はてなキーワード: 逆鱗とは
レスしてくれた人、ありがとう
球はね、一時期自分では投げようとしてたと思うんだ
でもね
たとえばテレビの話題で「○○の霊能力者の番組は嫌い」とか書いたとする
賛同してくれる人もいるけど、その霊能力者を信じてる人からは嫌われた
ああ、誰かを嫌いと書いちゃいけないな、と思い直して
「お笑いの○○が好き」と書いたとする
今度は別の人から「○○のネタは△△を冒涜していて許せない」とディスられる
犯罪問題に言及すれば、知識不足で見捨てられることもある
そんなことを繰り返しているうちに、
受け止められやすい球を投げるということは
最終的に何も書けないってことなんじゃないかと思うようになってしまった
一部の人に受け止めてもらえればいい、と思っても
そして一度そんな風に思われると、ネットだとろくにフォローもできない
「考え方の違いを受け入れてほしい」と言えるほど深い仲でもない
けっきょく常に当たり障りのない話しかできない
何かの感想でさえろくに書けない袋小路に入り込んでしまった
でもそんな話は自分で読んでさえつまらないんだよね
そんな状況でコミュニケーションなんてムリだよね・・・
田舎から上京して東京のとある著名な私大に在籍。その1年目にして叔父がまさかの倒産。両親が保証人になってたせいで、家族全体として多額の借金を背負う。学費稼ぎのためにコンビにバイトを始めるが、逆に単位を落としがちになり、その結果、育英会の奨学金が止まった。生活で精一杯のため大学を中退することにした。なぜか両親の逆鱗に触れ、勘当される。このとき2000年、成人式を終えたばかりの春だった。
大学中退は高卒扱いだ。学歴を武器に仕事しようと思っていたために、どうやって生きていけばいいのか目標を見失った。一人暮らしだから無職にもなれない。まずコンビニバイトをやめようと思った。
最初は新社会人の就職活動と同じような感覚でマイナビをひとしきり見てたのを覚えてる。ここで給料の相場観を掴み、フロムエーとかanで求人を探した。技術が身につくなら何でも良いと思っていたが、求人からIT技術者人口が相当薄いんだろうという事を感じた。その結果「IT企業で雑用ができる」「初心者歓迎」のような説明のある企業に応募することが多くなった。
IT企業ではないが「システム部門での雑用」ができる中小企業があったので応募。「残業できますんで働かせて下さい、中退した理由は色々ありますが、とにかく仕事がしたいんです」と素直に申し出たところ、賞与がないという条件付きで採用された。月給17万前後。新入社員歓迎の飲み会で全裸になったのが大ウケしたのが良かった。バカ田大学のバカが来たと言うような感じでバカにされながら仕事したが、それでも真面目に雑用をこなしているうちに徐々にシスアドの仕事ができるようになってきた。
この会社で覚えたことは結構ある。
この結果、最終的には社内で使うサイトを構築から任されることになった。資格でもプログラム言語でもないが「仕事する人にとって使いやすいWebサイト(GUI)を作る」というデザイン技術は確実に身についたと思っている。
働き始めて2年目で初級シスアドと基本情報に挑戦して両方とも合格した。このとき情報シスアドも挑戦したが午前科目で不合格。これは翌年も挑戦して合格した。
コツコツ貯めたはした金で、株式にも挑戦する。ちょうど紙幣バラ撒きのパフォーマンスで有名な「あしぎん株」騒動に乗っかり、30万円の大損をする。ここで自分には儲けるセンスがないことを思い知る。しかし仕事に対するモチベーションを大きく上げることになったと思う。
この会社では色々な知識が入ってきてレベルに応じた仕事ができるいい環境だが、入社条件があるだけに、どんなに頑張っても昇給はなさそうだと考えるうちに将来が不安になった。クレジットカードのショッピング枠のリボ返済がきつくなり、返済に追われるように転職を決意する。2006年。
ここで参考にしたサイトは Re就活 と マイコミ。物は試しと色々なIT企業に面接に出向くも、ほぼ全滅。採用されたとしてもマルチまがい商法に参加するような会社だったりして、入社後すぐ辞めたりした。
面接に落とされた原因は恐らく4点。
今までやってきた仕事をどう面接で表現するのか、何が目的で働きたいのか、今から働こうとするその会社に対してどのような手段で貢献するのかを正しく話すことができれば、それだけでいいんじゃないか、と思うようになりました。その結果、会社のニーズとマッチしていないことが分かれば、素直に他あたるのも大事だなぁとも思うようになりました。
上場を目指す会社に運よく入ることができ、年収が1年目350万。しかし社内システム関連業務全体における役付きの地位がまわってきて、このご時勢で入社3年目にして900万まで伸びました。そして今に至ります。
遥洋子という女性が、
「現在売り出されている分譲マンションは、独身女性向け、というコンセプトがない。
広いリビングは不要だし、逆にトイレは広くていい云々」という記事を投稿していた。
これに対して、
「独身女性向けに特化したマンションは、転売可能性が狭まるので、
分譲には不向き。賃貸でいい。」という意見が、はてなでは多かった。
http://b.hatena.ne.jp/entry/business.nikkeibp.co.jp/article/person/20090826/203472/
>hiruhikoando 読んでいて思ったがこのマンション「分譲」にする意味があんましないよなあ。
>tangkai-hati すでに数年前に都心の単身女性ターゲットの仕事をしている。
>自分の生活スタイルに合わなくなった時に転売しにくいこの手のタイプは、
>いまや「買う」より「借りる」だろう。
>dekaino スイーツ仕様マンションって転売資産価値が皆無だから、
>ちょっと頭が回る高収入独身女性なら買わないだろう。賃貸の企画ならいいけど。
確かにこれらの意見は「正論」であり、ファイナンシャルプランナーだったら、
「独身女性のマンション購入は、将来のライフスタイルの変化(結婚など)に備えて、
転売や賃貸しやすい物件を購入しなさい。」とアドバイスするだろう。
そして、「転売や賃貸しやすいマンション」とは、そこそこリビングが広くて、
逆にトイレは広くないオーソドックスなマンション、ということになる。
しかし、「絶対に、ぜ~ったいに、結婚するつもりがない」女性であれば、
「ライフスタイルの変化の可能性に備えて・・・」などというのは「余計なお世話」と感じるだろう。
「払い続ける賃料累計と、不動産価格を天秤に載せれば、購入した方がトク」と
ソロバンを弾いているし、そしてそれは、自己資金が手厚い場合(ローン額が少ない場合)、
その計算は正しい。
なので、「絶対に、ぜ~ったいに、結婚するつもりがない」女性にとっては、
自分用にカスタマイズされたマンションを「分譲」で取得することが、
彼女らは、自分へのご褒美として、カスタマイズなマンションを購入したいのだから、
上司と合わない。
上司は社内的にも評価が高く、
当方は、一応チームリーダーを任せられるポジションに立たされているが、
特に同期と比べても目立った実績は無く、むしろちょい劣ってる位のポテンシャルだ。
自分のタスクにも目をかけてくれ、その点は他部の偉い人よりもかなりすばらしい。
ただ、指摘の仕方がヤクザだ。口が悪すぎる。
今日もヤクザ的に詰められ、その後別の偉いさんが自分のとこにきて、
「最近の○○さん(上司のこと)は口が悪すぎる」という、フォローなんだか愚痴なんだかよくわからんことを言ってくれた。
何だか口がヤクザで相談しにくいので、オレ判断で資料作成を進めてしまったのが、
今日の逆鱗に触れた理由だ。まあ、怒られるのは分かる。完全にこっちに非が有るので。
でも、ボッコンボコに詰められるのを恐れて、事前に相談に行けない自分が居る。
相談しない⇒逆鱗に触れる⇒結局ボコボコ という、最悪の悪循環だ。
「オレがお前と同じ年次の頃は○○の仕事をぶん回してたのに、それに比べてお前は、、」って感じだ。
スゴいのは認めるし、尊敬している部分は有る。でもなんだか慕えない。
自分でもよく分からないけど、知らないうちに人の逆鱗タッチする性質らしいので、今回もそうかなと。ただ、増田ではこういう絡まれ方したのは初めてだったから、ちょっと新鮮だった。
あの文章見てようやく気付いたんだけど、この人私がごはん食べながらうんこの話してると思ったんだね。
ツリートップの文は、はじめタイトル決めずに思ったことつらつら書いてた。で、あ、これうんこの話だから「食事中の方は見ないで下さい」って書いた方がいいかな、とか思った。でも人に指図するのもなんだかな、とか、そもそもブラウザいじりながらごはん食べるのって個人的にちょっとやだな、みたいな気持ちがあって、冒頭のタイトルになった。もっとストレートに、食事中に見るべきではない話が混じってますよ、って感じのタイトルを付けるべきだった。反省。
何か書かれてることがあまりにも的外れ過ぎて、そっとしとこうと思ってたんだけど、もういっこだけ他の人も誤解してそうなとこだけ説明。腹下したけど腹痛は一切ないです。ここも腹がゆるいって表現にとどめるべきだった。
読みにくければ各自スルーするだろうと思ってあんまり推敲しないまま勢いで書き込むことが多いけど、読みにくいなあという思いを抱えつつちゃんと読んでくれる方がいたりすると、ちょっと申し訳なくなる。あんま無理しないで下さい。
あいつら手加減しらねえ、というかすごい気分屋なのかも。
どこが逆鱗かわかんないとこで怒ってくる。
彼らにしたらこんなにがんばっているのにという
プライドをかけた正当な怒りなんだろうけど、
こっちとしては思いやりでやってるのに。
こうしたら上にくいこめるよっていう好意のつもりなのに
彼らは絶対に自分を曲げないんだ。
それじゃいくら自分が推してやっても成功の確率は万が一に下がる。
うん、今回もたぶん決裂するほとんど99%決裂だツライ。
なんで、すごい正直で不器用であとで友達になれそうな人ほど
あっという間にツライ思い出に変わる。
いっしょにつらい目みよう、それでも検討待ち可能性があればくいつこうって思ったのにな。
深情けなんてかけないで即ダメ、次さがしなよっていうことにする。
さっさと降りた福田さんはうまくやった。
補足:今回のは性同一障害の人に自分のプライドが許す限りなるべく
外見性あわせでこいとかいろいろ余計なお世話をやいた話
でも思い返したら去年の春にも
ほかの属性の人に余計なこといって最終的に噛み付かれてるので
http://d.hatena.ne.jp/gerling/20090217/p1
http://d.hatena.ne.jp/magician-of-posthuman/20090218/1234955798
http://d.hatena.ne.jp/gerling/20090221/p1
http://d.hatena.ne.jp/magician-of-posthuman/20090221/1235173303
社会科学では特に、先行研究を概観する事は不可欠になっている。主題や論旨の方向性を合わせないと、話が噛み合わないからな。オーソドックスなのは、課題や論題を設定して、二次データになる既存の資料(=先行研究)を概観して、調査対象や調査方法を選定していく。そんでまた集計や分析をして結果を考察するプロセスを進めていく。といっても、ここは基本的に匿名のネット上だから、課題や論題の設定から二次データとなる既存の資料(=先行研究)を概観して、あとは結果を考察するくらいのプロセスになるだろう。匿名空間で匿名のままリサーチ結果を提起しても信憑性が無いし、ウィキペディアでも「検証可能なもの」しか学術的に主張する事はできないからな。
なんにせよ二次データとなる既存の資料を概観するのは、今のお前=トニオ=id:gerling=id:DoYouLikeWorms=id:VanDykeParks2=id:みたいに一つの学問領域を「ガキくさい」ものとして根底から覆そうとする奴にとっては不可欠なんだ。
だがトニオは
とアホくさい事言っちゃってる。
これがメディア論という一つの学問領域の根底を覆そうとする人間の態度か?こんなものはアインシュタインの文献をなんら参照せずに相対性理論が非科学的だと主張しているようなもんだ。その辺の勘違いした疑似科学批判者と同類だろ。おまえは昔からそうだったな。社会科学を誤解している。
「ぼくは貴方に現代ドイツ哲学の講義なんか聞きたいわけではないし(そもそもぼくは言ったとおりボルツを単なる馬鹿だと思ってるし)、形式だけで内容のない哲学の話をしたいんじゃない。どうだろう、形式はもう十分だから、そろそろ本論に移ってくれないだろうか?」
お前が現代ドイツ哲学の講義を受けているのは、おまえ自身が現代ドイツ哲学の文献をなんら参照せずに喧嘩を吹っかけているからだろ。調査不足を指摘されてるのはそのため。一つの学問領域に喧嘩売るなら、それ相応の準備をして来いってことだ。
・突然喧嘩を吹っかけられた側
・論旨は明快。
フランクフルト学派(第一世代の否定主義→第二世代の相互主観的転回→第三世代の承認論的転回→第四世代の「メディア論」的転回)
社会システム論(形式と「メディア」の法則&コミュニケーション・メディア論)
・先行研究を概観しないトニオの存在を軽視し、なんか楽してる観はある
・IDが長い
メディア論否定派は悲惨。かわいそう
・トニオである時点で根本的に駄目だろ
・突然喧嘩を吹っかけた側
・ルーマンやボルツを読まずに、ボルツを馬鹿呼ばわり。先行研究を概観していない
・引用先の文献を読まずに、相手が引用した文章をそのまま引用するいわゆる孫引き行為に走っているhttp://d.hatena.ne.jp/magician-of-posthuman/20090220/1235087264
・論旨をズラして自己満に浸るだけ
フランクフルト学派の「メディア論」的転回が「ミクロ権力論」と同じだって?アホか
ルーマンを全く読んでいないのに、何故か社会システム論と観念論をこじつけようとする。ほんと言われてる通りの知ったかだな
・自分から反論し始めたくせに、その反論が駄目な理由を詳細に語られると、「現代ドイツ哲学の講義なんて聞きたいわけではない」論旨をズラして自己満に浸るだけ
・Id変え過ぎ
http://d.hatena.ne.jp/magician-of-posthuman/20090218/1234955798
この時点でもう決着が付いてる。いや、勝負になってないんだ。
あと、postに命令。踏み台とかいって何企んでんだか知らんがもうこいつの相手すんな。トニオが調子付くだけだから。自称村長のkanoseの逆鱗に触れるぞ→ http://d.hatena.ne.jp/kanose/20060330/tonio
古い民法総則の教科書を引っ張りだしてきてみたらその旨書いてあった。
法学的にはその通りだ。
マスコミ報道における「儲けすぎ」批判は法的な可否より、要するに儲け過ぎなんじゃぼけという感じ。いつものアジテーション。
しかしいくら非営利と行っても、倫理的側面から見れば漢検協会を使って理事長が不当に金儲けしてるという批判はあり得る。
2.漢検協会が広告出稿を発注している会社は理事長本人が経営している会社でありそこで理事長の懐に金が入る。実質的に構成員に分配(独占だけど)されてる。そのうえ随意契約で漢検協会に不当な損失を与えている可能性がある。そもそも広告代理店に直接発注すれば良いし、入札だって考えてよい。
まあ巷間ありがちな補助金もらって天下り先作っただけの財団法人と違って、ここはまだ自分たちで漢字検定というビジネスをやってるだけましとは思うんだが、それでも理事長の好き勝手でやってるふうなのがお上の逆鱗に触れたのかもね。
それでも理事長本人が文部省出身だったらこんな事件は表面化しなかったかも知れない。
従来漢検協会がどれほど天下りを受け入れていたか知らないが、漢字検定が巨大なビジネスとして育った今、今後はトップからまるごと文部省の天下り先として接収されるんじゃないか。もしかすると乗っ取るために理事長を泳がせていた?そうだったらまさに孔明の罠だ。
■「毒親といふもの、 (と自己責任論)」
http://anond.hatelabo.jp/20090117102440
を書いた増田です。
◆導入・指針・要約
「常に親の都合やニーズが子供のそれより優先する自己中心的な人間で、愛情というものが決定的に欠けている」 = 毒親。
そんな家庭で、軽度の近親相姦をされたりしながらサバイブしてきました。(軽く触れますが、詳しくは↑で)
高校では、毒親による毒親のための毒家族宗教からの脱却を図り、健全な人格を作り直しました。
・・・・でも、まだ序章です。
「あなたは生きる価値がないのよ」というメタメッセージをたっぷり吸って育てられたので、僕の潜在意識は「僕は生きる価値がないんだ・・・」と死にたがっている感じ。
大きく差し支えます。まともな人間関係を維持するのにも、何らかの労働をするのにも。学業にも。
毒親による精神的な影響を断ち切らないといけない。
そしていつかは「今日はカッコウと毒親がにぎやかだなあ、いとおかしや・・・」程度にまで、心を防衛する術を身に着ける必要がある。
毒親と対決して「勝つ」。毒親を扱った本「毒になる親」「不幸にする親」には、そうすることが かつて蹂躙された人格の復権に大いに貢献するといっていました。
(注意:ご自身が毒親と対決される場合、長期的で綿密な計画を立てる必要があります。思いつきで勝てる相手ではないので、専門家か、関連する書籍で味方を作ってからにしてください。)
・・・最初の一手を打って見ました。
◆最初の一手
「親の『言語運営能力』ひいては『思考力』の低さが、(もしかすると無自覚に)支離滅裂な行動に走らせていて、育児に際してとても有害であった。今現在もそうである。」
ということを冷静に母親に言ってみました。 参考書籍や、↑のエントリーでいただいたコメントにとても勇気付けられて助かりました。 ホントにありがとうございます。
◆毒親の背景
前のエントリーでは書いていなかったこと。
・虐待されて育った母、父ともに元チャイニーズorz(ちなみに俺の国籍は日本。中国語カタコト。あたまン中は完全に日本人。)
・母父ともに北京に住んでた。過激な政治抗争の焦点となって、家に暴徒や政府の人が襲ってきたり、
・母の家、書を政府の令で燃やされたらしい。
・母、家での親による虐待+政治的な居心地の悪さから身一つで脱中・来日。25歳くらいのことかな・・・?
・ジリ貧だった。
・・・今考えてみると盛り込むべきだったかも・・・すみません。
・・・同情はしてます。
というか、経済的な支援をしてもらってる段階で僕は親に感謝すべきなのでしょう。 その件に関しては・・・。
でも、これ以上性的な虐待をされるのも、うつになるのも、死にたくなるのも、2年で35キロやせるのも、願い下げ。
◆母はいつも言うこと為すことが支離滅裂だったのに、自覚症状がない。
毒親に関する本をいろいろ読んでみました。
↑のエントリーのトラバで紹介してもらった交流分析の本も読んでみた。id:masuda_oyuriokokさんありがとう。
いくつかある典型的な毒親の特徴のひとつとして、
・「支離滅裂な言動で子供を混乱させる」
・「そして情動的な追い討ちをかけて服従させる」
・「本人にはその自覚がまったくない」
というのがあげられていました。
我が家もこれが当てはまるような・・・
20代後半で日本語を取得した両親は、日本語が怪しい。 ものすごく怪しい。
送ってくるメールのすべてが、日本語崩壊してる。日常会話も怪しい。
せめてネタで「・・・でアルね」とかいってくれれば笑えるものの・・・
さて、そんな本人は今では日本語で思考してるらしい。
「言語は思考・思索の礎だ」というのなら、そんなに危険なことはない。
思考の車輪が、幼稚園児が書いた車の車輪みたいなものでは・・・考えが支離滅裂になりやすくなる可能性がある。
・・・恐ろしいことに本人は(コンプレックスも手伝って)それを認めることはありえない。
◆よろしい、ならばセンター試験だ。
その毒性に対する免疫をつくり、毒親を毒親として扱う情報収集の一環として、母親の論理思考力を点数化してみます。
・・・というか、それを受け入れるのかを見てみる。 拒否されたら、「拒否した」という事実が残る。
センターの現代文は、「論理思考能力」を図るにはとても便利。昨日、国語を受けてきたしね。さっき、現代文のセンターの過去問を母親に渡しました。
実際にやれば母親の論理思考力を測れる。 現代文の100点中、50点でも出れば諸手をあげて喜ぼう。
・・・俺は理系だけど、国語は得意科目。 センターなら満点狙う。
・・・化学に関しては触れんでやってください。
本人はものすごい勢いで拒絶していました。 さすがアグレッシブお母さん。
これが、僕の、初めての反逆。
これでいいのかあまり自信はありませんが・・・・
そしてもうすぐ、毒親から離れての一人暮らしが始まります。 寮で一緒だった友達が近くにいるので心強い。
なんとか「離れて暮らす」ところまでこぎつけることができました。
点数が出たり、大きな進展があったら、また。
1. 格差論は甘えではなく社会問題
格差は社会問題なの?
コンビニ店員の生み出す価値にはそれ相応の市場価格を賃金として支払い
弁護士の生み出す価値にはそれ相応の市場価格を賃金として支払う
個人が得れる賃金は個人が生み出す価値に比例する訳で、その意味では価値を生めない個人に高い賃金を支払う理由もない
社会問題って言うことは社会が格差問題を解決しなきゃならないって考えがベースにあるんだろうけど、見ず知らずの他人を助けることにインセンティブがあるの?
例えば、俺が明日クライアントの逆鱗に触れてクビになって、ネカフェ難民になったらお前は助けてくれるの?
助けてくれないよね?
統計なんかは知らんが、格差論を社会問題にしたいのは弱者で、別にどうでもいい(または生かさず殺さずで)と考えてる奴は強者みたいなイメージがあるんだよね
んで、残念ながら政治って強きを助け、弱きを挫くでしょ?
じゃあ、どんなに格差を社会問題にしたくても、本質的には解決されないで、生かさず殺さずうやむやにされんじゃないかな?
企業の側は、派遣が生み出す価値が、企業のビジネスを遂行する上で必要充分ならわざわざ、派遣を正社員にする理由がないんだよ
無論、本当に企業が必要とするような価値を生む人間は正社員になるだろうけどね
軍隊の指揮官が、兵卒の数よりも少ないようにそんな人材は少ないと思うよ
んで、そういう少ない指揮官に金が集中して益々、格差が広がると
もうどの道、社会に期待するには最早手遅れだよ
腐るとこまで腐ってるから
サンプリングネタ『アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本』
http://anond.hatelabo.jp/20080721222220
あまりにも流行りすぎてるので便乗・・・
まあ、どのくらいの数のヒップホッパーがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「ラップオタではまったくないんだが、しかし自分の悪趣味節を肯定的に黙認してくれて、
その上で全く知らない母国語ライムの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
JHIPHOPのことを紹介するために聴かせるべき10枚を選んでみたいのだけれど。
(要はブラストベストディスクの正反対版だな。彼女に日本語ラップを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴うような80分アルバムは避けたい。
できればミニアルバム、長くても60分にとどめたい。あと、いくらBBOY的にクラシックといっても古びを感じすぎるオールドスクールは避けたい。
佐々木士郎が『建設的』(1986年)は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
ヒップホップ知識はいわゆる「R&B系」的なものを除けば、ケツメイシ程度は聴いている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
『人間発電所 プロローグ』(BUDDHA BRAND)
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「さんピン以前」を濃縮しきっていて、「黒船以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。長さもミニアルバムだし。
ただ、ここでILLトーク全開にしてしまうと、彼女との関係がBEEFになるかも。
このサンプリング過多な作品について、どれだけさらりと、普通にならず並すぎず、
それでいて必要最小限の韻踏みを彼女に伝えられるかということは、
B側の「真の空間処理能力」の試験としてはいいSHITだろうと思う。
『ONLY FOR THE MINDSTRONG』(THA BLUE HERB)、『緑黄色人種』(SHING02)
アレって典型的な「ラップオタが考える一般人に受け入れられそうなヒップホップ
(そうヘッズが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
それを彼女にぶつけてアンサーをみるには一番よさそうな皿なんじゃないのかな。
「オタとしてはこの二つは“ポエトリー”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
空からの力(キングギドラ)
ある種の日本語ラップフェチが持ってるニューヨークへの憧憬と、オアプロデュースのネタ的な考証へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもギドラ的な
の二人のB好きするMCしかいないのが、紹介してみたい理由。
『理由』(K-DUB SHINE)
たぶんこれを聞いた彼女は「お経だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
これの中の1曲がデブラージの逆鱗に触れたこと、9分以上の曲でDISられたこと、
それが引き金になって若手から大御所にいたるまで一斉にケーダブDISをはじめて、その結果シーンに変な連帯感が生まれたこと、
『EGOTPIA』(RHYMESTER)
今の若年層でドクタールーパーを見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
さんピンよりも前の段階で、宇多丸(SHIRO)の哲学とかDのライム技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品がDA.YO.NE.の裏でこの時代につくられていたんだよ、というのは、
別に俺自身が早稲田に入れなくとも、なんとなくFG好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆるキングオブステージ以降でしかライムスを知らない彼女にはきかせてあげたいなと思う。
『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』(NITRO MICROPHONE UNDERGROUND)
「やっぱりHIPHOPは不良のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「街風」でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかける8人plusαの思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも1時間20分、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもBBOY的だなあと思えてしまうから。
ニトロファーストの長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、
一方でこれがMUROやツイギーだったらきっちり55分にしてしまうだろうとも思う。
なのに、デフジャムジャパンで再販してボーナストラックまで作ってしまう、というあたり、
どうしても「自分達の物語を形作ってきたSHITが捨てられないBBOY」としては、
たとえビグザムがゴアにDISられてるとしても、親近感を禁じ得ない。
作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
FUMIYAの「太り方」あるいは「音作り」をBとして教えたい、というお節介焼きから聞かせる、ということではなくて。
「オ・ワ・ラ・ナ・イ(OH!WHAT A NIGHT)パーレイを毎日生きる」的な感覚が
BBOYには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそ雑念エンタテイメントのネタはBST以外ではあり得なかったとも思う。
「パーティした日常を生きる」というBの感覚が今日さらに強まっているとするなら、
その「ぱーりーぴーぽー気分」の源はファンキーグラマーにあったんじゃないか、という、
そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
『MIDORINOGOHONYUBI presents MIDORINOGOHONYUBI ONEFOOT』(NIPPS)
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうインストとミックス違いを主体としてこういうかたちでアルバム化して、
それが非デミファンに受け入れられるか
俺のから揚げに勝手にカットレモンをかけられるか、というのを見てみたい。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、
便宜的にクレたんを選んだ。さんピンから始まってクレバで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、
MPC4000以降の超クリーントラック時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、
もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10枚目はこんなのどうよ、というのがあったら10日以内にDIS。
「駄目だこのワックは。俺がちゃんとしたルーティンを作ってやる」というのはピース。
こういう試みそのものに関するアンサーも聞けたら嬉しい。
僕は押井守の「攻殻機動隊」や「パトレイバー」、大友克洋の「アキラ」や機動戦士ガンダムシリーズが好きなんだ。どれも色んなことを考えさせてくれるいいアニメたちさ。それと、あんまり中身のないアニメは好きじゃなくてね。最近ネット上でやたらとい盛り上がってる萌えアニメみたいなやつさ。あんなののどこがいいっていうだい。キモいオタクたちがハァハァするためにデザインされた目がやたらデカくて、髪の毛の色がパステルカラーの美少女が乱舞してるあれさ。中身がなくて反吐が出るね。あんなゴミみたいなアニメがやってるから、いまだにアニメが一般人からキモいものだって認識がなくならないんだよ。ほんと死ねよ萌えオタ、ファッキン萌えオタ。
そんなゴミのような萌えアニメが氾濫し始めたのはいつのころからだろう。記憶が確かなら僕が中学生だったときあたりから繁栄していたはずだ。僕はこのころから萌えアニメを軽蔑していた。あんな中身のないアニメを楽しんでいる奴等は馬鹿だ。そう思っていた。たしかゲームでも「シスタープリンセス」だの「Kanon」だの、妹が12人いて好かれるだの、目のでかい女の子が頭の悪いしゃべり方するようなのがネット界隈じゃ人気らしくて、こんなのを支持してるやつらはよっぽど頭の中がおかしい連中なんだと思ったね。
ちなみに僕が好きだったゲームはテイルズシリーズだね。アクションRPGのなかでも格別の面白さだな。だからこそ、最近のシリーズの、変に萌えオタクに媚びたようなコンセプトにはがっかりしたね。
まあいい、こんなゴミクズのために貴重な紙を無駄にすることはないんだ。僕は萌えアニメを見てるような奴らはみんな女の子から相手にされていない恨みを美少女キャラにぶつけてるんだ、そう思った。でもその僕の考えは高校で否定されることになったんだ。
僕が入ったのは県内でもそれなりのレベルの共学校。僕は青雲の志を抱いて高校へ行った。そして、僕はここでなら彼女んもできると思っていた。
気づいた時には僕の高校ではギャルゲーや萌えアニメ、萌えマンガが大流行していた。発端は何だったろう。オタクの男子たちがそんな代物を恥ずかしげもなく教室に持ってきて、それを女子たちが興味深げに眺めている。たしか最初はそんな感じだったはずだ。
僕はそれを不快に思っていた。こんなクズがいるから、日本の誇りうるべき文化たるアニメやマンガが誤解されるんだよと。こんな屑萌えアニメなんかよりもすばらしい作品がこの世界にはたくさんあるんだよ、と。
しかし、彼ら萌えオタクどもが布教したのだろうか。女子も含めたクラス中の人たちが、そういった萌えアニメやギャルゲーを楽しむようになっていたんだ!そして、給食時間にはギャルゲーだかの主題歌らしい甘ったるい声の女の歌が流れたと思ったら、クラス中一斉に歓声が流れた。僕は内心こいつら全員死ねと思っていた。
気づいたときに萌えアニメブームに乗らなかったのは僕だけになっていた。僕は誰ともしゃべらなくなっていた。クラスの萌えオタクの男子たちは彼女を作ってデートをしているという情報が毎日耳に入ってきたが、僕は全部ウソに決まっていると言い聞かせた。
受験時代がやってきた。僕の目指すのは京都大学、最低でも旧帝大クラスには入りたいと思っていた。
そんな時、僕の高校ではもえたんとかいう英単語帳が大ブームだった。表紙には萌えオタクどもが喜びそうな目だけでかい萌えキャラが踊り、内容も僕は妹をギュッと抱きしめただのの、萌えオタクの醜い妄想を並べたような代物でヘドがでそうだったね。僕は心底軽蔑した。こんなゴミ単語帳使ってるやつなんてどこの大学にも行けるわけがない、そう思った。
しかし、もえたんを使っている連中は、もえたん発売と同時に英語の成績がぐんぐんと伸びていったんだ。
それだけじゃない。もえたんは男だけじゃなく女の子たちにも愛用されていた。キャラがかわいいんだそうな。絶対に間違ってるよ!
僕はもえたんなんて絶対使わなかった。あんなもの使うぐらいなら死んだほうがましだと思った。
そして、もえたんを使っていた連中のほとんどが東大や京大、早稲田や慶応といったトップクラスの大学に合格していた。あとで合格体験記を見たら、もえたんのおかげで英語の成績が伸びたと言っている奴がいっぱいいたとか。
2年目の受験、そこでも僕はセンター試験で信じられないような悪い成績だった。これではどんな大学も入れやしない。もうこれ以上予備校通いをできるような経済状況でもない。だから、今の僕でも入れるような場所、短大しかなかった。最後の最後で僕は短大に合格した。
短大での2年間もまた、高校のころと変わらない、惨めな生活だった。ここでも、萌えオタクたちが大手を振っていた。文化祭では萌えアニメの主題歌を歌ったバンドが大人気となり、あとで聞いた話では彼らはライブの後、ファンの女の子たちを全部喰ったらしい。
そして、僕は就職活動にも失敗した。萌えオタクたちはみんな成功していたというのに!
派遣先で僕は散々苛め抜かれた。きっかけは僕が、とある萌えアニメについて社員がしゃべってるときに話を振られて「そんな内容のないアニメなんて見る価値あるません!」と言ったところ、連中の逆鱗に触れたらしい。それからは靴に汚物を入れられたり、つなぎを隠されたり、落書きをされたりした。
でも、この苛めはある種僕に誇らしい気持も与えた。そうだ、萌えアニメのファンはこんな残忍なことを平気で出来る人間の屑なんだと。僕のような中味あるアニメを見て育った人間はこんな他人を傷つけるようなことはしないんだと。
それでも僕は度重なるいじめに疲弊していた。そんなとき、僕はインターネットであるサイトを見つけたんだ。それは「第二次惑星開発委員会」
僕はこのサイトを読んで目から鱗が出たね。こんなところに僕と同じ考えを持っていた人がいたなんて!
特に素晴らしかったのは最近萌えオタクの間でブームらしい涼宮ハルヒの憂鬱とかいうアニメの項目で
>この作品が好きなオタク男子たちも、「酸っぱい葡萄」状態にあるんですよ。 本当は
>「等身大の青春」に憧れているんです。でも、残酷な話だけどおそらくはスペック上の
>問題で、それが手に入らない。でも、そんな悔しさを素直に認めたくないんですね
と書かれていたことだ。やっぱり萌えオタクはもてない恨みを美少女キャラにぶつけていたんだ!でも実際にはモテるはずがない!ざまあみろ!どうせ職場の連中もモテないからハルヒとかに入れ込んでるんだろ!その恨みが爆発して僕のような人間のいじめるんだ。萌えオタクは人間の屑だ!
そして、一緒に旧惑星開発委員会も見た、そこは作品レビューが中心のページだったけれど、どれもこれも僕の考えとおんなじだった。Kanonは受け手も送り手も救いようのない作品だとかね。
それに主催の善良な市民さん(宇野常寛)の高校時代の話も面白かった。確かにこういう奴らは僕の高校にもいたと納得した。ただ、ちがっていたのは僕の高校ではギャルゲーマーだった連中にはみんな彼女がいたということだが、このことを思い出すと、市民さんの話が楽しめなくなるので思い出さないことにした。
そして僕は善良な市民さんの言葉に救われた気がした。勇気づけられた。
そうだ、僕はまちがってなんていない。間違っているのは萌えアニメ好きな連中のほうなんだと。やはり中身のあるアニメが一番なんだ・・・。
僕はこんな最低の萌えアニメ信者どもがたむろする職場にはさっさと見切りをつけて、また別の場所へと行こうとした。そして、僕は惑星開発委員会を読み倒し、次の職場では華々しくデビューしてやろうと思ったのだ。
次の職場じゃまたしても内容のないらき☆すたとかいう萌えアニメが大ブームだった。でも僕はこれまでの僕じゃない。惑星開発委員会の力を得たんだ。そして僕はその時やっていたアニメの中で最も大好きだった電脳コイルを薦めたんだ。電脳コイルは素晴らしい。これこそ僕がこれまで待ち望んでいたアニメだといっていい。
「そんなものよりも電脳コイルみようぜ!すごい面白いんだぜ」
僕は声を大きくして叫んだ。はっきりいうがらき☆すたなんていうくだらない萌アニメよりも電脳コイルは数百番倍面白いと断言できる。だからみんなも早く見て目を覚ますんだ。
「電脳コイルぅ??知らないなぁ。」
「ああ、ちょっとだけ聞いたがある。小学校の女の子が見るようなアニメだよね」
「えー加藤君って、小学校の女子が見るようなアニメ見て楽しんでるの?幼稚ぃ??、っていうかロリコン?」
「違う!確かに小学生の女の子向け作品だけど、大人もちゃんと楽しめるんだよぉ!」
「必死なところ図星のようだねぇ」
「違うんだ!一度見てみろよ、面白いから!」
「そもそも加藤君みたいな人間が面白がってるアニメってきっと気持ち悪いマニアックなアニメだよねぇ」
「ふざけるな!それなららき☆すたなんて萌えアニメのほうが気持ち悪いわ!」
・・・この通り僕のデビューは無残に失敗した。そのあともらき☆すたブームはとどまることを知らなかった。それに、みんなの話題はメイド喫茶とかアキバ系の文化の話ばかりだった。
カラオケで、らき☆すたのOPであるもってけ!セーラー服とかいう気持ち悪い歌をみんなで合唱しているのにも入らなかった。そして僕は電脳コイルのOP曲を歌ったが「キモい」と言われた。
もう僕は限界だった。僕が間違ってるはずがない。惑星開発委員会だってそう言っているはずだ。同時に僕は出会い系にはまっていた。彼女は僕の話をやさしく聴いてくれていた。僕が職場の萌えオタクどもへの悪口にも「うんうん」とうなづいてくれていた。彼女こそが僕の思い描いていた理想の人だと思っていた。
そのころ、惑星開発委員会の主催の宇野常寛さんがメールマガジンでコラムを発表していた.その名も“友達からはじめよう”
そうだ僕もそうやって彼女と新しい生活を始めよう。
「友達からはじめよう!」
「キモっ」
彼女は僕の顔を見るなりそう吐き捨てた。
「ずっと思ってたけど、あんたキモいのよ、何?アキバ系はキモいって?あんたのほうがよっぽどキモいわよ。金をもらってたから反論しなかったけどね、アキバにはあんたなんかより百万倍いい男がたくさんいるわよ!私ね、アキバでハルヒダンスしてた男と寝たことあるけどね、本当にすごいテクニックだったんだから。何度も逝かされたわ!あんたなんかには無理よ!メイド喫茶で働いている女の子たちも必死で仕事してるんだからね!あんたなんかに悪口言われる筋合いないわよ!それに萌えアニメのほうがあんたが楽しんでるらしい電脳コイルだのコードギアスだのよりも面白いし人気なの知らないの?もう近寄らないでくれる?」彼女は一気にまくしたてると去って行った。
僕は何もできなかった。でも、心の奥底で激しい憎悪の念が湧きあがってくるのを感じていた。秋葉原にいるような萌えオタクがいるからこんなことになるんだ。アキバにいる萌えオタクどもを皆殺しにしてやる。そうすれば世界は元に戻るんだ。僕のようなちゃんとしたアニメが好きな人間が心地よく生きられる世界ができるんだ。そのためにも地上にいる萌えオタクどもは抹殺しなければならない。手始めに、萌えオタクどもの聖地、秋葉原を崩壊させてやる。これで萌えオタクどもも終わりだ・・・。そう思うと、僕はコンビニでダガーナイフを買いに家を出た・・・。
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この手記を残したのは何を隠そう、秋葉原路上連続殺人事件の容疑者・加藤智大である。加藤はこの手記を書き終えた後に、秋葉原に向かったのである
加藤は「日曜日の夕方に秋葉原にいるということは奴らはコードギアスを見ていないということ、こいつらのせいでギアスが低視聴率なんだ。こんな奴らは殺してしまっても構わない」と供述し、また「もし、1年前だったら、電脳コイルやガンダム00がやってる土曜日の夕方に犯行を決行していた」とも語っている。
しかし、これらの証言と手記は、今回の事件は萌えオタクの犯行にしたくてやまないマスゴミどもの手によって闇に葬り去られている。
また、このような犯罪者を生み出しながらも、のうのうとした顔でデビュー評論「ゼロ年代の想像力」を刊行した宇野常寛はインタビューにてさも自分は関係ないといわんばかりのコメントを残している。
フレーズをきっかけに昔あったやなことを思い出して困った精神状況になることが度々ある。フラッシュバックとかそういうごたいそうなものではないと思う。他人が聞いたら「そんな瑣末事で」「甘えるな」みたいなリアクションが返ってきそうな類のものが寄せ集めになってる。
そのうちうまいこと薄れてくれないもんかあと思いながら暮らしてるけど、薄れる気配が無い。しかも人と触れ合う度に何かしら増えていくから、数十年後には体のあちこち逆鱗だらけで、たいそう生き辛くなってるんじゃないかって妄想なんかも出てくる。
でもこれ割と誰でもなってる気がするんだ。根拠は無いけど。そんでこの手の問題で悩んでる中年の人って母親くらいしか見たこと無いから、きっと薄れていくさとか楽観的に思ってる。根拠は無いけど。
昔、歌詞とかの日常に出てくることの少なめなフレーズにいやな出来事を貼り付けとけば、その歌を聴かない限り思い出さないんじゃないかと思って試してたけど、意図的にくっつけるのはいまいちうまくいかなかった。いや、その歌でも思い出すけど、別のフレーズでも思い出すから、その歌に封じ込めるってのはできなかった。
転職していった元同僚の女性(30代)が、「ブログ始めたのー」とメールで連絡をくれたので、読みに行くようになった。
最初は慣れない職場での笑い話とかそういう他愛もない話が多かったんだけど、ある時入社してきた「新人クン」がとても好みのタイプだったらしく、一目惚れしてしまったとか、彼のはにかんだ表情を見るたびに胸がときめくとか、彼に冗談で下の名前で呼ばれて思わず頬を染めてしまったとかそういうカユい内容が増えてきて、ちょっと見るのが辛くなってきた。
彼女が独身だったら全然気にならなかったんだけど、彼女は人妻だから。なんだか浮気してるところを目撃しているのに秘密を隠すのに加担してるような気分になったのだった。
そういうわけでブログを見に行く頻度もどんどん落ちていったんだけど、彼女からちょっとした問合せのメールが来て、メールのsignatureのリンクから1ヶ月ぶりぐらいにブログを見に行ってみたら、なんと彼女の配偶者から、「今日は携帯を忘れたのでこっちに書いておくけど今日は帰宅が遅くなるから」というコメントがついてて(さすがに「新人クン」について言及した記事じゃなかった)、このブログ、ダンナさんも読んでたのかー!と驚いた。
返事を書くついでに思わず「それにしても、あのブログ、ダンナさんも読んでたんだねー。新人クンにときめいてる、ていう内容とか、ダンナさんに見られたらやばいんじゃないの?てハラハラしてたんだけど、心配するようなことじゃなかったようでほっとした。互いに信頼している夫婦関係のようでなによりです」って書いたら、その一文が彼女の逆鱗に触れたらしくて、問合せに対して答えたことへの返事すら返ってこなかった。
その時は、自分でそういう文章を書いて読ませてたくせに率直な感想を書いたら何で怒るの?と思ってたんだけど、後々考えると、そういうことをわざわざ文章で指摘してしまった自分も空気が読めなかったかなと思う。儀礼的無関心に徹するべきだったんだよね。
チラ裏な内容だが、こんな奴もいるんだよーということを言いたかったんだ。
俺が所属していた演劇部は10人くらいと少々心もとない人数ながらも、結構みんな仲良く和気あいあいとやっていたんだ。
だが、奴がいた。
仮にそいつの名前を……Aとしよう。
こいつが、引き金でとんでもないことになる。
俺は、演劇部の中では珍しい男子部員ってことで、力仕事とか色んなことを任されていたため、先輩と仲が良かった。
その先輩達が引退することになって、新しい部長は誰がいいか?って話になったんだよな。
通常、先輩達だけで次の部長を決めるらしいんだけど、先輩の人数がそのとき少なかったから俺も会議に参加できたんだ。
んで、部長候補にAとBが選ばれたんだよ。
Aは部活を真面目にやるし、演技力とか声量とかもよかった。演劇部の部長としては確かにこいつでもよかったと思う。
だが、性格がダメで周りへダメ出しを出してばっかのスパルタ教育。しかも、常に自分が一番正しいとか思っているような奴だったんだよ。
Bも部活は真面目にやるが、演技力はいいとして声量が物足りなかった。
加えて、性格も控えめでどちらかといえば大人しかったので、部長としては少々頼りなかったかもしれない。
だが、部長が頼りないのなら俺らが支えてやればいいと思ったし、Aを部長にすると独裁状態になりかねない。
そう思った俺はBを推したんだ。
先輩達も俺の意見に賛成してくれて、結局部長はBになった。ちなみにAは副部長となる。
だが、これがAの逆鱗に触れる。
どうやらAはこの部活の部長になりたくて仕方が無かったようなんだ。
副部長なんて死んでもゴメンだ!と。
そんなことを、「副部長になりたいんだー」とAに対して言っていた人に向かって、Aは言ったらしい。
俺はこの話を聞いたときに、あーよかった。Aを部長にしなくて……と思ったのだが、Aは自分の何が悪かったのかを全く理解していなかったようで…………
どうやら、AはHPを開いていたらしく、そのことを聞いた俺は少ない情報を頼りにどうにかAのブログを見つけることができた。
そこには、Bを部長に決めた先輩へのうらみなんかが書かれていた。
私よりも数段Bのほうが下手なのに、何でBが部長になるんだ!と。
Aは、次の日に涙を流しながら先輩に直談判した。
A「先輩、どうして私が部長じゃないんですか!」
先輩「いや、だからね。私達で話し合って決めたの。BちゃんをAちゃんが支えてあげるとかじゃダメなの?」
A「だって、私頑張ったじゃないですか!」
先輩「いや、だからね……」
こんな感じ。会話にならない会話。
それをBの目の前でするんだよ。
まぁ、でもひとまずは先輩が説得して終わったんだよ。
この時は、これで終わると思っていたんだが……俺はどうやら甘かったようで……
その後、ことあるごとにAはBに対してイヤミを言うようになった。
具体例としては「しっかりしてよー。部長なんだから!」と、部長を強調しての言葉。
Aがそれを意識して言っていたことなのかは知らないが、聞いているほうからするととんでもないイヤミに聞こえた。
まぁ、こんな感じで部活内がどんどん不穏な空気となっていくわけだ。
部長が決定してから、数ヵ月後。
次に演じる劇の案が3つほど出た。
こういう場合は部員全員の投票による多数決で決めることになっている。これは以前から決まっていたことだ。
その中から、俺は、これならばこの部活の人数でもいい演劇にすることが出来るだろう、この台本なら見ている人に何かを伝えることが出来るだろう……と思ったものを選んだ。
そして、俺が選んだものが一番票が多く結果的にその劇が選ばれた。たしか、6:2:2とかそんぐらいの割合だったと思う。
だがまたしてもAが噛み付いた。
A「私はこの劇をやりたくないです!」
え、いやね。だからほら多数決で決まったんですよー?
A「だって、この劇するとしたら私この役になっちゃうじゃないですか!こんな高圧的なキャラ演じたくないんです」
え、いや。だってお前ピッタリじゃん。しかもそのキャラ高圧的だけど、周りの物事を良く見れていて、劇の中でもかなりの良キャラだと思うぞ。お前とは違って。
A「こんな高圧的な奴だと思われるのは嫌なんです!」
だったら、今お前がしているその態度をどうにかしてください。
A「大体、今回の劇多数決で決まったけど大方スタッフ(裏方)の票なんでしょ!実際に演じるのはキャストなんだから、キャストの意見を優先させて!」
…………てめー、今何つった?(俺は裏方)
もー、こんな感じ。
さすがに最後の言葉には俺もキレて言い返したが、言い返したところで自分の意見ばっかで話にならない。
相手の意見を聞こうとしないし、せっかく後輩がフォローしているのにそれすらも無視ってお前、どーゆーこと?
これで、よく自分が部長になるとか言えたもんだ……
まぁ、この件についても何とかおさまった。
最後にはAが逆ギレして「わかったよ!この劇をすればいいんでしょ!私が諦めればいいんでしょ!」とか言って終わった。
まぁ、当然のごとく部活内での空気はよりいっそう不穏になりますわな。
そんな不穏な空気の中でやる演劇がいいものになるはずもなく……結局大会では(´Д`)ハァ…な結果に終わってしまった。
前年と同じメンバーで、それぞれが声量や演技力、スタッフの演出などが成長していたのにも関わらずな。
さらにこの後もAは色々とぶち壊すんだが……書いていてまた腹立たしくなってきたからいったんここで終わらせる。
気が向いたらまた書くことにする。
死にたくなった。
って書くと、なんか重そうで誰も読んでくれない気がするけど、ここくらいにしか書くところがない。
俺は、いわゆる無神論者で神様とかあの世の類はまったく信じてない(まぁ、日本人はそんな人ばっかりだと思うけど)から、死というモノがどれだけ怖いかは想像できる?
人間という輪の中からはずされる疎外感。
誰ともつながることのできない恐怖。
今まで積み上げてきたものが無くなる喪失感。
誰も俺なんて覚えていないんじゃないかという不安。
どっかの宗教みたいに自爆テロとか、借金・倒産・失業・失恋なんかで自殺なんてばかげてるとしか思えない。(この手の話は無駄に長くなるのでここらで止めておこう)
どちらにしろ今は、まだ死を受け入れれるほど生きてない。
そして今日、普段は見ていない「アンビリーバボーSP」(フジテレビ)の最後のコーナー「感動したVTR TOP3」(タイトルがまるでうろ覚え)を見た。
1位に選ばれたのは、小さい頃から心筋症(?)を患いながらも、12年の生涯を懸命に生きた少年のドキュメンタリーだった。
その子は、病気の後遺症で右手・右足が自由に動かなくて、いつもクラスメートに助けてもらってたことに「自分はみんなの役に立てない」と考えていたけれど、助けられながらもクラスメートとすごしていくうちに「人間は生きているだけで誰かの役に立っている」ということに気付いたと、インタビューで答えていた。
一度の入院も経験したことのない、俺には思いつきもしない発想だった。
そして、あらためて命の尊さに心を打たれた。
隣にいた嫁も、大学時代に初めてこの子の言葉を聞いたときは感動で泣けてきたと話してくれた。
俺も「健康な時だと、こんなこと考えないもんな」と当り障りのない答えを返した。
番組が終わった後に、
嫁が近所の奥さんと会ったこと、
そこで以前『うちの子供』と『その家の子供』が喧嘩したことを謝ってきたこと、
「知らなかったけど、今度から気をつけてくれればいいですよ」と言われたことを教えてくれた。
子供らが喧嘩したときは、俺とその子供の父親が一緒だったので、うちの嫁も近所の奥さんも直接は何があったか知らない。
もし、うちの子が自分からは手を出さないような『他人とうまくやれるタイプの子供』の親だったら、喧嘩なんていちいち嫁に報告しないが(よほどの怪我をさせられない限りは)、うちの子は、以前から手が出やすかったうえに、仕掛けたのはうちの子なので嫁に報告した。
俺の中では、「仕掛けられたとしても大事に至らなければ、報告する必要はない」と考えていたので、相手の父親も同じように考えていたら、奥さんにしゃべらない可能性もあると思っていたし、喧嘩の後にも「今度から気をつけてね」と言われてたので、それで喧嘩の件は完了だと思っていた。
「わざわざ、奥さんにまで謝らなくていいのに」
不意に出た言葉。
烈火のごとく怒り出す嫁。
自分がどれだけ、回りに気を使っているかをひとしきり言った後に、
「知らないって言ってたけど、知らないわけないでしょ!!」
「そんなんだから、人の気持ちもわからないんだよ!!」
「もう、死ねばいいのに!!」
死ねばって・・・
つい、数分前に「生きてるだけで素晴らしい」って素晴らしいって言ってたのに。
ほんとに死にたくなる。
ちなみに、今日が初めてじゃない。
2・3ヶ月に一回は彼女の逆鱗に触れて、この恐ろしい言葉を使われて、数日間に渡りへこまされつづけるわけだ。
想像できる?
隣(といっても隣のベッドだが)で寝ている彼女が、軽い気持ちである(本気かもしれないけど)とは言え、俺に死んで欲しいと思ってるわけだ。
「万が一」俺が死んだ場合には、それなりの保険金が支払われて、住宅ローンもちゃらになる。
さらには、母子家庭手当てが降りて、遺族年金をもらい、場合によっては生活保護も出るかもしれない。
俺が死んで困るのは、まだ小さい子供が父親を失うだけ。
それでさえ、おそらく、嫁の母親が俺の代わりになるだけだ。
家にいるときは常に危険だ。
ご飯を食べる際に台所に背を向けるのも、
お風呂で頭を洗っているときも、
同様に洗面台で顔を洗っているときも。
料理は苦くないか?
昔、寝ているだんなの心臓に針を刺して殺そうとしたけど、何本か刺しても気付かないまま数日過ごしたってのを聞いたことがある。
体に痛みはないか?
大丈夫か俺?
まぁ、でも、そんな心配しても仕方ない。
嫁は一生の大半をこの家の中で暮らすんだから不満もあるだろう。
ここに書いたことで、少しは楽になった。
(極端に優しくすると「気持ち悪い」とまたへこまされるので、)
明日は、ちょっとだけ優しく接してみよう。
仲間内で結論はなんとなく出たけどもうめんどいので簡潔に書きます
というかすでにはてな村では結論出てるかもしれないけどそんなの見てないので
空気読まずに貼る。
↓
「どうみてもGoogle8分」発言で着火
↓
「そんなわけねーだろ」「いやありうる」「単なるバグだろ」砲火の応酬
↓
「じゃ検証しよう」
↓
(だいぶ中略)
↓
「初音」「ミク」それぞれ単語で検索してみる
↓
↓
「ミク」だけならgoogleで1件ひっかからねぇ?
↓
その記事が7月?だか6月
↓
じゃYahooは?
↓
ID取ってアダルトフィルタ解除したら普通に表示されてんだけど…
↓
えええ
↓
あれなぜかフィルタ戻しても表示されるよ
↓
えええ?
結論
・Google画像検索はDB更新遅すぎなんじゃないの?もしくは単にバカなんじゃないの?
・Yahoo画像検索はなんか確かにバグか規制っぽい。でもID取って入れば普通。
・俺らはバカなことに時間を使った
おまけ
僕は西方諸侯領の出身だ。だからここに連れてこられたとしても今更どうということはない。彼らに供されるということは、とても名誉なことだ。僕は彼らの一部となり、彼らが大いなること成すその僅かな手伝いになるのだから。食するに値すると認められたのだから。父も母も、泣きそうになりながらも僕の名誉を喜んで、笑顔で僕を送り出してくれた。母は今頃泣いているかもしれないけれど、僕は笑顔で送り出してくれたことに感謝している。誰だって、記憶に残る愛しい人には笑っていて欲しいものだ。僕はきちんと笑顔で別れを告げることができたんだろうか。急に色んなことが起こりすぎて、記憶がうまく残っていない。
顔を上げると、茶色いふわふわした頭が上下に揺れるのが目に見えた。その動きに合わせて小さな嗚咽が聞こえる。ここに入ってから半日ほどの間、彼は途切れることなく泣き続けている。僕はいささか憂鬱な気持ちになりながら、その丸まった少年の小さな背中を眺めた。彼は僕よりも少し幼い感じだった。幼い上に東の辺境から連れてこられたから、彼にはこの名誉が理解できていないのだ。
僕は気鬱を吹き飛ばすように彼らを讃える詩を小さく唱えた。
泣いている少年を見ていると、まるでこれから彼らの糧となることがまるで嘆くべき悲劇のように思えてしまう。僕は自らの気弱さを諌めた。名誉を疑うなんて、それはしてはならないことだ。けれど少年の嗚咽は収まるどころかどこまでも続くようだった。広くて綺麗な部屋に彼の泣き声が絶えず響く。
彼が一際大きく鼻を鳴らした時、窓際に座っていた最も年長に見える少年が荒々しい動作で立ち上がった。
「いい加減泣くのを止めろよ、鬱陶しい」
彼は鋭い眼で小さくなった少年を睨んだ。嗚咽が止まる。彼はそのまま僕にもそのきつい眼差しを向けると、茶色い髪の少年に向けるよりももっと棘のある口調で、馬鹿らしい、と吐き捨てた。
「くだらねえ詩を読むのをやめろ。西の人間は頭がおかしいんじゃないか。あいつらを有難がるなんて」
「くだらないだと」僕は思わず立ち上がって同じように声を荒げた。「名誉を理解しない東の蛮族ごときが彼らを貶して許されると思うのか。何故君がこの名誉に預かれたのか、僕にはそれこそ理解できないな」
「名誉だと?本気で言ってるのか?」彼は僕につかつかと近寄ると僕を見下ろして言った。
「西の人間は馬鹿ばっかりか。あいつらを有難がって、あいつらに食われるのを喜んで!」
「君にこの名誉が理解できないのは分った」僕は強いて冷静を装った。
「東の人間に理解できるわけがないんだ。あの汚い土地で犬のように暮らしている君たちにはね。四足には人間の言葉を話せても意味は理解できな、」
最もありふれた東の人間への侮辱を僕が口にした瞬間、彼の髪が逆立つのが分った。僕の言葉は容易く彼の逆鱗に触れたらしい。鍛えられた腕が、全く反応できていない僕の顔に振り下ろされる。衝撃に、僕は後ろに倒れた。間髪入れずに彼は僕の上に飛び乗る。咄嗟に顔を庇うように僕が腕を上げた瞬間、鞭のような鋭い声が室内に響いた。
「やめろ!」
それは命令し慣れた声だった。僕は手を止めた少年を下から恐る恐る眺め、やがて声の主に視線を移した。美しい少女だった。色の薄い金髪を顎の下で切り揃え、僕らと同じ服装だというのにまるで豪華な衣装を身にまとっているかのような気品がある。彼女は冴え冴えとした眼を僕ら二人に向けた。
「神々の家畜を傷つけることは許されない。手を控えよ」
その言葉で、彼女が西方諸侯領、それも北の出であることが分った。かの地方には貴族制度が残っているというから、きっと彼女はどこか名のある家の令嬢なのだろう。僕は呆然としている少年を押しやると、立ち上がって元の椅子よりも少し、彼女に近いところに腰を下ろした。彼は力なく床に腰を下ろして、先ほどまでの激昂が嘘のように項垂れている。
「……馬鹿馬鹿しい……泣いてるそこの坊やの方がよほど人間的だぜ」泣いているような、声だった。
「東の人間には理解できないだろうが、私は家畜であることを誇りに思っている。彼は言い過ぎたが、彼の誇りを損なうのはやめてくれ」
彼女の声に顔を上げると、彼は眉毛を下げたまま、悪かったな、とやけくそのように言った。僕は慌てて、僕も悪かった、と声を出した。
「すまない。言い過ぎだった」
「……まあ、理解し合えるわけがねえしな」彼は顔を上げて彼女と僕を交互に眺めた。
「しっかし、名誉か。これが名誉ね……俺はあのいとたかき方々に石を投げつけたおかげでその名誉の死を賜るわけか。ぞっとしねえ話だぜ」
「石?」僕は彼を思わず見やった。僕の目線の先で、彼が苦笑するように唇を歪める。
「そやって、言葉を喋る猿でも見るような顔をするのはやめてくれねえかな」
「いや、そんなつもりは……」慌てる僕に構わぬように、彼女が呆れたように口を開いた。
「東の人間が無謀だというのは聞いていたが、投石とはな。そなたらは我らのように、死を意味あるものにしようとは思わないのか」
「おもわねえな。少なくとも俺らの土地にはそう思うやつはいねえ。そう思うやつは西にいくからな。死を意味あるものにするといえば聞こえはいいが、実際は仲間の命で自分たちの生活を購ってるだけだろ。他人の命を代償にした恵みを受け入れて、自分の番が来ないことを祈るのか?……いや、あんたらには名誉なのか」
「例え名誉の死でも、死は死だ。怖くないわけではないがな。しかし私の死は無駄ではない」
「誤魔化しだろう」
「誤魔化しだろうと何だろうと、見返りはある。比べてそなたの死は?」
「まあ無駄だな。結局、あいつらに抵抗するたって甚振られてるだけなんだから。俺の死は無駄だし、何も購うことはねえ」彼はちょっと笑うと、僕と彼女を見た。
「けど死ってのは無駄なもんだろ」
「まあ、そうだね」僕は小さく同意して、言った。「扉が開くよ」
僕の視線の先で、重厚な扉が開こうとしている。先ほど彼がこじ開けようとして手も足も出なかったドアだ。完全に開くと、銀色の滑らかな肌をした彼らが入ってくる。不敬だけど鳥と蜥蜴を混ぜたような姿を彼らはしている。彼女がかるく息を呑むのが分った。
彼らは彼女の神で、僕の尊い存在で、彼の憎むべき敵で、おそらく茶色い頭の少年の恐れる何かなのだ。
甲高い声がひとつ聞こえ、彼らの一人が僕らに近寄ると、美しい光沢の刃を取り出した。剣というよりももっと別の何かに見えるもの。僕はゆっくりと彼らに祈った。彼らを目の前にしながら、彼らに祈った。僕の住む町の平穏を。彼らが僕の大切な人々を、冬の寒さや日照、狼や熊、病から守り、保護してくれることを。僕が彼らの糧となり、彼らが僕らを守ることを。
名誉の死でも死は怖い。その通りだ。僕は母さんと父さんに笑顔で別れを告げることができなかった。でも願うことならば、母さんと父さんの記憶には、笑顔の僕が残っていればいい。
ただ、そう願う。
振り上げられた刃が最も扉に近い位置にいた茶色い少年の首の後ろにつき立てられる。次は彼。そして僕。
剣ではない、これは、そうだ、母さんがいつも使っていた大降りの包丁に似ている。
元のエントリを書いたものですが。
自分は別にどのブロガーを攻撃しようとかいじろうとか、いちいちつっこもうとかそういうかたちにしたくないので、特に誰と特定せずに一般論としてこういう語尾を使うブロガーはこういうメンタリティが背景にないか、と観察をしただけですが、さっき増田をチェックしたら、そのエントリを投稿してから「たったの三分」で、
別にいいんじゃねぇの? 何か突っかかるほどの問題があるようには思えない感じですかね。
こういうの見ると、必死でつっかかってる側も痛いなあとつくづく思う。 他人にとってはどうでもいいことなのに。心底。
と、脊髄反射的に二人も絡んで来られていたのにはたまげた。しかも一人は早速「感じですかね。」とかわざわざ「してやったり顔」で書きこんでるし。
自分は特に誰を批判するがためでなく、一部ブロガーにはこういう傾向があるんじゃないか?という指摘のつもりでしたが、それにものの三分で突っ込んでくるとは、まさかとは思うが、「自分のことを誰か増田でネタにしておちょくるんじゃないか」とか気にしてピリピリして一分間隔くらいでしょっちゅうリロードしている人がいらっしゃる、ということなのかなもしかして。
もし元のエントリでどなたかの逆鱗に触れたのなら、すみません。そんなに必死になられるほどのことではないですよ。どうでもいいことを書くのが増田なんですから、読み飛ばして下さい。