チラ裏な内容だが、こんな奴もいるんだよーということを言いたかったんだ。
俺が所属していた演劇部は10人くらいと少々心もとない人数ながらも、結構みんな仲良く和気あいあいとやっていたんだ。
だが、奴がいた。
仮にそいつの名前を……Aとしよう。
こいつが、引き金でとんでもないことになる。
俺は、演劇部の中では珍しい男子部員ってことで、力仕事とか色んなことを任されていたため、先輩と仲が良かった。
その先輩達が引退することになって、新しい部長は誰がいいか?って話になったんだよな。
通常、先輩達だけで次の部長を決めるらしいんだけど、先輩の人数がそのとき少なかったから俺も会議に参加できたんだ。
んで、部長候補にAとBが選ばれたんだよ。
Aは部活を真面目にやるし、演技力とか声量とかもよかった。演劇部の部長としては確かにこいつでもよかったと思う。
だが、性格がダメで周りへダメ出しを出してばっかのスパルタ教育。しかも、常に自分が一番正しいとか思っているような奴だったんだよ。
Bも部活は真面目にやるが、演技力はいいとして声量が物足りなかった。
加えて、性格も控えめでどちらかといえば大人しかったので、部長としては少々頼りなかったかもしれない。
だが、部長が頼りないのなら俺らが支えてやればいいと思ったし、Aを部長にすると独裁状態になりかねない。
そう思った俺はBを推したんだ。
先輩達も俺の意見に賛成してくれて、結局部長はBになった。ちなみにAは副部長となる。
だが、これがAの逆鱗に触れる。
どうやらAはこの部活の部長になりたくて仕方が無かったようなんだ。
副部長なんて死んでもゴメンだ!と。
そんなことを、「副部長になりたいんだー」とAに対して言っていた人に向かって、Aは言ったらしい。
俺はこの話を聞いたときに、あーよかった。Aを部長にしなくて……と思ったのだが、Aは自分の何が悪かったのかを全く理解していなかったようで…………
どうやら、AはHPを開いていたらしく、そのことを聞いた俺は少ない情報を頼りにどうにかAのブログを見つけることができた。
そこには、Bを部長に決めた先輩へのうらみなんかが書かれていた。
私よりも数段Bのほうが下手なのに、何でBが部長になるんだ!と。
Aは、次の日に涙を流しながら先輩に直談判した。
A「先輩、どうして私が部長じゃないんですか!」
先輩「いや、だからね。私達で話し合って決めたの。BちゃんをAちゃんが支えてあげるとかじゃダメなの?」
A「だって、私頑張ったじゃないですか!」
先輩「いや、だからね……」
こんな感じ。会話にならない会話。
それをBの目の前でするんだよ。
まぁ、でもひとまずは先輩が説得して終わったんだよ。
この時は、これで終わると思っていたんだが……俺はどうやら甘かったようで……
その後、ことあるごとにAはBに対してイヤミを言うようになった。
具体例としては「しっかりしてよー。部長なんだから!」と、部長を強調しての言葉。
Aがそれを意識して言っていたことなのかは知らないが、聞いているほうからするととんでもないイヤミに聞こえた。
まぁ、こんな感じで部活内がどんどん不穏な空気となっていくわけだ。
部長が決定してから、数ヵ月後。
次に演じる劇の案が3つほど出た。
こういう場合は部員全員の投票による多数決で決めることになっている。これは以前から決まっていたことだ。
その中から、俺は、これならばこの部活の人数でもいい演劇にすることが出来るだろう、この台本なら見ている人に何かを伝えることが出来るだろう……と思ったものを選んだ。
そして、俺が選んだものが一番票が多く結果的にその劇が選ばれた。たしか、6:2:2とかそんぐらいの割合だったと思う。
だがまたしてもAが噛み付いた。
A「私はこの劇をやりたくないです!」
え、いやね。だからほら多数決で決まったんですよー?
A「だって、この劇するとしたら私この役になっちゃうじゃないですか!こんな高圧的なキャラ演じたくないんです」
え、いや。だってお前ピッタリじゃん。しかもそのキャラ高圧的だけど、周りの物事を良く見れていて、劇の中でもかなりの良キャラだと思うぞ。お前とは違って。
A「こんな高圧的な奴だと思われるのは嫌なんです!」
だったら、今お前がしているその態度をどうにかしてください。
A「大体、今回の劇多数決で決まったけど大方スタッフ(裏方)の票なんでしょ!実際に演じるのはキャストなんだから、キャストの意見を優先させて!」
…………てめー、今何つった?(俺は裏方)
もー、こんな感じ。
さすがに最後の言葉には俺もキレて言い返したが、言い返したところで自分の意見ばっかで話にならない。
相手の意見を聞こうとしないし、せっかく後輩がフォローしているのにそれすらも無視ってお前、どーゆーこと?
これで、よく自分が部長になるとか言えたもんだ……
まぁ、この件についても何とかおさまった。
最後にはAが逆ギレして「わかったよ!この劇をすればいいんでしょ!私が諦めればいいんでしょ!」とか言って終わった。
まぁ、当然のごとく部活内での空気はよりいっそう不穏になりますわな。
そんな不穏な空気の中でやる演劇がいいものになるはずもなく……結局大会では(´Д`)ハァ…な結果に終わってしまった。
前年と同じメンバーで、それぞれが声量や演技力、スタッフの演出などが成長していたのにも関わらずな。
さらにこの後もAは色々とぶち壊すんだが……書いていてまた腹立たしくなってきたからいったんここで終わらせる。
気が向いたらまた書くことにする。
偏見丸出しで書くけど、演劇部ってもともとアクの強い人が集まってんじゃないの。 役者志望とか舞台立つのが好きな人って自己顕示欲がすごそう。
俺のいたのは男の多い演劇部だったけど、もっと酷かったよ。 先輩や同級生たちを追い出したワンマン部長がいたんだ。 次期部長を決めるときに、部長派とその他部員の間でもめて、 ...
周囲の人間にはとても迷惑な話なんだけど、 自分も十代の時は痛い事いっぱいやらかして今では超反省してるよ… 本当に申し訳ない…恥ずかしい…。 今思えば十代の時、自分の周りに居...