2021-02-26

WEINの前谷優太氏の行動は本当にまずいのでは?

WEINの一員として見てきたことを、すべて話します。

https://note.com/ugokuhonya/n/n6dd5b816560f

このエントリーを見て本当に驚いてしまった。これは、彼のこれからキャリアを考える上では非常にまずいと思うのだが、その点について記す。

以下、書き留めておく。

まずい点①

当たり前だが、企業不祥事や、内部闘争トラブルなどが起きた場合には、会社から情報公開は、一つの窓口に絞るべきである

Twitterでは、やまもといちろう氏が以下のように述べていた。

22歳の社員勇気を出して現状をnoteに書いたことは賞賛したいけど、悪く書かれたとは言え会社の中のことを、ましてやステークホルダーの状況や経過を経営者広報でもない人間実名で書いてはいかんのや…

https://twitter.com/ichiro_leadoff/status/1364738530946158594

これは会社経営においては基本的ものである。なぜなら、個人名を出して発信するということは、その発信内容はすべてその個人帰属してしまうからだ。

まともな会社であれば、何かのトラブルがあった場合に、個人情報を発信するということは絶対にさせない。あるとしたら、内部で情報が統制されているなどで、顧客などに不誠実なことが行われている場合に、内部告発という形で表出する。

その場合は、情報源を秘匿した状態マスメディアに流されるのが一般的だ。

NewsPicksでは、ジャーナリスト中野円佳氏が以下の様に述べている。

内部告発等をするときに、noteSNS個人が声をあげやすくなっているということは良い面もありますが、こういうときメディアが介在すれば、取材源の秘匿を守りつつ訴訟リスクメディアが負う(そして訴訟されないように事実確認をしながら出していい情報だけど出す)ことができます。このnoteの著者の方はNP取材にも同席しているということですし溝口氏noteが出ることも知っていたのでしょう。内容が貴重で勇気の要るものだったとしても、社会人経験の長い人たちが、様々なリスクがあるものをそのまま垂れ流しで書かせてしまうのではなくてもう少し彼を守ってあげながら証言してもらうことを促せなかったのかなと思います…。

これもマスメディア人間からすると、当たり前の感覚である個人名を出して内部告発をするのは、極めて危険性が高いからだ。法的責任も負うことになりかねないし、何よりも、内部の情報を平気で出す人間だと認識されてしまうことは、今後の仕事人生においては極めて困ることになるからだ。

まずい点②

さらにまずいのが、このエントリーを、WEINの代表溝口氏が読むことを推奨してしまっていることだ。以下のフェイスブックへの投稿で、以下のように当該エントリーが紹介されている。

追記:以下は、一度は西本さんを支持したWEINの仲間による真実が書かれたnoteです。より状況をご理解いただきやすいと思います。私も初めて知ることばかりでした。。。是非お時間が許す時にご覧ください。

https://www.facebook.com/mizoguchiyuji/posts/4022668414443877

代表「真実」といっており、閲覧を推奨している。また、この投稿最初には「【シェア拡散のお願い】」と書いてある。

当事者であり、代表がこのような形で拡散するということは、これが会社としての公式見解だ、とみなされる可能性が高い。

しかし、この前谷氏のエントリーには、中身に第三者調査が入っているわけでもなく、あくまで22歳のインターン生が見てきた内容であり、彼が個人で書いたものにすぎない。

溝口氏も「私も初めて知ることばかり」といっているように、会社正式調査したものでもない。

にもかかわらず、これを「真実だ」といって拡散してしまうのは極めて危険である。というのも、溝口氏会社広報が書くのであればまだしも、22歳のインターン責任で書かれてしまっているためだ。

これらの中身がもしも事実でなかった場合や、それによって関係者被害を被った場合に、前谷氏が責任を負うことになってしまう。

まずい点③

そして、社内事情や社内のやり取りなどが、無断で公開されている点もまずい。重大なコンプライアンス違反になる。

当然、これらは機密情報であり、一個人自分判断で出していいものではない。ましてや役職もないインターン生が出してしまうのは大きな問題である

好意的に見ると、前谷氏の行動は「会社や信頼している溝口さんを守るため」ということであり、悪意はないだろう。ましてやまだ社会人経験がない若者だ。その暴走は、注意すべきものではあるが、あまり重い罰を受けさせるべきではないと思う。公開されてしまったら、会社は速やかに「このような見解事実関係については、会社広報で発表するのでやめてくれ」とし、削除するのが一般的である

しかし、会社代表がこのエントリー拡散し「真実だ」といってしまい、多くの人の目に留まるようにしたら、問題は大きくなる。前谷氏個人責任になっているにも関わらず、あくま会社公式見解とは言わずしか代表拡散することで真実だと思わせる形で広げる、ということが行われると、このエントリーと前谷氏の名前が広がり続けることになる。

結果として、前谷氏が「会社の内部情報機密情報を外に漏らす、重大なコンプライアンス違反をする者であり、さらにその治癒を早期に行わず放置し続けた」人物として認知されてしまう。

スタートアップ界隈での情報流通は早く、またWEINの本件は多くの人が注目しているため、名が知れ渡ってしまった。就職活動、および転職活動で大きな足かせとなってしま危険性がある。

責任はどこか

このWEIN社の件についての真実はわからない。しかし、その後の対応を見ていると、WEIN社のコンプライアンスでいうととてもまずい状態にはなっている。情報発信の統一などが一切されておらず、関係者がWEINをかば発言をし、それを代表拡散する、ということが続いている。

これは、勝手に仲間がどんどんかば発言をしてくれて、それを拡散しているだけであり、投稿責任は個々人だ、となるので溝口氏手段としては有効である。法的にも問題がない。

しかし、会社倫理として、発言責任リスクインターン生などにおわせてもいいのだろうか?将来がある22歳が、この件で、経歴に傷を負ってもいいのだろうか?

野次馬からしてみると、情報がどんどん出てくるので当然楽しめてしまう。WEINからしてみると、勝手リスクを追った若者特攻してくれるので、助かる。そして、社会常識をわかっていない若者けが、甚大なリスクを負わされているが、「よくぞいってくれた」という溝口氏やWEINメンバー野次馬たちに乗せられてそれに気づかない。

まりに扱いがひどいのではないだろうか。

「前谷優太」という名前検索されたときに、重大なコンプライアンス違反をした人物としてのみ残り続けるのがあまりに酷だと思うので、この投稿をした。あくまでこの発信の責任は、投稿を許容したどころか、推奨するかのような素振りを見せたWEIN社にある、と私は考える。

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