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2014-12-26

重度漫画オタクの僕が振り返る2014年漫画事件簿

漫画小説新書など一般的な人よりかなりの量を読んできましたが、一応漫画限定して振り返っておきたいと思います

女神の鬼、連載終了

BADBOYSシリーズの最新作が終了した。正確には連載中に別のシリーズタイトルのKIPPOが不定期連載していたので、最新作というのには語弊があるかも。

でもそんな事は小さな事だ。

焦燥感や欲望、破壊衝動なんかは誰の内にでもある。これを上手くコントロールして飼い慣らし、人は社会で生きている。

暴力生業としている人間でもそれは例外ではない。人間は群れで生きるのだから、無制限に欲望をさらけ出して社会で生きていけるわけがないのだ。

では、上手く自分コントロールできない人間はどうなるのか。

端的に言えば排斥された上に壊されてしまうのだ。最初から壊れていたとも言えるけど。

排斥された少年達は何にすがって、その後にどうやって生きていくのか。

これは田中宏作品の通底するテーマだとは思うんだけど、寄る辺なく流れてきた少年達が自分の居場所を築き、社会不適合者が寄り合って社会形成するまでの流れが美しかった。

また、大阪連合など、過去作品ほとんど名前だけしか登場していない団体活躍もファンにはうれしい限り。

IPPO本格連載開始

女神の鬼が終了するなり、田中宏莫逆家族から居続けたヤングマガジンから古巣に帰っていった。

女神の鬼過去盤のオールスターだとしたらKIPPOは現代版の田中宏キャラ総出演だ。

かつての膨大なエピソードから引っ張り出して、一つずつ落ちを付けていくという芸風は超長期連載で一つの世界を書き続けた田中宏ならでは。

まさか野獣と不良少女の話で生まれ赤ん坊が大人になって登場するとは。ファン歴が長いほどわくわくする。

ナニワトモアレ、連載終了

平成最初期を舞台に、大阪環状族の少年達が熱く描かれた。

学もなく、品位地位もない。

ただ、仲間とつるみ暴走行為に没頭する。すでに終わってしまった青春の切なさがすばらしかった。

最終回淡々としたモノローグに、らしさを感じた。

喧嘩商売タイトルを変えて連載再開

数ヶ月の休載が三年にわたり、もう陰陽トーナメントは読めないとあきらめかけていた。

それが、当たり前の様に昔のままのおもしろさで連載を再開したのだ。

これはサプライズだ。そりゃ空手少女煉獄を打とうってなもんだ。

内容の方は前哨戦牽制一年間を使ってしまったけど、その一つ一つも気にならないほどおもしろい。

他、今年おもしろかった漫画

ドンケツ……ヤクザ漫画というのは基本、こういう物であるべきだ。

塾生碇石君……これはひょっとすると勉強の仕方の解らない子供積極的に読ませるべき良書なのでは。

セブンスター……作者お得意のモラトリアムからぐだぐだに迷走する感がない。

以上、今年は特に喧嘩商売の連載再開にわくわくしましたね。

来年もたくさんおもしろいまんががよみたいです。

 
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