れなくなってしまう。
眠る前に、時計をすべて伏せるなどして、起きてしまった時に時間が目に入らないようにしよう。
ほぼ上記と同じ。私が最初にやったのはこれだった。これで大分改善された気がする。
ずっと布団で粘るのはよくない。次に眠る時、余計に不安になってしまう。
早朝3時だろうが4時だろうが、眠れなかったら布団から出て、居間かどこかでくつろごう。
難しいビジネス書とかを読んで過ごし、少し眠くなったかなと思えばまた布団に行けばいい。
意外とこれで眠れることも多かった。
夜中に暑くなったら、1枚とか2枚とか簡単に減らせるようにする。
私は夏・冬関わらず、1年中使っていた。
ただし、あまり頚椎に近い方を冷やしてしまうと、逆に頭が冴えて眠れなくなってしまうので注意。
フリースなりウィンドブレーカーなりジャージなりを着て、暖かくして過ごそう。
どれだけ眠くとも、9時には起きよう。10時や11時まで無理に布団で粘るのは良くない。
これもやはり、「布団=不安、眠れない」という暗示を自分にかけないようにするためである。
また、自分の経験上、朝に布団で粘っている時に悪い夢を見ることが多かった。
私もそうだったが、ここ1年くらいで飛躍的に睡眠が改善されたのは、休みの日も7時や8時くらいに起きることだった。
朝起きたら(無理矢理にでも起きる)、体温を上げる。
夜に眠る時間はなかなか調整しにくいが、起きる時間は調整しやすい。
不眠になってしまったことやその他の色々と恨みもあり、この会社に居続けることは考えられなかった。
私は、上司に「今後、当社には◯◯の技術が必要ですよ!私が研究します!」と進言した。
「◯◯」は、市場価値が高価そうで、かつ自分も自社も興味がありそうな技術であれば、何でもいい。
こうして私は、業務時間を使って堂々とスキルアップをすることができた。
上司も、私が体調を崩したことを知っているからきつくは言えない。
自分の研究の成果を、社内に定期的に公表して、成果を上げていることをアピールすることが大事だ。
もちろん、ただのアピールではなく、本当に成果を上げることが大事だ。
他の部署と連携して、その技術のアドバイスをするもいいだろう。
また、ブログを書いたり、Twitterを始めたり、勉強会に応募して登壇したりするのもいいだろう。
私は、これが対外的なアピールに繋がり、最終的に転職することができた。
何?自社への裏切り?
仕事のせいで体調を崩したのはこちらだし、裏切られたのもこちらだ。
知ったことではない。
まだ20代半ばの若造に、実質1人で新規事業を立ち上げよ(ただし従来の業務もこなしながら)、とかアホである。