はてなキーワード: アメリカ副大統領とは
かつてのアメリカ副大統領が自分に課している、いわゆるペンス・ルール。
これが日本でもそれなりに支持を集めていて、はてなブックマークでも話題になっていた。
当時、私は考えていた。男性としての正しい振る舞いを。
エレベーターを利用していて、一時的に男女が二人きりになる状況がある。
差別の教科書は通常の状況では統計的な差異に捉われず、コミュニケーションを取ることで相手の安全性・危険性を確認せよ、と説く。しかしエレベーターに乗り合わせた、ごく短時間の突発的な状況でそれは空虚な理想論として響く。現実的に不可能だ。
そんな状況が生じたとき、男性は女性にエレベーターを譲ってただちに降りる。
あるいは、女性の方が先行して譲ったりするのもよい。とにかく二人きりになるのを避ける。
決して男性がコントロールパネルの前に立ってエレベーターの主導権を握ってはならない。
コントロールパネルの前に立っている女性の背後に立つのも良くない。女性から動きが見える位置に移動するべきだ。
この新しいモラルを提示しようと思いついた当初は、半ば冗談のつもりで書く気だった。
行き過ぎた品行方正を参考にできるくらいの善人は、早々いないだろうとタカを括っていた。
だから、数年後に実際にこの紳士的態度を取っている男性が現れ、女性たちもその態度を求めている、そんな話がバズってると知ったとき、椅子から飛び上がるくらい驚いたんだ。
さらに月日が経って、当時気にしていなかった疑問が浮かび上がってきた。
レズビアンやホモセクシャルがいるのに、女性同士・男性同士で同衾状態を避けようとしないのはなんでだろう。確率的に低いとはいえ、密室で女性が女性に襲いかかったり、それを怖れたりする可能性はあるじゃないか。レイプののち妊娠が発生しない事は安心の材料になるんだろうか。この思索は温泉で男児が女湯に入ってくるのを女性が怖れる話に繋がる。どうして暴力のあり得ない、生殖どころか性欲さえ芽生えていない男児を、大人の女性が恐怖するのか。ひょっとすると疑問の答えは、Vtuber 女性が男性とコラボするのを忌み嫌うファンが、女性同士のコラボは許してしまう理由にもつながっているかも知れない。恐怖や嫉妬で考慮の外に置き去りにされる同性愛。