ネットで旦那と知り合い、旦那の国(ヨーロッパ)で1年ワーホリ後結婚し、更に1年が過ぎた。
この国に来てからは結婚手続きで飛行機代やら滞在費やらであっという間に貯金はなくなった。
現在旦那に生活費を全て出してもらっている。旦那の収入は多くなく二人ぎりぎり。
この国へきてから言語を習い始めたが、まだまだ流暢とはいえないレベルで、国の制度で半年習ったが
個人の教室などへ通うためのお金はない。本当に最低限はできるくらい。5-6歳児レベル。
日本では派遣やアルバイトなどをしていたのでこちらで活かせる経験はない。
この国も就職難が問題といわれており、言語レベルが低く、経験も資格もない外国人が仕事を見つけるのは厳しい。
ここの就職では、 コネ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>資格、経験 という感じ。
ハローワークのような就職支援に登録し、ネットで検索し応募、アポなしで店へ出向き履歴書を提出などしているが実らない。
義母の友人の飲食店にて調理補助的な仕事を夏の稼ぎ時に人が必要ということで夏の間だけ手伝った。
お小遣い程度ではあるけれどはじめてのこの国での収入だった。旦那に全て渡した。
ネットでみつけた求人に連絡があり面接をしたところ、まず1週間無給で働いてみてそれから今後をどうするか決めるとのこと。
大きなスーパーでの惣菜作りで仕事自体は難しくなく、客と会話する仕事でもないし、リーダーの言う事も理解できた。
仕事のレベルとして自分では問題がないと思った(飲食、調理系で働いた経験はあるし得意)。
会社は外国人などのための、スキルが満たない者が給与の半値で働くという制度を持ち出した。
できれば普通の契約はだめでしょうか、とやんわりと訪ねたところ、「お前はもう要らない」と言われた。
例えば専門職などで技術やスキルが必要な場合、最初は半値の給与で働く事は受け入れられるだろうとは思った。
しかし仕事に問題はなかった。ただ半値で利用するためだけにこのような制度を持ち出したのが見え透いていた。半値の利用価値だった自分。
外国人が異国に住む事について複雑な書類や手続きなどが本当にたくさんあり、旦那はそれについて非協力的だ。(就職にも協力したことはない)
私がそれについて助けてほしい、手伝って欲しい、というと本当に本当に嫌そうにする。私は義母へ協力してもらう他なかった。
生活費全て旦那が出している事についても彼に大きなストレスとなっており、早く仕事を見つけて全部ひとりでしろ、と何度も言われる。
俺はお前をサポートするために働いている訳じゃない、お前は俺を利用しているのか、投げかけられる言葉はきつい。辛く苦しい。
自分が異国で何もできない赤ん坊のような、無力で誰にも歓迎されていないような、居場所が無いような不安な気持ちになる。
家族とは絶縁状態なので日本にも帰る場所はなく、内向的性格なので友達もろくにおらず、
仕事ができ収入があれば、旦那もきっと自分に辛くあたったりすることはなくなるはずなんだ、と思っている。
この国では、オープンでフレンドリーである事がとても重要であり、それは就職についても強く作用する。
私の性格は間逆で、自分の過去や家庭環境から、「オープンでフレンドリー」になるのは病的に難しい。情けなさと自己嫌悪ばかり募る。
仕事がないこと、収入がないこと、お金が使えないこと、は想像以上にストレスが強く、何も買えないというのは結構つらい。
物欲が強いほうではないし、服飾や他のものにもお金をかけるほうではないが、自分の小さな楽しみにアイスクリームを買ったり
綺麗な手帳を買ったりそういった事ができない、みたいなの、結構つらい。当たり前だけど旦那は小遣いをくれた事はない。
義母が私の誕生日に、と何を買ったらいいかわからないからあなたにお金を渡すわね、とくれた5千円ほどのお金を、
私が私の為に使おうとしたことで旦那は激怒した。何も稼いでないし、生活費を全部頼っているくせに自分にお金を使うのが彼は許せなかった。
私は芸術表現として作品をつくったりしている。自分の人生においてそれは大切なものだった。
この夏、義母のコネでそれをアート展示会で初めて出すことになり、そしてそれが売れた(1万円ほど)。
私はこのお金を自分の表現活動のために使いたいと言ったら、自分の生活もまともにできていないのに今はそんな事してる場合ではない、と罵られた。
私はしばらく芸術作品について考えるのをやめなければいけないと思った。悲しかった。
これらのお金を自分が自分のために使う事が、彼にとっては、彼に誠意の無い証のように見えるらしかった。
異国での結婚は間違いだったのかもしれない、彼を苦しめ、自分も苦しい。
自分がせめて自分の分だけでも稼ぐことができるならば、私達はもっと良い関係になれるだろうか。
二人で一緒に暮らす事ができて、彼が彼のために、私が私のために、お金をつかえる環境ができたらいいのだろうか。
彼は夏休み(有給1ヶ月)旅行するためにバイクを購入し、3週間ひとりで旅行へ行っていた。彼のしたいことだった。
私はアパートでひとりでうらやましくてさびしくて悲しくて情けなかった。彼は帰ってきてから3日ほど私を山へ連れていってくれた。うれしかった。
私は自分らしさのようなものがどんどん失われる気がした。しかしそんな考えが自分勝手で傲慢で欲深いというのはわかっている。情けない。
増田の多くない収入で日本で二人で暮らすか、旦那の多くない収入で異国で二人で暮らすか、の二択じゃないか そして後者の選択肢が無理だった じゃあ前者しかない 二人で日本おいで...