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2023-08-28

田舎暮らし解像度

東京暮らし東京育ちの増田田舎暮らしdisるエントリちょっと前にあったと思う。

自分首都圏まれ育ち23区20年ぐらい在住から東京脱出した組だ。

今は地方都市に居を構えているんだが、転勤族田舎転々としたので田舎暮らしを楽しめるタイプがわかってきた。

田舎暮らしを楽しめるタイプっていうのは、興味を持って自分の周りの物事解像度を上げていけるタイプだ。

例えばその辺に草が生えている。草、というくくりで見てしまえば草、で終わる。

草には虫がいる。うわぁ虫だ、気持ち悪い!で済ませてしまえば虫、で終わる。それ以上何もない。

でも草にも虫にもいろんな種類があるんだ。

その名前を知り、興味を持った時、自分を取り巻く世界解像度ちょっと上がる。

例えばネジバナ。小さいがくるくるかわいい花をつける。

草の中にネジバナ存在認識したとき植物系のポケモンを見つけたような気持になる。

ツユクサ。青いきれいな花。雨の頃に見かけるとしっとりと濡れて青が映える。

スズメノエンドウカラスノエンドウ。見つけて、本当にスズメってこんなの食べるサイズだったっけ、など思うとき世界がまたぐっと広がる。

何なら鳥、というカテゴリで見ていただけだったスズメカラスにも一緒に興味を持ち、よく観察するようになるだろう。

虫。虫はもっと躍動的だ。毛虫・芋虫が苦手という人も多いだろうがきれいな蝶になったりする。

特にアゲハチョウ系は蝶になるまでは見た目がグロテスクだが、大きな蝶になって羽ばたいているのを見るとはっとさせられるぐらい生命力を感じる。

ハンミョウきれいな甲虫。益虫のテントウムシ、すぐに花を食べてしまうコガネ虫、きらきらした外殻を見せてくれるタマムシ

虫を取って食べるクモ。大きな美しい巣をはる。人間にとって益虫なのだ。家の中や外にいるクモ自分はいつも大事にしている。

そんな自然の在り様を眺めているだけでも世界にはぐっと色がつき、何気ない日常を鮮やかにしてくれる。

あとは食べ物農作物のとれたての青い香り。みずみずしさを五感で味わいながら調理する。

自分で畑をしているとどうしてもとれすぎるので、調理方法を工夫するようになる。どんな風にしたらおいしく飽きずに食べられるんだろう?と考えるようになる。

それによってまた、解像度がぐっと上がるんだ。これをこんな風にして食べることができるんだ、これとこれは意外だけど合うな、って。

海が近くで海産物があるとなおよい。とれたての海産物の新鮮さは近くに住んでいないと味わえないと思う。

ちょっと書いてみたが、田舎暮らしを楽しめるのは上に書いたようなことを楽しめるタイプだと思う。

それにまずよく言われることだが、田舎一言にくくっても田舎レベルは大きく変わる。

増田が住んでるいたのは限界集落みたいなところで、都内からそれだけ住環境を変化させたら日本の中での差で比べてしまうだろうし、不便さしか感じないのも無理もないだろう。

都会の生活お金を出してサービスを受けることがベースになっていると思う。

都会の生活で人は与えられること、用意されている何かにのることに慣れていく。

でも何もない所では楽しめなくなる。そういう生活をしていないから。

田舎は、認識していないだけで何もないのではないのだ。

あるもので楽しむことをできるのだ。

2021-02-22

阪急京都線沿線民だが

スミレがひなたの石垣から咲いてたのを見つけたよ!早いね

・・・それから注意して通勤路を歩いてたら、ホトケノザ(これはまぁそろそろかな)とカラスノエンドウまで(これも早いな!)咲いてた!!

2020-04-25

anond:20200425172231

蚊が出てくる前、そして雑草オールスターがおよそ出揃ったこの季節は散歩が本当に楽しいよね。私のイチオシカラスノエンドウ。むしりやすいし空気感を含んでブワブワと増えていく様が生命力を感じてたまらない。逆に、嫌な気持ちになるのはやっぱりトゲが鋭いひとたち。アザミはまだ花がモードから許せるけど、根で繁殖していくノイチゴ!あとワルナスビ…あれは憎い…憎みたくないけど憎い…。

増田も好きな雑草が見つかったら教えてね!お散歩楽しんでね〜。

●ヤマケイ文庫 野草名前 シリーズ高橋 勝雄, 松見 勝弥 著)

基本的雑草網羅していて名前の由来など小ネタもしっかり入っているとっつきやす図鑑キンドル版もあるよ。

小学館 花と葉で見分ける野草(有沢 重雄 他)

種類多めで、見分けして名前特定したいならおすすめ写真がはっきりしてて見やすいと思う。

●山渓カラー名鑑 日本野草(林 弥栄 他)

しっかり調べたいならやはりこのシリーズ。古いので、生態域が最近わっちゃってる草なんかもあるけど、大抵の植物は載ってて安心

ちなみに、私は素人なので詳しくはわからないんだけど、植物は分類体系が最近になって大きく変わったらしい。なので、古い図鑑の分類はあまり参考にならなくて、そういう知識を得たいなら出版年度は大事に考えたほうがいいみたい。

「これまでは「植物形態構造に基づいて分類する方法」が採用されてきました。新エングラー体系やクロンキスト体系がそれにあたります。これに対して、1998 年に公表された体系が「APG体系」です。従来と違うのは「DNA塩基配列に基づいて被子植物系統関係を解析して分類する方法であることです。APG 体系は公表以降、新たな研究成果を反映したものバージョンアップしています2016年には 第4 版(APG IV)が公表され、2009年公表の第3版(APG III)とあわせて、ほぼ完成された体系とされています。」とのこと。植物標識看板なんかのアポック社公式サイトより。https://www.aboc.co.jp/business/label/about/apg.html

 
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