2020-08-31

あなたになぜ感想が届かないのか、その3つのこたえ。

Twitterで「同人女感情」という漫画流行っている。そう、『おけパ』で一躍大ヒットしたアレである

私はあの漫画に登場するような才能ある人間でもなければ、努力して力をつけようと発奮する人間でもないが、同人というジャンルに携わっている自負はあった。


ところで、その同人という話題からよく議題に取りただされるものがある。「感想問題」だ。

ようするに、「自分が描いた/書いた作品に対して誰かから感想が欲しい」という話。

少し前は奥ゆかしさみたいなものとかジャンル内の空気とかプライドとか云々かんぬんの事情によって、あまり表立ってアピールされてこなかったこ欲求が、近頃は「もう取り繕うのやめようぜ!」と言わんばかりに顕になっている。

太古の歴史から引用で恐縮だが、かつて『Web拍手』に代表されていた感想ツールが『質問箱』だの『マシュマロ』だのと細分化されてきているのも原因なのかもしれない。

お金を受け取って感想を書くという仕事であるらしいので、時代というのはどう流れていくか分からないものだ。


感想を欲しがること自体はいいと思う。行動に対して対価を得たいと思うのは人間として当然の思考だ。

感想がないとモチベーションが下がる、という主張も分かる。誰かに見ていて欲しい、という感情理解出来る。

からこそ、何度も何度も繰り返しマシュマロURLTwitterタイムラインに流しているけど、一向に感想が来ない、そんなあなた真相をお伝えしたい。

なぜ感想が来ないのか。

まず第一に『作品面白くない』という理由が考えられる。

これは至ってシンプルかつ、誰からも納得される理由だ。面白くない作品に対して面白い!とは言えないだろう。

面白くないとまでいかなくとも「最後まで読んだけど心を全く動かされなかった」、「自分の好みとは違った」、「付き合いで読んだけど言葉にするほどの感想が浮かばなかった」など、このような読後感について身に覚えがある人も多いのではないだろうか。あなた作品はそういう作品なのかもしれない。

あなたはまず、ブックマーク数やいいね数が多い作品についている感想を見て、『○○が素敵だと思います!』の○○の部分を自分作品に取り入れるべきだ。自分の持ち味を捨て、大衆向けに変えていく必要がある。



第二に『作者自身に「感想を送りたい!」と思わせるほどの魅力がない』という理由が考えられる。

多少面白くない作品でも、作者が面白い反応を返してくれるなら感想を送りたいと思うのがファン心理だ。

作者と作品は別?多くのファンにとってそれは建前だろう。作者が嫌いになって作品を読めなくなる人、ただ1人の作家トラブルを起こしてジャンルから離れざるを得ない人、そんな存在はうじゃうじゃいる。

面白人間になるのは難しいので、まずはジャンル内でフォロー数の多い作者達のツイートを参考にしながら、その内容に寄り添ったツイートだけをするといい。否定的意見を呟くなど以ての外だ。

ある程度存在認知され始めたら、次は適度に過激ツイートをする。ただし政治問題ジェンダー問題などに関するツイートは厳禁。付け焼き刃でもいいので、何かに狂乱している姿を見せる。そこから「○○の人」なんて印象を付けられたなら、あなたは立派な「面白い人」だ。



第三に『アピールが足りていない』という理由が考えられる。

勘違いして欲しくないのだが、「質問箱やマシュマロWeb拍手URLを毎時間タイムラインに流したり、プロフ欄に書いておけ」とかそういう話じゃない。この場合アピールとは、「既に作品を見た人に向けて」ではなく、「まだ作品に触れていない人に向けて」のアピールを指す。

感想を書くのはどんな人か。優しい人?感受性豊かな人?違う。作品を見た人だ。つまり、現時点で感想を貰えていないのならば、そもそもの分母を増やす必要がある。分母を増やすにはどうするか。アピールをするしかない。

pixivTwitter作品を高頻度で投稿する。それが難しければら同じ作品を何度も投稿し直す。ことあるごとに自分作品についてアピールをする。とにかく人の目、もっと言うならばフォロワー数の多い作者の目に留まるように。あまりにも増えないならDM宣伝してもらうようにお願いするのもいいかもしれない。



これが感想が来ないことに対する答えと、その対策方法だ。

まり作品面白くする、あなた自身大衆ウケする存在になる、多くの人の目に触れるよう作品アピールしていく。これら3つを実践すれば、感想バカスカ貰えることだろう。


あなた作風が急に変わってしまうことで、既存ファンから敬遠されるかもしれない。あなたの日頃のツイートが変わってしまうことで、フォロワー困惑するかもしれない。

しかし、そのファンフォロワー感想をくれたことがあるだろうか? 感想をくれない存在に何を忖度する必要があるのだろうか?

難しそう、と思い悩むあなたには、もっと簡単感想を貰う方法を教えよう。

作品人口が少ないジャンル救世主のように舞い降りる』といった手法だ。

こちらの方が感想を貰うにあたっての労力が少なくて済むかもしれない。何しろあなたは飢えた少人数にとってありがたい存在になれる。

ちょっと感想が欲しいと呟けば、その人たちはこの機を逃すまいと必死感想を送ってくることだろう。









さて、ここまで読んで何か一つでも実践しようと思ったあなたは、同人活動が出来る精神バランスではない。

今すぐに筆を置いて、少し休むべきだ。

作品への姿勢自分自身を見つめ直したり、アピールすることは良いことだと思う。

だけど、「感想が欲しい」という理由から作品自分を変えてしまっては本末転倒だ。そうやって得た感想に、あなたは何の感慨も得られないだろう。

あなたが作者であり、壁打ち鍵アカウントでもない限り、あなたを見てくれる人は必ずいる。

そのことを、まずは飲み込んでみてほしい。




この記事を読んで、憤りや困惑といった否定的感情を覚えたあなたは、恐らく正しい。

こんなタイトルにしてしまたことで不快な思いをさせてしまって申し訳ないとすら思う。あなた感想が届きますように。

感想を書くこと自体が手間だと思う人もいるかもしれない。というか、大半の人はそうだと思う。

からこの記事最後は、「そんな人達感想を送ってあげて欲しい」なんて終わりにはしない。


ただ、こういう思考にたどり着いてしまう人もいるのだと知って欲しかった。


感想が欲しくて、反応が欲しくて、そのために自分を捨て、見失ってしまった人間がいたのだと。

  • 作品を面白くする、あなた自身が大衆ウケする存在になる、多くの人の目に触れるよう作品をアピールしていく。これら3つを実践すれば、感想はバカスカ貰えることだろう せやせや。...

  • 1行目と改行具合がキモくて読めない

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