2023-05-10

頑張るパパ取り巻く絶望

世間社会はどんどん女性ママの肩を持つようになっている。

それ自体否定しない、が、その裏で深く悩みを抱えるパパの存在を忘れないでほしい。

パパに貼られるレッテル

パパは家事をしない、パパは育児をしない

モラハラをするのはパパ、土日寝てばかりなのはパパ

そういったレッテル貼りが横行している。

実際そんな人もいるのかもしれない。が、社会的に育児への積極参加などが後押しされた結果

当事者でない人が想像するよりも多くのパパが家庭に育児に奔走していると思う。

私自身、フルタイム家計を支える仕事をしながら、掃除料理弁当作りに子供の送迎、土日は子供を遊びに連れ出すなど、全力で家事育児をやっている。

それでもパパは前述のレッテルがあるので、ちょっと愚痴でも零そうものなら

家事もしないで」「ママもっと大変」と四方八方から撃たれてしまう。

ネットニュースを見れば旦那への愚痴、不平不満が流され

ワイドショーでも同じように父親批判CMではパパ臭いが平気に扱われ、パパの周りは「パパを批判するコンテンツ」でいっぱいです。

逃げ道のないパパ

一部の人にとってSNS愚痴のはけ口になっている側面がありますが、

インターネット掲示板SNSなどではこの手のレッテル貼りは顕著なので、うかつな発言はできません。

私自身の体験からの話になりますが、カウンセラー自治体育児相談も同じです。

必ず「家事はされていますか?育児は協力していますか?」から会話がはじまります

ひどいときには「家事育児はやっていないもの」と決めつけたアドバイスをされることがあります

ガルちゃんママスタといったコミュニティもなく、頑張るパパには逃げ道がないのです。

結局はママがいい

でも子供笑顔癒しになるでしょう?と言われることもあります

その通りです。ですが、いつもそうとは限りません。

子供は時に残酷です。結局はママが大好きな子供が多いのです。これは本能によるものだと思います

どれだけ頑張っても、どれだけ尽くしても「パパはやだ。ママがいい。」と泣き叫ぶイヤイヤ期になると

どこからも見返りのない絶望が広がっていきます

仕事や稼ぎの主体継続してパパになっている

こうして苦しみながらも、パパは仕事にも邁進しなければいけません。

いくら女性社会進出が後押しされていたとしても、いくらイクメンが推奨されていても

家庭の主たる収入源がパパの仕事依存されている現状が変わっていません。

仕事にも取組みながら、育児家事もやるのは大変です。

こういうと女性も頑張っている!という意見があるのですが、もちろんその通りな側面がある一方

家計の主たる収入を30年等の長期間支える責任」が甘く見られているという現実もあります

いざピンチとなれば辞められる役割ではなく、また将来を見越して収入増を狙う出世キャリア形成必要仕事と、「余裕を生むための、家計支援する仕事」は苦労がまるで違います

将来を見越して嫌なこともしなければならない、勉強もしなければならない、チームや組織責任も背負わなければいけない…たくさんの義務責任が多くのパパにのしかかっています

そのうえ、昨今はアファマティアクションの結果、こうした努力出世に結びつかず、女性優遇出世環境すら生まれています。当然女性社会進出のことを考えれば必要措置であることはわかります

女性の中にはこうした責任を背負って仕事されている方がたくさんいらっしゃるのはわかっています

あくまでパパの目線から見ると、仕事のつらさは変わらず、何なら重く、悲観的なものになっています

社会の変容が期待できない絶望

こうした苦しみはパパだけではなく、ママにも似たようなものは当然あると思います

ママの苦しみは、女性の苦しみを含めた形で、社会的な合意形成されており、少しずつ改善が進んでいるように思えます。(牛歩ですが)

一方、パパの苦しみはほとんど話題になりません。改善が進むどころか、女性/ママへの改善あおりを受けて何なら悪化しているとすらいえます

パパの絶望希望

ここまでまとめてみると・・・

・「育児家事をしないパパ」というレッテル社会から貼られ

自治体社会からサポートもなく

ネットニューステレビではパパ批判が横行し

SNSネットコミュニティなどの逃げ場もなく

・主たる家計を支える責任は相変わらず重い上

努力しても出世の道は狭くなり

・どれだけ尽くしても子供のイヤイヤ期には「パパいやだ、ママがいい」と泣き叫ばれ

・これから社会が変わっていく展望もない

という絶望が広がっています

ママが大変なのはわかる。女性支援必要なのはわかります

それでも頑張っているパパにもっと注目して支援が行われる社会になってほしいとおもいます

特に、すぐできることとしてのママへのお願いとして

もしあなたの家庭に頑張っているパパがいるのであれば、労わってあげてほしいのです。

ことにふれ愛情を伝えてほしいのです。セックスレスも解消すべきですが、それはなくとも愛と感謝を伝えてほしいのです。

父の日記念日無視したり、適当な処理をしないでほしいのです。

頑張っているパパはママを、家族を愛しているから頑張れるのです。ぜひ、愛を伝えてあげてほしいです。

同じように頑張っているパパは、ママもっと愛して、愛を伝える努力をすべきです。

当たり前の話ですがママも大変なのです。何ができている、できていないとかではなく

ただただ愛することと、愛を伝えることが大事です。

愛されている実感さえあれば、ママもパパも頑張れます

ぜひ、お願いします。

  • ワイの娘2歳児は絶賛イヤイヤ期中やけどいつも「ママはヤダ!パパがいい!」と泣いてるやで。

    • うらやましいですね。でもそうでない人も沢山いますので…

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