はてなキーワード: 都道府県とは
たぶん線形代数くらいじゃないかなーと思う旧帝大卒増田です。東大じゃないよ。
県庁所在地まで全部言えるなら、線形代数で言うところのJordan標準形の理論までマスターしてる感じか。
ちなみに俺は言えません。
記憶が正しければ都道府県っていうのは小学校で習うものであるので、私の中では加減乗除が出来るのと同じような感覚でいました。
いやいや(笑)
日々使い続ける九九とは違うでしょう。
鶴亀算? たぶん結構忘れているよね
元増田です。みなさんレスありがとうございます。一部の方に不快な思いをさせてしまったみたいなので謝ります、すいません。
記憶が正しければ都道府県っていうのは小学校で習うものであるので、私の中では加減乗除が出来るのと同じような感覚でいました。
文系で微積や物理を全く知らなかったり、理系で古典や歴史が知らなかったりするのに関しては何とも思いませんし、それが多数であると思います。でも47都道府県を言えるというのは、九九を言えるのと同じで、エライとか関係なく一般常識的なものだと思ってました。
確かに都道府県名なんて言えなくても何も問題ないですし、入試にも出ません。そもそも私は選択が地理ではなく世界史なので、今は必要な事だけ頑張ります。
ただ、大学生になれた暁には、私は学部以外のことも色々と学んでみたいと思ってます。勿論専門分野に特化する事も必要だと思いますが。
http://anond.hatelabo.jp/20081123132129
予想以上に反応があってびっくり。
反応してくれた人の考えをまとめると出席停止処分や留年に対して肯定的な考えを持っている人が多い、ということみたいですね。
確かに、出席停止や留年といった処置を活用するのはこれから必要だと思う。現時点では出席停止は「伝家の宝刀」のようになっていてよっぽどのことがないとこの処分は下されない。1つの都道府県で一年に数件??十数件といった感じ。
しかし、実際には出席停止にするべき児童生徒はもっといるだろう。現時点の体制では教師が担当の全ての生徒のケアが出来ない以上、対応しきれない生徒は出席停止処分に課す必要があると思う。勿論、出席停止になった生徒へのケアも必要だが、それも担当教師に任せるというのは酷というものだろう。出席停止になった生徒へのケアを行う専門の人員が必要だと思う。スクールカウンセラーの配置は少しづつ進んでいるが、活用できているとは言い難いし、スクールカウンセラーは待遇の問題もあって正直言って「資質が無い」人がついていることも多い。
ただ、出席停止を使うとしたら出席停止という処分に対する意識を変えていないといけないと思う。今まで日本ではよほどのことがないと停学、留年にはならなかったからね。
あと、出席停止と共に「留年」への意識も変革した方がいい。今の日本では例えば小学校六年生の学習内容が理解できていなくてもほぼ自動的に中学一年生になってしまう。そして学習内容についていけず落ちこぼれる児童生徒が出てくる。そしてそういう生徒は非行に走りやすい。
まぁ、なかなか難しい問題だと思いますけど。
しかし、同じようなことをもっとしっかり自分のブログで書いても反応が無いのに匿名ダイアリーに(適当に)書くとここまで反応があるとは、何だかなぁ。
わたしはある都道府県の職員です。わたしはある仕事をしているのですが、市民の方から、毎年定期的に、その方の現状を報告してもらうことになっています。
対象物が身体障害者のために使われている場合、その年の使用料を減額することになっています。でそのご家族の状況確認を本人からの申し出によって行っているわけです。
ところが、まれにその身体障害者がなくなっているにも関わらず、なくなっていないと虚偽の報告がなされることがあります。
そうした理由もあり、上司はこの制度の利用者全員を毎年「住基ネット」でチェックし死亡の有無を確認しようとしているようです。
このような「住基ネット」の使用方法は、憲法違反と言いきれるでしょうか? みなさんの御知恵を拝借したいです。ダメに決まっているという感情論は不要です。
参考 * 憲法13条は、国民の私生活上の自由が公権力の行使に対しても保護されるべきことを規定しているものであり、個人の私生活上の自由の一つとして、何人も、個人に関する情報をみだりに第三者に開示又は公表されない自由を有する。
新型インフルエンザ対策として各都道府県で感染者が1人でも発見された場合、幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校・大学のすべてを休校にする案があるらしいね。
こういう部分は日本は本当に優秀だ。
中には、「受験が控えているのに困る」「小学生の子供を1人で留守番させたくない」など意見があるようだけど、そういう人たちはきっとインフルエンザについて勉強したことがないんだろうな。
新種ウィルスがどれほど危険なものかわかっていない。てか、学者の方々でさえ予想はできても確実性がないくらいに未知なものだからなおさら。
確かに、都道府県の中で一斉に休校にするよりは感染者が出た地域から半径何km圏内を対象に休校としたほうがよりいいのかもしれないが、そういうのは各自治体が対応すればいい話。
東京など大都市は交通手段が電車だから別の問題も出てくるけど、まずは大枠を法整備して細かいところは都道府県の各議会で話を詰めていけばそれなりの形ができるんじゃないかな。
何もしないで、対応が遅れて感染者が増えてますってな状態になるほうがよほど危険。
新型インフルエンザに感染すると現状ではワクチンがないんだから死ぬ可能性だってかなり高い。
そういった部分も考慮してそれぞれが協力的にならないとどうしようもない。
自然発生するものである以上は、人間は無力だし後手に回るしかないのは当然。
それで受験がうまくいかなかったとかなったとしても、それは不運な話で済むことだ。
だって過去にさかのぼってみれば、受験なんかより就職氷河期で高校・専門・大学を卒業した新卒の人が無職状態になった時代だってあったんだから、就職できないことに比べたら受験失敗なんて小さなことだと思うけどなあ・・・
ほら、今だって世界経済が駄目で内定が決まってた大学生たちが次々に就職取り消されている状況でしょ?
学生or浪人生でいるうちはまだいいほうだというのを親たちは子供に教えておいたほうがよさそう。
あ、でも会社はどうするんだろう。
大企業で1つのビルに数百人単位の社員がいる場所で、新型インフルエンザに感染していた人がいましたとなったら・・・・・
そこは各企業の偉い人たちが考えることになるのかな?
もしも今住んでる役所の窓口でふるさと納税する旨を伝えたとしたら、
その時納税者はアームカバーの彼らにどういう印象を持たれるのだろう?
故郷に寄付(納税)した分だけ在住自治体の税収が減るというのであれば、
実際ネチネチ言われる人とか、いないの?アームカバーに対する偏見だろうか?
そしてふるさと納税するつもりはないが、
県民性紹介番組を見ちゃったり、「○○人ホイホイ」タグ動画に釣られてみたり、
うっかり「都道府県にありがちなこと」的なスレを覗いてしまったり。
特にド田舎・非県庁所在地在住だった私は尚更、地元のメディア露出に飢えていた。
http://anond.hatelabo.jp/20081021021700
私の同級生も統合失調症です。付き合いはゼロではないですが、距離は置いてます。
他の方もかいてますが、統合失調症である可能性が大だと思います。
薬は緊急避難的には充分有効だと思います。長期連用は疑問符が付きますけど…
医者も大病院がいいとも言い切れません。その人にあうところ、としか言いようがありません。
その人の家族に連絡が付くようなら事情は伝えられないでしょうか。とにかく善は急げです。早いほど治癒もしやすくなります(逆も真なりです)
あとは、一緒に医者に行ってみるか…でも言うは易し行うは難しですが、あなたが「一縷の望み」というような単語を出してくるあたり、受けているのもそうとうお辛いとお見受けします。
あるいは何度か医者に行ってるのならとにかく通院を続けるか、仕事を休むくらいなら思い切って「検査入院」(「ただの入院」というと抵抗感ありだろうから検査を強調)するよう説得してみてはどうでしょう。
http://questionbox.jp.msn.com/qa357827.html
こういうのもあった。医者がいきなり難しければ保健所か都道府県・政令市の精神保健センターに電話してみるのも手だとは思う。
あなたはこれ以上は引き受けすぎないで欲しい。共倒れにはなってほしくないから。
ネットに助けを求められる余力のあるうちにある程度の線を引いて、専門家(医者、保健所、市役所の保健福祉課など)の支援を取りつけてください。
事実を伝えるのではなく、イデオロギーを伝える事に熱心な新聞はいらない。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/081008/edc0810080731000-n1.htm
問題は3点(本当はもっと。)
1.議論の土台となる統計が不適切なものを使っている。
3.因果関係の検討がない。
1.議論の土台となる統計が不適切なものを使っている。
組織率だけでは活動の過激さは分からない。
そこで日教組の「強さ」を測る指標として、平成19年と16年の参院選(比例)で、日教組の組織内候補(民主党の計2議員)の総得票数を調査。今春実施された全国学力テスト(小6、中3)の国語、算数・数学の平均正答率の合計を都道府県別に比較した。
http://sankei.jp.msn.com/photos/life/education/081008/edc0810080731000-p2.htm
「日教組の組織内候補(民主党の計2議員)の総得票数」でわかるのは、民主党の2名の得票数以外の何物でもない。
理由は当たり前だが、
・得票数は有権者数に比例するので、得票数で比較しても意味がない。
・民主党議員の選挙結果が日教組の組織の強さに関連しているという検証がない。
つまり、この総得票数では日教組の組織の強さは判断できない。明瞭な間違い。
こんなベーシックな間違い以外にも、不明瞭なところが多すぎる。
・民主党の議員が2名以上(2名未満)いた場合はどういう基準で選定しているのか?
・平成19年と16年の参院選で民主党の得票は大きく違ったが、どういう基準で選定しているのか?
・候補者数が多い場合、一人当たりの得票数は少なくなるがどう判断すればいいのか?
「日教組得票率=日教組の組合活動の強さ」という定義で行っている議論だから、「日教組得票数が少ないものの、組合活動が強いとみられる地域」は定義と矛盾している。
一方、石川、静岡の両県は日教組議員の票が1万5000票以上出ている地域だった。ただ、両県は「特に問題視されるような目立った闘争運動はない」(文科省関係者)という。
こんな文章をみると、日教組得票数と組合活動の強さそのものに相関があるか疑問だ。
3.因果関係の検討がない。
このような議論で忘れていけないのは、「AだからB」という結論に対して、「BだからA」または「C(隠れた原因)だからA+B」という可能性が存在すること。
原因だと考えていたAが、結果だと考えていたBから引き起こされている可能性もある。
例:「学力が低いから、組合の組織が強い」(可能性は低いが、)
まったく想定していない原因Cが存在して、その結果として目に見える現象であるAやBが引き起こされている可能性がある。
例:「私立学校の比率が高いことが原因で、組合が弱くなり、学力は向上する」(可能性高い?)
「一生徒あたりの教育予算が低いことが原因で、組合が強くなり、学力も低下する」
学力に関連する因子は山ほどあるのだから、因果関係を検証しなければ何も言えない。
一クラスの生徒数/一教師あたりの生徒数/一生徒あたりの教育予算/教員平均年齢/公立・私立率(教育行政比較)
通塾率/親の年収/親の最終学歴/親の離婚率/核家族率/共働き率/出生率(家庭の比較)
本当に、この記事は信頼に値しないものだ。
きちんと数値で検討しようと思ったら、既に検証した人間がいた!
素晴らしい!!!
http://d.hatena.ne.jp/kei999/20081008
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2282
悲しい結果も。
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/2274
統計は適切に使わないとね。
構築されたWebサービスがレビューされて実社会に出るまでのバッファ的レイヤーが必要なのではないか? 過去、それは高等教育以上の現場(高専・専門学校・大学・etc.)が担ってきた気がするが、今はぶっちゃけ大学やら学歴なんぞ関係ない。今やもう、Webの偉い人集団だの、はてな民だの、勉強会集団だのでその手の階層が出来上がる空気はちゃくちゃくと醸成されている。階層の上位陣は高学歴だろうけど、ま、もう少しだ。
問題はその階層に参加出来るか出来ないか、するかしないかで新たな格差が生まれる可能性があるということくらいだが、やっぱり住まいは大都市圏に近いほうが有利なのかな? そんなの関係ないよ! とか言うなら今すぐIT勉強会カレンダーの『懇親会込みの』年間イベント開催件数を生産年齢人口[単位:万人]で割ったヒストグラムを都道府県別で作成してみな。そのまんま『日本のIT民度温度差』が出てくるから、それを見てから判断しようじゃないか。
http://anond.hatelabo.jp/20080911020523
↑の元増田だけど
やっぱり暇だったから公式サイトの作成した。ただ、やっぱりヘッダ部分の画像を文化祭と関連性の薄いものにするとか、そういうのは納得いかなかった。だから0からレイアウトを組みなおして、少し立体的っていうのかな、影とかつけて重なりを表現したりして、見やすく、かつそれなりに格好良いものを作って他パートおよび文化祭実行委員長に見せたら、「これならいいかも」と言って貰えた。
とりあえず、うちの高校がWikipediaに載っていたから、そのページの末尾の外部リンクの欄に2008年の文化祭の公式サイトとしてリンクを貼っておいた。また高校の公式サイトを作成している事務の担当に頼んで、公式サイトからリンクしてもらった。ヤフカテに申し込んだけどまだ登録されてないなぁ。
まぁ、積極的に行ったのはこの程度。アクセス状況を見て随時更新・宣伝していこうと思ってたわけだ。
すると、1ヶ月たったときにGoogle・Yahoo!どちらも高校名で検索したときに1ページ目に表示されたり、「都道府県名 文化祭」とかでも1ページ目に表示され、そのときにすでに15000PVを超えていた。
改めて、被リンクは量ではなく質なんだと実感した瞬間だった。そしてドメインの古さに対する評価も(高校の公式サイトの下層フォルダに作らせてもらった)。未だにGoogleで被リンク(link:URL)検索しても0件だし。
参考:http://www.seowalker.net/2008/03/post-689e.htmlによるとドメインの年齢は8年4ヶ月だった。
それなのにページランクが4になっていたことには驚いた。俺の2年間運営しているブログがページランク4だってのに、公式サイトはたった2ヶ月で同じ程度までにあがっていた。Googleの被リンクが0件なのにページランクが4ってのは少し不自然な気もするが…。
強制わいせつの認知件数は、刑法犯の認知件数の増減と似た傾向にある。
刑法犯の認知件数→http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/54/nfm/n_54_2_1_1_1_1.html
これはあなたが出してくれた強制わいせつの認知件数のソース→http://kangaeru.s59.xrea.com/G-youjyoRape.htm
どちらも平成10年頃を境に平成15年あたりまで急カーブを描いて増加してる。
その後の数年は減少に転じている。
平成10年(1998年)というのはウィキペディアによれば日本の不況が本格化した時期で、
→http://ja.wikipedia.org/wiki/1998%E5%B9%B4#1998.E5.B9.B4.E3.81.AE.E4.B8.96.E7.9B.B8
「貸し渋り」「モラル・ハザード」「日本列島総不況」が流行語になってる。
「この年から賃金削減、正社員減少等により、一億総中流時代が次第に過去のものとなる。」とも。
こうしたことから考えると、
平成10年あたりから始まった強制わいせつを含めた犯罪認知件数の急増は、
バブル崩壊から不況の本格化にともなって人の心が荒んだ結果かもしれない。
ここ数年は企業の景気が若干回復したこともあって犯罪は減少傾向にある。
そんなとこかもよ。
追記:犯罪の九割は失業率で説明がつく→http://www.mii.kurume-u.ac.jp/~tadasu/essay_80114.html らしい。
おれは統計に詳しくないので信憑性についてはよくわからないけど
天漢日乗の関連記事に拠れば、
統計学が専門の友人が
あんまり(相関が)綺麗に出るときは、分析に入ってない共通因子を疑うのが基本
と教えてくれた。なんでも
時系列データは共通因子が山ほど隠れているから、相関が高めに出やすい
んだって。友人が更に説明してくれたが、
こういう主張をするなら都道府県別のクロスセクションデータでもやってみて欲しい
とのことである。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/01/9_ecc2.html
とのことなので、
未だに元田をじっくり読んでいないのだけど
高校だと73
なんで高校受験だけ73限定なんだよ。
中の上あたりだろ。
Vもぎみたいな都道府県の模試は問題が簡単で、少し勉強した人なら簡単に9割くらい取れる。
しかし一部のおばかさんが平均点をがくんと下げているもんだから、普通以上の高校の偏差値は実際の高校のレベルとはあわない。
オレは埼玉の北辰だったけど、オレが受けた年は早慶と開成と筑駒と筑附が同じ偏差値で74だった。
ちなみにおばかさんは受けないから実際に高校のレベルと合う偏差値を算出できる駿台模試だと、トップの筑駒ですら70とか69とか。
開成は68で次いで慶應志木が67、慶應女子が66、早稲田学院・早稲田実業が63、慶應が59、早稲田本庄が57とか。
何言おうとしたか忘れた。
最後とおっしゃっているのにレスをつけるのもなんなんだけど、橋下さんについては多分こうなんじゃないかなって思うことを補足として。
当人がはっきりと明言されておられないのを言うのも何ですが、環境的に彼は逆境と言っていい境遇から、難関私大に合格して、難関の司法試験を突破して、いまや知事であるわけね。
個人的には偉かったねと言ってあげたいけど、得てしてそう人にありがちな思考の癖が、やはり彼にも見られる。
「頑張れば出来る、俺を見ろ、俺だって頑張ってここまで来たんだ!」
っていう考え。
もちろん、頑張ることは大事だし、頑張る人たちによって社会が支えられている面もある。学校の先生が頑張っているように。
ただ、社会政策を立てたり、考えたりするうえでは、むちゃくちゃ頑張ることを前提として立案するのは無茶というもので、個人としてはむしろ美徳といってもいい信条が、公共の問題にすりかえられるとき、過労死を招いたり、教育のリソースの枯渇を招いたり、それが少子化を招いたりするわけね。
私が思うに、効率と福祉ってのはどちらも大事なんだけど、適当なところでバランスをとるしかないでしょうって、いい加減な言い方かもしれないけどそう思う。
現実の問題として、大阪の教育水準が少なくとも先日の文科省の一斉調査の結果、あんまり芳しくなかったってことがある。
それも単に一点二点の差じゃなくて、明らかに中心集団から外れた、ちょっと特殊な位置にある。
これは大阪の子の将来のためにも、やっぱり改善が求められる状況で、なんでまたこんなことになっているの?と原因を考えた時、制度的に大阪の学校教育環境が他の都道府県とそう変わらないのだとしたら、やっぱり特殊な原因があるだろうことは推測できる。どう考えても秋田県の教育環境が予算や施設において大阪より恵まれているなんて思えないもの。
問題はそれがいったいなんなのかってことね。
おそらく彼は、その原因を大阪の教育委員会の政治的な体質に求めている。
個性を伸ばす教育やら、社会教育やら、なにやらを「余計なもの」と見ている。なんだっけ、マンガ図書館とかもね。
もっと百マス計算をやらせろって思っている。
これも憶測に過ぎないけどね、まあ憶測と断った上で、本当に問題にされているのは「政治」であるわけよ、「教育」じゃなくて。
と言うか、教育の問題を切り離すために、政治をまずやっているのでしょう。
もっとあからさまに言えば、左翼やら女権団体やら部落解放同盟やら朝鮮総連やら、それらとの「抗争」の一環であるわけですよ。
そして、権力者の立場にあるのは彼であって、彼に反対する人たちではない。
橋下さんははてダや増田でずいぶん、批判されているけど、それでも世論の支持は高い。これは大阪の「弱者利権構造」があると世論が見ていて、それに大阪教育界が毒されていて、橋下さんがそれと戦っていると見ているからですよ。
だから増田さんも感情をぶちまけては、ある意味、思う壺になっちゃうかもね。またブサヨがどうのこうのって言われてしまうから。はてなではそういう人は少ないけど、橋下さんの支持率の高さから見る限り、むしろそうした人たちのほうが多数派、日本は幸か不幸か民主主義国なんで、ガチでぶつかったら多数派が勝つようになっている。
代案を出せって言ったら、いや橋下を批判しているだけなのに、それおかしいでしょ、とか言わないでね。
なぜ大阪の状況が悪いのか、分析した上で、説得力のある(この言い方もあやふやだけど)代案を示さない限り、多数派にはたぶん通じない。
増田さんが橋下的なるものに批判的であるなら、主導権を握らないと駄目よ。東京ではそれが出来なかったから石原さんが3期も都庁に居座ってしまった。橋下さんは若いから3期どころじゃ済まないかもよ。
昔、マンション不況になったとき、ローン返済に「ゆとり償還」という制度があったのね。最初の数年間はローンの支払いを安く押さえるかわり、その期間(ゆとり償還期間)終了後は少し高い額を返済する、という。それなんて朝三暮四ですか?
例:http://www.h4.dion.ne.jp/~tamasabu/houseyutorishoukan.html
その人のゆとり償還は10年。この人の場合は、10年間は、
通常の支払いを約半額にしているのだそうです。
………
そんなの払えるわけないだろうJK。つーかそれゆとりとか言って実質負債増やしただけだろう。鬼か。
まあこれあんまりひどいと思ったのか、始まってしばらくたたないうちに(平成12年度)廃止されたんだが、実は「ゆとり教育」にもそれと同じペテンが採用されてるんだよね。
ゆとり教育と聞くと「授業内容3割減」とかそういうことを聞いた人は多いと思うけど、ゆとり教育を実施する際に、その減らした3割分の知識は高校と大学で習えばいいじゃん大げさだなあ、という論法が罷り通っていた、というのを知らない人は結構多い。図示すると下の(4)の部分。
(1)最近の小中生には思考力がないよ
↓
(2)知識偏重でゆとりが無いからだよ
↓
(3)小中の授業内容減らしてゆとりを作るよ
↓
自分は進学校高校教員だけど、多分大学の先生は上の構図を分かってない。少なくとも肌身で実感してない。なんでそんなことが言えるかというと、生徒に課す入試を見れば、上の事情を考慮してるように思えることがほとんど無いから。特に良い意味でも悪い意味でも京大とかはそう。例外は教育大で、こちらはむしろ積極的に教育界の空気読んで、入試のレベルだけでなくスタイルや問う力に関してもかなり変化させはじめている。まあ一番その辺の空気読んでるのはおそらく各都道府県の教育委員会(文科省から直轄して指導を受ける立場)なので『高校入試』の変化が一番大きいとは思うけど。
だから、高校では全然授業時間が足りない。下からは7割の知識で送られてるのに上からは10割の知識を要求される、オマケに週休二日で授業時間減……って馬鹿じゃないの?やむなく土曜日に補習授業したりしてるよ。意味無え。
2年前に各都道府県の進学校でいわゆる『未履修問題』が起こって大騒ぎになったけど、あの問題だって表面的に片づけるんじゃなくて、本当はもっと原因を掘り下げて考えるべきだったんだよ。「なんで土曜講習までやって授業時間が足りないんだぜ?」ってね。誰にでも良いから聞けば分かることなのに、まともにそこを論じてるマスコミはほとんど無かった。ホント終わってる。
まあそんなわけで、京大工学部の教授が『ゆとりの学力低下』云々宣ってることについて疑問を呈している下のブログの意見には大きく賛成。大学生が一番頭良いな。ほんと。
生活保護を貰って生活している知人がふたりいます。ひとりは東京、もうひとりは福岡に住んでいます。
福岡の友人は、弱視という障害を抱えながら働き、足りない部分を生活保護で補って貰っています。今年は盲腸を筆頭に入退院を繰り返して仕事が出来ない為、生活がとても苦しいと、先日言われました。
東京の友人は、テレビで離婚記者会見を見てPTSDだと自分の病名を決め、病院に行き、そして病気になり、仕事をいきなり辞め、家に引きこもったシングルマザーです。
でも、ふたりにはかなりな違いがあります。福岡の知人はしょっちゅう携帯を止められ、生きているのか分からなくなる状況によく陥ります。福岡は生活保護の基準がとても厳しいらしく、パソコンが家にあっただけで生活保護が止められると教えてくれました。収入が少し増えただけでも額が激減するそうです。
でも東京の知人は、オークションで売り買いをし、先日はパソコンを新調したそうです。中古だから安く買えたと言われましたが、去年出会い系サイトに騙されて借金を背負っているのに、凄いリッチだなぁという感想しかありませんでしたが、勿論言えませんでした。育児も殆どしておらず、子供の食事は3食コンビニ弁当。夏休みなどの長期休暇の場合は、実家に行くそうですが、出会い系サイトに騙された時も、もう少し子供の為に何かしてやればいいのにと、言いましたが、彼女は出来ないと、言いました。
生活保護の基準が都道府県によって違うのか、とても気になります。子供はすくすく育っていますが、児童虐待のような気がしてしまいます。パソコンも就職活動などで必要なら分かりますが、彼女がしているのは、オークションと自分のブログを書く事と買い物くらいで仕事を探す気配もありません。まぁ、病気だから仕方がないのでしょう。
でも彼女は病気になったばかりの頃、こう言いました。「一生懸命働いても10万円ちょっとにしかならないのに、生活保護を貰えば何もしなくてもお金が手に入る」と。なんだか自分も最近の物価値上げの影響で、楽な生活をしたくて仕方がありませんが……。でも、一人間として正々堂々と生きようと私は思っておりますが、楽な生活をしている人って日本に何人いるんでしょうね。そして生活保護が本当に必要なのに受けられない人も何人いるんでしょうか。
平成17年1月に厚生労働省医薬食品局安全対策課長が各都道府県衛生主管部(局)長宛てにだした「真空採血管等における使用上の注意等の追加等について」という文書によれば、「ホルダーは患者ごとの使用とし、使用後は廃棄すること。(ホルダーに血液が付着した場合は、交差感染のおそれがあるため。)」となってたわけです。
それが今回、平成20年6月に日本医師会常任理事木下勝之氏が都道府県医師会医療安全担当理事宛にだした「真空採血管ホルダーの取り扱いについて」では、
今般の真空採血管ホルダーに関しましては、微量採血用の穿刺器具との混同が見受けられ・・・云々とあり、真空採血管ホルダーによると考えられる感染の報告は一例もないとし
真空採血管ホルダーに関する調査は、厚生労働省の見解のごとく、その必要がないことと理解を求めております。
では一体前回平成17年に出された通達はなんだったんでしょうか。
たしかに、現場からすればこのホルダーを患者ごとの使い捨てにした日にはコストが大幅に上がり、事実上使用が取りやめになるのは目に見えております。
だからといって、この感染報告が一例もないので今まで通りで問題なしとする対応はいかがなものなんでしょうか。
後々また新たな問題の火種とならなければよいのですが。
要約:大分の教員採用試験に関わる不祥事では、国民の教育に対する不信をかったようではありますが、試験なんて受けなくても担任やってる人はごまんといます。という記事。
試験の意味ないじゃん!とおっしゃりたい気持ちはわかりますが、正規の雇用として存在しています。
さて。その方法とは何か。
要は欠員補充のための採用なのですが、なぜか4月から1年間臨時採用として働いている教諭がいっぱいいます。
本採用では回し切れていないんですね。
だから、普通に担任を持って、普通に一年間本採用の人と何も変わりなく働いている教員がいっぱいいます。
前述しましたが、その採用にあたって試験は「ありません」。(校長面接のみ)
流れとしては、1月くらいに名簿に登録してもらうために履歴書のようなものを教育委員会に出します。
その後、意向聴取があります。特に問題がなければ名簿に登載されます。
市町村の教育委員会はその名簿を元に、住所であったり条件であったり、いろんな条件を参考に名簿から先生を捜して電話かけます。
その先生が応じると、校長面接があって、そのまま登用されます。
私の場合ですが、5カ所くらいから電話がかかってきました。
ほら。人足りてないのがわかりますよね?
ですから、更に驚くかもしれませんが、臨時採用教員は実はほとんどの学校に配置されています。
また、学校側もその教員が「臨時採用」なのか「本採用」なのかについては全く触れませんので、保護者にはわかりません。
要するに、本採用の試験に落ちた、「おまえは教員としては採用できないな」と判定された人が、
臨時採用として復活してくるんです。そして、やることは同じです。
大事なことなのでもう一度言いますよ。「不可」と判定された人に「同じこと」をやらせてるんです。
「あなたのお子さんの担任、実は本採用試験に落ちた人じゃないですか?」
そう言われても、保護者には確認できません。
ただ、一つだけ確認できる方法があります。
契約期間は最長1年ですので、1年たつと学校を変わらなくてはなりません。
そうです。
「あれ。あの先生1年しかいなかったぞ?」
そいつが臨任だ!
さて、最後に、名誉のために言っておきます。
臨任でも、自分の仕事に誇りを持って取り組んでいる教員はたくさんいます。
臨任でも、本採用の方をはるかにしのぐ技術を持っている教員もたくさんいます。
試験に受かったか受かってないかという次元を超越する教員はたくさんいます。
ですから、そういった人たちをきちんと本採用として任用する試験制度の確立が望まれます。
教員に求められることは、採用試験でいい点を取ることだけではないはずです。
以下愚痴w
そのためにまず・・・日程を変えてくれないかなぁ。採用試験の。
私も臨時採用ですが、7月上旬に試験をやる教育委員会の意図がさっぱりわかりません。
7月上旬って何してると思いますか? 世の中の先生方は通知表の中身を必死に考えてる時ですよ!
私もそのときは睡眠をほとんどとっていません。頭の中は評価と所見でいっぱいです。
土日もいろいろと考えたかったのですが、採用試験があるので出来ませんでした。いわんや試験勉強なんてほとんどできません。
現場で必死に働けば働くほど、採用試験の点数は悪くなっていきます。
なんとか・・・なりませんか・・・?それとも、私の考えがまだまだ甘ったれているのでしょうか・・・。
「官僚国家の崩壊」っていう最近出した本の中にも、官僚機構などにネットワークをはる複合体の人脈を「ステルス複合体」と呼び、その「本尊」は学歴による優越意識に基づく大学同窓などの見えざるネットワークであり、たとえば、東京大学法学部出身者を核とするエリート人脈である、と書いている。
http://d.hatena.ne.jp/yumyum2/20080529/p5
<官僚国家>を牛耳る<ステルス複合体>の得意ワザはズル、ウソ、ゴマカシ。<医療>改革を<健保>問題にスリカエた。元財務大臣の塩川正十郎が「財政の都合ばかりを優先、人間味に欠ける」と批判、元総務会長の堀内光雄が「年寄りは死ねというのか」と「文藝春秋」6月号に寄稿。当然だ。
元自民党幹事長の中川秀直、近著「官僚国家の崩壊」(講談社)で「(ステルス複合体は)学歴(東大法)に基づく自らの身分に誇りを共有する。官僚機構、日銀、経済界、学界、マスコミなど、あらゆるところに巨大なネットワークを張る。この同質的人脈が『空気』をつくり、政策の『相場感』をつくっていく。彼らの醸し出す空気と相場感に反するものは『異端』扱いされるか、無視され、あらゆるエリート層に、予定調和的な言動を強いて、同質化圧力を加えていく」(23頁)と書く。日本を牛耳り、食いモノにしている。
「『ステルス複合体』に政策を任せると、日本は必ずや『日沈む国』となる」(中川・24頁)。
「小泉内閣以来、自民党が進めてきた改革の本質は何か。基本的な図式はよく言われるように、『霞ヶ関対永田町』である。官僚によって、役人天国が形成され、今や、官僚が国政を操り、国を私物化しているという批判は、ある意味で正しい。官僚主導を本来の政治主導に戻し、国民のための政治に戻さなければならない」(舛添要一「霞ヶ関VS永田町」講談社・2頁)。参院政審会長2007年5月の刊行。正論だ。中川秀直も火山も同意見。
http://blogs.yahoo.co.jp/kome_1937/54679415.html
その中川氏は日本が東大法学部を中心とするエリート官僚たちに巧妙に支配されており、政治が官僚をコントロールできていないことが、日本の改革が進まない最大の要因であると主張し、改革に反対するエリート官僚たちを厳しく批判する。選挙の洗礼を受ける政治家は、政策の失敗に対して責任を追及されるが、官僚たちは、匿名のまま、政策を作成し、それが失敗に終わっても、結果責任をとることもない。政治家がいくら改革の旗を振ろうが、最大の既得権益者であるステルス複合体が改革を許すはずがない。彼らは官界を越えて、産業界、学界、マスコミまでを網羅した東大法学部人脈を通じて、相互に補完し合いながら、自分たちの力の保全を図っている。これが中川氏が日本の最大のガンになっていると断罪するステルス複合体の実態だ。
http://www.videonews.com/on-demand/371380/001321.php
ステルス複合体とは
「東大法学部を中心とするエリート官僚たちが、官界を越えて、産業界、学界、マスコミまでを網羅した東大法学部人脈を通じて、相互に補完し合いながら、自分たちの力の保全を図っている集団」
の事を差すようです。
私見ではそのようなゆるやかな連携は存在すると思います。しかし、本当に「ステルス複合体」が「抵抗勢力」なのでしょうか?そもそも、「新自由主義の導入=改革」に抵抗するのは国民国家の利益を考えると穏当な場合もあり得るわけです。
確かに、官製不況なる言葉に表されるように、近年は所轄官庁が所轄官庁であり続けるための政策が実行されて、民業の足をひっぱるような事態も起きています。また、膨大な公債が積み上がり、国家の財政事情は悪化しています。公務員給与総額を減らさねば、国家破産は避けがたい状況です。よって、キャリア官僚制度の弊害は存在することは間違いありません。
しかし、小泉純一郎こそが、財務省の族議員であり、なおかつアメリカの利益を代弁する外資族議員です。旧大蔵省理財局は財政投融資を通じて毀損しまくった郵貯・簡保を総務省(旧郵政省)に返し、なおかつアメリカに売り渡すことにより責任を逃れようとしています。その片棒を担いだのが小泉純一郎・竹中平蔵です。後期高齢者医療制度を導入したのは当の小泉純一郎です。後期高齢者医療制度の本質は竹中平蔵の言うところの「人頭税」の制度導入に他なりません。
結論から先に申し上げれば、殲滅すべきはステルス複合体ではなくて、清和政策研究会です。「官僚は政治にそよぐ葦」であり、昨今の悪政の源泉は売米政治を続ける清和政策研究会にあります。
http://wanwanlapper.seesaa.net/article/99881325.html
418 :名無しさん@3周年:2008/06/27(金) 02:06:05 ID:FVsDlK8i
http://money6.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1145095961/418
2008.06.11 とんだ食わせ物!中川秀直著『官僚国家の崩壊』
暴論珍説メモ (38)
田畑光永 (ジャーナリスト)
しばらく前、自民党の大島理森国会対策委員長がテレビで「ねじれの丘」というのを歌って見せた。「今日も昨日もねじれの丘で・・・」と。
そう、今年の通常国会は初めからお終いまで(まだ終っていないが)、確かにねじれねじれで明け暮れた。自民党は要所で例の「三分の二」条項を使い、それではせっかく昨夏の参院選で大勝した甲斐がないと民主党は福田首相への問責決議案を出そうとしつつも、その後の見通しが立たずに逡巡しつつ日を過ごしてきた。いよいよ今日明日中に出すとか言っているが、さて土壇場でどうなるか、あの党のことだからなんともいえない。
ではあっても、国民からすれば、なんでも自民党の思い通りにはいかなくなったという意味で、去年、自民党を敗北させただけのことはあったのだが、駆け引きばかりが表に出て、国政を論ずるという点では「政治不在」という印象を免れなかった。
ところが、ここへ来て自民党内にいささか波風が立ってきたらしい。4日、総裁派閥の町村派で代表世話人を務める中川秀直元幹事長を囲む「中川勉強会(仮称)」が発足したというのである。現職総裁を擁する派閥はなるべく低姿勢を保って、総裁の任期を全うさせることに意を用いるというのが常識なのに、その総裁派閥の中で派中に派を作るような動きは異例である。
だから早速翌5日、同派の最高顧問である森喜朗元首相は派閥の総会で、「福田さんが今にも代わるのではないかと予測したような動きは、誰もしていないはずだ。我が派がいちばんやっちゃいけないことだ」(6日『朝日』)と苦言を呈したという。もっともである。
年金の騒ぎが収まらないうちに、後期高齢者医療保険でまたまた国民を怒らせてしまった自民党は、民主党の衆議院解散要求をなんとかしのいで風向きの変わるのを待つしかないというのが現状だが、すくなくとも「福田では選挙は戦えない」というのはコンセンサスになりつつある。といっても今の衆院議員の任期は来年の9月まで。あと1年ちょっとしかない。それまでに福田総裁の後釜を仕立てるとなると、すでに手を挙げている麻生太郎前幹事長がタナボタということになりかねない。
そんなにやすやすと政権をくれてやるわけにはいかないというのが、現職総裁派閥に身を置きながら、派中派をつくるという異例の行動に出た中川氏の胸中であろう。4日の初会合には同派の議員33人が出席し、そのほか秘書20人の代理主席(雲行きを見て参加しようという議員)があったという。相当な数である。
中川氏といえば、2000年に小渕首相が病に倒れた後に発足した森内閣で官房長官に就任したが、女性スキャンダルで無念の辞任に追い込まれたことは記憶に新しい(でしょ?)。それ以来、政府の役職にはつけず、もっぱら党で国対委員長、政調会長、幹事長を歴任してきたわけだが、謹慎ももういいだろうと表舞台に立つ決意をしたようだ。
その中川氏、最近「官僚国家の崩壊」という新著を出した。政治家が本を出すのは野心がある時が多い。安倍前首相が総裁選前に「美しい国へ」を出し、麻生氏が「とてつもない日本」を出した。中川氏のこの本も氏の政権取りへの信号弾なのであろう。
読んでみた。実は読み通すのが苦痛だった。題名のとおりわが国の官僚が政治家を手玉にとって政治を動かし、自分たちの既得権益にしがみつくのを痛罵している。防衛省、厚労省、国交省、財務省などなど、事務次官のゴルフ漬けから職員の居酒屋タクシーまで、お役人たちのすることに腹を立てていない人はいないはずだから、官僚を痛罵するのはいい。しかし、なんとも中身がうすいのである。
日本をウラで操る「ステルス複合体」などという新語を作って売り込んでいるのだが、話はあっちへ飛び、こっちへ飛びで、付き合うのに骨が折れる。しかも論旨はなはだ粗雑である。
例えば、自民党内には党人派と官僚派というグループ分けがあるが、現在は福田赳夫(現福田首相の父)以来の清和会の総理が四代(森、小泉、安倍、福田)続いているが、著者は「日本の順風の時代を担うのが官僚派であり、逆風の時代を担うのが党人派だ」とのべ、いかにも自分たちが今の日本を背負う党人派だと言いたげである。しかも、それ以前の党人派政権となると20年以上も昔の、1978年に退陣した福田(赳夫)政権までさかのぼらなければ存在しなかったと言い、「2000年の森政権の誕生は実に20年ぶりの政権交代であった」とまで言う。
こんな出鱈目な話はない。福田赳夫という人は大蔵省(当時)の主計局長まで務めた官僚中の官僚であり、その福田内閣の後に登場してきた自民党の歴代首相の大半、すなわち鈴木(善)、中曽根、竹下、宇野、海部、橋本(竜)、小渕の各氏はすべて党人である。官僚出身は大平、宮沢の二人しかいない。鈴木から小渕にいたるまでの各氏は、自身は党人でも官僚に牛耳られていたから「官僚派政権」だというなら、それはそれできちんと分析して見せるのがモノを書くということである。
もう一つ挙げよう。著者は道州制の支持者だそうだが、道州制を導入すれば国と地方の公務員が大幅に減るとして、現在の国家公務員30万人、都道府県公務員35万人、市町村公務員105万人、合計170万人が、それぞれ10万人、15万人、基礎自治体20万人の合計45万人になるという図表を大きく掲げている(257頁)。公務員がざっと4分の1になるというのだから、国民としては耳寄りな話である。しかし、この図表についての説明は1行もない。見落としたかと思って探してみたが、どこにもない。こんなものが本といえるか!
よく知られているように、中川氏は官僚の無駄遣いをやめさせ、なによりも経済を成長させることができれば、それによって消費税は上げなくてもやっていけるという立場である。消費税の値上げは避けて通れないとする「財政再建派」、とりわけその代表格である与謝野馨氏と対立している。前著「上げ潮の時代」以来、消費税値上げ不要論が中川氏の売りである。
本書でも中川氏は従来の主張を繰り返し、竹中平蔵氏の市場メカニズムによる改革路線を
大いに持ち上げて、その継承を打ち出している。それは考え方であるから、私には異論があるが、それはここでは述べない。私があえてこの本を取り上げたのは、日本の指導者たらんとする人間がその主張を書物という形で公にすることは大いに称揚したいのだが、それにしてはあまりにおざなりなものを持ち出してくるその傲慢さが腹に据えかねるからだ。
街頭演説や反対党との討論やテレビ番組では十分に考えを説明できないから本を書いてとことん説明するというのなら大いに歓迎だが、大衆にはいい加減なことを言っておけばいい、どうせ細かいことはわからないのだから、箔をつけるために本を出すという人をばかにした態度は許せない。そんな御託につきあう暇はないのだ。
中川氏の本だけを取り上げるのは不公平だから、次回はライバルとされる与謝野氏の新著「堂々たる政治」を紹介することにしよう。
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-370.html
注
ステルス(Stealth)とは、軍用機、軍艦、戦闘車両等の兵器をレーダー等のセンサー類から探知され難くする為の軍事技術の総称。
単にそれらの技術を取り入れて開発された兵器を指してステルスと呼ぶ事もある。「ステルス性」という言葉は「ある兵器がセンサー類からどの程度探知され難いか」という事を相対的に表す。ステルスの本来の意味は「こっそりとする」「隠れる」である。
http://anond.hatelabo.jp/20080612210106
リアルで女と別れて、次の出会いを探す気もなく、Yahoo!パートナーhttp://partner.yahoo.co.jp/で女性捜しを始めた三十路・オタク・非モテの僕の体験記。ゴリラブーツさん、いつも紹介ありがとう。
5月29日から始めたんで、もう1ヶ月半近くになる。シリーズ第六弾の中間報告。あと2週間で会員を辞めるつもりなんで、そろそろ総決算かな。
前回カキコから1ヶ月と間が空きました。もう非モテだなんだとかコンプをなぐり捨てて、でも冷静に女性とお近づきになりたい。本気で誰かと結婚したい……とか考えるようになりました。
Yahoo!のやっている出会い系サイト。あまり援交とかそっちの匂いはせず、恋人・結婚相手探しがメインな雰囲気。主に20代半ばから30代にかけての男女がお互いを探しあう形になる。
♂と♀とのやりとりは、Yahoo!がYahoo!パートナー用に用意した有料メールを利用します。無料だとほとんど会話が成り立たないんで、月1500円程度の出費は致し方ない。
で、自分の居住都道府県やその周囲に検索エンジンをかけると、山ほど女性のプロフが出てくるんです。一応、♂も♀も有料会員なんで、サクラと呼ばれる業者は少ない(たまに他所の出会い系への勧誘メールを送ってきますが)。ただ、相手が大量にあるんで、年齢とか趣味とか体型とか血液型だとか二十数項目ある要素を検索エンジンの"条件"として絞っていくと、異性の数は数十件になる。そこからプロフを見て、気に入った♀にメールを送る……という仕組みです。♀から♂へ連絡するケースもありそうですが、極めて稀なんでしょう。
基本的には、♀優位の世界です。♂は1人で何十もメールを送るし、♂会員は♀会員の数倍はいる。だから、♀が登録すると何十、何百とメールが送られてくる。
♀は、そこから波長があった♂を4人とか10人とか選び、2週間なり1ヶ月なりメールをやりとりして、相手の絞り込みを行う(途中、無言で切り捨てていく♀多数)。
で、最後の数人を「どこかで茶店かお食事でも」と誘う形になる。2ちゃんねるhttp://pc11.2ch.net/test/read.cgi/esite/1214918027/l50では「面接」としていますが、まあ言い得て妙な感じですね。そこからうまくいけばお付き合いが始まる。
面白いのは、限られた相手の情報からいかにメールで話を膨らませていくのかですね。基本、メールでのやりとりが勝負な所がありますが、携帯メールみたいに「こんばんは」とかだけならネタも尽きてくる。意外に、増田だけでなく、はてなとかで何かを書いている人で、他者に興味を持ち続ける意志がある人なんて、ここのサイトは合っているのかも。
最終的に、僕は5/29からの最初の1ヶ月間で86人の女性にメールを送りました。
打率は2割強。三十代半ばで結婚したいという言葉をプロフを滲ませていたし、年収は悪くない。ちょっとは気にしてくれたらしい。
ただ、計18人とメールを続けるのだけど、主に♀さんの意志で次々と会話は切られていく。無言で去っていく人も多い。2ちゃんねるだと「FO フェイドアウト」としている。
で、メールでやりとりした18人のうち、今も続けているのは7人。本気なのは2、3人かな。
そこらの人との面接やメールのやりとりは次回で、今日は、メールを始めたのに途中で頓挫した人たちを紹介。
Yahoo!パートナーをやってみて初めて知ったのは、医療福祉関係の方がやたらと多いと言うこと。医者やナース、薬剤師とかじゃなくて、介護士とかリハビリ関係とか福祉関係とか、現場を底辺で支えている人たち。収入は"200万円から400万円"での登録ばかり。給与的にあまり恵まれていない。
でも、男との付き合いもあまりなさそう。キャリアを積んでなんとかという世界でもなさそうだし、将来設計が難しい。そこらはリアルの男女関係でもそうなんだろうなあ。だから出会い系にやってきている。こうした福祉関係の三十代♀って完全に盲点だし、男の恋愛対象から忘れ去られていると思う。意外に拾いものな人は多いのかも。
(日付は最後のメールの日。●通は♀から来たメール数、FOは何も告げずにメール連絡を止めること)
かくして、以上、10人の♀たちが僕の元を去っていった。理由はいろいろあるんだろうが、僕には分からない。僕も3人の♀をお断り、フェイドアウトしている。やっていても波長があわないから。それはお互い様。
というのを改めて認識させられた。
このYahoo!パートナーで、問答無用で無視されたり、放置されたり、こちらから見捨てたり、なんかメール上だけで意味なく盛り上がってみたりしたことで、リアルの恋愛感情で見られるコミュニケーションギャップを短期間で大量に体験できた。恋愛には情を通い合わせるのが大切だけど、それが途切れるときはもはや理屈じゃない。だから、ダメだったときも仕方ないと割り切らないと、次の出会いはやってこない。そんな当たり前のことを大量の♀と同時進行でメールをすることで再認識させられた。
この春に別れた彼女のことをずーっと今でも引きずっていたが、なんとか次へと歩んでいく気持ちだけはできたと思う。そんなオレの勝手な自己分析のネタに使わせてもらった♀のみなさん、本当にすまない。
ということで、オレのここでの目的はある程度達成できた。あとはただ退散するのみ。
でも、せっかくの出会い系。
話の波長のあった三十路の♀さんたちって、どんな人なんだろう。好奇心だけは残っている。実際、4人の方に会いました。本命と対抗馬の人たちについては、また次回で。