2021-09-25

LGBTQ+の権利拡張の風潮がどこまで続くのか怖い

LGBTQ+の権利の拡大が叫ばれている。

そのうち、特にトランスジェンダー権利の拡大が行われるたび、これはどこまで続くのだろうと、少しの恐怖もある。

なぜ怖いのか、書きながら正直な気持ちを整理してみた。

まず、そもそもこの分野の言説では、男女を区分けする意味が雑すぎて、混乱が生じてる部分が多そう。

私の意識では、性自認アイデンティティの部分だと本人が言ってることが正。意識領域から意識が出してる答えが正。

でも例えば、スポーツ男性部門に出るか女性部門に出るかとかの問題だと、このホルモン値だったらとか、体に影響する治療をしてるのかとか、社会としてガイドラインを整備した上で、医師判断するなどがよいのではないか

身体は完全に生物学的にXYなのに、アイデンティティにあわせてXXの競技に出たら、筋肉量が少なかったりなどXXの選手にとってすごく不利になってしまうので、なぜ分けているのかの理由を考えてそれにあわせて対応する必要がある。

それと同時に男性部門女性部門っていう呼び方をやめるとか、トランス当事者苦痛の少ない方法模索していく必要がある。

他にも例えば地震が来て避難所ナプキンを配る数を知りたいから男女どちらですか?って確認してるのに性自認で答えてたら双方困るよね。

不要な人に渡すのは物資もったいないし、逆に性自認男性でも身体生理が来るならその人はナプキン要るでしょ。

からここでもそもそも男性女性という区別質問方法がふさわしくないという話なんだけど。

そう、男性ですか女性ですかという区分けは雑だし、伝統的だからステレオタイプ的でもある。

これまでの男女どちらかの区分けでは対応できないことが社会的に認知されだしていて、2区分だけでは絶対足りない。どっちに押し込んでも潰される人は出る。

私としては、トランス女性女性だし、トランス男性男性だと思う。

その考えに従うと、今後は「女性」や「男性」という言葉の中に、身体的な特徴がXXの人、XYの人、どちらも含まれる。女性にも男性にもバリエーション存在する。

から、雑に男女で分けてればOKだった時代はもう終わったから、より明確に何のためにここでの区別存在しているのか、という目的を改めて考えて、明示する必要があると思う。

それと同時に不必要区別であれば撤廃していけばいいと思う。

個人的に一番気になるのは、自分生活に影響してくる部分であるトイレや浴場での区分けで、安全を重視して考えたときに今後も残る区分だろう。

歴史的男性から女性への加害が多かったことを考えると、ここで一番多数の人の安全を守れる可能性が高い基準というと、身体の持っている特徴がXXかXYか、というところに依らざるを得ないのではないか

私は女性だが、相手性自認に関わらず、ペニスがある人と同じ場所で着替えたりしたくない。

ペニスはえていなければ、相手の自認が「男」でも構わない(というか、気付きようがない)。相手こちらを性的に見ているかどうかも関係ない。伝統的な女性(身体がXXの特徴だった人)の中にもレズビアンバイセクシュアルの人はいたわけだし。

平均的にXXはXYより力が弱く、膣に強引に挿入される形での性被害を受けやすい。

誰かの身体がXXあるいはXYであるとき、本人がその事実に苦しんでいたとしても、それを反対のようにみなすことはできない。意識上の自認が違うということは理解はできる。けれども、現にここに存在している身体ペニスあるいは膣のついた(もちろんどちらにもあてはまらないあるいは両方である人もいるが)身体の、現実の特徴を無視することはできない。

身体性自認は違う。身体無視することはできない。

性自認のみで考えろというのであれば、その要求安全を考えたときに行き過ぎだ。

安全を譲歩することは、できない。

もちろん、トランス当事者ほとんどは性犯罪者ではない。

からトランス当事者が怖いのではない。

ルール変更によって加害を受ける可能性が高くなることが受け入れがたいのだ。

ペニスのついた体の人も「女子更衣室」を使ってOKです、となったときに、性自認しか基準がないと、それがトランス当事者なのか、トランス当事者を装った性犯罪者なのか、他人が容易に判断できない。加害の可能性にさらされ、その上不安を訴えれば自分が「差別者」になるのではないかという葛藤まで負わされる。不当だ。

公共のスペースで判断基準を設けるなら、他人判断できるもの、つまり自認以外のものであるべきだ。

からそもそも男性女性という区分けをやめ、ペニスはえてるかはえてないかとかの事実しかない区分けに変更するとかはしてもいいと思うが、自認が女性から、(これまでの意味での)「女性用スペース」に入っていいとかにはしないでほしい。

誰にとっても苦痛が少ない社会にしたい。

でも、トランス当事者を含め女性にも男性にもバリエーションがあって、そのすべてのバリエーションを同じには扱えない。

自分身体現実の形を受け入れてほしい。

から、どこまで権利拡張が続くのかということが怖い。

トランス当事者権利拡張されるべきだ。例えばトランスジェンダーであることを理由就職差別される、容姿

揶揄されるなどはあってはならない。

でも、次に主張される権利は私の安全を脅かすものではないか?その恐怖が頭をよぎり、手放しで応援できない。

男女の2区分では対応しきれないことは明らかなのだから、これまでの区分で言う男性用/女性用スペースに入る権利拡張していくのではなくて、そもそも男女の区分でなくてもよいのでは、という見直しも含めた形で、苦痛の少ない社会を目指していければいいのに。

  • 実際自称女性のおっさんが女性刑務所でレイプ事件起こしたとか海外であったよな

    • 女子刑務所ではシス女性からシス女性への性暴力もあるし、男子刑務所に入れられたトランス女性は特に性暴力を受けやすいみたいだからなぁ。 あとカレン・ホワイトについては性犯罪...

  • トイレも公衆浴場も更衣室もペニスの有無だけで区別すればいいだけなのに、 なんでやらないんだろう。

  • 生理用品の数決めるのは男女の数じゃない 生理上がったババアとか生理前の子供とかいるんだから これは必要な人間を聞けば良いだけ

    • 女性の数は数えられても、生理のある人の数を数えるのはためらわれるんでしょうね。 女性が生理を隠そうとするからおかしなことになってる。

  • ラディカルなフェミニズム的主張だね。 こういうの、アフガニスタンあたりではどのように対処してるのだろう。 ブルカかぶるかぶーるどうかは神の作ったX染色体の数に従えとやって...

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