2018-03-20

めんつゆ使う料理初心者

わかるよ。便利だ。めんつゆは便利。

だって未だに使う。ほうれん草おひたしなんかはめんつゆ使うし、炒めものにつかったりする。

 

でも考えてほしい。

彩りを。

 

ある界隈で「めんつゆばかりを使う女性とは結婚したくない」という話があったが、彼らのそれも真の話。

そして、めんつゆが便利なのも真の話。

料理好きの一人として、めんつゆを使いつつ、他人に飽きられない料理方法を記しておく。

 

料理は8~9割が舌以外の情報である

クロスモダリティ効果でググればいっぱい出てくる。

味の情報は、見た目や香りから情報が強い。これをまず理解してほしい。

逆に言えば、「めんつゆ味」なんてものはこの香りや見た目でどうにでもできるという話です。

 

色(彩り)を加える

一番重要な話です。

めんつゆ料理初心者の人の料理はなにかと料理の色がめんつゆ色(茶色醤油色的な)になりがちです。

例えば煮物なんかわかりやすいですよね。その芋の色が、めんつゆ色です。

この色に類似した色は、料理をする上で絶対に出てしまう色です。例えば、肉を焼いたり魚を焼いても茶色になりますし、チャーハンなんかもお米は最終的にこの色になります

この色は「料理の基本色1 茶色」と勝手自分は読んでいます

 

1があるということは、2もあります

料理の基本色2は「白色」のことです。

簡単に言えば、お米、豆腐パン素麺なんかはわかりやすいですけど、お皿も白ですよね。後は、上記で肉や魚を書きましたが、茹でたりすると白色に近くなります

なので、勝手に「料理の基本色2 白色」と読んでいます

 

めんつゆ料理初心者がやりがちなのが、この基本色しかつかっていない、ということ。

これでは視覚から情報で飽きが来ます

ここでさらに「3色」足してみましょう。

キーワードズバリ信号機カラー」です。

赤:トマトにんじんパプリカ唐辛子など

黄:卵(卵黄)、かぼちゃとうもろこしさつまいもカリフラワーなど

青(緑):葉っぱ物(キャベツレタスほうれん草など)やブロッコリーなど

この三色を加えるだけで圧倒的に美味しく見えます

考えてみればこれは色んな料理がそうです。

例えば肉じゃがも、肉とじゃがいもだけでなく、にんじんが入っているはずです。

オムライスレストランなんかで頼んだ時に、中のチキンライスにはグリーンピースとうもろこしなど、赤色以外の物が入っているはずです。

できる限り、この三色意識しましょう。それだけで「めんつゆ色」の比率を下げることができるはずです。

 

香りを加える

めんつゆ味の一番の要因は個人的にはこの香りだとおもっています

カツオだし香りですね。

このカツオだし香りは実はものすごく美味しい香りなので、めんつゆ初心者めんつゆ料理を作った時に美味しく感じる一番の理由だと私は思っています

しかし、この美味しいカツオだし香り毎日食べていれば流石に飽きがきます

例えば、夏の日に素麺が出てきた時、毎日素麺が続くと飽きますよね。でも、素麺自体に飽きたのではないはずです。素麺を作った炒めものを作るとあんなに飽きたとおもった素麺が美味しく感じるように。

なので、飽きが来ないようにに香りを変えるか加えてやる必要があるのです。

 

ただし、めんつゆを使う以上香りを変えることはできません。(まぁ、にんにくなどを使い無理やり匂いで上書きする方法もありますが…)

と言うよりも、めんつゆ料理が美味しい理由の1つがこの香りなので、下手に変えると美味しくなくなる可能性のほうが大きいです。

なので、一品増やして、カツオだし香り毎日中和することが必要です。

このかつおだしと抜群に相性のよいものがあります

それが「脂質」つまり「油」です。

一品作成時にこの「油」をローテションすることで比較的用意にカツオだしの感じ方を変えることが可能です。

私の場合は、「ごま油」「オリーブオイル」「サラダ油」の三種類ぐらいでローテしています

ごま油であれば、根菜と相性が良いです。土の匂いが強い根菜ごま油調理するとクドくないよい香りになります

オリーブオイルは大体の生野菜と相性が良いです。エクストラヴァージンって書いてあるやつなら火を通さなくても使えます

サラダ油は卵料理や、天ぷらに相性抜群です。普段お使いかとおもいます

 

なので、料理としては「めんつゆを使った料理1品」+「各種油で調理した料理1品」を意識するだけでも全然飽き方が違います

よくやりがちな「野菜炒めサラダ油+味付けめんつゆ)」と言った一品料理ではなく、なるべく分けてあげたほうが良いです。

 

ん?そのめんつゆ以外を使った一品を作るのがめんどくさい?

そうなった時は最悪、スープでもいいのです。かつおだしを他のだしで相殺してしまえばいいのです。

私はよくコンソメを使います。同じぐらい味覇鶏ガラだしベース)も使います

ただ、これで万能だからってコンソメ味覇を使い続けてはいけません。あくまでもローテすること。コンソメ味覇もだいたいなんでも美味しく仕上げてくれるはずです。最近CMでよく見る創味シャンタンもよいですね。

 

誰のための料理

当然、私も料理するのはめんどくさい、できればひたすらに外食にしたいと思っていますが、でも作る以上、食べてくれる人がどうやれば喜んで食べてくれるだろうということを考えると「毎日、味を変えてやる必要があるな」という事を考えたのです。

かに、働く人間に対して、料理というのは唯のエネルギー補給なのかもしれません。愛を込めても1/3さえ伝わらないかもしれません。確かに料理はめんどくさい。上で書いてあることを読んで「結局料理はめんどくさい」と思う人はたくさんいると思います。そして、食べてくれる人はそんな苦労も知らずに「今日はなんでもいい」「簡単ものでいいよ」とメチャクチャを言います。報われないです。

 

でも、「食」という唯の作業も楽しみがなければ拷問だと、私は思います

私は「あなたに苦しんでほしくて料理を作っているんじゃない」と考えました。その結果、食べててきっと楽しいと思ってくれると信じて弁当も作りますし、晩ごはん今日も作ります

 

参考までに今日は、豆腐オクラサラダオリーブオイル使用)とぶり照り(めんつゆ使用)です。

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