自分の経験も照らし合わせて、色々と言いたい事、思った事もあるので、ちょっと書いて行こうと思う。
因みにこの話は、あくまで「某通販会社の従事者」目線で書いていますが、決して被害に遭われた方を責めるつもりはありません。
ただビジネスシューズを、試着することなく、通販で買うという考え方には、ちょっと疑問を抱かざるを得ないけど。
あと、今の「便利」が手にできているのは、そういう犠牲があると思って貰えると嬉しいです。会社の体制がもっとよくなればいいとは思うけどね。
自分は、その問題行動があった某通販の、倉庫での作業に従事していた立場になります。
配送員の勤務実態がどうだったのかまでは知らないけど、まあ、ルールでガチガチな辺りは、倉庫作業と大差ないんだろうな、と思う。
ただ誤解を招きたくはないけど、アメリカの会社だからと全部が悪いとは思わない。
日本の会社にだって「ブラック企業」って言葉が広がったように、ひどい体制の会社は多いと思う。(というか、大半はそういう会社だとも言われるけど)
個人的な感覚として結論だけ言うと、その通販会社に従事するという事は、「アメリカ企業と日本企業の、徹底的にダメな部分を、徹底的に煮詰めて凝縮した状況」に置かれる事になります。
その辺については、実際に目にした求人サイトの求人内容から、順を追って説明した方がいいと思う。
前提として抑えて欲しいのは、倉庫作業の運用や、倉庫作業員の募集は、その通販会社本体ではなく、その下請けの派遣会社が行う事になるという辺り。
勤務時間
8:00~17:00
9:00~18:00
10:00~19:00のそれぞれ実働8時間、休憩時間1時間(午前午後1回ずつ、昼食休憩)あり
8:00~19:00
9:00~20:00
10:00~21:00のそれぞれ実働10時間、休憩時間1時間15分(午前午後1回ずつ、昼食休憩)あり
複数の派遣会社があって、そのいずれもこういう募集を出してるわけです。
因みに、8時間労働の場合、実際は午前の休憩はありません。ある倉庫もあるらしいけどね。
この「求人の嘘」は、後々に地獄労働の悪夢を産むことになりますので、覚えておいてください。
さて、諸々の説明会やら研修やら済ませて、実際の勤務に入ると、色々と不思議な事が起きます。
既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、その某通販会社は、「超最新AI制御」を売り物にしている会社です。
本当に「超最新AI」で、全ての運用を制御しているのなら、起こりうる筈がないバグです。
例えば、棚入れやピッキングに従事している人のところに、「梱包に従事する人が足りないので、誰か挙手しろ」と、上の人から言われます。
実際に挙手して、梱包の部署に行ってビックリする事になります。なんと、方々の部署から集められた黒山の人だかりが、その梱包エリアに密集しているのです。
その光景を目にすると、そのエリアを取り仕切ってる人(トレーナーとかリーダーとかと言う)に「流石に人多すぎなので、俺戻りますね」って伝えて戻ろうとします。
ところが、元居た場所には二度と戻れないという、その会社ルールがあるみたいです。というか、抜けたところに次々と穴埋めにように、人を入れていくやり方なんですね。
入って1~2か月くらいの間は、そういう事が何度も繰り返されるようになります。
そうなると当然、「人が足りない部署があるから」と声をあげられても、手を挙げる人は、入ってすぐの人ばかり。
「超最新AI」とは、まだまだ発展途上な代物で、人の流れを制御するまで進化していないという事なのでしょうか?
残念ながら不正解です。この手の「人の運用」は、全部人の手によって行われているのです。
入って3か月くらいになると、更に不思議な状況を目にする事になります。
その間でも、常に毎日のように、入社希望の説明会やら研修やらが行われていて、毎日のように新しい人が入ってきます。
ところで、ここでその倉庫の休憩システムについても説明したいと思います。
昼食休憩は、11:00から45分ごとに割り振られ、最終組は14:00に昼食休憩に入る事になります。
上の方で、出勤時間は8時、9時、10時と分かれていると記しました。
普通に考えたら、8時出勤が11:00~12:45までに昼食休憩に入り、9時出勤が13:15、10時出勤が14:00に休憩に入る、そういう風に理解されると思います。
所が、その考えは「某通販会社の倉庫ルール」としては甘いのです。それらの休憩時間は、全て8時出勤者にも適応されます。
ここで思い出してください。「8時間勤務者は、午前の休憩はない」
つまり、8時出勤者が14時に休憩に入るとしたら、6時間ぶっ通しで働く事になるのです。ちょっとしたパートタイマーだったら、1日分の勤務時間です。
しかもその通販会社の食堂も売店も、14時になったら食事の大半が売り切れになってる事もザラにあります。
8時出勤者は、昼食どころか、朝食の準備も出来ないような早朝に出勤しているのにも関わらず、です。
その件について、エリアのリーダーに苦情を言ったら、「俺らはずっとそのやり方でやって来てるんだよ!」としか言えません。
外資系企業の従事者の言い分じゃありませんね。モロに悪しき日本企業にどっぷりつかった、社畜の言い分です。
因みにそのリーダーは、割と好きな時間に職場を抜け出して、喫煙所に顔を出しているような人物です。
そのようなシフトを、超最新AIが組むわけがありません。モロに人の手による事がバレバレです。
それが、「超最新AI制御を謳ってるけど、実際は人の手によって運用されてる」と確信した理由です。
では、何故そのようなゴミのような勤務体系になっているのか?
まず第一に、「9時出勤者、10時出勤者を募集してない(集められない)」こと。
第二に「倉庫作業の運営会社が、とりあえず形だけでも数字を出すために、酷いのをわかってて、そういう勤務体系を強要している」こと。
大体この二つだと思います。
それを押し通すのだとしたら、「超最新AI」なんか、モロに邪魔でしかありませんよね。
AIは優秀ですから、「上が望む数字」よりも、「勤務者のQOL(生活や人生の質)を壊さない事を前提にした勤務体系」を優先させます。
当たり前です。(だからこそ、AI万能論とも言われるわけだし)
ただ、特定の時間帯に人数が足りないのなら、その時間帯に来れる人を集めればいいだけの話。
「今その時間帯は人が多いので募集していません。この時間帯なら空きがあります」と言えばいいだけの話なんです。
ところが、募集する派遣会社も、某通販会社からは「採用する人数のノルマ」だけが課され続けているのでしょう。
そのノルマを達成する為には、応募する側の希望を融通し続けるしかない。
おそらく通販会社からは、「人数のノルマ」はあっても、「時間帯のノルマ」は指定されてなかった。
それからも「人が余ってる時間帯」に、どんどん人が集められ続ける始末です。
しまいには、残りの1時間半を休憩室で待機しろ、なんてハメになった事もあります。
そしてその間にも、毎日のように説明会や研修が続けられ、新しい人は入ってきています。
「人が足りないところに行ってくれ」と言われて向かったら、14時休憩に回ってくれと言われて、ブチギレてリーダーとケンカしたこともあります。
まあ、他にもその倉庫では色々あったわけですが、俺が経験したことはとりあえず以上かな。
その通販会社の、配送員の暴言のニュースを聞いて、倉庫の方でもダメな部分は多かったけど、配送の方も似たような事が多いのかな、って思いました。
勿論、末端作業員がそういうダメ行動をしていい理由にはならないわけですが。
ただ皆さんに知って貰いたい事は、皆さんが受けてる「便利」の多くは、そういう「日本とアメリカの、ダメさ加減を煮詰めて凝縮した環境」と、その犠牲で得ているものである
ただそれだけだったりします。以上です。
長い。短くして。要点は最初に書いて。出し直し。
こういう文章しか書けない人がたくさんいるんだな。そりゃ大変だわ
明らかにamazonで草 と思ったけどyahooもありえるか?
これ誰か書き直してあげてほしい 本人は真面目なんだろうけど文章がひどくてこのままじゃ誰も読まない