山は取り締まれんしな
ワイはへそ出しオフショルが好きやでという話
いやあくまで「内外情勢」だから海外は中国ロシア韓国北朝鮮から、国内は共産党中核派オウム街宣右翼その他カルトを全部まとめたレポートって感じ
ただウェイトで言うなら
だけどね
声の仕事をずっと(10年ほど)やっていたせいか、電話があると声色を変えて電話にでるというプレイをしていた。
ほんの少し前、いつものように家電話に着信があったので爺の声で電話に出た時だった。
「あ、爺ちゃん?俺だけど」
当然、爺という歳じゃない俺なので孫はいない。
最初は間違い電話かなと思ったが、どうもチャラい感じの男だったので適当な名前で返してやった。
「貴明か?」
違えば、当然間違えましたで電話は終了になるが、案の定のってきた。
「そうそう」
貴明って誰やねんと思いながら、話を続けるとお決まりの詐欺トークが始まった。
アクシデントでお金が必要になったとか。即金で300万ほしいとか言ってくるのでマジか…テンプレなんだなって思いながら対応した。
以下、その時の通話記録を残す。
「貴明、300万はあるが銀行には預けてないから手渡ししかできんよ」
「取りに行くよ。あ、でも仕事の都合で自分が行けるかわからないから代理に行かせるかもしれない」
「急ぎなんだろう?お前が取りに来て直接持っていったほうがいいだろう?」
「うーん…もしかしたら先方に謝罪しに先にいかないといけないかもしれないからさ」
「そうか、久々に顔を見たかったんだけどなあ…」
「ごめんね、爺ちゃん」
「所で、貴明の誕生日はいつだったかな?もうすぐだと思ったんだが、誕生日プレゼントでもたまには渡したくてなあ」
「いいよいいよ、気持ちだけで」
という他愛もない話をした後、貴明は俺の住所を聞いてきた。
この頃になるともう飽きてしまったので、種明かしをすることした。
「貴明、おじいちゃん貴明の名前の漢字を忘れてしまったんだよ。教えてくれないか」
「えー、忘れちゃったの?酷いなぁ、孫の名前だよー?」
ほんの数秒固まった貴明は、その後速攻で電話を切ってしまった。
酷い話だ。ここまで会話をした仲だというのに。