2022-05-31

清潔感とは何か。その獲得の仕方は。

そろそろ清潔感について明確な指針を出すときが来ているので、書いていく。男性向け。

簡単に言えば、清潔感とは「身だしなみにかける時間と質の高さが一定以上であること」を指す。

そしてここで書くのは「一定以上とはなにか」である

レベル1 風呂シャワー)、歯磨き

幼稚園レベル難易度

まだ手洗いや洗顔は習慣になっていないレベル

親に「やりなさい」と言われてしぶしぶやるくらいの清潔感

毎日やるべきもの

特にいうべきことはない。

しか鬱病などになってしまうと、このレベルが全くできなくなってしまうことがある。

これが毎日できていない場合は、メンタルの失調を疑うべきかもしれない。

レベル2 洗顔、毎月の調髪

中学生レベル

基本的男性の大多数がこのレベル

高校生くらいまでは問題ないが、いずれにしても中学生レベルの話なので、これをこなせたからといって褒められることはない。

このレベルなのに「俺はちゃんとやっている」と思ってしまうから齟齬が起きる。

日本では、高校まで「これ以上のことをしてはならぬ」と教わるので、これ以上やることに潜在的忌避感を埋め込まれているのも原因のひとつかもしれない。

ファッションで例えるなら「おかんの買ってきたシャツを着ている」段階である

大幅なマイナスじゃないけど、清潔感を語れるレベルではない。

もう一歩、年齢に応じた身だしなみが必要になってくる。

レベル3 髪・髭のセット、美容院、服の手入れ、ムダ毛の処理、爪の清掃

この段階から清潔感云々の話になってくる。

毎朝髪、髭をセットする。美容院に行って自分に合う髪型を知る。服がくたびれていないか、シワがないか、糸がほつれていないか確認する。指の毛は剃る。眉の産毛を剃る。爪は綺麗に保つ。

「整っていない部分」を処理していく段階だ。

美しいとかきれいとかを目指すのでなく、正しく身だしなみの話である

これらは生活環境や年齢、体質によって話が変わるので、この段階で振り落とされる人が出てくるのは仕方のないことではある。

目安としては、朝20分ほどかけてこのレベルの身だしなみを確認するとよい。洗顔などを含めると、30分は身だしなみにかける時間必要

慣れれば効率よくできるようになるが、清潔感初心者はきっちり時間と項目を順守するとよい。

洗面所に身だしなみの項目を貼っておいてもいい。

特に糸のほつれは気を付けること。結構見られている。Tシャツの襟のくたびれ具合とか。

レベル3.5 それぞれのランクを上げる、靴を磨く

使っているシャンプー柔軟剤、カミソリ、髪型、服の選び方などをそれぞれランクアップしていく。

一気に変えると身につかないので、自分予算や好み、体質に応じてそれぞれ検証し、レベルアップさせてみる。

自分の使っている身だしなみの製品について、「これは自分に合う」と他人説明できるくらいのレベルは欲しい。

まり、「とりあえず目についたものを買って使っている」よりも一つ上のレベルに上げるということ。

おかんセレクトということだ。

靴は清潔感に大きく寄与するので、綺麗に保つとよい。

靴ひもを替えるとか、ブラシをかけるとか、丸洗いとか、月一で何かしらはやっておきたい。100均で道具はそろう。

レベル4 体臭

体臭は真っ先に改善すべきだろ」という声はあると思うが、清潔感初心者には体臭管理ハードルが高いのでこのレベルとした。

清潔感初心者は「体臭」という言葉に敏感である

いきなり「お前は臭い」と言われるとやる気がなくなってしまう。当たり前の話だ。

なので、体臭について考えるのはレベルを3まで上げてからにすべきである。(他人に指摘するときも、臭いについてはかなり気を使う)

レベル3まで上げることができたなら、「じゃあ体臭について考えるか」と前向きに考えることができる。

体臭について、まず撲滅すべきは生乾き臭である

生乾き臭を避ける最良の手段は、「洗濯をした服は、3日間寝かしておく」ということである

「昨日洗濯した服が今朝乾いてたから着てみた」これが生乾き臭を撒き散らす原因になる。

レベル3.5まで上げてきたならば、服はそれなりに持っているはず。きちんとローテーションを考えて、乾いた服、アイロンをかけた服を着よう。

ジョブズのように同じ服をたくさん買い、毎日同じ見た目の服で過ごすのは、きちんと清潔感を獲得している人と周囲に理解されないうちはやってはならない。

要するに社会的地位が無い人はやってはいけない選択である

素直に数種類の服を所有し、二日に一回は洗濯機を回し、アイロンをかけ、「清潔感のある」服を着よう。

生乾き臭の次は加齢臭である

加齢臭グッズは多いのでそれらを使おう。

この段階で香水柔軟剤に頼るのは危険。土台を築く段階で小技に逃げるとおかしなことになる。

清潔感とは、「乱れていないこと」

レベル4までが「清潔感」の手に入れ方となる。

初心者は「うわ、けっこうしんどいな」と思うかもしれない。

コツとしては、鏡で自分を見たときに「良いか、悪いか」で見ないことだ。良し悪しで見るから0か100かの極端な思考になり、「イケメン/美女ではないか自分は何をやってもダメ」「素材が全て」「ただしイケメンに限る」のようになってしまう。

清潔感をめぐる議論?では常にこの極端な思考が足を引っ張っている。

から、鏡を見て良し悪しを判断するのではなく、乱れている部分を修正するために鏡を使うべきだ。

やることを淡々とやるやつが一番強いのである

清潔感を獲得してもモテるわけではないし、褒められることでもないのだが、「自分を整える」というのはメンタル的にも良い効果があるのは間違いない。

そのためだけに清潔感を求めるのも悪くない。

とにかく、鏡の自分判断しないこと。

手入れに必要ツールと割り切り、淡々と身だしなみを確認することが大事

レベル5~それ以上 化粧水ファンデーション香水、爪のさらなる手入れ、毛のさらなる手入れ、笑顔練習筋トレファッションの追及、深爪矯正など

そういうわけで、清潔感を手に入れたこレベル5の段階でついに「プラスになる行動」をするようになるわけである

レベル4までは「乱れた部分の修正」だが、ここから自分付加価値を付けていく段階。

きちんとひとつずつレベルを上げてきたら、ここから先もそんなに難しくない。清潔感があるので、おしゃれな人におすすめを聞くことも怖くなくなる(と思う)。

毎日40分くらいは身だしなみに時間を使おう

ざっくりとレベル分けをしてきたけど、それでも「それぞれをどのくらいやればいいのかわかんねぇよ」という声もあると思う。

なので、まず毎日40分は自分の外見に時間を使うといいと思う。現時点でレベル2とかでも構わないので、自分の現状に応じた身だしなみに挑戦してみてはどうだろうか。

女性は化粧でそのくらい時間は使っているのだから男性もやってみてもいいんじゃないか。

睡眠食事運動、身だしなみが健やかなメンタルをもたらしてくれるはずだ。

レベル4までやったなら、あなた清潔感について文句を言うやつはいなくなる。

まずは半年続けてみてほしい。

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