僕は自分自身が嫌いなんですよ。情けなくて恥ずかしくて憎くて。
僕は世間一般で言えば"オタク"とか"陰キャ"に分類されると思うんですが、光栄なことに女友達は多い方だと自負してるんですよ。だってそういう学校だし。もともと4人兄妹で唯一の男として生まれたわけだから女子の友達を作ることに抵抗と言うか苦にはならなかった。
2度目になりますが、僕は世間一般で言えば"ガイジ"とか"キモイ"に分類されると思います。だってそう自覚してるし。正式な病名として出てるわけじゃないけど、友人に指摘されて段々そう感じるようになってきた。ああ、今までのは典型的な"それ"だったんだなって。生活には困ってないし支障も出ていませんし、こんなことで気にするのも本当に障害を持っている方に失礼だと思うのですが、僕はその気で生きていこうかと思ってます、はい。
本題。
僕は高校に入ってわずか約1年半で3人の女性に恋をしたのですが、どれも自業自得で、自分がなぜこんなことをしたのかが許せないんですよ。これがタイトルの「2度あることは3度ある」の由来なわけですけども、全部自分のミスと言うか、根本的な原因が自分に100%あるわけでしてね、どれも心底くだらない理由なんです。
そもそもオタクに恋なんてできるわけないだろ!いい加減にしろ!という意見がありますが、おっしゃる通りごもっともなわけで、でも諦めきれない自分が恥ずかしくて憎いんですよ。何考えてんだ自分って。下手したら二重人格何ですかね僕は。
自分が自分を嫌いな理由垂れててもしょうがないんで内訳を話しましょうか。理由はあまりにも単純です。
1人目。高校1年の文化祭の準備期間中にパンチラを見てシコッた。翌日から何故かその子のことが好きになってた。その時すでに僕は「もしかしたら付き合えるのではないか」というありもしない机上の空論に心踊らされ結果自滅した。
2人目。高2の春、一目惚れした、話したこともない女の子にラブレターを送った。結果はお察しください。
3人目、高2の文化祭準備期間中、他クラスの女子と仲良くなった。距離感を間違え一緒に行き来するなどという勘違いも甚だしい行為に至った結果避けられるようになった。
ね?馬鹿でしょ?いい加減誰かからガチギレでもされない限り僕は治らないわけですよ。似たような言葉に「仏の顔も三度まで」がありますが、仏にも見放されるレベルですよこれは。まあ1度目の時点で見放されていてもおかしくはなかったですが。
何が言いたいかってね、先走った思考と行動力は周りを不幸にするってことです。よく言えば「行動力があるね、積極的だね」ですが、悪く言えばそれは「後のことを考えない計画性のない馬鹿」なわけです。今まで恋愛経験のないオタクに急に彼女が出来てハッピーな高校生活とか出来るわけがないのに、この大馬鹿者は何を勘違いしたのか"現実にもあり得る"と思いこんだわけです。ハッキリ言って病気ですよ。黙って大人しく推しの声優に金を貢いでいればいいものを、急に現実に目を向けるようになったオタクの末路は悲惨です。全員が全員そうではないと思いますが、現にここに被験者がいますよ。私は被害者ではなく「加害者」なわけです。1人目の女の子は心底気持ち悪かっただろうし、2人目の女の子は急に下駄箱にラブレターが入っていて心底怖かっただろうし、3人目の女の子は急に近寄ってきたと思ったら一緒に学校を行き帰りする羽目になったとか、もう自分の立場だったら発狂して逃げ出してますよ。「人の嫌がることはしちゃいけません」という小学校の教育を忘れたんでしょうかこの人は。
とてもおかしな話ですよ。僕はそもそも2人目の女の子から帰ってきた手紙を見た時点で恋愛を諦めるべきだったんです。僕みたいな人間に彼女が出来るなんて思ってはいけないし、「僕と一緒にいるところを見られると恥ずかしい」という友人の言葉の通り、本来女子と口をきいてはいけないはずの自分は恋愛をするべきではないと。なのに3人目の女の子に恋をしてしまったわけです。もうね、どうしようもないんですよ。
なぜそんなに彼女が欲しいのか?というより、僕が好きな女性に好かれたい、お互い相思相愛でいたい、そんな関係の女性が欲しい、そういう欲求はたぶん誰にもあると思います。そしてそれはよほどのことがない限り実現すると思います。僕みたいな腐った人間を除いて。別に今まで彼女がいたことがない、女友達さえいないみたいな世の中の男性に同情するとかじゃなくてですね、自分がここまで馬鹿で数々の女性を不幸にしてきたからみんなはこうなっちゃダメだよという反面教師にしてもらいたいわけです。僕みたいな人の為に2次元の女の子とか、アイドルッていると思うんですよ。それなのに「少しでも常人に近付きたい」という思いで現実の女性を恋愛対象に見る、この時点で間違ってるわけです。もちろんオタクが結婚したりする事例はありますが、ああいう人たちと僕は根本的に違うわけです。だって僕は人格自体がこうやって破綻しているのだから。
僕は馬鹿なので恐らく高校卒業後もありもしない恋に幻想を抱いては自業自得な結果を招くと思うんですが、その度に不幸になる女性には謝っても謝り切れません。というかまず、既に迷惑をかけた3人の女性からは殺されても文句言えないと思うんですよね。僕の人格や性格は一生治りませんし、このまま孤独死するのが本望なので来世に期待!というわけですが、こんな僕にピッタリな言葉があります。それは「馬鹿は死ななきゃ治らない」。
これほど僕にピッタリな言葉は無いと思うんです、僕の為にある言葉でしょう、これ。座右の銘にしようかな。まあ、結局は自分が憎くて情けなくて恥ずかしいというお話です。自ら命を絶つ気はありませんが、穴があったら入りたいという状態が延々と続く感じ。時間は戻らないので今更悔やんでもしょうがないし、きっとこれからも勝手に恋に落ちて女性を不幸にしていくんだと思います。
3度あることは、4度ある。