2020-11-16

乗り遅れるなビックウェーブに。バブル真っ只中の配信界に。

配信者達の努力コロナブーストが加わって今ネット配信は史上最高峰の伸びを見せている。もはやその盛り上がりと経済効果動画勢も無視できないレベルになってきた。

ただ海外に比べると日本配信界は独特の進化をし、混沌を極めている。まさに配信戦国時代だがそれを3つにグループ分けしつつ解説する。

二次元

 主にvtuberが中心の枠組みだ。代表格はにじさんじやホロライブで、主にyoutube媒体としている。億単位で稼いでいるであろうvtuber複数存在したり、コンビニコラボしていたりする、とんでもなくばブリーな集団だ。今の配信界の異常な盛り上がりを作った功労者ともいえ、日本どころか海外からの人気も高く、海外版としてデビューしたvtuber(Gawr Gura)は二か月で登録者130万と、その世界的注目度は計り知れない。ここまでの躍進の理由は二つ考えられる。配信vtuberコンテンツの相性が良かった事(コメント読みやスパチャなど)と、【企業】というものの強さだ。

 今のvtuber達の特徴は奇抜なキャラ付け大人数であり、アイドル的な売り方をされている。これた非常に似た盛り上がりを見せたコンテンツを覚えていないだろうか。そう、秋元康尊師引きいるAKB、〇〇坂であるリアルアイドル成功例を企業の力で配信に実現したといっていいだろう。オタク女の子が集まってキャッキャ言ってるのが大好きなのだしかvtuber達は異性の影も薄いし、オタクの大好きな話をしてくれるし、なんならスパチャを飛ばせば下ネタまで反応してくれる。日常系アニメが毎年流行オタク界隈で流行らない訳が無いと言えよう。このまま勢力を伸ばし続けて日本配信vtuberとしてしまうかどうかは見ものだ。尚、この枠にはすとぷりや歌い手等顔を出さずに1枚絵で活動している配信者も入っている。(vtuber男性人気だが、こっちは圧倒的に女性人気)まぁ、右下にちょっと動く絵がついてるかついてないかの差であってほぼ変わらないので説明割愛する。

②ストリーマー

 配信者とストリーマーって同じじゃね?というのは正しい疑問であるが、ここでは今海外スタンダードスタイル配信を行っているという意味でこの名称にさせてもらった。代表各はDeToNatorやcrazy racconなどのプロゲーミングチームで、twichやOPENRECを媒体としてる場合が多い。元プロ、現役プロの華麗なプレイ配信し、その切り抜きをyoutubeに上げるという二段構えのスタイル海外での「配信」はほぼこのスタイルであり、世界一の配信者として名高いshroudやninja、Tfueも同様だ。彼らのような海外ストリーマーが大富豪になり、大注目されていたにも関わらず、日本のストリーマーは長年あまり日の目を見なかったと言ってもいい。これは日本がesports後進国であり、ゲームが上手い奴が尊敬される文化が薄かったのが原因かもしれない。しか日本にも徐々にesportsが浸透し、オンラインゲームフォーナイトやAPEX)の人口も増えたことに加え、従来はコアなゲーマー視聴者の中心だったがvtuber動画勢のyoutuberとも積極的に絡むことで一般層にも存在が浸透したことで徐々に追い上げを見せてきた。しかしまだまだ①と③には及ばないのが現状だ。ただ、youtube以外のサイトでの配信専属契約であることが殆どなので収入でいったらそこそこ貰ってそうだが。

ニコ生上がりの怪物

 ①と②の配信者がランキング上位の殆どを占めるのが今の日本であるが、日本配信文化は10年ほどはニコニコ生放送が中心だった。(それでも日陰だったが。)しかvtuberバブルによって日本古来の配信者は地の底に落とされた。配信を見る人口は何十倍にもなっているにも関わらず彼らへの恩恵は無かったのだ。女性配信者に至っては少しでも人気があった生主ほとんどvtuberになってしまったのでもはや残っているのはエロASMRぐらいである。なんならそれすら持ってかれた。しか例外は2人いる。というかこの枠組みはほぼこの2人専用である加藤純一(うんこちゃん)とコレコレだ。①と②で代表格を合わせて4つの企業(チーム)を出したが、この二人はその企業が総力を尽くして集める人数を個人で出すことが出来る、規格外の人気を持っている。日本一の配信者は誰?という質問の答えはこの二人のどちらかを出すことが正解だろう。この二人の配信は「人を集めるメソッド」が詰まっているともいえるので、明らかに彼らを意識している配信者は多数いる。(①でいうと兎田ぺこら、鳴神裁など。)他の配信者が①と②の勢力に押しつぶされた中でこの二人だけが圧倒的な人気を誇った理由は、立ち回りのうまさと替えの効かないコンテンツだったからと推測される。①②にはない個人からこそできる強みもあるだろう。逆に言えばこの2人の配信者がvtuberに押しつぶされたその時は、日本では配信者=vtuberになる時である。この二人がバブルによる視聴者数のインフレにどこまで乗り切れるかは見どころだ。

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