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2022-11-25

新幹線作業員が見つかった件で(保線雇用構造

消えた新幹線作業員が見つかったが消えた詳細は明かせないってJRが言ってるニュースで、「JR個人プライバシーを守るために詳細を明かさないのだ」って言ってる人が多いけど、単に全く知らんだけだと思うぞ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASQCS54RNQCSUTIL01N.html

 

保線下請け構造教えたるので考える材料にしてーや。

 

保線ゼネコン

線路工事線路保守仕事保線っていうんだけど、実際に従事してるのはJR社員じゃないのよ。

例えばJR東日本の東京地区だと東鉄工業という会社があって、そこが一手に引き受けている。

でも東鉄社員工事してるというのでもこれまたない。

その下に「○○建設」「○○総業」みたいな土建会社が沢山居て、そこが実際の作業を行っている。

要するにゼネコン構造と同じで、東鉄工業保線ゼネコンだね。

その実際に作業する孫請け会社は「○○班」と呼ばれる。

 

ただ普通ゼネコンと違うのは、ゼネコンだと現場監督というのはゼネコン社員がやる。だが保線場合は○○班=孫請け会社社長監督ってことだ。

普通工事終電後に始まり、始発前に撤収する。その間中JR社員は一切姿も見せない。顔合わせて「おはようございます(深夜)」って事もしない。

 

JRの役目は列車絶対に走らせない事

じゃあJRは何もしないのか?っていうと大事な役目があって、線路を締めきって列車を入れないという所に責任を負う。

工事区域を走る終電が出発したら現場に「終電先ほど出ました」と電話する。現場ではその終電を見送ってから線路に入って工事するのね。

始発走らせる場合現場から工事終了」の報せを確認してから走らせる。

 

さて、それで件の新幹線の件だけど、新幹線場合は0時から6時まで列車走らせてはいけないという法律がある。(だから始発は6時なの)

6時になったのに現場から工事終了の連絡が来ないor「実はトラブってまして」の連絡がきたのどちらかになったんだろう。当然始発は出せない。

でも行方不明というレアケースなので徐行で通過という形で運転を開始した。

 

JR「知らんがな」

 

こうなると、JR孫請け工事会社とは全然接点がない訳で、ぶっちゃけ営業列車にぶつからなければ労災の繋がりすらもない。

から問題社員はどうなった!?っていうのは知る義理もないし情報も来ないのではないか

家の建築の施主と作業員関係みたいなもんなので。

 

都内保線員は楽なのか問題

増田大学時代働いてた会社取引先にこの孫請けの○○総業系の会社があったのだ。

それで、東京電車というのは深夜1時まで走っていて4時半には走り始める。そしたら保線時間って3時間しかないじゃん。すると準備と後片付けの時間入れでも4時間半程度しか実労時間ないのでは?と疑問に思っていた。

そこでお客さんが揃ってるところで「実労時間って4時間半程度じゃないですか?実は楽なんじゃないんですか~w?」と聞いてみたのだ。ちょっと、いやかなりアホだな。twitter社員労働時間キラキラ4時間!、で盛り上がってた皆さんみたいなのだ。まだ学生なので許してほしい。

するとみな一斉に「おお、楽だよ!楽だからうちで働け!」と合唱されて誤魔化されてしまった。どうも楽じゃないっぽいですね。

因みに元は地方土建業だそうで、JR敷地にある宿舎で寝泊りしていた。鉄道保線道路工事系はこういう地方から出てきてる会社が多いようだ。

 

橋梁部の工事とか下請け構造とか

余談だが、JR線路を跨ぐ道路工事する場合JR線路の上空部分は東鉄工業がやる事になっているよ。これは線路の上はJR敷地であるというのと、事故が発生した場合責任問題の事もあるようだ。

で、東鉄はそこからまた橋梁会社発注する。

 

こういう構造だと「また多重請けか」と思う人居るかも知れないが、土建関係はこの構造労働者権利特に労災関係保護を組み立てられているので今更これを変更、というのは難しいのだ。

しか港湾と並び土建関係労働者保護特別になっている。例えば派遣業種規制緩和の時もこの2業種は禁止のままで、Goodwill廃業の直接原因になっている。

実はこれはヤクザシノギ排除という国策動機があったのだけど。

 

あと、何でも東鉄が一次請けする構造ってどうなん?ってのも、鉄道は未経験者が線路に入ったらヤバいっていうテクニカル事情があるからそうせざるを得ない。

 

 

JR広報

しかし消えた保線員の事情JRは知らんがなだろうけど野次馬としては気になりますな。

マスコミに聞かれたんだから調べて発表しても良さそうと思うんだけど、JR広報ってなんかちょっと変なのよね。蒲田終電車と保線車両がぶつかって脱線事故が起きた時、悪者にされた業者が「マスコミ報道と実際は異なっています!」って自社サイトで訴えてファイルがすぐ消えたって事があったじゃない?あれってマスコミJR広報垂れ流しなのJR事実関係を公平に掴まず発表したって事なんよね。

また水力発電所違法取水がバレて利水権取消になった時も逆ギレみたいな事をマスコミにしゃべってた。運賃値上げするしか…と。でも運賃改定には国交大臣の許認可が必要で、そんな事情じゃ蹴られるんよね。

これら含め、大企業広報としては前から首捻る感じがあるので、「個人プライバシーなので発表しない」とかの好意的評価は更にし難いのでありました。

2021-04-14

田原総一朗について

今の若い人は田原総一朗といってもピンとこないかもしれない。しか1990年代から2000年代半にかけて、彼の司会する番組政治的な影響力は半端なかった。彼がいなければ、1993年政界再編小泉政権も、その後の橋下維新なども間違いなく存在しなかった。90−00年代政治田原総一朗抜きで語ることはできない。


田原番組で持ち上げた政治家は、例外くその後に政界に大きな影響を与えている。小沢一郎辻元清美鳩山由紀夫小泉純一郎竹中平蔵橋下徹などなど。お気に入り人物に対して、いかにもな保守派左派を「噛ませ犬」として(亀井静香金子勝など見た目が悪く言葉乱暴人物をわざわざ選んで)登場させて、竹中平蔵たちの説得力正当性を高める手法も非常に老獪で巧みだった。


田原番組で推進した、小選挙区制度の官邸主導政治官僚バッシングとさまざまな新自由主義政策は、日本社会経済を深刻に衰退させたと言ってよく、民主主義も深刻に後退していることは明らかであるしかし彼は反省や後悔は一切しない。小沢一郎他人事のように批判しているかと思えば、パソナ会長として露骨税金を食い物していることがもはや子どもにでも明白な竹中平蔵については、相変わらず番組に読んで熱心に擁護している。90−00年台の政治当事者であったにも関わらず、当事者意識は皆無である。『朝生』も、かつては一流の学者も出演することが多かったが、今は質の悪いネット炎上芸人だらけになっている。


距離のあった安倍政権に対しては批判的だったが、菅政権になって助言役として呼ばれると、一転して好意的評価転向している。丸山眞男の言う「無責任の体系」は、まさに田原竹中にこそ当てはまると言えるだろう。

2019-12-23

Mattかいうひと

加工前のやつ、気持ちの悪い間抜け面にしか見えないんだけど、好意的評価するひとってどういう美的感覚なんだろう…?

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1912/22/news016.html

2019-01-15

anond:20190115002911

ブコメみたらミュージカル演出好意的評価なのは

ウテナシンフォギア、レヴュースターライトとか

まり作風が元より様式美的なものか、劇中でいきなり歌い出す行為

なんらかの作劇的な必然性が感じられるような設定、てことなのか

ディズニー作品みたいに感情表現でいちいち歌うのはあんま見かけん気がする

 
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