1月21日に卒業した彼女が、SNSで戻ってきた。しかも、彼女の誕生日に。
とても喜ばしい。元気そうでよかった。心底そう思う。
けれど、どうしても受け止め切れなかった。うれしそうなTLに少し、心の距離ができた。
いつのまにか、ただただ喜んでいたツイートに混じって、受け入れられない人間を批判するものが出てきていた。
どこかで、なにかあったのかもしれない。それは知らない。
水をさされた気分になったのはわかるけれど、それが極論化して、攻撃性を帯びてきた。
そういう言説になって大多数の人間がそれを正義と信じているようだ。
疑問を呈すことすらダメなのか。
彼女が卒業するときは、みんながみんないろんな意見があってしかるべきとなっていたはずなのに。
なんで待ってあげないで、攻撃するんだろう。
グループを守りたくて、彼女を批判してる?なんでそうなったのかわからない。
受け止めきれない人間を批判して、彼女を守ろうとしているヤツに笑顔の天下なんて語られたくない。
そう受け止めるのはきみたちがそうであってほしいからでしょう。
たしかに、彼女は無闇やたらと批判の矢面に立つことがままあった。卒業自体ですらもそう扱われた。
それは業腹だったろう。
好きなひとを悪く言われることはだれだっていやだから、過敏になるのだろう。
でも、先手をとって守ろうとして、行き過ぎてないか?
知り合いの緑推しが楽しそうにしているのはとても、とてもうれしい。
そことは違うところで、叫んでいる。
普通の定義が人それぞれの中、その範囲でみんな自己解釈しているのに、定義の枠からはみでた他人を非難して、グループの名前の下批判していることに反吐が出る。
くだらない。
それはそれとして、彼女の自己表現なので好きにしてくれ。というかそれ自体は楽しみだ。
先日、ツイートであった警備員に緑消してください、と言われる場面を目撃したというレポ。
「悲しんでる中、ひどくないか」
そういうところだよ、きみたち。
どうしようもなく悲しかったのだろうと想像するしかない。そういう立場だ。
でも緑推しとは比べられないかもしれないけど、他推しだって悲しんでいた。
まだ推しがいるからいいじゃないか、と言うが、卒業を選んだのはお前らの推しだ。
間違いなく、それは言い切れる。悲しくてもやりきれなくても、彼女は卒業してしまった。
なにかあったからと冷静さを欠いて、他推しに絡むのはお門違いと言っておく。
そのことも私的にまだ尾をひいていた。
ただ本当はこんなこと言いたくなかった。
物事をどう受け止めるかなんて、実際にはひとそれぞれで。
卒業に際して、他界を選ぶのも、ヲタ卒を選ぶのも、推し変を選ぶのも本当にひとそれぞれだった。
ネガティブな意見を見たくないのは当然だけど、彼女を守るために手段を間違えていないか?
難癖つけてきている!といきり立ったとしても、その非難は難癖じゃないのか?
今回、そう思うような意見ばかりのTLにつかれた。
個人的に、現状で「普通」の女の子が公式発言するのも成りすましをかいくぐろうとするのも意味がわからない。
オタクのために、と言うけれど、なんでわざわざオタクのこと考えなきゃいけないの?
それだったらそれでいい。はよしてくれ。待っている。
オタクに向けた言葉も、彼女らしいとは思うけど、残酷だなと思う。
その彼女自身の優しさを求めているオタクに、救いの手を差し伸べる意味もわからない。
そう思ってしまった。
そういう考えの下、どうしても、うまく処理できなかった。
自分のバイアスあるのは事実だけど、全員が全員そういう個人の主観はあるはずだろう?
それなのに一方の意見が大多数の共通認識であるからと、正義感で殴ってくる。
なにはともあれ喜べよ、と。
宗教かよ。
まあ民主主義国家だからしかたないね。大多数が正義。それでいいよもう。
どれを読んでも飲み込みきれないし、納得できるだけの答えは見つかっていない。
そういう宙ぶらりんな感情を、本人が出てきてくれたのに心のスキマを埋められなかったことを、嘆きたかっただけなのに。
誰かのツイートでなにかあったのかな。
疲れすぎて掘ってないけど。
もちろん、単なるアンチ発言やソロ活動を嫌悪する人間もいるだろうけど、でもそれといっしょくたにされることが大変遺憾だ。
上記のことを言う人間は彼女のことが嫌いなのだと一方的に見なされるのが、心底イヤなだけだ。
なにを言ってもたぶんこの件に関してはアンチ扱いされるのでしょうけど。
でも、最初からそうだったわけじゃない。いろんな言葉に振り回された。
うん。
他推しの言葉は、きっときみたちを完全に理解していないし、無神経だろう。
どんなに言葉を尽くしても、きっときみたちを傷つけるだろうな。申し訳ない。
でも、傷ついた!と言って緑推しが殴ってくることに、どうしたらいいんだろう。
どんな発言も、きみたちの顔色を窺わないといけないのかな。
だったら緑推しとその意識を賛同する人間だけのコミュニティにでも篭っててくれ。
この世界で一番多いのは、緑推しでも他推しでもなく、無関心なくせに口やかましい、オタクじゃない人間なのに。
もしかしたら、そういう人間が、なんで公式つけるの?わざわざやる意味あるの?ふーんわけわかんない。そういう反応をするかもしれないのに。
なぜ、狭い範囲でちょっと反対意見が出ただけで過剰とも思える反論が噴出するのだろう。
ひっかかってしまった自分を責めた気持ちで、TLを開いても、15日からこのことが流れてくる。
そんな極論は一部のひとたちだと言われても、あちこちでいいねが押されている。
結局飲み込みきれない自分を抑えればいいのだけど、飲み込めない。
こんなこと言うと、お前が悲劇のヒロインぶってるだけじゃねーかと言われるだろうけど。
本当に、ごめんなさい。
しんどい。